244 原罪の伽藍テーブル
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[立ち込める、甘い匂いの中で。
彼と交わしたやり取りが、頭に浮かんだ。
何かに怯える彼。何かを察した彼。――そのくせ肝心なところには指先さえも届かなかった、可哀想な、彼の姿が。怯えて、けれど僕に対し幾らか安心する、よりによって僕を、信じている、
信じていた、 可哀想で、愛おしい、
「友人」たる、彼の事を、
――その 味を、 思い返していた]
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[頼まれごとには、はい! お安いご用です! とうなずいて>>1:186
続く言葉には、少し驚き>>1:187 周りをくるくる回るギリアンに破顔する。 本当に、小さな子供みたい
感情が、くるくる変わることも、それを表に出してくれることも 出し方がうまくない南には、そんなギリアンがとてもまぶしく見えた]
(11) 2017/04/04(Tue) 05時半頃
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[怪人、だなんて、 ギリアンほどの体格でも思うものなのだろうかと首を傾げる。 だけど話を聞けば>>1:187]
もう一回、なんて言われたら怖いですよねえ
[ふふ、とはにかむように笑って、でもと付け足す]
肉叢さんは、怪人じゃありませんでしたよ お話、できたら、きれいでやさしい人だって、 きっとわかるんじゃないかなあ
[少なくとも私はそう信じてます、と笑顔を向けた。 本心から、一筋のぶれのないまっすぐな気持ち]
(12) 2017/04/04(Tue) 05時半頃
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[ギリアンに読んで聞かせた本は、悲しいお話だった>>1:189
小さい男の子が、お母さんを探して世界中を旅するお話。 どうして自分が一人なのかもわからないまま、 つらいことが、ずっと続いて
読むのをやめようかと思った。 こんな悲しい話がずっと続いても、あたたかな春の日差しには 少しもそぐわない。
それでも、一人ぼっちで頑張ってきたこの小さな子に、 最後はきっとハッピーエンド そう信じてめくった結末は、悲しいままだった。 お母さんに会えないまま、なにも知らずに、 幼い命が消えて行ってしまった]
(13) 2017/04/04(Tue) 05時半頃
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[そこまで読むことができず、落ちた涙がページを濡らす。 パタンと本を閉じた]
ギリアンさん、最後のページね、破れちゃってるみたい 読んであげられなくてごめんなさい でも、このお話を知っている人がいるかもしれないから その人に読んでもらってください
[はい、と本を渡して、談話室を出ることにした]
お花見、ここでもできるといいのになあ
[窓の方を見て、つぶやいて、 けれどその時は声も明るく、 笑顔で手を振って、彼にさようならを言っただろう**]
(14) 2017/04/04(Tue) 05時半頃
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[聞いていた 聞いていた。
聞いていただけ。
開け放たれた扉の向こう
見たのは、全て終わった、その後。
散らかされた「ケーキ」の残骸
その形を、じっと、 見ていた。*]
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― 朝・犀川の部屋の前 ―
[朝のお勤めが唐突に中断されて、 呉羽の様子を見ても、 犀川の部屋の惨状を見てもなお>>5
南にはなにが起きているかわからなかった。 入れ違いにその場を去ったワレンチナの言葉も>>21 聞こえていたのに。 談話室へ呼びかける声があれば>>28 『私もお部屋を回ってみます』と、 呉羽と同じ真っ青な顔でそれだけ告げて駆け出した]
(31) 2017/04/04(Tue) 14時頃
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― 朝・犀川の部屋の前 ―
[朝のお勤めが唐突に中断されて、 呉羽の様子を見ても、 犀川の部屋の惨状を見てもなお>>5
南にはなにが起きているかわからなかった。 入れ違いにその場を去ったワレンチナの言葉も>>21 聞こえていたのに。 談話室へ呼びかける声があれば>>28 『私もお部屋を回ってみます』と、 呉羽と同じ真っ青な顔でそれだけ告げて駆け出した]
(32) 2017/04/04(Tue) 14時頃
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― 廊下 ―
[ぱっと、一番先に目についたのは、 この喧噪の中、眠そうにあくびをしていた男>>17 事態がわかっていないのか、 それとも興味がないのか 判断はつかなくて、それでも声をかけた]
瑠東さん、あの……
[犀川先生が、と口にする顔はまだ青ざめていただろう なんでこんなことになったの? 誰がこんなことをしたの? わからなくても、とりあえず、談話室に行きましょうと促した**]
(33) 2017/04/04(Tue) 14時頃
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― 瑠東に声をかける前>>33 ―
