[血の汚れは、きっと伊島が気付いて拭き取って回るだろう。誰に頼まれた訳でもないのに>>3。
食堂には犀川 、呉葉、八重の姿があった。その向こうにカウンターに向かう瑠東の姿。
六川とギリアンが食堂に来るすこしばかり前の時間か>>134>>148。檀とは、書庫からの廊下の途中ですれ違い>>100、嫌そうに、廊下の血痕の後を顎で指し示した事だろう。
犀川と呉葉が席を共にしているのはよく見るが、今日はそこに八重がいる>>75>>93。
3人のテーブルに無言の会釈で朝の挨拶を終えると、小さなサラダとフルーツだけを取って、離れた席にひとり座る。]
「あ!肉叢くんがまたやったのあれ!」
[瑠東に向けたらしき頓狂な声がテーブルを越えて聴こえてきた>>94。
さもありなん、とプチトマトをフォークで突き刺す。つぷり、と嫌な感触が指先に伝わった。
瑠東は他所で食事を摂るらしい>>74、横目だけで見送る。]
(185) 2017/04/02(Sun) 00時半頃