252 Survivor's Guilt 未亡の民と永遠の呪い
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狼
墓
少
霊
全
この村にも恐るべき“人狼”の噂が流れてきた。ひそかに人間と入れ替わり、夜になると人間を襲うという魔物。不安に駆られた村人たちは、集会所へと集まるのだった……。
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嗚呼、聞こえ る。やつの足音が聞こえる……。
(0) 2018/03/09(Fri) 23時半頃
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かつて、国葬の折。数多の人々が殉死を命ぜられ、それに従った。
しかし、命に背き逃げ出した一族があったという。
自分達の命惜しさに殉死者達を裏切った彼らは、後にこう呼ばれる。
未亡の民。
主を失いながらも生き永らえた者達、と。
(#0) 2018/03/09(Fri) 23時半頃
Survivor's Guilt 未亡の民と永遠の呪い
(#1) 2018/03/09(Fri) 23時半頃
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――"魔女"の庵――
[女は毒を煎る。毒を絞り、毒を混ぜ、毒を練る。 数多の村人を殺し、時に救った"秘薬"を作る。
果たして次は誰がこれを呷ることになるのか。 思いを馳せながらも、手を止めることはない。 これこそが唯一の希望なのだから。]
(1) 2018/03/09(Fri) 23時半頃
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魚屋 ワンダは、メモを貼った。
2018/03/09(Fri) 23時半頃
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大丈夫だよ。 きっと。信じよう。
また、明日。
[翌朝、友は冷たくなっていた。]
(2) 2018/03/10(Sat) 00時頃
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―自宅―
[スープの器を洗い終え、手をぬぐう。 嫌でも目に入るのは、うすい傷跡と、そこに重なる一つの"痣"。]
ふう。
[今日もこれといっていつもと変わりない。 この村の日々に溶け込んだ、日常の色だ。]
(3) 2018/03/10(Sat) 00時頃
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--狩人小屋--
さて、今日も頼むぜ、マルクト
[鮮やかな羽根とは裏腹に寡黙な鳥を肩に乗せ、狩人は森へ向かう。 その掌にはうっすらと色の濃くなった痣。それが目に入れば、狩人はそれを誇るように握りしめて、弓を担ぐ]
そろそろ獣も活発になってくる頃だ。気をつけてな。
[鳥をひと撫でしてから呟くと、狩人は狩人小屋から森の中へと歩き出す]
(4) 2018/03/10(Sat) 00時頃
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はあ。お見合いですか。わたしが。
[いつも通りかのように思えた朝食時。 唐突に母に振られた話題に対して、わたしはぽかんと口を開けてしまいました。 いつかは言われるだろうと思ってはいた話ではあるのです。ただ、それが今日だとは思っていなかっただけで。]
(5) 2018/03/10(Sat) 00時半頃
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[母は昔呪いで兄を亡くしたそうです。 それで跡継ぎが不在になり、慌てて母が婿養子をとったのだとか。
それゆえに我が家の家訓は早婚多産。産めよ増やせよ、呪いに殺されるよりも早く。 幼いころから繰り返し聞かされた言葉でした。]
(6) 2018/03/10(Sat) 00時半頃
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ええ、まあ……別に、構いませんけれど。お相手はどなたなのでしょう。
[ただ、予想していたからと言って実感があるかといえば別問題です。 一応男性とお付き合いをしたことはあります。あるといえばあります。ただぼんやりしているうちに何も起こらないままお別れされてしまっただけで。 その程度のわたしですから、結婚ともなるともっと実感が湧きません。]
(7) 2018/03/10(Sat) 00時半頃
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―村道―
[大き目の籠を背に。 皮の袋を腰に。 整えたら、今日の『狩り』へ出る。
森へほど近い家の都合、出てすぐに遠目に見えるのは、"魔女"の庵への道だ。 友の薬を作ったのは彼女だったか、その親だったか。
年上のお姉さん、などと安易に慕っていられた時間はそう長くない。 一瞥は短く、そのまま仕事の道を行く。**]
(8) 2018/03/10(Sat) 00時半頃
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―村内:商店付近―
はあ。
[いつもたいていは"ぼんやりしている"と言われるわたしですが、今日は輪をかけてぼんやりしていたことでしょう。 見合い話なんて、むしろ遅かったぐらいのはずなのです。上の姉なんて17で子供を産んでいますから。 それでも、このままぼんやりゆっくりできたらいいなー、なんて、そんな淡くも駄目駄目な期待もちょっぴりはあったのです。
とはいえ、今はまだすぐに生活が一変するというわけでもありません。 現実感のない一大イベントを一旦脇に追いやって、いつものように毛糸を買いに向かうのです。]
(9) 2018/03/10(Sat) 01時頃
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--森の中--
[藪の中に伏せて待つ。少し前にはなったマルクトが獲物を見つけて追い立てる騒ぎを聞き逃さないようにしながら、じっと。 いつもは水面のように静かに集中している心は、けれども今日はどうにも集中しきれない]
……あー、村帰りたくねーなー
[小声で呟く。それもこれも、昨日の来客のせいである。いや、悪気は全くないとわかってしまうので、来客のせいにするのもなんだかなあとは思うのだけれども]
(10) 2018/03/10(Sat) 02時頃
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--回想/村の広場--
[狩りを終えてから、家で作った干し肉とその日の獲物を持って広場で店を広げるのが自分の日課である。 獲物の数と大きさによっては解体なんかを広場でしながら、まだ家の手伝いをし始めていない遊び盛りの子供たちの相手をしたり、店をたたんで帰る八百屋なんかと物々交換をしたり、買い物に来た村人の相手をしたり。 昨日は大きめの獲物が獲れて解体をしていて、いつもより遅くなったからか、ご婦人方の多い時間帯だった]
「あらあら、フィリップ君!久しぶりねえ!」
[ほこほこと柔らかでエネルギッシュな声。これは母親と仲の良かったクロックフォードの奥さんかと顔を上げたところで、そのマシンガントークは始まった]
(11) 2018/03/10(Sat) 02時頃
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[曰く、俺もいい年なんだからそろそろお嫁さんをもらった方がいいとか、俺の父親も早くに死んだし母親も一昨年死ぬまで俺のことを心配していてだとか]
あー、はは、はい、えー
[生温い笑顔と返事を返せば返すほどマシンガントークは止まらなくなったかのように続き、気づけば奥さん方の突発井戸端会議場になっていた。肉の卸売業者である狩人としてはどうにも止められないし勢いも止まらなさそうである。井戸端会議怖い]
「それでうちの娘、いるでしょう?フィリップ君がお父さんのお手伝いをするまでは遊んであげてたカトリーナ。覚えてる?」
あー、はい、まあ…
「若い子は顔見知りの方が良いと思うし、考えてみてちょうだい!」
[そう言って渡された物を受け取ると同時、井戸端会議は解散の気配である。なぜなら日は傾いて辺りは薄暗く陰り始めた時分。台所を司る奥様方としてはここが外に出歩いておしゃべりのできるリミットなのだろう。肉は全部お買い上げしてもらった代わりに手の中にある二つ折りの冊子]
(12) 2018/03/10(Sat) 02時頃
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……マジかー
[冊子の手触りはこれが現実ということを教えてくれる。現実ならば、自分も夕飯の用意をしなければということで]
飯の後で見るか…
[とりあえず帰ろうと店をたたんだのであった]
(13) 2018/03/10(Sat) 02時頃
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--現在/森の中--
[結局昨日は夕飯の後、湯浴みの後、起きたら、と後に後に回しすぎて狩りに出るまで冊子の中身を見れていない。 流石に返事のこともあるし今日帰ったら見なければならないだろうが]
……うーあー
[低い唸り声を上げたところで遠くから騒がしい鳴き声を聞く]
よし、帰ったら見る。帰ったら。
[今はとにかく、仕事が先だ。足音的に兎辺りだから、帰る前に出店を開ける収穫になるだろう**]
(14) 2018/03/10(Sat) 02時半頃
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――― ああ、兄の最期の言葉を、私は覚えている。
(15) 2018/03/10(Sat) 05時半頃
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― 自宅 ―
[朝食の前に手を合わせて祈りを捧げる。 捧げる先は神などではない。──── 呪いに、だ。
今日も、無事でありますように。
命をいただき、私たちは生きています。 命を奪い、私たちは生きています。
けれど、生きるためではない殺戮が、 けれど、生きるために向かう死が、
どうか、どうか。 私たちにふりかかりませんように───… ]
(16) 2018/03/10(Sat) 05時半頃
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それでは、いただきます。
[広くはない家で、一人で朝食をとる。 数年前までは兄が居た。けれどもう亡い。 父も母もだ。 食器と咀嚼の音しか響かない朝食風景。 既に慣れきってしまった今の日常。
家族は軒並み発症した。 そうして魔女の薬を飲んだ。死んだ。 私もその内そうなるのかもしれない。
毎日それを思っている。 毎日それを考えている。
─── だから行き遅れと言われようとも、 誰かと結ばれるつもりはさらさらなかった。]
(17) 2018/03/10(Sat) 05時半頃
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― 自宅・作業場 ―
[朝食を終えたら自宅にある作業場へ向かう。 今日は布を織る予定の日だ。 昨日紡いだ毛糸は商店に卸した。
急に毛皮を持ち込まれたりしない限りは、 滞りなく行く予定だ。
兄まで居なくなって、 毛皮をなめすのは少し大変になった。 だけど、家庭菜園程度ではたかが知れているし、 出来る限りはやらなければならない。
けれど、持ち込まれる毛皮の数が減ったのは、 矢張り仕方のない事だった。]
うぅ〜ん…。
(18) 2018/03/10(Sat) 06時半頃
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まあいっか。 人生なるようになるっ。
[逆に言えば、なるようにしかならない。 だから、手のひらにある私の‟痣‟よ。 どうか、どうか。 私たちに平穏を───…。]
(19) 2018/03/10(Sat) 06時半頃
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そういえば、… 今日の収穫はどれくらいだろ。
[>>8うちで作った皮袋。…兄が作った、皮袋。 兄の友人であり、私自身とも友人であった彼とは、 …兄の死後、今でも交流を持っている。]
…… 余るほどとれてたらぁ、って。 いや駄目よ。友人に甘え切ってはいけないわ。
あ。そういえば。 そろそろ菜園のハーブの収穫時期だったっけ。 何か作ろうっと。
[一人暮らしに慣れ切った今。 独り言が多くなっている自覚は、*なかった*]
(20) 2018/03/10(Sat) 06時半頃
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― 自宅・作業場 ―
[村の端に位置する自宅。 それは毛皮を持ち込みやすい位置取りだ。
家の半分は作業場になっており、 今日は一日、そこから機を織る音が聞こえるだろう。
*かたん、ぱたん*]
(21) 2018/03/10(Sat) 07時頃
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--狩人小屋--
[今日は集中が切れててダメだとキリをつけ、捕まえた兎数匹を捌いていく。 早めに切り上げたとは言っても、村に獣が入らないようにする柵の点検や捌く時間でおやつついでの遅い昼飯の時間近くにはなってしまった。この時間に広場に行くと子供達におやつをたかられるので、少し寄り道をすることにする。 幸い、長く狩人の家系だったうちはこの狩人小屋や狩に関するあれこれのノウハウはあるので皮をなめしたりもできるわけだが、専業でやるよりも速度に長ける分、出来上がりに粗が出る。なので、自分用として使う以外の布が出たときなんかは布屋に頼むのだ]
あとは、あー 髪飾りかなんか売ってたりするかな。オーレリアの姉さんとこ、一人だと何かと大変だろうし、年の近い女の子のセンスとかで、それっぽく可愛いものとか作ってもらって…
(22) 2018/03/10(Sat) 07時半頃
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--オーレリアの家--
[脱脂までを終わらせてあるうさぎや狐の毛皮を持って、布を扱う商店の扉をくぐる。 幼い時分は上下5歳程度の子供たちで遊んで過ごし、それぞれの家の手伝いを始める頃にはなんとなく横の繋がりができているような、そんな村ののどかで優しい関係は、村のみんなを家族と思うようになるには十分だった。 遊び仲間は兄弟のように思っていたし、それは今も変わることはない]
オーレリア姉、毛皮持ってきた
[かたん、ぱたんと音が響く作業場>>21に声をかける。 見下ろせば服の裾に兎の血が飛んでいるのに気づいて眉をしかめた。一度家で着替えてくるべきだったかもしれない*]
(23) 2018/03/10(Sat) 08時頃
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─山小屋─
[川の仕掛けから魚を数匹、小さいのは川へ戻す。 なじみの知識を照らし合わせ、木々から食用きのこと野草、果実を少し。 実の中で、虫に食われた部分を地へ返し、いくつかはつまんで味を確認。]
ん。
[軽く指で確かめた通り、甘味は十分だった。 これなら、野菜や肉とやり取りするのに事足りるだろう。 探し出すことはできても育てることができない身としては、食事の彩りは村人とのやり取りが肝要になる。
この甘い実は、友が好んだものの一つだった。 >>20彼お手製の皮袋を、思い出とともにやさしく撫でる。]
(24) 2018/03/10(Sat) 10時半頃
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[きき、と小さな鳴き声がして視線を落とすと、小さな、いや、もうだいぶ大きくなった猿が男を見上げていた。]
よく嗅ぎつけてくる。
[怪我の手当をして以来、山へ入るとよくやってくる猿だ。 もう子猿と呼べる大きさは超えていた。 首元へ巻いた、赤いスカーフ越しに背を撫でてやる。]
フィリップのところへ行かなくていいのか。
[手当の知識は多くなかった男は当時、狩人のイーヨー家を頼った。 年下のフィリップが、獣に対しては自分よりも手慣れた様子なのを、感心して眺めたものだ。 こちらへ顔を出すのは、食べ物の気配のせいだろうか。]
これはだめだ。だめだ。あきらめろ。 だめだといったら、 あ。
[すばしこさと悪賢さが上がるのもいかがなものか。 ききき、という声にまで笑われているようだった。]
(25) 2018/03/10(Sat) 10時半頃
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[手の果実を奪い取られた拍子にか、指に赤い線が引かれていた。 ぷくり。玉の形に変わったそこを、あきらめ顔で口に含む。]
まずい。
[ぺっと赤いつばを吐き棄て、しかめつらで籠を背負いなおした。
山を下り、荷を洗って、交換してくれる相手を探さなければ。**]
(26) 2018/03/10(Sat) 10時半頃
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[女は家を守り、男は狩りに出る。 それが、古くからある生活のかたちだ。]
(27) 2018/03/10(Sat) 11時頃
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[とはいえそれだけがすべてだったのはもう昔の話。 もちろん狩りに出る男がいなければ野生の食肉は手に入らないし、女が乳をあげねば子は育たないので、今もその生活をする男女は少なくない。 ただ、選択肢は太古の昔に比べれば増えた。――らしい。
事実己も、狩りに出ない男の一人。]
(28) 2018/03/10(Sat) 11時頃
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[それでも村では腕利きの方だ。少し前までは己も手斧を携え、村に害を成す獣を、そして時折野盗を討っていた。
この村に住む村人を人と思わない輩が、外にはいる。 その中でもつまらない輩が、徒党を組んで押しかけるのだ。 そうなってしまえば、害獣と変わらない。追い返せれば良し、最悪は息の根を止めるしかない。 加えて、内部で揉め事があった時も制裁する人間が必要になる。自警団と言うほど出来た組織ではなかったが、協力者を集めて内に外に意識を向けていた。]
(29) 2018/03/10(Sat) 11時頃
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[そんな己が手負いで気性の荒れた獣に目を潰されて3年になる。 弓やら罠やらで捕らえる狩人と違い、短い得物で討ち取る以上、どうしても標的との距離は近くなる。 一瞬の出来事だった。赤く焼いたナイフで斬り付けられるような感覚のあと、鮮血が溢れる。 獣がその血に興奮している隙に他の仲間が鉈で討ち、狩りそのものは事なきを得たが、左目は二度と返らなかった。 右の目も、はじめの半分くらいしか見えていない。村医者によると傷が膿んで三日続いた熱のせいだと言うが、原因などどうでもいい。
己は戦えなくなったという事実だけが、揺るがない現実だった。]
(30) 2018/03/10(Sat) 11時頃
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[今はといえば、村じゅうの荷運びやら配達やらを手伝っている。 力仕事は戦うだけではない。仕事に文句はもちろんないし、明るいところなら不自由しないくらいの視界はある。 運ぶ間に呼び止められては仕事を頼まれる。歩き回れば村の中には前よりずっと見通しが効くようになった。 当然己だけがこの村の男衆ではないから、護る面でも心配はしていない。]
あー、あー、はいはい、後でな。
[広場を通れば、この時間帯はさあ遊べやれ遊べと子供たちがたかってくる。 万が一にも荷を手から落とせば、怪我もさせかねないし荷物にもよくない。 今は勘弁な、と路地に抜けた*]
(31) 2018/03/10(Sat) 11時頃
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―回想:自宅―
[母から告げられた見合い相手は、昔よく遊んで貰った少し歳上の男性>>12でした。 もちろん驚きました。けれど、物凄く歳上の方でなくて良かったという安堵もありました。そういうお話、よくあるでしょう?]
