・・・。
[檀のその話す様子に少しだけ戸惑う、どうしてこんなにあっさりと彼女は殺すことを受け入れられたのだろう。
自分が言い出したことではあるのにその言葉と様子に不思議な気持ちがわきおこる。
表情こそすぐに戻って彼女の言葉を真剣に聞きはじめるも、すべて聞き終えるのを待つと、カッターを貰い、カチカチと刃を確かめた。]
・・・ありがと。これは預かっておくわ。
ところで一つ聞いてもいいかしら?
その切り分けたケーキをあいつらは簡単に"甘い"とどうやって言わせる気かしら?
[ワレンチナもそれは考えている。しかし甘いと言わせる状況がまだ思いつかないのだ。
さりげなく物を与え、感想を述べて貰えたならあるいはわかろう。しかし現状では難しく、ワレンチナは思いあぐねている。]
檀、私はイザとなれば誰でも殺すことを躊躇わない。
でもだからと言ってむやみにも殺せないわ。
餌を作るだけならば・・・今あなたを殺さない理由もなくなってしまうもの・・・。
[少しだけ目を閉じてカッターをしまい。封筒はいいと、カッターだけをポケットに入れる。彼女は何か判別する方法を知ってるのだろうか*]
(195) 2017/04/06(Thu) 00時半頃