[スタッフの一人に声をかけられた。 犀川のことで、忙しそうだからと、 中途半端に中身の詰まったゴミ袋を押しつけられて
できるだけ早く捨ててとお願いされた。 そんなにたくさん入っていないのに、 ずっしりと重い袋が 鈍く光る 金属の固まり その中にあの人の大事なものがあったから、思わず拾い上げた。
毎日のように使っていれば、さびもついて、 切れ味もなくなっていってしまうから きれいにしてあげよう。白く染まれば、 あの人と同じ髪の色になる。
刃先に指先で軽く触れて、愛おしむようになでて、 その瞬間だけすべてのことを忘れて、笑った。 幸せそうに**]
(46) 2017/04/04(Tue) 17時半頃
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死んだんじゃないじゃ、ない 殺されたんですよ
[『フォークに』と、きっぱりと口にする。 死体の傷を見たなら、襲われたことのあるケーキならわかるはず。 これから“どうするか”より、なんでこうなったのか それが真っ先に来ることじゃないんだろうか。 それなのに、どうしてこんなに穏やかでいられるんだろう。
かすかに募った苛立ちは、 呉羽の名前を聞いて(>>48)、すっと冷めていった。 凍りきってもう二度と解けない、そんな温度で 瑠東を見つめた]
やっぱり、あなたはいやな人なんですね 優しいふりだけして、本当は誰のことも心配してない 悪いことをするために嘘を使う人なんだ
(54) 2017/04/04(Tue) 21時半頃
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[いつかのあの日より、鋭く冷たい声で、拒絶する。 向けられた視線の先にあるものを>>49 今さら見られたくないかのように背に隠す]
捨ててきてって頼まれたんです さびのついたのは危ないから、できるだけ早くって だから私はもう行きますね 他にもまだ向かっていない人がいるかもしれないし
[顔も見ずに踵を返して、外へと出ていく*]
(55) 2017/04/04(Tue) 21時半頃
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― 中庭 ―
[ゴミを捨てにいく道中、座り込む男を見かけて>>45 冷え切った気持ちをふり払うように明るい声で名前を呼ぶけれど、 顔は暗く沈んだまま、うまく笑えなかった]
肉叢さん! こんなところでなにしてるんですか?
[なにも履いていない足と頬の傷が見えたから、鋏を取り出してみたが、 渡さずにそのまま、談話室の窓を指さす*]
いつものやつ、今日はできないかもしれません 犀川先生が、その、亡くなって、 みなさんでお話しなきゃいけないから
(58) 2017/04/04(Tue) 22時頃
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― 廊下、瑠東と ―
[瑠東の表情が“あの男”とそっくりに変わっていった瞬間>>60>>61
殺してやりたい 今すぐにでも 発作的にそう思った。 人を食い物にして喜ぶ化け物 最低の、クズ野郎 そんな男だった。
うそと狂気だけで、他はなにも教えてくれなかった。 許すことはできなくても、話してくれていたら なにか変わったかもしれないのに でも瑠東は“あの男”とは違う。どんなに似ていても]
(87) 2017/04/04(Tue) 23時半頃
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勘違いされるのがいやなら、自分のことを話せばよかった あなたが何も言わないから私はわからない
言葉に出せないなら、受け入れてくれる人がどんなにそばにいても、 あなたはずっと一人ぼっち
私には、そんなの、耐えられないだけです
[別れ際に聞こえた言葉には(>>62)一瞬だけ立ち止まって、 迷ったけれど、 耳をふさいで駆けていった*]
(88) 2017/04/04(Tue) 23時半頃
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ペラジーは、トレイルの紫の目を、もう見ない*
2017/04/04(Tue) 23時半頃
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だ、だめですよ 今はだめなんです! できないの、つらいかもしれないけど、 みんなを待たせてしまったら悪いでしょ? がまんしなくちゃ
[語気を強めて一歩後ろに下がる。 でも、視線を離さない肉叢に>>86 大きな子供みたいな彼がかわいらしくて、 なんでも言うことを聞いてやりたいと思ってしまう*]
(101) 2017/04/05(Wed) 00時頃
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ペラジーは、ヤニクの顔をじっと見つめて、困ったように笑う*
2017/04/05(Wed) 00時頃
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[見つめられて(>>104)、言葉に詰まって
うーん、としばらく考えて 一歩、二歩、肉叢のそばへ寄った。
白い上着になんどか刃先をこすりつけて、 申しわけ程度だけれど汚れを落とす]
がまん、できるって約束してくれますか?