……えええ、あの写真……いえ、何でも。はい……。
[父が婿養子ということもあり、我が家において母は絶対の権力を誇っています。 ですので、下の姉の結婚式の時に"ついで"に撮られた写真がこういう用途に使われたとしても、文句を言う気にもなりません。 ただ、ちょっと。あの時はすこし、すこしだけ今より太っていたから、遠い目をせざるをえませんでした]
(32) 2018/03/10(Sat) 12時半頃
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―現在:商店付近―
……はあ。
[毛糸を買いに行く道すがら、わたしは今度のお見合い相手のことを考えていました。
フィリップ兄さん。友達というには少し離れた、四つ歳上の幼馴染。 結婚相手として見るには、意識の外に居た人で。好きか嫌いかでいえば好きだけれど、恋ができるかはわからないのが本音でした。
ああ、でも。お見合いで結婚するのなら、恋心なんて要らないのかもしれません。 そんなもの分からなくても、子を成すことはできるのでしょうから* *]
(33) 2018/03/10(Sat) 12時半頃
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─ オーレリアの家・作業場 ─
[お昼ご飯を食べて、さあ続きだ。 そんな時分にやってくると共にある声がある。 一緒に感じるのは血のにおいだ。>>23]
あら、フィル。こんにちは。 兎と狐、今回は自分用じゃないのね?
[以前から、彼がここに頼みに来るのは 自分用以外の布の場合だ。>>22 売り物にするのかそれ以外かは解らないけど。 しかし脱脂までを終わらせてくれた動物は、 正直とてもありがたい。助かる。]
最近どう? 無茶してない?
[少し年下の彼もまた友人の一人で、 どちらかと言うと友人よりは弟に近い。]
(34) 2018/03/10(Sat) 14時半頃
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―自宅― ……うん、何とか完成かな。
[数日前に壊れたという椅子の脚の付け替えが終わり、ふっと息を吐き出した。
この村の大工は家だけでなく、家具の修理や木の食器の作成なども請け負う。父の仕事を継いだこの青年は、まだ見習いのうちに両親に先立たれた。木に関する仕事はようやく身についてきた、という所。]
……あんまり向いてないと思うけど、ねえ。
[体力仕事より、幼い頃から空想や物語が好きで、家の中にいる方が落ち着いた。正直作家になりたかったけど、それで食べていくのは難しい。**]
(35) 2018/03/10(Sat) 14時半頃
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童話作家 ネルは、メモを貼った。
2018/03/10(Sat) 14時半頃
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[無茶してない?は、 同い年の友人が大怪我をした日>>30から増えた口癖だ。 昔から言ってはいたが、明らかに増えた。
発症からの薬で死ぬよりは、 野生の獣に殺されるほうがまだ人間らしいとも思うが、 やはり気心の知れた相手が居なくなるのはまた別問題。
あの時は大量の布も用意したものだった。 今は元気そうで何よりだし、 男手が居ない現状、力仕事を頼む事もしばしばだ。]
(36) 2018/03/10(Sat) 14時半頃
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[作業場の机や椅子は勿論木製であり、 荒い作業もする事もある。
また近い内にメンテナンスを頼もうか、なんて。 *思いつくのはまたあとで*]
(37) 2018/03/10(Sat) 14時半頃
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―水場―
ちょっとベッキー、お喋りしてないで手を動かしてよ。
[洗濯をする手は御座成りに、噂話に花を咲かせる同僚を窘める。彼女は構わず、”だって聞いてよセレスト、カトリーナがお見合いをするんですって!”等と楽しそうに続けた。]
結婚、かぁ…
[掌を見つめる。水仕事で荒れがちの肌でも分かる、特徴的な痣。母の心配する声があれど、この痣を見ると中々前向きになれないのだった。]
(38) 2018/03/10(Sat) 16時半頃
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→広場―
[仕事の休憩中、広場で一息ついて居ると子供たちに囲まれる姿>>31が見えた。荷運び中である隻眼の青年に、声をかける。]
ドナルドさん…! 後で洗濯物を届けて頂けませんか!
[本日頼まれた洗濯物は、女の手で運ぶには量が多い。彼は気づいてくれるだろうか。路地へ抜けていく背中を追う瞳は、少し熱っぽくあった*]
(39) 2018/03/10(Sat) 16時半頃
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――広場で――
ん? あいよ。今日は誰んちだ?
こいつ届けたらそっち寄るわ。
[足元の子供たちを蹴らないように散らしていたら、声が掛かった>>39。 洗濯屋はよく世話になる。人間誰しも多少なり汚れ物を出すし、村人は多い。荷運びも多ければ、自分も預ける。そういう関係だ。 肩に担いだ木箱を軽く叩いて、こいつ、と示す。 子供たちが「届けたら遊んでくれんじゃないのかよ」と文句を垂れたが、仕事が優先だ。]
(40) 2018/03/10(Sat) 16時半頃
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--回想--
「キキッ」
[オーレリアの家に行く途中、器用に勢いを殺して肩に着地する小柄な影>>25。 自分とは種類の違う森の狩人の青年が駆け込んできたときは、まだ母がいた時期だったか。ブローリンと一緒に怪我の治療を終えて森に放してから、狩りに出た3回に1回ほどはこうして顔を見せてくれる]
よう、来たか。また怪我なんかしてないか?
[肩に乗ってすり寄ってくる猿を受け入れつつ、さりげなくマルクトを乗せた腕を離していく。マルクトとこの猿はなんというか、ライバルらしい。俺の肩の上や頭の上を舞台にキーキーガーガーと騒ぐので、耳が痛くなるのだ。お互い怪我をしないあたり、仲が良いのかもしれないが]
って、マルクト、マルクトさん。腕伝ってこないでください頼むから。ほらちびすけ、お前からもなんか…
[離した甲斐無く今日も喧嘩である。周りの獣避けには良いけれど、せめて俺の頭を挟まないでほしい]
…あーもー、今日は喧嘩終わり! ちび、俺んとこには食べ物ないから、ブローリンの兄さんとこ行ってきな
[猿の頭をわしわしと撫でて送り出す。マルクトが頭に移動して巣で卵を温めるように落ち着いたのはもう何も言わずに流しておいた**]
(41) 2018/03/10(Sat) 17時頃
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[>>40此方に気づき応えてくれれば、嬉しそうに]
ありがとうございます! 今日はビアンカさんのお屋敷です。 絨毯や御召し物の入れ替えがあって…
急ぎませんので…お待ちしてます。
[大きなお屋敷に住む老婦人の名を挙げる。季節の変わり目で、冬物のお洗濯を大量に頼まれたのだった。]
…ごめんね。ドナルドさんのお仕事増やしちゃって… アタシで良かったら遊ぼっか。 休憩の間だけだけど。
[文句を垂れる子供たちには、膝を曲げて声かける。遊び盛りの子供たちは、満足してくれるだろうか。]
(42) 2018/03/10(Sat) 17時頃
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--現在/オーレリア宅--
無茶はしてないよ オーレリア姉は心配しすぎ。 深追いはしないようにしてるし、ドナルド兄みたいな仕事も、幸い俺は後ろからの援助をさせてもらえてるし
[自警団>>29の活動にはドナルドが怪我をしてから誘われて、森の見回りなんかの哨戒なんかは狩りついでに行なっている。 村の中の騒ぎごとは、大概脱走者や、たまに酒場で盛り上がりすぎての大げんかくらいで、そのときは足止めや鎮圧用の煙玉投入が主な俺の仕事である。 自警団としてはドナルドが抜けて自分が入るという戦力ダウン甚だしい話だと思うけれども、年上のメンバーは大丈夫だと笑って酒をかっくらっわせられるようなそんな気のいい人ばかりだ]
毛皮は自分用も入ってるよ 一人暮らし同士助け合わないと生活も立ちいかなくなるし、自分で作った水袋がほつれて来たから、オーレリア姉の魔法の手でちゃんとした水袋が作ってほしいなあっておねだりと、あともう一つお願いがあってさ
[袋から干し肉も出してカウンターに乗せて追加のお願いを告げる。顔が赤いかもしれないけれど、気にしないことにした*]
えっと、20歳くらいの女の子が喜ぶような髪飾りとかってないかな。
(43) 2018/03/10(Sat) 17時頃
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[研いだ道具の詰まった木箱の行き先はネルスの工房>>35。 大工の棟梁の家、と言うのが本来は正しいのだろうが、木工細工がようやく、らしい年下の彼を棟梁と呼ぶのはまだ口がこそばゆい。 暫く前に壊した椅子を預けたのがせいぜいだ。]
よう。 届けもんだよ。
[足元に木箱を降ろして、扉を叩く*]
(44) 2018/03/10(Sat) 17時頃
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--回想/カトリーナについて--
[4歳下のカトリーナを初めて見たときに思ったのは、テンの毛皮見たいだなあという感想だった。 柔らかな色合いによく売れるよう丁寧に手入れされたテンの毛皮は、何かあったときのために売って足しにできるようにと、家の壁に飾られて父や母が度々手入れしているのをよく見ていたから。 そのあと眺めていたらおっとりでのんびりな性格も見えて来たから、遊びに置いていかないようにと、よく見る癖がついてしまった。 かくれんぼの時などは一緒に隠れて、二人で息を潜めたりもしたものである]
いいか?こわーい呪術師に見つかったら、くらーい世界に連れてかれて、戻ってこれなくなるんだからな。 音を立てずに、じっと過ぎるのを待ってないとダメなんだ
[父に教えられた狩の教えや、母に教わった村の言い伝えを受け売りに、藪の裏で二人で笑いあったりもした思い出がある。 そのかくれんぼはマルクトが飛んできてすぐに見つかったというオチがつくけれども。
とにかく。 カトリーナは自分にとっては目の離せない妹分の一人であり、あまり恋愛感情とは結びついていないのが現状である*]
(45) 2018/03/10(Sat) 17時半頃
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はーい。
[一仕事終わって一服していると扉を叩く音。>>44 返事をしながら早速開けに行く。]
っと、ドナルド兄さん? 届け物……あ、前頼んでたやつか。
[足元に置いてある木箱を見つけた。 村の者で、一定の年上の男女には兄さん姉さんをつけて呼ぶ。昔はお兄ちゃんお姉ちゃんだったのが変化した。]
ありがとう。 そうだ、この前頼まれた椅子、ちょうど直し終わった所で……届けようと思ってたんだ。
このあと仕事とかで邪魔にならなければ、持っていってもらってもいいかな?忙しいなら僕が届けるよ。
[自分よりも背の高い男を見上げる形。 お届けも仕事の一環なので、持っていってもらうのはあくまでもドナルドが良ければ、のつもりで。*]
(46) 2018/03/10(Sat) 17時半頃
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―広場―
[毛糸を買った帰り道、なんとなく真っすぐ帰りたくなくて寄り道をしていました。 ただ、今思えば早く帰ったほうがよかったかもしれません。母と仲のいいおばさま方とか、噂話好きのベッキー>>38とか、いろんな人に順番に絞られてしまったものですから。]
ああ、もう。どうしてこう、心の準備よりも噂話の方が足が速いのかしら……
[ようやく解放されたころには少しぐったりしてしまって、いい加減帰ろうと足を動かした時。遠目に知り合いの背中>>39があって、少しだけそのやり取りが見えました]
(47) 2018/03/10(Sat) 18時半頃
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……セレスト?休憩中かしら?
[会話が終わった後も男性の背を見つめている彼女。ちょっとだけ出しゃばって声を掛けてみます。 黙って立ち去るには、何かのぞき見でもしてしまったような後ろめたさがあったりもしました。]
(48) 2018/03/10(Sat) 18時半頃
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―広場―
[>>42一言二言交わして、届け物の仕事へと戻ったドナルドを見送る。気持ちを切り替えるように、自分の頬を両手でぺちんと叩いた。 その姿を友人が眺めている事等とは、露知らず。子供達と何して遊ぼう等と話して居ると、声がかかった。>>48]
カトリーナ!うん、休憩中―なんだけど、村の子達が遊び足りないみたいで。 …どうしたの?何か元気ない?
[脳裏に浮かぶのは、お見合いの噂。無理に聞き出そうとは思わないが、浮かない顔を気遣うように問いかける。]
(49) 2018/03/10(Sat) 18時半頃
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あ、あら、そう見える?
[表情が浮かない件の半分はのぞき見のようになってしまった後ろめたさですが、さすがに本人にそのまま言うわけにもいかず。 ここはもう半分の件を言い訳にさせてもらいましょう]
ベッキーから聞いたかしら。実はお見合いをすることになって。 いえ、それ自体はともかく……いろんな人に根掘り葉掘り聞かれちゃって……
[言い訳とはいえ、思い出すとちょっと疲れました。ふう、とためいきをひとつ。]
……さっきの、ドナルドさん?
[誤魔化したつもりになったところで、先ほどの背中について探ってみます。さりげなく、さりげなく。]
(50) 2018/03/10(Sat) 18時半頃
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――ネルスの家>>46――
んじゃ、届けたぜ。
[荷札代わりの紙切れを一枚差し出して、ネルスに半分に千切ってもらう。 字の読み書きはできない奴が多い――かく言う俺もだ――から、代わりに赤い丸の判が押された紙が領収の印だ。 どう丁寧に切ったとて、まったく同じに切れはしない。紙片の片方をネルスに、もう片方を依頼人に渡してほんの僅かの渡し賃をもらうまでが一連の仕事。]
(51) 2018/03/10(Sat) 19時頃
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[自警団と狩りが生業だった時よりは、生活はささやかだ。 故に家財道具だの何だのも、古いものを騙し騙し使っている。 ただどうにも性格が雑なもので、壊したのは一度二度ではない。]
ああ、なんだ。もう直ったのか。 んー……
[もう少しかかるかと思っていたので、後に仕事を入れてしまった。 どうするかと頭をがりがり掻いて思案する。]
持っていけりゃいいんだが、このあとビアンカ婆のとこまでいくんだよな。 置いといてくれりゃあまた取りに来てもいいんだが、面倒でなければ届けてくれると助かる。
[ものを持って行く、というのはおおよそ全部が自分の仕事と考えているフシがある。 彼の仕事の領分も忘れて、すまなさそうに眉を下げた。]
(52) 2018/03/10(Sat) 19時頃
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─ オーレリアの家・作業場 ─
[心配しすぎ、と言われると>>43 そうかしら?と眉の端を下げた。]
そんなこと言ってて怪我したら怒っちゃうんだから。 でも、それなら良かったわ。 また大怪我が出たら、今度こそ布がなくなりそうだもの。
[そう言って少し笑った。 自警団のお仕事。 たいしたことはないと言っても大事な仕事だし、 ───、何より。まず思い浮かぶのは脱走者の事。]
………本当に。いつもお疲れさま。
水袋ね、解ったわ。うんと丈夫な物を作ってあげる。
(53) 2018/03/10(Sat) 19時頃
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あー…うん。 ベッキーの事だから話半分に聞いていたけど… 本当にするんだね。そっか…周りが騒ぐと疲れちゃうよね。 ごめんね、詮索なんてやめなよって言っても効かなくて…
[ため息を零す様子を労わる。お見合いの行方は気になるものの、助言できる様な恋愛経験値は無いに等しい。]
えっ?!うん、ドナルドさん。 今日の洗濯物が多かったから、運んで貰おうと思ってお願いしたの。
[急に出てきた名前にぴくりと肩を震わす。誤魔化すのは下手だ。あははーと空笑いをした。]
(54) 2018/03/10(Sat) 19時頃
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それと、なあに?
