244 原罪の伽藍テーブル
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―― 図書室 ――
[それは、本にまつわる会話>>0:184も終わったあと。 他の人は書庫と呼ぶ、けれどわたしがつい図書室と呼んでしまうそこの扉を、そっと押し開ける]
[全部は避けきれない>>0:41>>0:185にしても、掃除>>0:125される前の血痕達を出来るだけ避けて歩いていたものだから、意外と時間が経ってしまっていた。 ……血は得意じゃない。 わたしの身体をしどどに濡らした、あの子の飛沫を思い出すから]
[すれ違った祭くんも嫌そうな顔をしていたし、ここにはきっと、程度に差こそあれ、血が苦手な人の方が多いはず。自覚を持ってここに来るということは、往々にして、襲われた上で生き延びるということなのだから。 だから彼には、淡い苦笑と溜息を見せて]
……どうして、藤也くんは死ななかったのかしら?
[なんて。 ともすれば冷酷に聞こえる言葉で、苦痛を嗜好するようになったのに“行き過ぎない”その不思議を、彼の前で呟いたりして]
(13) 2017/04/02(Sun) 03時頃
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[そうした“寄り道”を経てたどり着いたそこに、まだイワコノフさんの姿はあっただろうか。 わたしよりもずっと年上の、本来ならば、この国にもいなかった筈のひと。わたしが北国の文学に触れたのも、時折原語に当たるようになったのも、彼女の国が――つまりは、この先訪れることはないだろう異国が、どんな色をしているのか知りたかったから]
イワコノフさん。 本を、教えてくださらないかしら。 ウクライナの本で……あなたが好きな本を。
そうして、できればで良いのですけれど。 ……本に出てくる言葉を教えてくださったら、 とても、嬉しいです。
[もしも彼女がいたならば、車椅子の傍にそっと寄って、そんな願いを告げただろう。 ……今はゴーゴリの取り寄せをお願いしているのだけれど、彼の作品はロシア語だから、と。特段急ぐつもりは無いのだと、そう示すような話も添えた]
(14) 2017/04/02(Sun) 03時頃
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[――この伽藍には起伏が無く、終わりもなく、 明日も日常を続けていく、そのつもりしかなかったから]*
(15) 2017/04/02(Sun) 03時半頃
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―― 図書室 ――
[イワコノフさんが語ってくれたのは、古くからの言い伝え>>19。 冷徹な印象を抱かせる、職業人を女性のかたちにしたような彼女が、絵本になっていたという話を語ってくれる。そのことにすこし両目を見開いて、嬉しさで穏やかに笑む]
ブラー……?
[兄弟というその単語を、彼女の発音を真似て二度、三度。 そうしてポケットから小さな手帳を取り出し、音から想像した綴りを書き付ける。 何なら、彼女が使っているウクライナ語の教材をちらりと見せてもらって、キリル文字も確かめておく]
(83) 2017/04/02(Sun) 23時半頃
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……お話って、すごいですね。
イワコノフさんとわたしが 遠い、けれどほんとうの兄弟だったらって これだけの事で、つい考えてしまいます。
わたしが、兄弟を知らないからかしら。
[イワコノフさんについて知ることは多くない。 彼女がこうして学ぶために、蔵書量の割に充実した、ウクライナ語の教材>>0:106。ここで学んでいる以上、日本への訪れは計画したものではなかったのだろうという予測と、義眼が示す事件の気配――そんなところ。自分から問うたこともない]
[それでもこうして、親しくなる空想が出来るのだから、不思議なもの]
(84) 2017/04/02(Sun) 23時半頃
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[――考えてしまうのは、彼女が一言添えていた、親日の理由についても。 遙か昔、生物としての起こりまで遡ったなら、すべての人類は兄弟のはず。それでも、こうして国の名前を聞かされて、遠い兄弟かもしれないねって夢を見るのは、少しばかり話が違う]
[顔のない、漠然としたものに対する親近感。 共感とでもいうのかもしれない。 話ひとつでも芽生えさせられるのだと知ったそれに、不思議ですね、と、今一度呟いた]
