268 Werewolves of PIRATE SHIP-V-
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─ 閑話 ─
[エルゴットの指先は、よく血が滲んでいた。 甘皮も余った爪も、全部がじがじと噛んでしまうから。 ぎざぎざになった爪は肌も傷つけて、 時々思ったよりも掻いた肌から血が出てしまう事もある。
だからよく、ジャーディンにお世話になった。 全部自分でしてしまう事だから、ごめんなさいって謝るけれど クセのように染み付いたそれはなかなかとれなくて 結局いつも医務室でキズぐすりを塗ってもらう。
エルゴットは薬の痛いのが嫌いだから、昔は逃げようとしたんだけれど ジャーディンと話せるのがうれしくて、 エルゴットは医務室に通うようになったんだ。
爪のギザギザが少しだけマシになってきたのもきっと ジャーディンが塗ってくれる薬が苦いおかげだって何人かに言われるようになった。
そう、だから]
(45) 2019/03/12(Tue) 22時頃
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─ 甲板 ─
あ、そ そうだ。 ジャーディンにも、 と、とりさん 捕まえたって おしえなきゃ!
[思い出したように、見張りをしていた男が甲板で叫ぶ。 ジャーディンは、時々卵が手に入ると嬉しそうにするから。]
沢山、た、たま たまご産むんだよ!非常食!
[ジャーディンが嬉しそうにするのは珍しい。 珍しいからこそ、エルゴットはジャーディンが嬉しそうにするのを見るのが好きだ。]
ね ねぇ シチューと、非常食。 き、き きみたち 飼っていいか あとで、き 聞いてあげるね
[餌はどうするんだとか言われたら、 貨物船の中から引き上げた荷物を探せばいいだろう。 こいつらが乗っていたからには出てくるはずだ。]
(46) 2019/03/12(Tue) 22時頃
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[鶏は食べるより飼ったほうがきっと、卵をたくさんくれるから。 今膝にいるのが雄鶏だなんて知らないエルゴットは上機嫌だ。 皆が食べたいって言うのなら、エルゴットは従うけれども もしかしたら、飼っていいって言われるかも知れない。
特にグスタフ兄ちゃんあたりなら、 一緒に飼うって言ってくれるかもしれない。 グスタフ兄ちゃんはそういうところがあるって、 僕は勝手に思ってる。
既に一羽、同じように思われた兎がいるなんて知らないまま>>0:294 皆が船に戻る気配を感じながら、そんな事を思案する。]
お酒と、ごちそう…も、ある…。 きょ、きょうは 楽しい夜に なると いいね!
[もう暫くしたら一度休憩に入ろう。 少なくとも見渡す限り、怪しいやつはいない。 この船の外には、きっと。*]
(47) 2019/03/12(Tue) 22時頃
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― 少し前 ―
[褒めてもらいたくてかけた声は、舌打ちで返ってきた。>>53 エルゴットはそれを全く気にしない。 と、いうよりも返事が返ってきただけで喜んでいた。]
めいん? め、 メイン かー で、でも まだ 非常食に、する
[話してる途中に去る背中にそうニコニコと返しながら お腹が空いたら躊躇なく食べる気でいる非常食を抱きしめる。 兎をシチューと名付けながら、ザーゴを見送った。
動物はかわいい。かわいいから、仲良くしよう。 でも、おにくは、たべる。
奇妙すぎる倫理観は、きっとそのうち彼等の処遇について相談するであろうグスタフを悩ませることになるだろう。*]
(127) 2019/03/13(Wed) 01時頃
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― 回想といま ―
[ジャーディンは、いつもすごく優しい。 医務室に行くと僕が痛がるのを宥めるように、 何が怖くて何が嫌なのかわからないまま癖で噛まれた爪を 責めることも無く治そうとしてくれる。>>73
以前用意してくれた果物の蜂蜜漬けみたいな甘いものは大好きだったし ジャーディンが用意してくれたと思うと嬉しくて 嬉しいから余計に言葉が出なくて、 ありがとうの『あ』しか言えなかった。
ジャーディンはそれでも気を悪くしないで、 僕が何を言いたいかわかったように頷いてくれた。
苦くなっちゃった指よりも、はちみつ漬けのほうがうんと美味しかった。 年だってそんなに変わらないはずなのにあまりにも違いすぎる彼の事を、羨む以上に誇りに思う気持ちのほうが大きい。]
(128) 2019/03/13(Wed) 01時頃
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[メアリーだってそうだ。 僕の何よりも大事な彼女は、僕が大事にすればするほど汚れて怪我をしてしまう。 ジャーディンはメアリーを、バカにしないで手術してくれた。 いつも人形とばかり話す僕を、したっぱの皆はバカにするのだけれど。
『僕はバカだけど、メアリーはバカじゃないし、可愛いし、大切な存在で』 ジャーディンにそういうのを伝えれば、それに応えるようにメアリーの腕を治してくれた。>>75
すごく、すごく嬉しかった。
元から家族の言うことは聞く僕だけど、 とりわけジャーディンの言うことは素直に聞くようになった。
僕がお風呂に入るのは、ジャーディンに入れって言われちゃった時だけだ。
お風呂に入った後は、ほんの少しだけ ギリアンが僕の頭を撫でるときの目つきが違うような、そんな気がしていた。>>100]
(129) 2019/03/13(Wed) 01時頃
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[鶏を捕らえた喜びからそんな事を思い出し、 報告するのが楽しみだなと瞳を歪ませていると
なんだかやたら陽気な声と呪文が船の中から響いてきた。>>63 エルゴットは耳もいい。 ここは甲板だったけれど、なんとなく断片的には聞こえてきた。
……耳の良さよりも、フェルゼの声が大きいことのほうが要因かもしれないが。]
お、 おっさん アレ着ないと…? み、みりょ 魅力的…? おっさ ん 目に や、焼き付けて…?