[もう一つ、と赤い顔で付け加えられた言葉。 目を丸くした後、両手を併せて笑顔を浮かべた。]
あら!あらあらあらあら! プレゼントかしら、誰に?野暮? 持ってきてくれた兎の毛皮で髪飾りは作れるけど、 急ぐんだったら、そうね。 革のリボンとかならすぐに渡せるわよ。
[と、色んな色の革のリボンが入った箱を、 カウンターの下に在る引き出しから取り出した。 革のリボンは加工がされており、 レースのような模様穴が空いているものもある。 どうする?と、笑みながら首を傾げた。]
(55) 2018/03/10(Sat) 19時頃
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--オーレリア宅--
ま、まってオーレリア姉、待って。 いやその、話を聞いてください。
[恋愛話に関しての女の人の勢いや噂の速さってなんなんだろう。男としては勢いが良すぎて置いてかれるか振り回されるかくらいしかできない]
えーと、贈る相手はテンの毛皮みたいな子。 好きかどうかはよくわかんないんだけど、見合いの話が舞い込んで ほら、うちって男系家族なくせに男は早死にするから、やっぱ父さんや爺ちゃんが繋げてきた狩人稼業、潰したくないなら、一人でいるよりもそろそろ身を固めた方がいいかなって思って
[つらつらと素直に言葉を紡いでしまうのは、昔からしょっちゅう世話になったオーレリア相手だからだろうか。 子供の頃にネルスやドナルド兄と喧嘩をしたときに、よく話を聞いてくれる姉のようなひとだったから]
(56) 2018/03/10(Sat) 19時半頃
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見合いでも、やっぱりプロポーズとかはした方がいいと思うし、だったら、俺が持ってるもので渡せるのは毛皮が肉くらいだし……肉渡すのもアレだからさ、その、うー
[照れが最高潮に達してきた。子供の頃のように呻いて頭を抱える。どんな意匠がいいかとか、話さなきゃいけないこともあるし、足りない材料は持ってくるとかも言わなきゃいけないんだけど、どうにも感情が暴走しだすと言葉が出なくなるのが俺の悪い癖だった]
(57) 2018/03/10(Sat) 19時半頃
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―自宅―
はーいー、確かに。
[確認としての紙をズボンのポケットに捩じ込んだ。 大丈夫、ポケットに紙を入れたままうっかり洗濯に出したのは三回くらいしかない。>>51]
うん、お仕事あるなら仕方ない。 あ、あ、いいの、僕がサボろうとしただけだし。 棚とかならともかく、椅子なら平気。
[すまなさそうな顔に、慌てて弁明を。>>52]
わかった、玄関先に隠しておくね。 盗む人なんていないとは思うけど……
[狭い村だし、盗みなどした日には村八分になりかねない。それでも念のため、椅子には目立たない位置に名前がわりの記号が彫ってあったりもする。]
(58) 2018/03/10(Sat) 19時半頃
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うん、それじゃあご苦労様です。 椅子、何かあったら言ってね。
今後ともご贔屓に。
[ドナルドはお得意様なので、ついそんな台詞を言い。
仕事の邪魔になるかなと、それ以上用がないなら引き止めないつもり。用事を思い出したらまた捕まえるつもりだ。**]
(59) 2018/03/10(Sat) 19時半頃
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童話作家 ネルは、メモを貼った。
2018/03/10(Sat) 19時半頃
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─ オーレリアの家・作業場 ─
[待って>>56と言われて、あらなあに?と、 リボンを探っていた手を止めた。]
うんうん。 うんうん。 ははーん。 なるほど。
[赤くなって呻く様子に、ふふ。と笑う。 なんという可愛さ。若いって良いな、と 恋愛沙汰回避率100パーセントの自分が思うのは 少し滑稽かもしれないけれど。
彼の気持ちは理解できる。早死にの家系。 それでも潰したくない、という彼は偉いな、と。 少しだけ目を細めた。]
(60) 2018/03/10(Sat) 20時頃
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テンの毛皮か。高級品ね。 ふわふわしてるけど上品で可愛らしい。 そんな感じのコかしら。
[言語化する。 当て嵌まりそうなコを想像しかけて、 野暮ねと思い直したので想像をやめた。]
ふふ。そうね、それじゃあやっぱり、 フィルの獲った兎の毛皮で作りましょう。
[でも、その頭を抱える様子が子どもの頃みたいで。 思わずカウンター越しに手を伸ばした。 避けられなければ、ヨーシヨシ、と、昔みたいに。 彼の言う‘魔法の手’で撫でるだろう。]
(61) 2018/03/10(Sat) 20時頃
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ううん、いいの。元気がいいのはベッキーのいいところだもの。 でも、ありがとう。
[さりげなーく、聞いてみた反応>>54は、思ったよりは大きいものでした。 わたしは村の女子衆の中でもぼんやりしている方ですけれど、それでも ああ…… と、何かを思ったりするぐらいには]
そう、お仕事なのね。 ……ところでセレスト。うちの母なんだけれど。わたしが売れたら今度は近所の子のお見合いにまで世話を焼きはじめかねないの。
[かまをかける、というにはわざとらしいかもしれませんが、一歩踏み込んでみます。じりり。]
(62) 2018/03/10(Sat) 20時頃
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--オーレリア宅--
うん。 妹みたいで 昔からおっとりしてたから、目が離せなかったんだ
[自分のわかりにくい例えを言語化してくれたオーレリアに頷いて、伸ばされた手には逆らわず、撫でられながらにへらと笑う]
うさぎ、脚とか、幸運を呼ぶって言われてて だから、身につけられるものなら、幸運を… 呪いをさ、跳ね除けるようなそんな奇跡みたいな幸運をくれるかなって
[魔法の手で撫でられて、知らず、口の滑りが良くなる。 呪いに関して、村ではあまり口に出すことはない。自分は村の家族の証のような痣は好きだけど、嫌いな人もきっといるから]
俺、本当に結ばれるかはともかく、多分、遊び仲間の兄弟の中では置いて行く方になるだろうからさ そんな俺に目を離しちゃだめだって、目をつけられちゃった妹には、せめて置き土産を渡したいんだ
(63) 2018/03/10(Sat) 20時半頃
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悪いな。 じゃあ、頼むわ。
[>>58預かっていてもらう計画は失敗した。 運ばせるのは忍びないのだが、してくれるというなら甘えよう。 またいつ捕まるとも限らない。この時間ならいいが、暗くなると視界が急に利かなくなるから、慣れた道でも割と危ないものだ。]
んじゃ、また。 贔屓にゃしないように気をつける。
[軽くなった手は振れる。指の間に紙片を挟んで、ひらひらと別れを告げた。 向かうは鍛冶屋のところだ。研ぎをやっている丁稚のもとへ、残りの片方を渡さねば。]
(64) 2018/03/10(Sat) 21時頃
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―回想―
[恋とは何ぞと問われたら、わたしは答えを持ちません。 けれど恋を知らないままでもお付き合いはできました。ほんの短い時間でしたけれど。
彼――サイモンとのお付き合いは、彼の言葉で始まって、彼の言葉で終わりました。のんびりしたところも良いと言ってくれたのと同じ口で、待てなくてすまないと言われたのでした。
恋を知らなくてもお付き合いはできました。けれどそれは上手くいきませんでした。 それでは結婚はどうでしょう。恋を知らなくても上手くいくのでしょうか。恋人を経ないままで夫として、そして将来はわが子の父親として接することはできるのでしょうか。]
(65) 2018/03/10(Sat) 21時頃
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[わたしたちは呪われた民です。それ故に、恋や結婚に消極的な方もいます。 けれど我が家の家訓が謳うように、呪いに負けない速さで子を成さなければわたしたちは滅んでいくのです。
ただ。 それを理由に流されることは、果たして誠実と言えるのでしょうか。 それで呪いに勝ったといえるのかどうか、わたしにはわからないのです。]
(66) 2018/03/10(Sat) 21時頃
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つかれた。
[存外に時間をとられて、ぐったり顔で道を行く。 というのも、近所の噂おばさん、ドロシーに捕まった直後だからだ。 誰それがお付き合いを始めただの、どこの飼い犬が何をしただの、]
お見合い、か。
[なるほど、彼らもそういう年齢だ。 お前はどうなのかという問いを困った顔と『魚が悪くなるから』という理由で必死に抜け出したのが、先ほどのこと。
焦る気持ちはあまりない。 というのも、両親も、祖父母も、発症もせず、平穏に暮らしているからだ。 手に"痣"があるだけ。 村人共通の、しるしのようなもの。
そんな甘い考えを崩したのが、あの彼の発症だったけれど。]
(67) 2018/03/10(Sat) 21時頃
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─ オーレリアの家・作業場 ─
[笑った顔が、やっぱり昔と同じだから。 こちらもなんだか和んでしまった。 妹みたい。更に追加されたキーワード。ヒント。 その中でお見合いをしそうな人といえば…、… あー。思い付いたような気はする。]
もしかして、カトリ?
[彼女の姉とは年が近く仲良しだったから。 尤も、子供を産んでからはそちらが忙しそうで、 一緒にのんびり出来る時間も減ったけど。 時々子守りがわりに遊んだりもしていたりする。]
そうね、兎は幸運のマークだわ。 だから、……… うん、きっと。 きっと大丈夫よ。私も祈るわ。祈りにかけてはプロだもの。
[毎日祈ってるから、と笑う。]
(68) 2018/03/10(Sat) 21時頃
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[…その結果が伴っていないのは言わぬが花だ。 痣。村人皆にある、痣。呪いの証。 私は、自分で、どう思っているのかは、解らない。]
心配なんでしょ。 フィルも、置いていくなんて言わないの。 二人分祈るから。
[その贈り物の意味が、妹としてでも、 将来の伴侶へむけたものだとしても、どちらでも。]
ああ、でも。 お見合いに失敗したら慰めてあげるわ。 魔法の手でね?
(69) 2018/03/10(Sat) 21時頃
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[あの時を思い出し、"痣"の、傷の残る手のひらを握りしめる。 否定し、自ら傷つけても、決して消えなかった呪い。
あれで一人になってしまった少女、いや、もう少女というほど幼くはないか。 オーレリアのことは何かと気にかかっていた。 男が持ち込む幾ばくかの食料が、役に立っていればよいが。]
、と。ドン。
[考えながら歩いていると、>>64弟の姿を見かけた。]
仕事中か。 夜、肉と魚、どちらがいい。
[今夜の当番は自分だ。 これからの調達に関わるので、端的に尋ねる。]
(70) 2018/03/10(Sat) 21時頃
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[>>62近所の子にまで世話を焼き始めるかも、その言葉にぎくりとした。 おっとりとした彼女とは違い、彼女の母親ははきはきとしていてやや強引だ。マシンガントークで丸め込まれそうな図が、容易に思い浮かぶ。]
ええっ!?それは、そのー… アタシは大丈夫だよ!お仕事が忙しいし! それにえーっと…
[言葉を詰まらす。お見合いを遠慮したい理由は他にもある。けれどそれは、ずっと心の奥に仕舞っておこうと思ったもので。すぐ顔に出る自分には、無理な話なのかもしれないけれど。]
あ、アタシっ、そろそろ仕事に戻らないと…! お見合い、良い縁がある様に祈ってるね!
[時刻を知らせる鐘が鳴る。焦り火照った顔を押さえ、一言二言交わすと、逃げるように洗濯屋へ戻って行く。結局子供達とは遊べなかった。**]
(71) 2018/03/10(Sat) 21時頃
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--オーレリア宅--
オーレリア姉は、すごいなぁ
[見合いの相手を見抜かれたこと、大丈夫という魔法の言葉で少しホッとできたこと]
うん 失敗したら泣きつきに来るから、その時はさ、甘い砂糖入りのミルクで慰めて 昔から好きなんだ、オーレリア姉の甘いミルク。 成功したら、オーレリア姉にお礼の何かあげる。干し肉とかじゃなくて、んー、例えばネルのとこの食器セットとか。 いつも世話になってるし、一人暮らし同士で仲間だし。 考えといてよ
[にぱ、と笑ってみせる。もう大丈夫と、立ち直ったと告げるように。彼女が心配することなどもう風に吹かれてどこかへ行ってしまったと見せるように]
(72) 2018/03/10(Sat) 21時半頃
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あら。
[もう一歩踏み込んでみるにはタイミング悪く、鐘の音が響きます>>71 けれど反応を見る限り、わたしの勘違いでもなさそうで]
ごめんなさいね、引き留めちゃって。いってらっしゃい。
[ばたばたと離れていくセレストを見送って、小さく手を振りました。 どんどん遠くなる背中をみて、ふと呟きがこぼれます]
いい縁があるなら、逃しちゃ駄目よ。
[呪いだってお見合いだって、来るときはきっと突然なのです]
(73) 2018/03/10(Sat) 21時半頃
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あー?
[鍛冶屋の帰り道、もらったコインを空中に遊ばせては掴みを繰り返していたら、また行く道を呼び止める声がする>>70。 声の主は呼び方と声ですぐわかる。気心知れた相手だからこその、だらしない返事。]
魚。 煮込みな。
[肉は狩りに出る奴から買えば済むが、足の早い魚は貴重だ。 森が近く川が近いから出来る贅沢だと思っていた。]
(74) 2018/03/10(Sat) 21時半頃
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─ オーレリアの家・作業場 ─
あら。あたっちゃった?
[知り合いの範囲に正解がいてよかった、と。 そんな事を付け加え呟いて。]
ええ、解ったわ。 その時はうんとうんと、甘くしてあげる。 あら。いいの? 私も今は遠慮できない生活だし。 遠慮なくもらっちゃうわよぉ?なんて。 ふふ。ありがとう、フィル。考えとく。
[大丈夫そうな様子に、首を傾いで笑った。]
それじゃ、どんな髪飾りにするか、 注文をききましょうか。
(75) 2018/03/10(Sat) 21時半頃
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[それにしても、カトリもフィルも、 もうそんな年齢なのか。と胸の内。 私も年を取るわけだ。 おばさんなんて、うん、まだ言わせないけど。
小さい頃、両親が二人とも発症して死んだ時、 私は子を産んでは駄目なのだと思った。 兄が発症して益々その気持ちは強くなる。 ”発症しやすい家系”、そうなのならば、 きっとここで途切れた方が村の為になる、と。 私は本気でそう思っている。
……恋を知らなかった訳じゃない。 恋をしたことが、なかったわけじゃない。 それでもずっと。決めたのだ、言わないと。
気持ちを告げられた事もないとは言わない。 でも、笑って断って、その直後には元通り。 そう、これはきっと、相手が誰であってもだ。]
(76) 2018/03/10(Sat) 22時頃
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わかった。
[>>74弟の返事に、頷き一つ。 もう少し数がとれればよかったが、まあ仕方ない。 他の腹持ちは何かで補おう。料理は得意なほうだ。
だらけた態度を見ていると、これで仕事ではまじめにやれているのか心配にはなるが、これは余計なお世話だろうか。 内心の心配は、いちいちすべて口に出しはしないけれど、隠れがちの目元に色濃く乗る。
じ、とつい、ドナルドの顔を見つめてしまうのは、追加で怪我をしていないか気になるためだ。 3年前といったらまったく、ドナルドの怪我には本当に動転した。]
気を付けろよ。
[今では危険なことをしていないと知っていても、毎日のように漏れる。]
(77) 2018/03/10(Sat) 22時頃
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--オーレリア宅→広場--
そうだなあ、
[髪飾りの注文は、可愛らしめということと金髪に埋もれない程度の華やかさを、とだけお願いして、あとはオーレリアにお任せだ。もとからセンスに自信がなくてうさぎ以外は丸投げする気だったのだから随分進歩したと褒めて欲しい。
料金として干し肉と今日の獲物の3分の1ほどの生肉を渡してから、オーレリアの家を出る]
夕飯の買い物とー、あとはマルクトがフォローしてくれたからご褒美の果実か。ブローリンの兄さんいるかなー
[ぶらぶらと広場へ足を向けて少し歩けば子供たちがここぞとばかりに寄って来る。なにやら今日は遊びたい盛りであるらしい]
仕方ないなー。 んじゃあお兄さんが野草で遊ぶ術を伝授してやろうっ!
[きゃあっと歓声が上がる。夕飯の買い出しは後回しでいいかと久しぶりに童心に帰ることにした]
(78) 2018/03/10(Sat) 22時頃
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―広場―
[セレストにはいい縁があったら、なんて思ったけれど、実際のところ本当に"いい縁"でなくたって、わたしにとっては今の彼女の感情だけでとても素晴らしいものに思えるのです。 成就するのが一番素敵だろうけれど、もしも叶わなかったとしてもその思いはなかったことにはならないのですから]
……帰ろうかしら。
[いつまでもぼんやりしていても仕方がありません。買い物も済んでいますし、そろそろ家に……と、足を動かしたその時でした。聞き覚えのある声>>78が耳にとどいて、すぐに立ち止まってしまいます]
(79) 2018/03/10(Sat) 22時頃
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あ、
[セレストの時のように、声をかけられませんでした。 さすがに気まずいのです。わたしにもそれぐらいの感情はあります。親に言われた見合い相手とばったり遭遇なんて、しかもセレストとあんな会話をした直後なんて。 とっさに何を言えばいいのか、はたまたさっさと逃げるべきなのかの判断も下せませんでした]
(80) 2018/03/10(Sat) 22時半頃
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--広場--
[我ながら耳はいい方で、なおかつ森のざわめきとマルクトの紡ぐ喧騒を聞き分ける程度には耳が質の違う音を拾うことに慣れていて、そうして気にしていた声ならば、聞き逃すはずもなく。
振り向く。
昔と変わらないテンの毛皮のような彼女がそこにいた]
……あー
[ぽりぽりと頬を掻いてから、とりあえず笑いかける。どう声をかければいいかは、自分でも良くわからないけれど、ちょうどいいダシが腰の高さをちょろちょろと駆けている]
リーナ、久々に草相撲とか草笛、子供らと一緒にやるけど 一緒にやるか?