絵本も、今度取り寄せをお願いしてみますね。 どんな絵なのか、ちょっと気になります。
[そうして礼を告げたのちに、食堂へ向かう彼女>>52を見送ろう。 朝ご飯は――というより食事は、身体を動かすための大事なものだから]*
(85) 2017/04/02(Sun) 23時半頃
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―― 図書室→廊下 ――
[今日借りたのは、ロシア語の本が一冊と、世界史の本が一冊。 片方はいつもの本だけれど、もう片方は今日探したもの。 ……イワコノフさんの語った“キルギス”を、私はあまり知らない。だから辞書で引いて、位置を調べて、中央アジアの歴史にまつわる本を探し出してきた]
[ほんとうは、一緒に教えて貰った文化>>20についても学びたかった。カトリックについては親しみがあったけれど、東方正教についても、物語の背景となるウクライナの文化についても、わたしは詳しくないから。 でも、一日に何冊も読み切れはしない。ひとつひとつ辞書を引くのであれば尚のこと]
[だから、気になるところは手帳に記した。忘れずにあとで調べられるように]
(106) 2017/04/03(Mon) 01時半頃
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[――ひとり蔵書を探す前の、イワコノフさんとの会話>>93が蘇る。 我ながら唐突な問いかけだったのに、丁寧に発音を教えてくれて、空想の話も返してくれた]
親が兄弟なのだから、そうですね。 従姉妹の方が正しいわ。 ……ふふ、わたしもだめね、もっときちんと話さないと。
……でももし、日本とウクライナが傍にあって イワコノフさんが、ほんとうに従姉妹だったとしたら。
きっとわたしは“姉さん”と呼ぶでしょう。
[だってそちらの方が、近しく感じられるもの。 思わずそう告げてしまうほどに、会話にて知る彼女の雰囲気は柔らかく感じられて――より彼女の知る世界を、同じ話題を、してみたいと思わせたから]
(107) 2017/04/03(Mon) 01時半頃
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[そうして自室へ戻る最中、曲がり角の先に、杖をついて歩く姿があった>>70。朝のあいさつをまだしていない、おそらくは遅い朝食帰りの姿。 たたっと数歩で距離を詰めて、そっとその顔を見上げに行った]
――むつがわせんせ。
[きっちり勉強を見て貰っていた>>29祭くんとは違い、わたしは時々質問に伺う程度。それでも、“学生”らしい呼び方が抜けることはない。 かつて先生を呼ぶのに使われていた名前達>>0:56に比べれば、あまり砕けていない呼び方が示すように――あまり習っていないとしても、わたしの中で“むつがわせんせ”は先生だ]
お早うございます。 自室に戻られるんですか?
もしこの後、しばらく部屋に居られるなら 質問に伺っても、大丈夫ですか?
[読んでみて、分からないことがあれば、ですけど。 そう補足しながら、手にした歴史の本をちらりと見せる]**
(108) 2017/04/03(Mon) 01時半頃
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[せんせは笑顔と共に了解をくれて>>121、わたしも応えるようにくすりと笑んだ。 出会ってすぐの頃に比べると、せんせの笑みはずいぶん柔らかく感じられるし、その分心が温かくなる]
有難うございます、むつがわせんせ。 では、中央アジアのこと、思い出しておいて下さいね。
…ふふ。 むつがわせんせなら、きっと きちんと覚えてらっしゃるのでしょうけど。
[文系だったわたしは、少しばかり世界史を習ったけれど。 昔の先生は教科書を読むばっかりで、世界史へ興味を持つ切っ掛けにはならなかった。わたしは時折暇を持て余して、授業中、あの子へ手紙を書いたりしたものだ]
[でもむつがわせんせは、家庭教師に近いこと>>29が出来るくらいには、昔の先生と違いこちらを想った答えをくれる。 確かに少しばかり眠たくはなるのだけど(きっと、馴染みのない単語が訥々と語られるからでしょう)、世界へ抱いた興味をそっと後押ししてくれるようで、わたしはむつがわせんせの答えが好きだった]*
(195) 2017/04/04(Tue) 01時頃
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