[談話室でお話が終わるまで うなずいてくれたなら、左手に、 刃先を持った手を彼に向ける*]
(111) 2017/04/05(Wed) 00時半頃
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[持っていた袋をその場に置いて、 空いた右手も差し出す。 ゴミ袋の中の、光る刃物達が、高い音で笑っているように鳴った]
私が離すまで、握っていてもらえますか?
[なんでも、という肉叢の言葉を信じて>>113 無防備に、 彼も自分を信じてくれているんだと、 勝手に思ってしまった]
そうしたら、いっぱいいっぱいしましょうね たくさん我慢したからね 肉叢さんがしてほしいこと、なんでも、できるよ
[どこかかみ合わない会話 わかっていたけど、信じていた**]
(120) 2017/04/05(Wed) 01時頃
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― 中庭の小さな出来事 ―
[肉叢と花壇で会って、少しして、 忙しそうに駆け回る八重を見た>>107
ああ、また走ってる
そう思って、つかの間視線は彼女の元へ。
『危ないよ、光ちゃん』 そう言っていつも注意しても、結局彼女は彼女だし、 時々、南だって一緒になって走ってしまうのだけど。
ぐるぐる巻かれた包帯 ここに来てから増えたものだってあるんだろうな もしそれが、誰かのせいだったら、 絶対に許さないんだから! て、半分冗談で言って笑っただろう]
(129) 2017/04/05(Wed) 02時半頃
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[彼女と一緒に、 男の子が好きそうなアクションゲームをしていて、 ふと思って、一度聞いてみたのだ。
『光ちゃん、お化粧の仕方知ってる?』
彼女はなんと答えたか。 伊島家でお母さんや近所の子供が着ていたような、きれいなお洋服 彼女にきっと似合うのに 教えてもらって一緒に着てみたいな、て、ぽつりと**]
(130) 2017/04/05(Wed) 02時半頃
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[それは偽りの証言だ。
彼らを煽動するための。
舞台の、場面転換をするための。
もしかしたら、彼は、本当に、
そこまでは辿り着いていたのかもしれない、
誰がそれだとまでは知れずも、
本当なら、知って、告発したかったのかもしれないが]
[昨夜最後に聞いた彼の声は、否、正確には違う、そう、最後に聞いた、言葉は、本当は全く異なるものだ。犀川は、最後、男の名前を口にしていた。「……呉羽……?」そう、戸惑った声で。錯乱さえも一瞬忘れたような、当惑の極まった声色で。
彼の右手首を冷えた左手で掴み、彼の左頬に熱のある右手を添える、そうしてゆっくりと顔を近付けてくる、男の名前を。
男は、そのまま、彼の唇に己の唇を合わせた。彼は身をびくりと震わせ、咄嗟に逃れようとするような素振りをした。だが、その痩せた体から出る力など、ごく簡単に押さえ込めた]
[僕は彼の唇をなぞるように舐め、そうして、その隙間に舌先を差し込んだ。見た目によらず並びの極めて良い歯列を、やはりなぞるように舐めて、それから、その舌に己の舌を絡めた。
舌を絡め、吸い上げ、唾液を啜る、その行為に、彼は恐らく快楽を感じてくれていたのだと思う。彼はぴくりぴくりと小刻みに震え、そして僅かに声の混じる荒い息を、唇の隙間から、唾液と共に零していた。彼は心底驚いていただろう。友人だと思っていた僕から、いきなりそんな事をされて。けれども嫌悪もなく、あるいは僕が実際そうした好意を打ち明けていたとしても、関係を迫っていたとしても、もしかしたら、彼はただ、受け入れてくれたのかもしれなかった。
そんな思考を過ぎらせながら、
でも僕はもっと別の事を考えていた。
別の事で頭が満たされていた]
[――美味しい。