[やるならおいでと、手を伸べる。昔から遅れそうな時にかけていた声で、誘いかける]
(81) 2018/03/10(Sat) 22時半頃
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おう、よろしく。
[>>77二択を出されたら選びはするが、嫌いな食べ物はない。 何が腹持ちの足しにされても文句は言わない。
態度がゆるいのは兄に対してだけだが、過去のこともあれば気にされるのも仕方ない。表情に出ずとも鬱陶しいほどに心配されているのは知っている。それが兄弟というものだ。 視線を感じれば、何もねぇよと肩を竦めた。]
はいはい、わかってんよ。 このあと服届けにビアンカ婆のとこまで行くから少し遅くなるんで、メシよろしく。
[耳にタコができるほど聞いた言葉はあっさり流して、行動だけ伝えた。]
(82) 2018/03/10(Sat) 22時半頃
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[兄には、いや家族の誰にも言っていないが、食事の回数を暫く前から数えはじめた。 あと何度、夕食を問う質問があるのだろうかと。
この村では、人がよく死ぬ。 病気事故老衰その他不可抗力もあるが、圧倒的に呪いによって。 その中で我が家は、例外のように長命だ。 兄も無論だが両親も祖父母も健在で、下手をしたら三代遡って一番生死の淵に立ったのは己ではないかとすら思う。 昼行灯が耐えられずに働き出して、そのくせ二束三文しかもらわなくともやっていけるのは、己が長男坊ではないことと、この穏やかな家のおかげだろう。 だからこそ、少し、本当に少しだけ、息苦しい。]
(83) 2018/03/10(Sat) 22時半頃
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えっ……と。
[かなり動揺していたものですから、向けられた笑顔も言葉もまるで昔と変わらない>>81ことに安堵したというか、気が抜けたというか。随分間抜けな顔をしてしまった気がします。]
……懐かしいわね、だいたいフィリップ兄さんには勝てなかったけれど。
[それでも、あんまりに何も変わらないから、取り繕うには都合がいいとも言えます。今までと同じでいい、と許しをもらえたような気になって、少し肩の荷が下りました]
せっかくだからご一緒しようかしら。
[けれど、伸ばされた手に手を重ねることはできませんでした。 昔と同じようにその手を取っても、傍から見たときの意味は変わってしまっていますから]
(84) 2018/03/10(Sat) 22時半頃
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そうか。
[>>82ドナルドへ頷いてみせる。 長生きするものは、する。 足腰が弱るまで生きられるものも決して少なくはない。
そのぶん、オーレリアのところが心配になるわけだが。]
そういえば、葉物野菜が減っていた。
[八百屋の近くで仕事をすることがあれば、ついでに買ってくるといい、という意味で短く加えてから、手をひらりと振った。]
(85) 2018/03/10(Sat) 22時半頃
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[この村では、人がよく死ぬ。 空き家が出ることも、珍しくない。
――家族の誰にも言っちゃいないが、近く家を出るつもりでいる。]
(86) 2018/03/10(Sat) 22時半頃
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─ オーレリアの家・作業場 ─
解ったわ。 それじゃ、出来次第持っていくわね。
[注文を聞いて、頷いて。 規定よりも多い生肉をもらうと、こんなに?と 目を丸くする。 髪飾りと水袋、毛皮のなめし。いやそれにしたって。 ……まあいっか。ありがたくいただこう。 くれるというならもらう。それが今の私には必要だ。 フィリップに手をふって見送って、]
にしても、食べきれないかしら。
[ある程度は塩漬けにもするとして。 うんうん、と肉をたべる日程の算段をする。]
(87) 2018/03/10(Sat) 23時頃
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[ドナルド、ドンは本当に、家の中では一番気が強いと言えるだろう。 男と離れた気質はふしぎではあるが、決してうるさくは感じない。
>>30ただ、親や男と違って荒っぽいことが得意のようだからと好きにさせていた用心棒の仕事が、怪我に変わった時だけは別だった。 やりたいことをやればよいとはこの時は言えず、かといってひどく叱責するには心配が胸を切り裂いて、おろおろとしながら世話を焼き続けた。
明日は昨日と同じようにやってくるわけではないという、大きな事件だった。
それでも。 それでも、家族が明日死んでしまうかもしれないなんて心配は、やはり遠い。 うちは。うちだけは、痣はただの痣で、明日も平和に生きているのだろう。]
(88) 2018/03/10(Sat) 23時頃
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--広場--
ん。 遊び終わって子供ら帰らせたらお詫びに送る。 その荷物だと、買い物終わってるだろ
[手を繋がないことをあまり気にした様子もなく、草を選んでいる子供らを二人でゆっくり追いかける]
草相撲とかは父さんにコツを教わったからなあ。 あの頃は勝ちすぎて喧嘩になったりもして、やんちゃしてたなあ
[今は一応、多分、やんちゃな方ではない、と思う。自分では。 昔は木登りをしたり(今でも昼飯がわりの果実を取りに登るけれども)遊び仲間全員で森の中に探検に行ったり(今もたまに子供にどうしてもと言われたら浅いところまで一緒に行ったりするけれども)]
リーナはあんまりケンカとかしなかったよなあ 女の子達は口喧嘩が多いからなかなか仲裁しづらいし、ありがたいはありがたかったけど
(89) 2018/03/10(Sat) 23時頃
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[手の中のコインは野菜に化けそうだ。 すぐに何かを買うつもりはなかったから、まあいい。 ピン、と弾いて、道を違えた兄を見送る。 洗濯屋まではそう遠くない。]
セレストー。
[洗濯屋の前で呼びかけるが、出てくるだろうか。]
(90) 2018/03/10(Sat) 23時頃
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─→広場→─
[さて、ドナルドと別れての移動の間に広場の近くを通りすがったところ、子供たちのはしゃぐ声がした。 なるほど、楽しんでいるのだな、ああいう遊びはしなくなって久しいなどと思いながら見やると、>>89そこに二人の大人の姿。]
…… 見合、い……?
[広場でとは斬新な。 あまり詳しくはないが、狭い村の中だ。 何かあると噂は駆け巡る。主に噂好きなおばちゃんがたのおかげで。
カトリーナはサイモンと付き合っていたと聞いたが、別れたのだったか。 今度はうまくいくといいと思いながら、邪魔をするのも何なので、静かに隅を通り抜けた。]
(91) 2018/03/10(Sat) 23時頃
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……そうねえ。遅くなるようなら、お願いするわ。
[送る、という言葉にすこし迷いが生じました。少なくともうちの母などはそりゃあもう喜ぶでしょうけれど。それによって例えば、彼がやりにくくなるのはよくないのではとも思うのです]
喧嘩……は、弱かったから。両方ね。 でも、きょうだいが多いとなんとなく落ち着き方がわかるの。
[うちは上にも下にもきょうだいが多くて、幸いにしてみんな健在です。その中でもまれていれば自然と自分が被害を被りにくい位置だとか、不満の逃がし方だとかがわかってきました]
……懐かしいわ、本当に。みんな大人になっちゃった。
[しみじみと繰り返して、わたしも草を選びます。二番目に強いものを狙って、結局負けたりするのがわたしという子供でした]
(92) 2018/03/10(Sat) 23時半頃
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―洗濯屋―
ふぁっ、ひゃい!?
[>>90呼ぶ声に、店の奥から裏返った声が返ってきた。ガタガタと物音を立てながら、慌てた様子で店の外に出る。]
ドナルドさん!お忙しいのにありがとうございますっ これなんですけど…
[カトリーナとあんな話をしたから、妙に意識してしまう。何時もより更に緊張した様子で。 店のカウンターにこんもりと積んだ、色とりどりの服が入った袋。豪華な装飾が施された、丸めた絨毯。それらを指さした。]
(93) 2018/03/10(Sat) 23時半頃
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─オーレリアの家─
[自宅用の魚を軽く処理してから、オーレリアへ渡す分だけを皮袋へ。 少しの果実をおまけの手土産に、布屋を訪れる。]
いるか。
[とんとん、とん。]
(94) 2018/03/10(Sat) 23時半頃
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―広場―
よいせー、よいせー。
[ブローリン家への道を、椅子を手にえっちらおっちら歩く。肩に担いだり両手で持ったり、良いポジションを探しているが、なかなか見つからない。]
ふう。 遠い……いや、もうちょっと。
[弱音を吐きそうになりながらも、ゆっくり進んで行く。]
あ……フィリップ……に、カトリーナ? おうい。何してるの?
[広場を通りがかれば、子供に混じって遊ぶ友人たちの姿。この二人がお見合いをするなんて噂はまだ耳にしていない。]
(95) 2018/03/10(Sat) 23時半頃
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童話作家 ネルは、メモを貼った。
2018/03/10(Sat) 23時半頃
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--広場--
ん。任されました
[奥様方にはまあ、噂は回るとは思うけれども。俺としては受け入れはする気があるのだし、カトリーナがどうしたいかを考えられるだけの時間があればとは思うけれど]
兄弟が多いのは羨ましいな。 遊び仲間も、兄弟みたいなものだとは思うけどさ、やっぱりうまい避け方とかは、兄弟みたいに四六時中一緒にいないと身につかないと思うし
[強そうな、具体的には筋が多くて節がしっかりとした草を摘んで、軽くほぐす。ほぐすのがコツだとは父の言]
俺んとこは、息子が生まれたら細々と繋いで、娘ができたらその娘の代で増やしてって感じだからさあ。 婆さんの代以降男子ばっか生まれてるから、兄弟は中々なあ
[早死にするから妻を置いていくしかないし、妻は妻でその後操を貫いちまうと愚痴られたのはいつの飲み会だったか。子供の目から見ても父親は割とモテていたし母とも仲が良かったから、言い得て妙だと思ったものだ]
(96) 2018/03/10(Sat) 23時半頃
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[草選びに意識が向いていたので、通り過ぎていく知り合い>>91には気づけませんでした。まさかこの場でお見合いなんて発想が出ていることも全く知らず。知っていれば突っ込みの一つもいれられたでしょうけれど。
一方、声をかけてくれた方>>95にはさすがに気づきました。振り返れば随分大荷物の昔馴染みがそこに。]
ネルス兄さん。ええと、こっちは草相撲よ。懐かしくなって混ぜてもらっていたの。 そっちは……、配達?かしら。
[大きな荷物は形状的には椅子かしら。室内ならいざしらず、荷車もなしによそまで運ぶのはなかなか骨が折れそうです]
(97) 2018/03/10(Sat) 23時半頃
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─ オーレリアの家・作業場 ─
[悩んでいたところに、ノックの音が響いた。]
はーあーい。
[これは家の方だ、作業場の方から出て、 外から回ってそちらに向かう。]
ああ、レオ、丁度よかった、こんにちは。 今仕事が入って、作業してたの。
それで、今日は生肉が少し余ってるんだけど、 どうかしら?
(98) 2018/03/10(Sat) 23時半頃
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[と、そんな話をしていたらかかった友人の声>>95。一歳違いで同じ男子で、なおかつ同じ一人っ子なものだから、度々タッグを組んだ相手である。二人ならドナルド兄にも勝てるさと巻き込んで惨敗した記憶はとても楽しい思い出だ。向こうがどう思っているかはともかく]
よーう、ネル。 仕事か?お疲れさん おれらは見ての通り子供の相手ー。 今は草相撲してるけど、草笛はネルのがうまかっただろ。仲間に入るか?
[大歓迎だぞーなんて軽く誘いつつ、素直に誘われてくるなら仕事はどうしたとツッコミを入れる気満々である]
(99) 2018/03/10(Sat) 23時半頃
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リア。
[>>98なじんだ名を呼び返す。 作業場へいたらしい彼女へ、手の袋を持ち上げて見せた。]
仕事中なら、これだけでも。 魚が捕れたから、どうかと。
誰か来ていたのか。
[生肉の誘いには、頷いて]
それから、これ。
[甘い果実を一緒に、オーレリアの手へ差し出す。]
(100) 2018/03/10(Sat) 23時半頃
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そうね、きょうだいと友達は、やっぱり違うわ。 多すぎるのも大変だけどね。
[産めよ増やせよとは言うけれど、さすがに八人きょうだいはいろいろありました。特に姉たちが嫁ぐ前なんて毎日が大騒ぎ。全員健在なことも、それで困窮でもなかったことも、もちろん喜ぶべきことなのでしょうけれど]
家風、って難しいわよね。何が一番良いって話でもないもの。
[今までは、深く考えずにいたこと。いずれ考えることになると知っていたこと。 今はもうひとごとにできないのです。わたしはわたしの家訓で見合いをして、彼は彼の家風でこれからを決めるのです。]
(101) 2018/03/10(Sat) 23時半頃
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――洗濯屋>>93――
……? ああ、悪い。忙しかったか?
[裏返る声と物音に、手が離せないところを呼んでしまったかと疑問符を浮かべる。 落ち着かない様子なのも相まって、かし、と頭を掻いた。]
これか? また随分な量をやったな。 ビアンカ婆も、よく持ってきたもんだよ。
[袋は形を整えれば、肩の上に積める。 木箱よろしく担ぎ上げ、丸めた絨毯は小脇に抱えた。]
(102) 2018/03/10(Sat) 23時半頃
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[一応椅子の足にはそれぞれ布が巻かれ、地面に置いても大丈夫なようにされており。]
へええ……いいなあ。 よし、たまには混ざるか。
[草相撲に、草笛。二人から説明を受ければ、懐かしい気持ちになって椅子をとんと置いた。荷車を出すのが重くて面倒で、かえって大変なことになっている。>>97
ネルス、時々ネル。 呼ばれ方には頓着しない。]
そう、フィリップの言うように僕うまいんだよ。
(103) 2018/03/11(Sun) 00時頃
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―回想―
[それは野を駆ける少女だった頃。山へ迷い込んだ時に、獣に襲われかけた事がある。 助けてくれたのは7つ上で先に大人となり、自警団員となっていたドナルドだった。恐怖に満ちたあの時は、お礼を絞り出すのが精一杯で。
その後大怪我をしたと聞き、とても心配したけれど…彼が荷運びの仕事を、己は洗濯婦の仕事を始めてからは、――うんと子供の頃と比べては少なっただろうが――関わり合いは多くなったと思う。
ぶっきらぼうに見えて、毎日荷運びの手伝いで村の人々と関わり合い、縁が出来る。子供たちに遊んでとせがまれているのが良い例だ。 そんな姿を見て芽生えたこの気持ちに気づいて、未だ日が浅い。]
(104) 2018/03/11(Sun) 00時頃
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ネールース
[ニッコリと。それはもうニッコリと、お兄ちゃんの顔で笑いかける]
仕事が先だろ?
[素直さは愛すべき資質だと思うし、誘いに乗りやすいのも人に好かれる要因であるし、俺もほとんど同い年のこの友人が好きではあるが]
子供らに悪い見本になるならドナルド兄貴にチクっちまうぞー
[俺達の世代で一番強くて勇気があって、俺は憧れも持っている兄貴分の名前を出しながら、軽い苦笑へ変わる]
ま、ネルがそれでいーならいーけどさ
(105) 2018/03/11(Sun) 00時頃
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っと。
[積んだ荷物が、バランスを崩してゆらり傾く。 慌てて支えるが、これは骨が折れそうだ。]
……悪い、ベッキーでもいいから、一緒に来ちゃくれねぇか。 持たせねぇけど、支えててくれ。
[セレストは忙しいものと判断していたから、ベッキーの名を挙げる。]
(106) 2018/03/11(Sun) 00時頃
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[どちらかと言えばネルスは幼い頃は特におとなしいタイプで、身軽で狩人の家系のフィリップとは反対だったけど。年齢の近さは気安く、心を許している友人だ。
ドナルドに二人で挑んだ時のことは、悪魔の囁きだったなあ、と思うけども。
おっとりとしたカトリーナとはのんびりした空気の早さが似ている、と思っている。雲の形の変化をぼけっと眺めているのが好きだった奴に似ていると思われているのは心外かもしれないが。]
(107) 2018/03/11(Sun) 00時頃
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--ちょっと遡って--
[ネルスを叱る前、カトリーナの言葉>>101に数秒考える。 家風、家訓。 そういうものよりも、何か 言葉にするまでの数秒。その合間にネルスの混ざるかという声>>103を聞いてしまって、ついそっちへと意識を向けてしまった]
(108) 2018/03/11(Sun) 00時頃
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>>102 いえっ、大丈夫です!! 行きは、お手伝いさんと二人でいらっしゃって… でも今は模様替えで手が離せないみたいで。
[気を遣わせてしまった事に気づき、慌てて否定する。 嗚呼何故子供の頃の様に、自然に話せなくなってしまったのだろう。荷物を担ぐ動作を見ながら、胸中で自然にと言い聞かせ、世間話を。]
…あっ、
[肩からずれる荷物に、思わず手を伸ばしかける。落ちなかった事にほっとしたのも束の間。手伝いをベッキーへ指名したのを聞き慌てて]
いや、アタシが一緒に行きます! ベッキーは未だ洗い物が残っているんで!!
[背にベッキーのニヤニヤとした視線を感じる。嗚呼うるさいな、黙っててと心の中で毒づいた。]
(109) 2018/03/11(Sun) 00時頃
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[返る愛称に微笑んで、頷いた。>>100]
あら、おさかな。いいの? 仕事の方がいま丁度区切りがついたから大丈夫よ。
ええ、フィルがね。 水袋の注文が入ったから、丈夫に作らなくちゃ。
じゃあお肉とお魚、交換ね。 ふふ。今日は豪華だわ。
…あら、この果実。 …ありがとう。 あ。ねえ、いまから休憩で、お茶にしようと思うんだけど。 一緒にたべていかない?
[忙しいなら大丈夫だけど、と付け加えて首を傾いだ。]
(110) 2018/03/11(Sun) 00時頃
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うっ……
[お兄ちゃんの顔がにこにこ笑うのにたじろいだ。>>105]
ち……チクられるのは困るなあ…… これドナルド兄さんへの届け物……
[目撃者多数、黙っててねと買収もできそうもない。]
って、あー、誘ったのフィリップなのにい。 罠にはめたなあ?
