人狼議事


244 原罪の伽藍テーブル

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【人】 士官 ワレンチナ

 ・・・

[情けないと言った私の言葉を否定していく。彼は優しく残酷だ。
気休めな慰めに安堵してしまう自分がいてそしてはいつもそれが嫌になる自分もいる。
無意識に腕を掴んだままの手に力が篭もり、5年と言う長い時間の中で、運命を享受してしまった彼は少し小さく見えた気がした。]

 ・・・そうか。
 確かにここには生きて怯えの無い生活がある。
 でも―――。
 ここにいる理由を考えれば、やっぱり

 私はこんな隔離のような生活は人のすべき生活ではないと思う。

(168) 2017/04/03(Mon) 23時半頃

【人】 士官 ワレンチナ

 なあ呉羽、私達は何のために産まれてきた。
 
 食われるためか? 
 食物連鎖の中で、ある日突然同じ人間同士で階層を分けられた。
 ここでは生きられてもその生活は家畜同然だよ。
 それを考えられなくなって、ここで生きていることに幸せを感じてしまったならば
 私は、人間を名乗る資格はないと思う。

[平静な変わりの無い彼の姿が私の瞳を覗くのを見ては、私はまた自分を吐露してしまっている。現実を知れば知るほどに、ここを出ることが夢と思える自分の身体が憎い。こうしたフォークが憎い。
その気持ちは彼へとぶつけていく*]

 

(169) 2017/04/03(Mon) 23時半頃

[差し出したカトラリー
美味しそうに、それへと這う舌を見れば


どこか、愛しげにも、優しくも見えるような
柔らかな微笑みを一つ。


木製がすっかり綺麗になれば
その柄へと、手を伸ばして。]


[智秋の浮かべた笑みは本当だ。
肉叢の浮かべたものも、常とは違うように見えてもきっと本当だ。

だって、今の二人は何も嘘をついていない。
何も偽ることがない。


ケーキを食べたことがないフォーク。
フォークとして目覚めてよりすぐ此処に押し込められたから、極上のケーキの味もよく知らない。
それでも最初から、肉叢の血を啜ることに抵抗はなかった。
嫌悪感もなかった。
それこそ食べ物に混ぜて、食堂の飯を無理やり飲み込んだこともある。
かつての恋人みたいに、食べ物に混ぜて……。あの時は、こんなに美味しくなかったのに]


[……

 ああ。何故だろうね?
 君達「ケーキ」が生まれてきたのは。
 何故だろうね。
 君達を食べる、僕達「フォーク」が出来たのは。

 ――神か なんかの
   気まぐれ なのかなあ ――

 遠くそう呟いた声をふと思い出した、
 いつか、 呑み込んだその声を]


[怯えた目に返すのは、どこまでも穏やかな色のそれだった。
慈愛にも似た、「フォーク」への好意を
何一つ、隠すこともなく。]


、 ないんだ、ないんですか
ひ、じゃあ ――――   


[半端に閉ざした唇は
深く、深い弧を描いた。]


[「ケーキ」を食べたことがない「フォーク」。
裂いた腹へ、彼の唇を誘い込み
味を教え込んだのは、そう遠くない日のこと。
指を刺した。飯へと注いだ。
職員は、奇人とは目も合わせたがらず
それが、好都合だった。

赤いフードの影に隠した表情は
日課のときより、痛みを与えられた時よりも
隠しきれない喜色満面。
「フォーク」を見たときは、いつも。*]


[少しだけ、恨んでいる。
あの甘さを教えてくれたこと。
食べていいと許してくれたこと。

知らなきゃよかった。―――知ってよかった。
あの、悦びを。


苺みたいな、キャラメルみたいな、チョコレートみたいな
それぞれ違う香りに囲まれて、
智秋の中にあいた穴は少しずつ広がっていった]


[甘い匂いのしない人。
呉羽に向ける視線は物言いたげで、
けれど、張り付けた笑顔以外の顔を向けることはなかった。

経験の浅いフォークは確証を持てずにいたけれど、
わかりやすい言葉を交わさなくとも、
きっとお互いに気付いていた。


「ケーキを食べたことがある?」
「まるごと。一人分」
「そうしたらどれだけ、 どれだけ幸せになれるだろう」

いつか、聞いてみようか。
いつか]


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