[フェルゼはおっさんに何かを着せて目に焼き付けるつもりだろうか。 断片的に聞こえる言葉はよくわからない。 よくわからないけど、フェルゼの趣味がちょっとへんになっちゃったのだけは理解できた。]
(130) 2019/03/13(Wed) 01時頃
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[そして暫くすると、次に聞こえてきたのはニールの声だった。>>80 ばりばりと羽をむしられる鶏を前に、 とっさに非常食の目を塞ぐ。なんとなく。
あれはこれから僕たちのご飯になるやつだ。 ニールのご飯は何でも美味しいんだ。とにやけつつ 何が食べたいかを聞く声には、 にく、にくならなんでもいいや なんて思って考え込んでいたら時間切れが訪れて
ニールは第二甲板へと戻っていってしまった。>>125 ぐぅと腹の虫が鳴る。 リクエストは思いつかなかったけれど、なんでもいいからご飯が食べたい。]
……お、お おなかすいた ね
[メアリーが、エルゴットにしか聞こえない声で「そうね。」と返してきた。]
(131) 2019/03/13(Wed) 01時半頃
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─ →第三甲板 個室 ─
[食堂に行く前に、エルゴットは自分の部屋へと寄った。 私物はそんなにある方では無く、 ただグスタフに貰った変な国のおもちゃとか、>>56 そういう大事な宝物だけがベッドの隅に置いてある。]
……す、すこし ここに いてね
[非常食とシチューを、個室の中で放す。 だって食堂に連れて行ったら、多分ニールが バリバリってして、ザックザクのグッツグツにしちゃう。
ふわふわの白い毛を持った2羽の生き物がちゃんと部屋に収まったのを見た後は、いつものようにメアリーと2人で食堂の方へと向かった。]
(132) 2019/03/13(Wed) 01時半頃
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─ →第二甲板 食堂 ─
[食堂には既に人がいた。>>95>>105>>121 あたりにはシチューの美味しそうな香りが漂っていて、 思わず鼻をヒクつかせる。>>125 兎がシチューになっているあたり、ニールは本当によくわかっている。
船の後ろ側のテーブルの、更に一番隅っこに着席すると 髪の毛を軽く後ろで結いて束ねる。 流石に食事中に口に入れるのはすきじゃなかった。
そしてメアリーを隣に座らせて大人しくご飯を待とう… …と思ったけれど]
あ、あ ニール おかあ さん お、おてつだい する から 言って、ね!
[ご飯の前の手洗いは、さっきちゃんと済ませてきたから 少しくらいなら手伝えるだろうと、ニールに声をかけた。**]
(135) 2019/03/13(Wed) 01時半頃
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[ニールの料理はいつも美味しい。 お肉が出る日はいっとうおいしいけれど、 いつものお魚だって最高なんだ。 こうそうやき?ってやつとか 普通の塩で焼くやつだって、なんかヒレとかにお塩ついてたり すごくよくわからないけどおいしい。 焦げてないんだ!]
え、 えへ えへへ……
[エルゴットは簡単な作業の手伝いならいつも申し出る。 手伝いを申し入れて、助かるわの一言がもらえると>>148 それだけで嬉しそうに皿やフォークを運び始めるのだ。
自分にも出来る、見張りと殺し以外の数少ないお手伝いだ。]
(191) 2019/03/13(Wed) 22時頃
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[スプーンフォークを布に巻いて運び、 皆が座るであろうテーブルに並べていく。 料理が乗る前のお皿もひとつずつ。 多少歪な並びになっても、そこは男だらけの海賊船だ。 細かいことで怒るような人はいない。
ちょうどお皿が並べ終わったタイミングで、 シチューとパンというごちそうのおしながきが告げられた。>>149]
た、たの たのしみ だなぁ シチュー、お部屋にいる、しちゅーとは ち、ちがう シチュー!