[ひきょうだ、とぶすくれる。 本気で怒っているわけではないのは長年の付き合いでわかるだろう。]
う……じゃ、じゃあ、一回だけ。 一回草相撲したら行く。
(111) 2018/03/11(Sun) 00時頃
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[あっさり誘いに乗るネルス兄さん>>103と、あっさり手のひらを反すフィリップ兄さん>>105と。二人を見比べて、すこし笑ってしまいました。こういうやりとりは、本当に昔と変わりません。 タイプの違う二人だけれど、それでも仲のいい姿を見るとホッとする部分もありました]
そうね。お仕事を放り出してあんまり遊んでたら日が暮れてしまうわよ。 子供の体力は無限なんだから。
(112) 2018/03/11(Sun) 00時頃
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ああ。 日持ちの加工はまだ何もしていない魚だから、気を付けてくれ。
[>>110交換の話に肯定を返す。 そこで一度、口をつぐむ。
話題を広げるのは得意ではない。 すぐに黙り込んでしまうのは悪い癖だとは自覚しているが、沈黙が苦手でもないから余計に癖は直らなかった。
それでも柔らかく誘ってくれるオーレリアには、感謝しかない。]
君がいいなら。
[今日の採集は終わっているし、動いた後の休憩も入れていない。 他よりも少し暖かく感じるこの場所で落ち着けるなら、願ったりだ。]
(113) 2018/03/11(Sun) 00時頃
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卑怯じゃないって ちょっとしたお試し。 弟分がちゃんと仕事をしてるかってな
[けらけらと笑いながら、子供達に声をかける]
一回だけ、一回だけか。よしわかった。 お前ら!草相撲大会開催だ! 挑戦者、ネルス兄ちゃん! 大将、俺! ネルスが負けたら仕事に戻らせるから、お前ら気張れよー
[一回だけ。つまりトーナメント戦にすれば遊べるだろと、子供達の波が向かっていくネルスへとウインク。ドナルド兄貴に叱られたら俺も一緒に叱られてやろう、うん]
(114) 2018/03/11(Sun) 00時頃
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[昔、彼が生きていたころ。 そして、ドナルドがもう少しおとなしかったころ、4人でテーブルを囲んだこともあった。 男兄弟と同じ年の差の兄妹とで、集まって遊ぶのは必然ともいえよう。
かといって、オーレリアという紅一点のいる組み合わせでは、ドナルドが望むほど活発な遊びばかりは行わなかったが、男にはそれでもとても楽しい思い出であった。
その時と比べると減ってしまった人数に、まあ、大人になったしなと思う。 人の死んでいく村で、けれど、周囲への自覚はいまだに薄い。**]
(115) 2018/03/11(Sun) 00時頃
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いいのか? ……まあ、仕事が残ってるのに動いてもらうわけにもいかないからな。
助かる。
[>>109同行を名乗り出たのはセレストの方だった。 バタついているように見えたが、洗い物が残っているというベッキーに来てもらうわけにもいかない。 大丈夫だというなら協力を願おう。]
んじゃ、悪いけど婆さんちまで頼むわ。
[そう告げて頷くのは、行くぞという合図。]
(116) 2018/03/11(Sun) 00時半頃
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大会……? わ、わーきゃー。
[子供らの波に押されつつ。>>114]
……ん、よし。一回ということで……
[そもそも職業意識は緩い。人生、寄り道も大切。 こうなったら負けないぞと草と草を繋がらせるようにして。
えいっと引っ張った。 相手の力3、こちらの力4、大きい方が勝ち]
(117) 2018/03/11(Sun) 00時半頃
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ネルは、あっ、勝てた!
2018/03/11(Sun) 00時半頃
信徒 オーレリアがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(信徒 オーレリアは村を出ました)
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─ オーレリアの家にて ─
ええ。じゃあこっちを優先して食べるわね。 せっかくだもの。
[塩漬け油漬けも考えたけれど、 新鮮な時に食べられるものは新鮮に頂こう。
彼の沈黙は気にならない。 その分自分が話すから、かもしれないけれど。 その日その日に話題があるというのは、 たぶん生きていて素敵でありがたい事なのだろう。]
ふふ、よくなかったら誘わないわ?
[返る返事にくすりと笑って、 どうぞと居住側の家の玄関を開けた。]
(118) 2018/03/11(Sun) 00時半頃
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[テーブルについてもらって、 その間にお茶の準備をする。 水出しの茶葉はこの村独特のもの。 カップを二つ、果実は洗って大きめのお皿にドン。 (ドナルドのことではない) そうして自分は向かいに座った。
なんだか懐かしい心地になる。 昔を思い出すには、椅子が二つ足りないけれど。]
そういえば、今日、ドンは?
[兄と同じ愛称で弟を呼ぶ。 また子供にでも捕まっているのか、 仕事が忙しいのか、両方か。]
(119) 2018/03/11(Sun) 00時半頃
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[小さい頃は今よりは活発だったとはいえ、 やっぱり男の子三人にとっては 足手まといになることもあるのは仕方がなく。
ならないように身体をきたえるし、そうだ! わたしもおとこのこになる!
と言い出したこともあった。 ……まあ子供のざれ言だ。
椅子が四つ。もう揃うことはない。 でも二つなら。…三つなら、まだ揃うだろうか。
兄の、エリアスの好きだった果実を一口。 とても甘い味が口に広がって、緩く微笑んだ。]
(120) 2018/03/11(Sun) 00時半頃
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いえ、頼んでるのは此方ですし… いつもありがとうございます。ドナルドさん。
[彼の肩の上から荷物が落ちない様に、手を添えて支える。支える為に近づいた距離に、またドギマギしつつも]
―はい!
[>>116合図に良い笑顔で返事をする。ベッキーに店番を頼んで外へ出て、共に歩き出すだろう。 ビアンカのお屋敷までの道のりが、もっと伸びれば良いのになんて思いながら。**]
(121) 2018/03/11(Sun) 00時半頃
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お、珍しい。 俺の愛弟子に勝ったとは! ふはははは!では最後の魔王、フィリップ様がお相手だ! 勇者ネルスよ!カトリーナ姫は俺に勝たない限り返さぬぞ!
[ノリと勢いで高笑いをしながら草を掴む。 カトリーナを姫にしたのは近かったのとあとなんとなくである]
俺様の攻撃だー、でやー
[d6で高い方の勝ち、4]
(122) 2018/03/11(Sun) 01時頃
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ふ、ふふっ、四天王の最後の一人を倒したら、 次はいよいよ魔王だね、 勇者は、負けないんだぞー!
姫さま今お助けしますー。 受けてたつー。
[ごっこ遊びが楽しくて乗って、勝負を受けたところ結果は3]
(123) 2018/03/11(Sun) 01時頃
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あらあら。いいのかしら。
[一回だけ、という草相撲トーナメント戦は、小さい子たちと一緒に観戦の構えです。 長引けばドナルドさんに怒られるでしょうに、本気で張り合う二人は可愛らしくも懐かしいものです。 ましてや魔王に勇者に姫>>122なんて言われたら、おかしくて思わず笑ってしまいました]
ふふふ。きゃー、助けてネルス様ー。
[こんな風にふざけてみたのはいつ以来でしょう。すこしだけ子供に戻れた気がして、本当に楽しく思います]
(124) 2018/03/11(Sun) 01時頃
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勇者様……
[ざんねん、勇者ネルスの冒険はおわってしまった!
なんて、脳裏によぎったナレーションにあわせて、さらに笑ってしまいました。うっかりすると笑いすぎてしまいそう。]
(125) 2018/03/11(Sun) 01時頃
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ああー。 魔王強い……やっぱり強い……
で、でも、僕を倒したって第二、第三の勇者が現れるんだからねっ。
[折れてしまった勇者の剣(草)をポイした。]
ふっふ。勇者は職人に戻らなきゃなあ。
(126) 2018/03/11(Sun) 01時頃
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はーはっはっはー!これで姫は俺様のものだー 勇者ネルスよ!初めからやり直すがいい!
[子供達がきゃあきゃあ笑って、カトリーナも笑って、俺たちもごっこ遊びに興じて。まるで子供のころを夢で見ているようだなあなんて思いながら、椅子を指差す]
ほら、行ってきな。 早く帰ってきたらリベンジマッチとか草笛教室とかやるんだからさ
[待ってるからと笑いながら、手伝わずに見送りの体勢]
(127) 2018/03/11(Sun) 01時頃
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第二第三がいていいのか勇者
[勇者ってこう、なんか、一人だけっていうんじゃないっけ!?なんて見送りながらツッコンで、子供達がまたきゃあっと声を上げる。
全く、自分もネルスも、ノリで遊び始めたら勢いだけで話すからいけない。 笑い転げそうなカトリーナを軽く支えてやりながら、一つ息を吐いた]
あー、笑った。 やっぱりネルと遊ぶのは楽しいなあ
(128) 2018/03/11(Sun) 01時頃
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はいはい。 時間かかるかもしれないから、日が暮れたら先に帰るんだよう。
[うっかり遅くなって、夜まで子供たちが待っていたら困るので釘をさしておく。]
じゃーねえ、魔王に姫さま。 第二第三の勇者よ、頑張ってねえ。
[楽しげに笑うと、椅子を抱え直して配達に戻った**]
(129) 2018/03/11(Sun) 01時頃
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ふふ、っ、第二第三のって、悪役の方の台詞じゃないかしら……
[まだ笑いをひきずりながら、勇者様(第一)の台詞>>126にツッコミを入れます。 笑いすぎておなかがいたい、と思ったところですっと支えられて>>127、すこしだけ現実に戻ってきました。]
そう、ね。こんなに笑ったの久しぶりかもしれないわ。
[息を整えて、姿勢を整えて。大丈夫かしら。へんな緊張感とか、伝わっていなければいいのですけれど。 せっかくの楽しい時間に水を差したくはないのです]
(130) 2018/03/11(Sun) 01時半頃
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童話作家 ネルは、メモを貼った。
2018/03/11(Sun) 01時半頃
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はは、そりゃよかった 笑うのは健康にいいんだって、爺ちゃんのモットーだったらしいし リーナは笑ってると可愛らしいし
[転げないような姿勢になれば支えをやめて、そういえば何かを言いかけていたと思い出す。 自分が第二第三の勇者とばかりに挑戦してくる子供達に容赦なく勝ち残りながら思考を手繰り寄せていたところで、ああと思い出した]
こうやってさ、笑いあえるなら、いいんじゃない? 子供のころみたいに、とは言い切れなくても 一緒にいて、少しは気が楽になれるなら、それはそれで、俺はいいよ
[へらっと笑いながら、カトリーナの顔を見つめる]
リーナが俺と一緒にいて楽になれるなら、俺を利用したらいいよ
(131) 2018/03/11(Sun) 01時半頃
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可愛いって、……もう、
[緊張感を気にしていたところにそんな事を言われたものですから、言葉に詰まってしまいました。 続く言葉にも、咄嗟には答えられません。
確かに、楽しかったのです。嘘偽りなく、楽しかったのです。 けれど、"利用"という言葉には、誤魔化しようもない引っ掛かりを覚えてしまうのです]
(132) 2018/03/11(Sun) 02時頃
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……。少し、考えさせてください。 また今度お話ししましょう。ね?
[彼の言葉は優しいけれど、それに安易に甘えてしまえる程これからの生活は平坦ではありません。 結婚すれば、次は子宝を急かされるのです。優しさに依存する関係でその山を越えられるのでしょうか。 さすがに子供達の居る場ですから、直接問うのは憚られました。
恋心は要らないのかもしれません。流されればきっと楽になれるのでしょう。 それでも、わたしはきっとセレストのような一途な思いへの憧れを捨てられずにいるのです* *]
(133) 2018/03/11(Sun) 02時頃
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――回想>>104――
[暫く前の話だ。目が利いていた頃の、まだほんの若造だった時の話。
春先のことだった。人間にとっては動きやすくなった上、山菜に木の実、花蜜、草花と山が明るくなってくる時期だが、獣にとっては厳しい冬をどうにか生き繋ぎ、ようやく飢えを満たせるといった頃合いだから、邪魔が入れば暴れやすい。 そんな自然との悶着を誰かが起こしていまいか確認のため、毎日のように山を歩き回っていた、その時だ。]
動くな!
[震えた少女と、興奮した獣。気づくのがあと一歩遅ければ危なかったろう。 慣れた手斧で跳びかかり、獣をいなした。]
……立てるか? いや、背負って帰ろうか。
[村人皆兄弟家族とはいえ、7つも下の子。 ほんの小さな子供のような扱いをしたのを、彼女は覚えているだろうか。]
(134) 2018/03/11(Sun) 02時頃
|
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[荷物を支えてもらう道中、そんな昔のことを思い出す。 あの頃のちびがねえ、と感慨深いものを感じつつ、隣のセレストを見やった。]
あそこだな。 まーしかし、でかい家だね。 ここまででかいと、ちょっと住むには広いわな。
[ほろりと出たのは、まだ誰にも話していない、転居の意思。]
(135) 2018/03/11(Sun) 02時頃
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─ オーレリアの家・リビング ─
[一人で暮らすには広いこの家に、 お客さんが来るときはときおりある。 そういう時にはこのお茶を出すのだ。
お茶を飲みながら、]
果実の美味しい季節になったね。 私もとりにいこうかな。
[とか、]
お魚でなに作ろうかな。 レオのところは何にするの?
[とか、そんな他愛もない事を話しかける。 別に、反応が小さくても構わなかった。 ちゃんと聞いてくれているのは解っていたから。 ふと、革袋へと視線を向けて、緩く目を細めて。]
(136) 2018/03/11(Sun) 03時頃
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|
…。 まだまだ大丈夫そうでよかった。
[声には安堵が滲んでいた。カップを口許に運ぶ。 食器の音、そして外から聞こえる鳥の声。 平和だな、と思う。まるで普通みたいだ。]
(137) 2018/03/11(Sun) 03時頃
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|
[ブローリン家が長命な事は知っている。 家系がみんな健在なのは、正直羨ましい。
でも別に、恨むようなきもちはない。 妬むようなきもちもない。
むしろ、彼らみたいな人こそ、 ちゃんと結婚して子供をつくって。 この村の住人を増やすべきだとも思っている。
それに。 仲のいい人たちに、長命が約束されているなんて。 とても幸せなことに思えて、感謝したいくらいだ。 痣に感謝するのも妙な話だけど、 神様に感謝するよりはいい気がした。]
(138) 2018/03/11(Sun) 03時頃
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|
[だから、]
─── そういえば。 うまくいけば、もうすぐ村で結婚式があるかもよ。
[詳細は悪い気がして言わないけれど。 あと、もうすぐは絶対に言い過ぎだったけれど。]
レオも、ドンも。 そろそろ良い歳なんじゃない? いないの?そういう人。
[なんて。逃げたくなりそうな台詞をそっとひとつ。 お茶と果実がなくなるくらいの頃合いに。*]
(139) 2018/03/11(Sun) 03時頃
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|
─ 回想:母 ─
[昔の話だ。まだ小さい頃の話。 母親が発症して、魔女の家にいく。 おとなしくいって、おとなしく薬を飲んだ。]
これで だいじょおぶ?
[近くにいた兄に、ぎゅうと抱きついた。 兄もふるえていたけれど、うん、と。 優しく頷いてくれた記憶がある。
翌朝、母は帰らぬ人となった。 私は兄に、]
うそつき!
[と、泣いて叫んだ。 兄も泣いていた。抱き締められて、一緒に泣いた。 父親は、ただ静かに。拳を握りしめるだけだった。]
(140) 2018/03/11(Sun) 03時半頃
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|
[それからしばらくの間、 私は幼馴染みの誰とも遊ばなかった。
次に顔を出したのは半月後。 気まずそうにブローリン兄弟の元に行って。]
……… オーレリアとも、また、あそんでくれる?
[おそるおそると、 兄の背中から話しかけたのを覚えている。*]
(141) 2018/03/11(Sun) 03時半頃
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|
[小さい頃は人並みに泣いていた。 母が死んだ次の年に父も死んだ。 同じように発症し、薬を飲んで。
うちが布屋だったからまだよかった。 小さくても仕事ができる。 それに、兄は小さい頃から釣りが上手かった。]
── ねえおにいちゃん おーれりあはどうしたらいいの?
『祈れば良いんだよ、リア』
[小さい頃の兄の言葉が、 私の耳に、まだ残っている。
兄が死んだとき、 私は *泣かなかった*]
(142) 2018/03/11(Sun) 04時頃
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|
─オーレリアの家─
[>>118オーレリアの誘いに首肯して、椅子の少ない机へと。 両親とオーレリア、エリアスのぶんだった椅子は、ずいぶん使う人が少なくなってしまった。]
仕事。 なかなか、ありがたいことに、暇にはならないみたいだ。
[>>119質問へ答える。 いい年と呼ばれる年齢になっても、愛称で呼び合える仲はとても嬉しいものだ。 エリアスは、エリーと呼ばれることにいい顔をしないこともあったけれど。
いくつか呼び方を変えて試して、けれどただの呼び捨てに一番違和感があって、結局何を試してもエリーへ返ってきたのも、今となっては良い思い出の一つ。]
(143) 2018/03/11(Sun) 08時頃
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[>>136暖かいお茶を一口。 手のひらから伝わる熱は、オーレリアの優しさとともに染み込むよう。]
山に入るなら、そういう服を整えなくては。 リアなら作れるだろうが、まずは靴かな。
[その話なら得意だ。 とはいえ、怪我しやしないか、ひやひやしそうだ。 女は男になれない。 男は女を守るものだといえ、何が起こるかわからないところのある山で、必ず守り通せるという自信はない。 ドナルドと男は違う。]
うちは、煮付け。 ドンに聞いて、注文もらった。
[濃すぎず薄すぎず、祖母から受け継がれたやさしい味の煮付けだ。 ドナルドは聞けばちゃんと答えてくれる。 口調だけはつんつんとしていたって、かわいい弟であることに変わりはない。
オーレリアから尋ねてもらえれば、ほら、こうしてちゃんと楽しくおしゃべりができる。]
(144) 2018/03/11(Sun) 08時頃
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|
[ただ。]
もうすぐ? 急な話、だな。
[カトリーナたちはまだ見合い中だ。 ドロシーが話していた以外にも、何か話があるのだろうか。 お祝いの用意が間に合うだろうか。]
そういう 、そういうのは、ない、な。
[ちょうど手元の食べ物が尽きたころなものだから、カップを手の中で、ゆっくり揺らす。 うまい話し方もできず、前髪の下で眉毛を垂らし。]
(145) 2018/03/11(Sun) 08時頃
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母さんは、何か期待してるみたいだけど。 父さんは、好きにしたらって言ってくれる。
……ああ、おれが知らないだけで、ドンは何かあるかもしれない。 あいつは、人に好かれる子だから。
[そんな話口で、オーレリアの問いにこたえきれただろうか。*]
(146) 2018/03/11(Sun) 08時頃
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─回想>>120─
[オーレリアが男の子になる発言には困った。 けっこう本気で困った。]
えええ、それは、ちょっと……
[なかなか嫌そうな声が出たことを覚えている。 父母は細かく気にしたり口にしたりしないといえ、そりゃあ、オーレリアの話をして、いいわね、なんていうことだってあるのだ。 女の子は着飾ったりできて、とか、そういう。]
あそぶのに、おとこもおんなも、どっちでもいいじゃない。 ……そうだ、ぼくがおんなのこになったら、半分ずつだよ。 それなら大丈夫?
[当時は今ほど背が伸びていなかったとはいえ、これにはドナルドもエリアスも苦笑されてしまいそうな迷言だったろう。*]
(147) 2018/03/11(Sun) 08時頃
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─回想>>140>>141─
[毒なのか、薬なのか。 幼い男には判別はつかなかった。 ただ、病気になって、間に合わなかったという認識だった。
オーレリアが母を亡くしたのだ、と。 あの家はよく発症する、という言葉が、頭でも感情でも飲み込みにくかった頃。 新しい友達を作るだとか、そういう変化が苦手だった男は、再び遊びに来るようになった兄妹の姿が、ただうれしくて。]
なら、リアもエリーも、うちの子になればいいじゃない。
[それこそ、子供のたわごとだった。 ずっと前、ずうっとまだ、兄妹も兄弟も幼かった。]
うちはみんな元気でしょう。 二人とも、うちにくればいいんだ。 お嫁さんになったり、こどもになったり。
[クロックフォード家のように急いだ教育をされているわけでもなく、ただのんびりと育った子どもの、短絡的な提案だった。*]
(148) 2018/03/11(Sun) 08時頃
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―回想>>134―
[手斧と肉がぶつかる鈍い音が響き、気づけば目の前で牙を剥いていた影は消え去っていた。]
あ…、うう…っ
[恐怖と緊張でガチガチだった身体は、強張って言う事を効かない。瞳に溜まっていた涙を零しながら、首を振る。 ほんの小さな子供の様にあやされながら背負われて、思い返せば羞恥が募るような出来事。それでも。
彼の背中が広くて、温かくて――とても安心した事を覚えている。]
(149) 2018/03/11(Sun) 10時半頃
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―ビアンカ邸への道中―
[>>135視線を感じて見上げれば目が合って。少し照れた様な困ったような笑みを向ける。少女だった頃から背は伸びたけれど、それでも頭一つくらいは差があった。
彼が前方へ向けた視線を追うと、ビアンカ邸が見えて来てきた。此処で用事は終了かと、名残惜しく思う。]
そうですね。 あそこまで広いと、アタシなら持て余しそうで…
…「住むには」…? 何処かお引越しでもされるんですか?
[呟きを拾う。ブローリン家は皆息災で、家宅も老朽化等あっただろうか。引っ越す理由が見当たらない。素朴な疑問を述べてみる。]
(150) 2018/03/11(Sun) 10時半頃
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─ オーレリアの家 ─
[使う人が居なくなった椅子は、>>143 住む人が居なくなった家と同じだ。 すぐに悪くなってしまう。 だから、極力使うようにしていた。 いつの日か、私がこの家を去るまでは。]
あら。それはありがたい話ね。 元気そうなら良かった。 しんぱ、…やだ。 また心配しすぎって言われちゃうかしら。
[さっきフィルにも言われたのよ、と。 眉の端をさげながらそう付け加えた。
兄は愛称で呼ばれる事自体は嫌いではなったはずだ、 ただ、うん。ただ。 ちいさい頃に「なんだか女の子みたいね」と言った、 私の余計な一言のせいで。と思うと申し訳がない。]
(151) 2018/03/11(Sun) 11時半頃
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[お茶を飲む様子を眺める。>>144 誰かがこうして何かを口に運ぶのを見るのは、 実は好きだったりする。]
確かに。ちゃんとした服じゃないと、 深くは中々はいれないものね…。 靴かあ、靴も作れない事はないけど、 靴屋さんに頼む方がいいよね、やっぱり。
[でもそんな蓄えも今は微妙、と笑って付け加えて。 煮つけと聞くと、へえと頷く。 相変わらず仲良しね。と微笑ましくもなりながら。]
じゃあうちもそうしようかな。 あ、そうだ。 収穫期の香草があるからそれも少し持って行って。
[ブローリン家に比べると雑な味だけれど、 そこそこに美味しい料理の作り方は心得ていた。]
(152) 2018/03/11(Sun) 11時半頃
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もうすぐ。…言い過ぎかもしれないけど。 実はまだお見合いとか、そういう段階。
[聞き返されて頷いて、 今度は素直に白状するように、そう付け加えた。
彼自身の事を聞くと、妙な間があいたような気がして、 緩く首を傾ぐ。父母の話も聞いて、うんうんと頷く。]
あら。……そっか。でも、男の人はこれからだしね。 30でも40でも。きっといい人が見つかるわ。
[それは、彼の家系が長命だからこそ、 言えた事かもしれなかった。]
まあ。ドンに。どうなんだろう、居たら素敵ね? 今度きいてみようか。
[なんて、また笑って。楽しい時間は過ぎて行く。 お茶が終われば二人とも、仕事に戻る身なのだけど*]
(153) 2018/03/11(Sun) 11時半頃
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――ビアンカ邸前――
だよなぁ。 しかも模様替えだっけか? 一苦労だろ。 よっ……と、
[大きな屋敷は、村では目立つ。 慎ましい生活を続ける庶民からすれば中のことなど想像するしかないが、大変には違いないだろう。 扉に据え付けられたノッカーを、絨毯を抱えた方の手を伸ばして叩く。 荷物が多いせいでうまく掴めず、なんとも弱い音だけ鳴った。 聞こえただろうと勝手に思うことにして、開けに来るのを待った。]
(154) 2018/03/11(Sun) 12時頃
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[途中、転居について聞かれれば、失言だったと心中だけで反省する。]
あ? あー……ナイショな。 ちと、考えてるだけだ。
兄貴も親父らも、そろそろ俺のこと忘れてほしくてよ。
[狭い村の中、完全に忘れるのは無理だ。 仕事上歩き回るし、さっきも鉢合わせた。 それでも穏やかな家族は心配性だし、心労をかけるのは本意じゃない。 向こうにとっては俺がこう思うことこそ本意じゃないんだろうが、苦しいものは苦しいのだった。]
(155) 2018/03/11(Sun) 12時頃
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でも、お元気で楽しめる事が多いのは、 良い事ですよ。ご依頼も多いですし。
[父が近年亡くなり、母と二人で慎まやかな生活を送っている自分の小さな家では、模様替えのしようが無い。 今の生活に不満は無いが、もっと父とも一緒に生活を楽しむ事が出来たら良かった。そう思い返す事はたまにある。
ノッカーの音で家主が出てくるまで、もう少しだけこの談笑を楽しむ事にする。]
(156) 2018/03/11(Sun) 12時半頃
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忘れて欲しい、って… どうしてそんな…
[彼の口から予想外の言葉が出てくると、困惑の色を浮かべ表情を曇らせた。温かい家族に支えられて、彼がどこか息苦しく感じているとは考えが及ばない。家族が生きているだけで、有難い事だと思うから。
然しナイショと言われれば、わかりました、と少し俯いた。]
あの…アタシに出来る事が何かあったら言って下さいね。 洗濯ぐらいしか、取り柄が無いですけど…
[暫くして、恰幅の良い老婆が出てくる。”あらあらごめんなさいね。大変だったでしょう”と労わりの言葉をかけて、荷運びのお礼と領収をするだろうか。]
(157) 2018/03/11(Sun) 13時頃
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そうさな。 いい歳だってぇのに楽しそうで結構なこった。
[屋敷の主たるビアンカは、婆をつけて呼ぶような歳。 短命が多い村の中で珍しい老女は、本人の豊かさもあって、呪いなど存在しないかのような暮らしぶりだ。 叶うなら、これほどでなくとも気楽に生きてほしいものだと思う。 困惑した表情>>157に、心情を吐露する。]
忘れたほうがいいんだよ。 うちは長く生きるだろ、とはいえいつかはそん時が来る。
だのに一番下に死に損ないがいるってだけで、皆が皆気にしぃじゃ勿体ねぇだろ。 好きに生きてほしいんだ。
[行き先は決まっていないから、まだ考えているだけだが。 出来る事を求めるセレストに、洗濯してくれんのは助かるよ、と告げた。]
(158) 2018/03/11(Sun) 13時半頃
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こいつが仕事なんで。
[大変だったでしょう、と労われれば、ぽんと荷物を叩いて示す。 屋敷の中に荷を降ろして、紙をちぎってもらう。 渡す相手は隣にいるので形式だけのやり取りだが、やらないとおさまりが悪い。]
そんじゃ、婆さんも元気でな。 なんか仕事あったら呼んでくれ。
[ビアンカ婆は払いはいいが、この家には使用人がいるのでそうそう仕事はない。 わかっていても声はかけていくし、婆さんもはいはいと受け入れてくれる。]
(159) 2018/03/11(Sun) 14時頃
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[屋敷を離れ、来た道を戻る。 さて広場に戻るか、何事もなければ家に帰るかという時分だが。 ふと、兄の言葉を思い出す。]
あー、そうだ。八百屋寄らねえと。 仕事あるんだろ、先戻っててくれ。
[セレストを仕事中連れ出した罪は重いと考えていた。 ベッキーも洗いが残っていると言っていたし、セレストもやることがあるのだろうと、渡し賃をもらうのも忘れて帰そうとする。]
(160) 2018/03/11(Sun) 14時頃
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…ドナルドさんは、お優しいんですね…
[彼の語り>>158を聞いて、小さく呟いた。 大怪我をした事により、彼の家族や昔馴染みが都度心配する姿をよく見かける。自分の事を忘れて欲しい、好きに生きて欲しい。それが彼の考える最も良い道なのだろう。
然し否定したい事も沢山ある。一先ずは領収を見守り、紙片を受け取って。]
ありがとうございました。お元気で。
[彼に倣ってビアンカに挨拶を。浮かべた笑顔は空笑いであった。]
(161) 2018/03/11(Sun) 15時頃
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[用事を追え、帰路へ着く。>>160呼びかけには ああ、そうでしたね なんて生返事。そうだ、残りの洗濯はベッキーに押し付けままだ。]
あ、あの…!
[然し頭の中は残した仕事よりも、先程の話題で一杯で。 意を決した様に一歩近づくと、ドナルドの手を両手で握る。洗濯仕事で荒れ気味の掌を、恥じる余裕も無く。]
――アタシはドナルドさんを「死に損ない」なんて、 思っていません! 生きてて本当に良かったと思うし、 例え忘れて欲しいなんて言われても、忘れられません!
(162) 2018/03/11(Sun) 15時頃
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心配をかけて、心苦しく感じてしまう気持ちも分かります… でも、ドナルドさんももっと自分の幸せを 考えてみても良いんじゃ…ないかっ……て………。
[みるみる声が小さくなっていく。随分と踏み込んでしまった事を言ってしまったと思う。呪いを気にして恋に消極的である自身の事も棚に上げて。余計なお世話だったかもしれない。]
な、何か突然変な事言ってすいませんっ! 荷運び、ありがとうございました!!
[誤魔化す様に捲し立て。片手を一度離してエプロンポケットの中に入れると、もう一度ドナルドの掌に押し付けた。]
それじゃ…また!失礼しますっ!!
[ぺこりと一礼して、また逃げるように洗濯屋へと戻っていく。ドナルドの手の中には、渡し賃が残っていた。**]
(163) 2018/03/11(Sun) 15時頃
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優しかねぇよ。
[心配してくれる親元を離れようというのだ、優しくはないと自認している。 ビアンカが出てきたのはこの返事のすぐあとで、話はここで途切れた。
自分より低いところにあるセレストの表情の、細かいところまでは読み取れない。 空笑いをするような感情にも、気づけない。]
(164) 2018/03/11(Sun) 15時半頃
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ん?
[声をかけられて足を止めた。セレストの側を見れば、彼女が一歩踏み込む。 握られる両手、包み込まれた温度の意味を知るより前に、まくし立てられる。]
……あ、ああ、判ってるよ。判ってる。 脱走者になる気はねぇし、この村にいる以上はそこら中で顔も見るだろ。 本当に全員が全員、まるきり俺のことを忘れるなんて思っちゃいねぇよ。
生きてて良かったってのは俺もそう思う。
[言葉を返してみる、が、何を言ってもセレストの語気に合う正しい答えには思えない。 本心以外を語る器用な口は持っていない。出てくるのは皆思ったままの言葉なのだが、どこかうまく噛み合わない気がした。]
(165) 2018/03/11(Sun) 15時半頃
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俺の幸せ、ね―― 充分、幸せなつもりなんだがな。
[この身体になっても仕事はあるし、生きていける。 それで充分だと思っていた。それ以上を望むのは高望みだと。 家庭を持つなどとは以ての外だ。人に負担をかけたくなくて家を出ようというのに、その相手を増やすなどとは考えもしない。]
いや、俺も変なこと言って悪かった――って。 お、おい!
[ポケットから押し付けられたコインは、いつもの渡し賃とは違う額だ。 呼び止めようにも、セレストはすっかり先に走って行ってしまった。 大きなため息の後、釣りは明日にでももらうか、とポケットへ。 多めの渡し賃を持って、八百屋へ向かう。]
(166) 2018/03/11(Sun) 16時頃
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--広場--
うん。 カトリーナが納得するまで考えたらいい
[もう少し考えさせてと願う言葉>>133に頷いて、太陽の傾きを見る。 少し早いけれど子供達を返してもいい時間だろう]
さて、残念ながら今日は解散なー、子供ら ネルス先生の草笛講座は、また別の日にネルの家に行ってやってもらいな
[子供達の頭を撫でて、もう少し遊びたそうな様子を見せる子供には秘密の任務を与える]
俺はこれから秘密任務があるから、お前がみんなをちゃんと返してやるんだぞ
[悪戯っぽい笑顔と重ねた秘密という言葉に勢い込んで頷いた子供を先頭に、子供達が帰っていくのを見送って、ひょいとカトリーナを振り向いた]
リーナは?どうする? 必要なら送るけど
(167) 2018/03/11(Sun) 17時頃
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[くぁ、とあくびをしつつ、傾きはじめた夕日を見る。 八百屋で葉物野菜を買い込んだ。人の多い商店通りは噂話も駆け巡るものだが、誰ぞの惚れた腫れたにはあまり興味がない。 弟分の見合い話の噂もあったが、へぇ、という程度で聞き流した。]
よう、ちび共。 今帰りか?