[同じ名前の兎はきっと、今大人しく部屋で待っているのだろう。]
(192) 2019/03/13(Wed) 22時頃
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[早いものがち、という声がかけられてなお、エルゴットは動かなかった。 たまに面倒くさがりな下っ端に、代わりによそってきてくれと言われて従う程度で その他の時間はテーブルの隅に座りつつ、 そわそわと足先を擦り付けて皆が取り終わるのを待つ。
みんなが美味しそうな顔で食べ始めるのを見てから食べるのが大好きなエルゴットの、いつもの癖だった。**]
(193) 2019/03/13(Wed) 22時頃
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[自分の食事が取れたのはいつのことだろう。 とはいえ、皆お腹をすかせているからそう時間はかからなかったはずだ。
気づけばいつものようにフェルゼが隣りにいて、 よくわからない手付きで食事を始めていた。>>200
忘れないように自分の分も取ってきてから、フェルゼに続いて手を付ける。]
た、たのしい よ 皆、ごはんのときは す、すすごく楽しそうだから。
[問われたものにはそう返し、美味しいシチューを口に運ぶ。 フェルゼと違い、握ったスプーンで無理やり口に入れる行為は犬食いに近い。]
(244) 2019/03/14(Thu) 00時頃
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そ、そういえば フェルゼ兄ちゃん お、おお おっさん すきになったの?
[そういえば、と問うてみる。 継続したままの勘違いは、きっと相手にきちんと伝わることはなさそうだけど。>>130*]
(245) 2019/03/14(Thu) 00時頃
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─ ごはんとおもいで ─
[たっぷり時間を置いてからとってきたごはんは、 シチューだけだった。 他のご飯は皆が食べるかもしれないから。 シチューはとても沢山あったから、自分が食べても皆もちゃんとおかわりできる。
美味しそうなパンは香りだけでも十分だったし、 鶏の塩スープは残ったのをもらえれば幸せだったし スパイシーチキンはとっても美味しいからこそ、 ぼくじゃなくて皆が食べる顔が見たかった。 湯でささみと赤ワイン煮は、どちらも自分向けじゃない。
スプーンで口に運ぶシチューは、兎の出汁と野菜の甘味でとてつもなく美味しかった。 ほんの少しずつ飲みながら周りを見渡せば、 とっても美味しそうにご飯を食べるシーシャとか>>219 お肉に少し表情が緩んで感じるヒューとか>>220 ……グスタフ兄ちゃんだけは、複雑な顔をしていたけれど>>242 (なんでだろう。)]
(272) 2019/03/14(Thu) 00時半頃
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[それでもそんな皆の顔を見るのがやっぱり、 ご飯を食べる時に一番大事なことだと思った。
シチューもすごくおいしくなる。 みんなにこにこ、うれしい。
この船の家族が大好きでたまらない その気持だけでできているのがエルゴットでもあった。
見渡す中、 なにか考えつつも幸せそうなピスティオがふと目に留まる。
珍しく自分よりも年下な彼のことを、 エルゴットは周りの兄ちゃんと同じように位置づけていた。 弟のように扱うとか、そういう事はない。 ピスティオは自分にはない才能に恵まれていたし、 よく動く手も口も、むしろ年下だからこそ尊敬の念を抱いていた。]
(273) 2019/03/14(Thu) 00時半頃
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[そして今隣りにいるフェルゼについて。 実のところ、エルゴットにとって一番謎なのが彼である。
なにやら宝石とか、毛皮とか、あとよくわからないものとか そういうお宝みたいなのが大好きなのは理解できている。
しかしフェルゼのマシンガントークをすぐに頭で理解できる事が少なく、 いつも「すごいねぇ」と聞いて頷いて、 うなずきながらも9割型理解はしておらず、 でもなんだかすごいもののきがしてつい、すごいねぇと繰り返してしまう。
結局、フェルゼが熱く語ったものの大半は脳に残っておらず、 さっきまで何してたんだっけ?となりがちなのであった。*]
(274) 2019/03/14(Thu) 00時半頃
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─ そしていま ─
[戦いの最中の皆の顔は、 ニコニコというよりは狂気を持ったそれだ。
シチューを無理やり啜りながら、 フェルゼの話に首を傾げる。>>261]
じ、人狼…。 で、でで でも 人狼なら この船のみ、皆を た、食べちゃうんでしょ?
[聞いたお話なら、そうなるはずだ。 う゛う゛……。と思わず喉の奥で唸る。 狼の口になるのはいいけれど、 この船の皆を食べるのは嫌だった。
もしこの船に人狼がいたら、どうしよう。とは あまり考えたことはなかったけれど 自分が人狼だったら、はもっと考えたことが無かった。]
(275) 2019/03/14(Thu) 00時半頃
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[そしてその後口にした先程の疑問には、 大量のハテナをつけた言葉が返ってきた。>>262]
さ、さっき おっさんあれきないと って は、はなしてたから て、てっきり おっさんと、そういう事、 してるのかなって
[もしそうならどういう心変わりなのか少し心配した。 だから聞いたのだけれど、 返事からするともしかしたら違うのかも……しれない。]
ち、ちがう ならよ、よかった! そ、のままの、フェルゼ兄ちゃん が、いい…
[「おっさんあれきないと」の正体はわからなかったけれど、 フェルゼがおっさん趣味に目覚めたのでなければ よかったと、安堵しながらシチューを口に運んだ。*]
(276) 2019/03/14(Thu) 00時半頃
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