[先頭を意気揚々歩く子供>>167に声をかける。 遊んでやれなくて悪かったなと言えば、こちらからもフィリップの名前が出た。 楽しげに遊ぶ様子がありありと浮かぶ。あいつもいい兄貴になったんだなと、どこか感慨深い。 いい春が来ればいい、などと内心でお節介を焼く*]
(168) 2018/03/11(Sun) 18時頃
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―広場―
ええ、ありがとう……。
[優しい言葉>>167に頷いて、ふうと息をつきます。 もうそろそろ陽が落ちてくる頃、帰って家事の手伝いをしなければいけない頃です。姉たちが抜けたとはいえ、母一人ですべてを回すにはまだまだ人数が多いものですから。]
まだ明るいから大丈夫。うちもそんなに遠くないもの。
[今彼と一緒に帰ったら、それこそ母の勢いに押されてちゃんと考えることができなくなりそうで。だから、今日は一人で帰ることを選ぶのです。]
(169) 2018/03/11(Sun) 19時頃
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[オーレリアの家は、この若さで一人暮らしのためだろう、あまり裕福とは言えないようだ。 といっても、この村そのものが、そう豪勢な暮らしができるものでもないのだけれど。
あまり口を挟むのもためらわれる話題は引き延ばさず、>>153明るい話題へと切り替える。 ドロシーから聞いた話をぽつりと伝えれば、どれだけ誇張された話かわかるだろうか。]
ドンへは、リアから聞いてくれ。 おれからだと、言いにくいところもあるだろうから。
[このあたりを頼めるのは、幼馴染ゆえの気安さだろうか。 もしも、 ……一瞬よぎった考えからは、目をそらした。]
うん。まだまだこれからだ。 リアだって、同じくらいだろう。
[そんなのんきなことを言い、またお茶の感想をぽつぽつと。 楽しい時間は、あっという間に過ぎていく。]
(170) 2018/03/11(Sun) 19時半頃
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そろそろか。 話し込んで、すまん。
[ふとみた窓の外、空の色を確認して、立ち上がる。 空っぽの器を返し、引き留めがなければ仕事へ戻ろうと。]
(171) 2018/03/11(Sun) 19時半頃
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[リアは、どうなんだ。
その一言は、出てこなかった。]
(172) 2018/03/11(Sun) 20時頃
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[そういえば、そろそろ椅子(>>46)の修理が終わるころだったか。 ドナルドへは買い物を頼んでいるから、帰りが遅くなるかもしれない。
行き違いの起きないよう、家のほうへ足を向ければ、ちょうど>>129ネルスが来ていたところだった。]
届けてくれたのか。
[年下の、オーレリアと同じく一人で頑張っている子。 子、というには、もう彼も一人前か。 つい、何年も前の感覚が抜けずにいる。]
重かったろう。 休んでいくか。
[夕飯の処理をしながらでもよければ、上がっていくよう声をかける。]
(173) 2018/03/11(Sun) 20時頃
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―ブローリン家の前―
[遊んだことで気分転換。 荷物は重いが気分は軽い。]
ブローリンさん家、誰か居るかな……?
[ネルスが行くタイミングが悪いのか、今まで訪ねていくと誰にも会えないことが多く。配達の時にいない場合は、玄関近くの植物の陰に隠しておくのが常だ。
ドアを叩こうと腕を振り上げたところで、>>173]
ああっ……!?
[声をかけられて驚き、勢い余って空ぶった。]
(174) 2018/03/11(Sun) 20時半頃
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あっ……こっ、こんにちは、お届け物ですっ!
[声が少々裏返りつつ、誤魔化すように笑った。]
あ、あはは。 ちょっと、びっくりしちゃって。
う、うん。 お夕飯の邪魔じゃなければ……
[早く終わったら、というフィリップとの約束もあったけど。広場に戻る頃には遅くなっていると判断。お誘いに甘えることにした。**]
(175) 2018/03/11(Sun) 20時半頃
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童話作家 ネルは、メモを貼った。
2018/03/11(Sun) 20時半頃
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[ブローリン家は祖父母とは別に暮らしているし、両親も健康のため仕事やなんやで出かけていることが多い。 留守で手間取らせなくてよかった、と内心ほっとする。]
ああ、お疲れ。 驚かせてすまん。
[どうぞ、と招き入れた。]
(176) 2018/03/11(Sun) 21時頃
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─ブローリン家─
[家族のぶん、家は狭くはない。 ダイニングへ案内し、自分はキッチンへ向かう。 夕飯は香草を使った魚と根菜の煮付けだ。
オーレリアにもらった生肉は塩と香草と一緒に揉んで漬けておく。 明日の夕飯には、いい味に仕上がっているだろうか。 木の板にその旨を書き付けて、肉と一緒に置いておいた。 なかなか豪勢な食事ができそうだ。]
椅子、ありがとう。 代金はもう払ってあったのだったか。 まだだったか?
[確認しながら、手は休まない。 下処理だけ済ませてあった魚を鍋へ移す。]
(177) 2018/03/11(Sun) 21時頃
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忙しくはなかったか。
[ぽつり、ぽつり。]
ドンが何度もやるから、慣れたか。
[ドナルドを、オーレリアを真似るように、いくつか尋ねごとをして。 話をするうちに、手元の鍋からは、まろやかな塩の香りが漂っていく。]
なんなら一緒に食べていくか。
[親やドナルドへは事後承認だが、なんとかなるだろうと。 広場へ戻るというなら、止めずに見送るつもりで。]
(178) 2018/03/11(Sun) 21時頃
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[一人きりの帰り道、いただいた時間を使って、わたしはいろいろなことを考えていました。 恋心のことだとか、誠意のことだとか。それから、友人たちのことも。
早婚至上主義の我が家はともかく、同世代の友人で既婚者はそう多くありません。呪いのために敢えて避けている人もいるのでしょうけれど、あまり突っ込んだ話をしたこともありませんでした。 みんながセレストみたいにわかりやすければ話は早いのでしょうけれど、外から見てもわからない方が圧倒的に多いものです。]
(179) 2018/03/11(Sun) 21時半頃
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[たとえば、身近なところではネルス兄さんとか。ベッキーとか。どういう思想でいて、どういう恋を知っているのか、わたしにはわかりません。 リア姉さん……は、もしかしたらもう心を決めてしまっているのかもしれないけれど。だからといって、一度も恋をしなかったのかはわかりません。
あとはサイモン。彼はあの後、誰かを見初めたことはあったのでしょうか。それは今度こそ永遠なのでしょうか。]
(180) 2018/03/11(Sun) 21時半頃
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─回想─
[ブローリン家は採集の知識を受け継いでいる家だ。 日々の糧になる採集だけでなく、何かの素材になる草や、虫などを採ることもある。
それこそ、"魔女"が求める薬の素材でも。
だからこそ、幼いレオス・ブローリンが魔女の家を訪れる機会もあった。 薬が必要とされたときだというよりは、家の仕事が役立つ時だという意識だった。 年の近いドナルドも一緒だったが、彼にとってはあの訪問はどうだったろうか。
あの人が、魔女。
当時の魔女は、今の魔女の親の世代。 小難しい話が始まったところで、男は少し年上で、でも親たちよりは年の近い魔女の娘へ声をかけた。]
(181) 2018/03/11(Sun) 22時頃
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それはなあに?
[手元を指さして。 自分がこれから覚えていく仕事へ、もっと詳しくなりたい、好奇心を宿して。
今はもう、あのころのように話しかけることはきっと、ないだろうけれど。*]
(182) 2018/03/11(Sun) 22時頃
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─回想─
[クロックフォードの家は、結婚、出産に積極的だ。 良い年頃の男性には積極的に声がかかる。 見合いの話が舞い込んできたのは、レオス・ブローリンが18を超えたばかりのころだった。
カトリーナよりずっと年上、男より少し年若い女性が相手とのことだったが、男にとってはそんな話が来たのがなぜなのかというあたりから考えるくらい、寝耳に水の話だった。
結婚というのはまだまだ未熟な身では考えられなくて、申し訳ない。
お断りするのも恥をかかせるようで罪悪感があったが、急いで結婚して、気持ちがないままに過ごすことは、男には考えられなかった。 後ろで見合いの手伝いをしていたらしい、彼女の妹たちではどうかと軽く尋ねられても、恐縮するばかりの情けない姿をさらした覚えがある。 彼女たちにも、どう見えていたのやら、考えると頭が痛いものだ。]
(183) 2018/03/11(Sun) 22時頃
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[なんとか角を立てないように頭を下げ、お断りをしたものの、そこまで急ぐ気持ちがどうしても理解できなかった。]
きみも、ああいう風に、すぐに結婚するのかな。 したい、のかな。
[手伝いに動いていた少女、カトリーナという名は後から知ったが。 彼女がどのくらい、姉の見合いを理解していたろう。
クロックフォードの親や見合い相手が退室した隙に無意識につぶやいたそれは、少女にとっては余計な一言だっただろうか。*]
(184) 2018/03/11(Sun) 22時頃
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っと、悪い。
[ぶらり菜っ葉を持った帰り道、肩が誰か>>180にぶつかった。 兄がいたら不注意で叱られそうだ、と先に帰っているはずの料理当番を思う。]
カトリ。 今帰りか。
[どこか考え事をしているような彼女に声をかける。 よくよく考えるとまだ成立してもいない色恋の噂がこれほどまでに村中広がっているのは肩身が狭そうだ。 さほど興味もないことだし、と呼んだ声は普段と変わらない色。]
(185) 2018/03/11(Sun) 22時頃
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あっ、 す、すみません。
[ぼんやり歩いていたものですから、どなたかにぶつかって>>185慌てて頭を下げました。ただ、返ってきた声音がよく知った、それこそいろんな話題で引っ張りだこの方と知れて、少しびっくりしてしまいました]
ドナルドさん、は、はい。皆で子供たちと遊んでいたら遅くなってしまって。
[誰と遊んだのか、は一旦伏せてそう答えます。せっかくネルス兄さんがこっそり遊んでいたのですから、ここでばらしてはさすがに悪いでしょう]
ドナルドさんはお仕事ですか?遅くまでお疲れ様です。
(186) 2018/03/11(Sun) 22時半頃
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―回想―
[それは遠い記憶、たしか8つのころでしょうか。 ドナルドさんのお兄さん、レオスさんが一番上の姉とお見合いをしたことがあるのです。 我が家にとっても初めてのお見合いで、母も姉も妙に気合を入れていたことを子供心に覚えています。 最終的には上手く行かなかったようですが、それでブローリン家との関係がどうこうというお話にならなかったのですから、きっと円満にお断りいただいたのでしょう。
ただ……当時のわたしはレオスさんのお名前も知らなかったにもかかわらずしっかり記憶に刻まれたのは、与太話のネタとして母が再三話題にしていたせいでもあるのですが。]
(187) 2018/03/11(Sun) 22時半頃
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わたし、ですか?
[すぐに結婚したいのか>>184 そう問われた時のわたしは、まだ疑うことを知らない時分。]
んー、と。結婚は、しなきゃいけないのです。 はやく結婚して赤ちゃんができないと、家がなくなっちゃうから。 家がなくなったら、いつかは村がなくなっちゃうんです。
[だから、あの時のわたしは淀みなくそう答えました。 母から言われたとおりに。姉が息をまくとおりに。 それでいいのだと思っていました。相手がどんな風に考えるかなんて、当時のわたしの意識にはなかったのです]
(188) 2018/03/11(Sun) 22時半頃
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いや、俺の不注意だし気にするな。
[>>186頭を下げられて、気にするなと手をひらひら振る。 子供たちと遊んでいた、と聞けばちょうどすれ違った誇らしげな行列を思い出した。 フィリップと、と聞いていたが、そこにはカトリーナもいたらしい。]
ああ、――さっき、帰って行くところに会ったよ。
[一瞬迷って、フィリップの名前を出すのはやめる。 ネルスの名前は子供たちから出なかったので、子供と遊んだのは彼女らふたりで脳内完結した。別に知ったところで怒りゃしないのだが。]
(189) 2018/03/11(Sun) 22時半頃
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─回想>>187>>188─
[悪く思っていたわけではない。 助け合って生きていく村の仲間だと思っている。 あの時重ねた言葉には嘘はなくて、だから、彼女がその後結婚したと聞いても、おめでとうと素直にお祝いすることができた。
当時の少女の言葉に、驚いたのもまた事実だけれど。]
しなきゃ、って。
[こんな時分の子どもの考えだろうか。 そう言われ続けて、慣れているだろうか。 絶句しそうになる言葉の続きに、はと目を開く。]
(190) 2018/03/11(Sun) 22時半頃
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そう、だね。 村が、みんながいなくなるのは、いやだな。
[その思いなら理解できる。 いなくなると、それ自体に実感はなかったとしてもだ。]
きみはえらいな。
[なるほど、そういう考えであるなら。 男と全く同じでなくとも、少なくとも、大事な誰かを思いながら生きていることに違いはない。]
きみが結婚したいと思える人に、会えるといい。
[もちろん、こんな年の離れた男でなく、もっと近くの。 村を思う気持ちが重なる人との出会いを、微笑んで祈った。*]
(191) 2018/03/11(Sun) 22時半頃
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―ブローリン家―
はい、お邪魔しまーす……
[お招き頂き、どことなくそわそわとしながらダイニングに通される。配達の椅子はドアを開けてもぶつからない位置に置いた。時々、キッチンを遠目に見ては、手際の良さに感心する。>>177
母が亡くなって一年と数か月、ようやく慣れてきた料理。簡単な物をたくさん作って毎食同じものを食べる等もざらである。]
あっ……ああ、うん。 代金は先に貰ってあるから大丈夫だよ。
[一瞬、見ていたのがバレたのかと勘違いした。]
(192) 2018/03/11(Sun) 23時頃
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えと……そんなに忙しくはなかったかな。 注文も少なかったし、僕の仕事自体ゆっくりだからねえ。
[ぽつぽつ、問われたことに答え。父よりも作業スピードは遅いと自覚しているが、急いでやって適当な出来にするのは気が引ける。>>178]
ドナルド兄さんはお得意様だから。 おかげさまで良い練習になってます。
[ふふっと冗談っぽく笑い。]
え……お夕飯、いいの?
[人数分しかないのではないか、と心配する。だけど、一人の食事に慣れたとはいえ、時には誰かと食べたくなることだってある。だからそれは、非常に魅力的なお誘いだったが、量は足りるの?と遠慮がちにレオスを見た。*]
(193) 2018/03/11(Sun) 23時頃
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仕事っつーか、買い物っつーか。 帰りに八百屋寄って来いって兄貴に頼まれてな。
[これがなければもう少し早く帰っていた、と手提げを見せる。
彼女は、兄のことをどう思っているのだろう。 姉をすげなく振った男だ、ひどく思われても仕方ない。 家同士は別段仲が悪くもないが、個人の意思は別だろうし。]
そうだ、ぶつかった詫びにこれやるよ。 ちょうど貰ったんだ。
[八百屋から、持ってけ、とおまけにつけられたサルナシの枝を差し出した。 甘い果実だが、うちの周りなら森に入れば簡単に取れる。]
(194) 2018/03/11(Sun) 23時頃
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まあ、そうだったんですか? 久しぶりだったのもあって、はしゃいでしまって……。
[こんな時間まで子供と遊んでいたのです、少し恥ずかしくて笑ってごまかしてしまいました。 見る限りは>>185、フィリップ兄さんやネルス兄さんのことはばれていないのでしょうか。
しかし、タイミングが良かった言うか悪かったというか。 セレストのことを思い出せば、自然とドナルドさんのことも思い出しますので、そこにばったりとなると。
……もしかして、ここは踏み込んで探りを入れるチャンスでしょうか。幸いにして、今のわたしは自分自身をだしにするというちょっとずるい技を覚えました。]
(195) 2018/03/11(Sun) 23時頃
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あら、いいんですか?
[なんてこすいことを考えている間に、おすそ分けをいただいてしまいました>>194 ぶつかったといっても大したことはありませんが、せっかくいただいたものを無下に断るのも気が引けます。]
ありがとうございます。 うちもまだまだ食べ盛りが多いから……。きっとみんな喜びます。
[しかし踏み込むタイミングを逃してしまいました。大変です。どうしましょうセレスト。いえ本人に聞いたら全力で止められそうなので絶対言わないのですけれど。 ちら、と顔を見上げるようなそぶりはもしかしたらご本人にも気づかれてしまうかもしれません]
(196) 2018/03/11(Sun) 23時頃
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─ブローリン家─
[>>192>>193答えに一つずつ、ゆっくり頷きを返す。 村では死が近くにある。 ネルスのような若者でも、ひとりで生きていかなくてはならない状況にあっという間に陥ってしまう。 それでも、何とかやっていけるのは、助け合っているおかげだろうか。]
そういうのは、丁寧というんだろう。 慣れれば早さも変わってくる。
[ドナルドの依頼も、慣れへ一役買っているらしい。 今回はネルスに届けてもらったが、ドナルドの荷運びもネルスの仕事の届けに役立つことだろうし、弟がうまくやっているとわかるとなんだかうれしくなるものだ。]
(197) 2018/03/11(Sun) 23時頃
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いいさ。 4人と5人、そう大きな違いじゃない。 それとも、見ないうちに、食べる量がものすごく増えていたりするか。
[煮付けといっても、魚が人数分ではなく、ぶつ切りにしたものを大鍋で煮付けるものだ。 兄弟のいる家としては、大皿料理から好きにとるスタイルはそう珍しいものではない、だろうと思っている。
毎日のことでもなし、ひとりの食卓は寂しいだろうという思いも、家族ならくんでくれるだろう。]
あとは、そうだな。 次にドンが何か壊してしまったときは、まけてくれると嬉しい。
[そのくらいの小さな頼みをくっつけて、箱で予備の椅子を用意し始めた。]
(198) 2018/03/11(Sun) 23時頃
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うちも人数は多いからな。 こんなもんで悪いが、女の多い家じゃ、甘いもんがあるといいだろ。
[>>196カトリーナがセレストのことを考えていることも、どうして自分の顔からセレストのことを思うのかもまるで知らずに、うまく話題をすり抜けた。 見上げるような素振りには気が付きはするものの、己の身長のせいだろう、くらいにしか思わずに。]
んじゃ、おばさんにもよろしくな。
[クロックフォード母のことをおばさんと呼び慕いながら、特に用が無いようなら離れようとする。 あまり暗くなると、女一人の帰り道にはよくない。 送っていければいいのだが、あいにく俺の視界もあとしばらくの命なのだ。]
(199) 2018/03/11(Sun) 23時半頃
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―ブローリン家―
早く丁寧に、が理想なんだけどねえ。 数やってくしかないねえ。
[お世辞ではなく、本心から言ってくれているのだろうと受け取って、助言としてありがたく頂戴した。>>197]
う、うーん? 育ち盛りは過ぎたなあ。 むしろ食べる量減った……?
……それじゃあ、お呼ばれします。
[へへっと照れ笑い。年齢の離れたお兄さんには、何かと甘えがち。>>198 他の人が作った料理を食べるのも久しぶりで、無意識にはにかんだ。]
(200) 2018/03/11(Sun) 23時半頃
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わかったよ。 でも壊さないのが一番だよねえ。
[次の注文の時には割引く約束をしながらも、可笑しそうに。]
あっ、別にドナルド兄さんの注文じゃなくても割り引きはするからねっ。
[食欲を刺激する匂いにお腹を押さえながら、予備の椅子ができたら其処に腰掛けるつもりで。*]
(201) 2018/03/11(Sun) 23時半頃
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ええ、みんなサルナシは大好きですから。 母にも伝えておきます。
[果実の話題を振っているうちにさらりと流されてしまいました。 踏み込むべきかどうか一瞬の迷い。じわじわ傾いていく太陽。
ままよ。]
……ドナルドさん。じ、実は相談したいことが。
[いつも村中を動いている彼ですから今を逃すとチャンスはないかもしれません。ここはひとつ、どーんと行ってみましょう。]
(202) 2018/03/11(Sun) 23時半頃
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もしかしたら誰かから聞かれてるかもしれませんが、実はお見合いをすることになって。 ただその、いざ、ってなるとまだよくわからなくて。
……ドナルドさんとか、レオスさんとか、リア姉さんとか、 わたしたちより年長の方の意見も聞いてみたくって……
[我ながらとてもわざとらしいですが、嘘は言っていません。わたし自身も気になるのです。ただその、そのついでに懐を探れればより良いなーってだけなのです]
(203) 2018/03/11(Sun) 23時半頃
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魚屋 ワンダがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(魚屋 ワンダは村を出ました)
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それもそうだ。 そのときは、古い皿の入れ替えをお願いすることにしよう。
[>>201ネルスのいう通りだった。
ずっと年下で、まとまって一緒に遊ぶよりは、遊んでいる様子を見守ったり、引率したりということが多かった子。 ドナルドならばもっとうまく溶け込んで遊べたろうと思ったこともあったけれど、見守っているだけで暖かくなる、居心地の良い空気を醸し出す子。 ひとりになってもこうしてやっていけているのは、身に着けた技術だけでなく、きっとこの気持ちよい気質もあったおかげだろう。]
そうだ。 皿に、飾り彫りを入れることはできるか。 その、祝いごとの贈り物に、もしかしたら頼むことになるかもしれない。
[ふと思いついたのは、フィリップたちの見合いの話。 それがうまくいくなら、何か祝いの品を贈りたかったのだが、ちょうどよい。]
(204) 2018/03/11(Sun) 23時半頃
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―回想―
[魔女の家と採集人の家は、昔から付き合いが深い>>181 秘薬に使う薬草や毒草の種類を把握しているのは、この二家だけだ。]
これかい。 これはね、希望の薬だよ。
[未来の採集人>>182の問いに、魔女の娘はそう答えた。 あくまでも、希望をつなぐために魔女はいて。そのために採集人に依頼をするのだ、と]
(205) 2018/03/12(Mon) 00時頃
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魚屋 ワンダは、メモを貼った。
2018/03/12(Mon) 00時頃
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飾り彫り? うん、あんまり難しくない絵なら出来るかな。
お祝い事、いいねえ。 誰か結婚とかするのかな? ……まさかドナルド兄さんが?
[家にこもりがちだったネルスは、村の中でもっぱら噂になっている話をまだ知らなかった。>>204]
(206) 2018/03/12(Mon) 00時頃
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うん? 相談?
[>>202己に相談となると、荷運びくらいしか思いつかない残念な頭だ。 去りかけたのを振り返って、足を止めた。]
あ、ああ、聞いたけど。
[触れなかった話題に自分から踏み込んでくるとは思わず、一瞬戸惑った。 だが、まあ、実感がわかないのもよくわかる。 自分でも、話が来たら困るだろう。 兄のように円満に断る術を持たない。相手を傷つけたくはないからと、縁談はすべて断るように親に言ってあるほどだ。]
(207) 2018/03/12(Mon) 00時頃
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童話作家 ネルは、メモを貼った。
2018/03/12(Mon) 00時頃
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俺はこんなだからよ、嫁さんだの何だのもらったところで迷惑しかかけねえし、どうにかなる気はねえんだけどな。 兄貴とかは、好きな女と一緒になりてぇとか言うんじゃないかね。 それがいつ出来んだ、って思わねぇでもねぇし、もう一回見合いでもしてうまいことなっちまえと思うんだが。
[所帯を持つ気はない、とあっさり言ってのけたことが、カトリーナにどう聞こえるかはあまり気にしていない。 見合い自体を否定するつもりがないことは、兄へ言及したことで伝わるだろうか>>203。]
(208) 2018/03/12(Mon) 00時頃
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花、とか?
[残念ながら、図案には詳しくない。 >>206ネルスへ問い返しながら、]
ああ、いや、そうでなくて。 まだ何も決まったことじゃないから、できるかどうか、まず知りたくて。 その、見合いが行われるらしいから。
[気が早い祝いの話で、祝福したい気持ちは伝わるだろうか。 誰かと問われるなら、フィリップとカトリーナの名前を出す。]
もし、あれだな。 暇なら、飾り彫りの練習をしていてくれるといい。 あまり複雑なものは、おれも知らんから、図は任せる。
(209) 2018/03/12(Mon) 00時頃
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─回想─
[痣はずっとともにあったものだった。 話には聞いていたけれど、亡くなったと言われても遠い感覚で、やはり痣を忌み嫌う気持ちは特になかった。 親と弟、そして村の仲間、幼馴染と揃いのと思うと、絆のようにさえ思えた。
彼を、エリアスを亡くしたあの時、男の狭い世界の一部が大きくかけてしまった。 世界の変化に慣れなくて、わけがわからなくて。
これがなければ、これからもなにも変わらないのでは。
採集用の小さなナイフで、手のひらを傷つけた。 すぐに後悔したけれども。
その傷は、今も残ったまま。 時がたっても、痣とともにそこにある。*]
(210) 2018/03/12(Mon) 00時頃
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[ごくごく真剣な顔で、ドナルドさんの言葉>>207>>208を聞きます。 聞く限りは……覚悟を決めてしまった方の人、のように思える言葉。]
こんな、だなんて。きっとそんなの、迷惑になんか……
[実感が湧かない、と言った口でつい言い過ぎそうになって、続きを飲み込みます。 それを迷惑と思わないのが恋なのだと、そう思いたいのはわたしの勝手なのです。]
(211) 2018/03/12(Mon) 00時頃
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……すみません。 けど、じゃあ、レオスさんもドナルドさんも、まだそういうお話はないんですね。 ああええと、急かしたりしてるわけじゃなくて。
[言い訳がましくあわあわしてから、続けるべき言葉を慎重に選びます]
今がまだなら、これからいいご縁があるのかもしれません。きっと。
[わたし自信がいくら急かされていても、彼らのそれを遅いとは言いたくないのです。]
(212) 2018/03/12(Mon) 00時頃
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花とか、鳥とか、動物とか? お祝い事の内容にもよるねえ。 出産だとなんか、鳥とか好かれるよ。
[未来に羽ばたけますように……という願掛けらしい。>>209]
お見合いかあ。 成る程、決まってないけどもしかしたら、なんだね。
相手の好きなものでいいとおもうけどねえ。 参考に、誰と誰なのか教えて。
[好みそうなものを探るつもりで。 そして、候補者の名前を聞いて……
ぽかんと口を開けた。]
(213) 2018/03/12(Mon) 00時頃
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え、えええええっ!!??
[だってその二人とは、さっきまで広場で草相撲やって遊んだりしていたのである。そんな素振りは全く見えなかったのだ。
あまりに身近な幼馴染の名前に驚きを隠せなかった。]
(214) 2018/03/12(Mon) 00時頃
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[カトリーナを見送って、そのままのんびりと村人達が家に帰るのを眺める。 子供とともに帰る母親。酒場に向かう仕事上がりの若衆やおっさん達。遊びすぎで遅くなり、急いで家へ駆ける子供。 そんな、なんでもないような時間の優しさは、一昨年に母親が死んでから知ったもので、あの時一番自分を慰めてくれたものだった]
家に誰かいるのは、安心するよなあ
[夕日の最後の光に透かすように、掌の痣を見る。 昔から、痣の形を何かに例えるのが好きだった。 自分の痣は鳥の羽根。父親は開いた片翼。母は木の枝。 痣が黒く染まったのは、祖父と父。母親は冬初めから引いた風邪をこじらせて、そのまま眠った]
俺は、あとどれくらいなんだろなあ
[飛んできたマルクトの背中を撫でる。夕日が沈めば夜の闇はすぐに忍び寄ってくる。そろそろ、自分も帰るべきだろう]
(215) 2018/03/12(Mon) 00時頃
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そうなんだろうな。 きっと誰も別に、俺のことを迷惑だなんて言わねぇと思う。
俺が落ち着かねぇっていう、わがままみたいなもんだよ。
[>>211彼女が失言をしたとは思わない。今の流れならきっと、誰だって迷惑じゃないと言うだろう。 それを迷惑と思わないのが恋だとして、己が恋をしない権利もあると思う。ただそれだけのことだった。 カトリーナの言葉の裏側に特定の誰かがいるとは、知らない。]
はは、兄貴は存分に急かしてくれていいぜ。 言わなきゃいつまでも臆病風で動きゃしねぇ。
[ブローリン家は魔女に連なる採集人の家だ。 兄はしっかりと採集人として森に潜っているが、それも世継ぎが必要だ。 長男坊がいるから自由にやれるのに、と家を捨てようとする弟は考えていた。]
(216) 2018/03/12(Mon) 00時半頃
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[>>214あまりの驚きぶりに、こちらが驚いた。]
え、あ。 ど、どうした?
[固まって、数秒。 やっと再起動したものの、何が何だかわからない。
理由を聞けば、なるほどお見合いで草相撲とはまた新しいことを、などと抜けた感想を返すことになるのだろう。**]
(217) 2018/03/12(Mon) 00時半頃
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落ち着かない……ですか。それなら、ちょっとわかる気もします。
[誰かに世話を焼かれ続けるのは、きっと居心地が悪いのでしょう。それが後天的なものなら余計に。 だから、これ以上は踏み込むことも急かすこともできません。収穫は、今のところ特定のお相手は居なさそう……というところぐらいでしょうか。きっとそれで十分で、それ以上はそれこそ"余計なお世話"なのです]
(218) 2018/03/12(Mon) 00時半頃
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まあ、自分のことは棚に上げてしまうんですね。 分かりました、今度お会いしたらレオスさんにも聞いてみます。
[確かに、ドナルドさんが本当に結婚しないと言うのなら、レオスさんは結婚しないとまずいのでしょう。それこそ跡継ぎが居なくなってしまいます。 くすくす、と笑って、ぺこりと頭をさげました]
ありがとうございます。 すみません、引き留めてしまって。
(219) 2018/03/12(Mon) 00時半頃
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当たり前だろ? 年上の長男坊だ、そろそろどうにかなってくれねぇと、俺が好き勝手できなくなっちまう。
[理由を言えば、それにもまたカトリーナは笑うだろうか。 笑ってくれるのが一番助かる。深刻な心配と忠告はたくさんだ。]
ま、俺らのことは置いといてもよ。 カトリがいいと思うようにするのがいいんじゃねぇか。
フィルも悪いやつじゃねぇが、お前さんが言うように他の縁があるかもしれねぇからな。
[無責任に選択肢を増やしながら、頭を下げたカトリーナ>>219にさて今度こそと手を振る。 夕日の位置は随分と下になり、振り向けば濃藍が迫っている。 手探りで家に帰りながら柱にぶつかるのはもう御免だ。]
(220) 2018/03/12(Mon) 00時半頃
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なるほど。たしかに、うちの母も一番上の姉の時が一番気合が入っていました。
[ドナルドさんが軽い調子で言ってくれたので>>220、わたしも笑ったままで聞くことができました。 実際のところ、わたしが今まで何も言われなかったのも、上のきょうだいが順調に結婚し子を成しているからではあります。]
思うように……ですか。難しいですね。 何がしたいことなのかわからなくなってしまいそうで。
[彼の調子がいつも通りだったから、こちらもあまり重くなり過ぎずに笑って言えました。さようなら、と手を振って、わたしも帰路に着きます。夕飯の支度はもう始まっているでしょう、早く手伝いに行かなければ。]
(221) 2018/03/12(Mon) 01時頃
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――自宅――
うーっす。ただいま。
[帰宅は遅くなると告げたとはいえ、ビアンカ邸との往復だけならとうに帰っている時間だ。 買い物を頼まれたとはいえ、家の中に煮物の匂いが漂っている今では、せっかくの本日の食卓には並べないだろう。 すっかり夜になった外と、灯りのある屋内との対比に眼の奥が痛んで、何度か瞬いた。]
……お? ようネルス。 もしかして、椅子持って来てくれたのか。
せっかくだしメシ食ってけ。作るの俺じゃねぇけど。
[客人に気づけば、気軽に片手を上げる。 昼間にも会った相手だ、用件は何となくわかっていた。 兄と同じ誘い文句を並べながら、友人と食卓を囲む。]
(222) 2018/03/12(Mon) 01時頃
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え、えっと、だって…… 二人とは、ちっさい頃から友達で……
さっきだって、子供らと草相撲やってたよ?そんな風に見えなかったというか……うーん。
[うまく説明できずに口をつぐむ。 そうしたら、“新しい見合いの形”みたいなことをレオスは言う。>>217
なんか違う。]
うーん、そうなのか。
[やがて用意された夕食は美味しかったけれど、意識は半分友人のお見合いに気を取られていた。
何だか、さっきまで一緒に遊んでいた友達に先を越されて大人になられたような、そんな変な感じがしたのだった。]
(223) 2018/03/12(Mon) 01時頃
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─ オーレリアの家 ─
[ドロシーからの噂を聞くと、>>170 あらら、と困り笑いみたいな顔を浮かべて。]
未だ今からです、みたいなタイミングなのに、 もうそんなに噂が出回っているのね。
[レオスの時もそうだったろうか。
彼の相手は私の友人だったから。 お見合いの噂を聞いたあの時、 友人と友人が親戚になるなんて、 嬉しい事だと思えたから。 断った話を聞いた時、
「決まってたらすっごくお祝いしたのになあ。」
と、言ったような覚えがある。 その後も円満のようで何よりだ。]
(224) 2018/03/12(Mon) 01時頃
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なるほど?じゃあ任されたわ。 あら。男と女は違うわよ。
[残念残念、と笑って言って。 お茶の感想には嬉しそうに笑った。]
ああ、ほんとね。思ったより時間が経ってる。 いいのよ、誘ったのは私だもの。
良かったらまた遊びに来て。
[空っぽの器を洗い場に置いて、 かわりに渡す約束をした荷物を渡す。 そして、玄関まで見送った。]
今日は本当にありがとう。 またね。
(225) 2018/03/12(Mon) 01時頃
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あ、ドナルド兄さんー?
うん、お呼ばれしてるよ。 お肉おいしい。ありがとう。
[ドナルドが帰ってからも半分くらい上の空だった。>>222 帰るまでには真っ当になっていたんじゃないかなあ、多分。]
(226) 2018/03/12(Mon) 01時頃
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[人が居なくなると、途端にがらんとする。 家の中を振り返ると、なんだか冷たくて。 小さく息を吐いた。
もらったお魚は早めに調理してしまおう。 今日は言った通りに煮物にするのだ。
兄も魚釣りは得意だった。 思い出さないとは言わないけれど、 そういつも思い出していても、もたない。
慣れた手つきで魚を捌く。 ざく、という調理の音だけが、響いていた。
煮た後に暫くは時間を置くため、 その間に出来る作業をやってしまおう。
フィリップに感謝した。 今日は少し、幸せな気持ちで作業が出来るから。]
(227) 2018/03/12(Mon) 01時頃
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