嗚呼、なんて、美味しいんだろう。犀川君はなんて美味しいんだろう。なんでこんなに美味しいんだろう。それは彼がケーキで僕がフォークだからだ。それでも彼は特段に美味しく感じた。今まで、食べてきた、ケーキの中でも。上等に感じるのは、彼の資質故か、いやきっと、築いてきたものがそうと感じさせるのに違いなかった。想いがこもったもの。手間をかけたもの。好きなもの。我慢してとっておいたもの。そんなものを人は余計に美味しく食べられるものだ、何もフォークに限った事じゃない、そう、だから、大好きな、ずっと我慢してきた、我慢して、我慢して、我慢して、大切にとっておいた、犀川君が、とても美味しいのは、きっと当たり前の事なのだろうと思えた。
彼は混じり気のない透徹な、だが鮮烈な、そんな甘さを持っていた。例えるなら糖蜜、水飴、そんな感じだった。
僕はその甘い舌をじっくり舐めて、吸って、甘噛みして、――ぶちりと、一息に噛みちぎった]
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[ゆるく握られる手も、『大きいね』って言って、強く握り返す>>125 幸せって言ってくれるなら、 うまく笑えなかったはずの南も、心から笑えるようになる]
私も、幸せです さっきまではそうじゃなかった 死んだらだめなのに、だめなことする人がいたら、 ……もし、フォークがいたら 同じことしてやりたいって思うのがいやだった
でもあなたとお話してる時だけは、だめなことでもいいって思えるから
(137) 2017/04/05(Wed) 14時半頃
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[つぎは、とねだる声には(>>126)、じゃあ最後にと付け足して]
あなた以外にそう思うことがないようになりたい 『逃げろ』って犀川先生言っていたの、私にはできない、したくないから 私にも、だめなこと、してくれますか?
[うんと言ってくれたなら、手を離して、 刃先が彼にも見えるよう持ち替えて、お腹をつんとつつく。 深く深く埋まれば、また彼の喜ぶ顔が見られますように**]
(138) 2017/04/05(Wed) 14時半頃
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[彼はびくりと大きく震えた。先刻のものとは異なる震え。一たびの、痙攣。薄くて少し固めの舌、それを噛み締めながら唇を、顔を離すと、此方を見据える彼と目が合った。
大きな目を一層に見開いて、零れ落ちてしまいそうなくらいにして、だから眼球が小刻みに震えているのがよく見えた。その顔は驚愕に、恐怖に、混乱に、そして痛覚にだろう、歪められていた。彼は赤が一挙に流れ落ちる口元を押さえて、何か言おうとしていたようだったけれど、ごぼごぼと濁った呻き声しか其処からは発せられなかった。
ああ、本当に、愛おしい、と思った。口元を赤く汚して、恐らく食欲と恍惚に染まってしまっているのに違いない僕の事を、そうして見る、「友人」が「捕食者」に、自分が「被食者」に変わっていく、引き戻される、絶望的な状況にどうする事も出来ない可哀想な彼が。とても、 とても美味しくて、]
[僕は笑った。笑いながら、彼のもう片手を、左手を取り、その人差し指の爪先を歯で咥えた。そうして顔と手を引き離すように逆に動かせば、彼の爪は容易に剥がれ、僕の口内に収まった。彼は悲鳴をあげたが、ろくに響きはしないだろう、水音めく不明瞭なものだった。
がり、と前歯を使って噛み切り少しずつ吞み込む、彼の爪はまさに飴のようだった。甘い甘い、犀川君。僕は彼をすぐにもっと食べてしまいたくなって、その指を根元まで飲み、噛み切った]
…… ねえ、犀川君。
君は、本当に美味しいね。
ずっと食べたかったんだよ、僕は、君の事が。
美味しそうで、美味しそうで、美味しそうで、
たまらなかった。
勿論みんな美味しそうだよ、食べたくて、
でもその中で、一番は君にしたいって。思ってたんだよ。
[骨の欠片を吐き出しつつ、僕は彼をその場に押し倒した。その顔を見下ろしながら、言葉を紡ぐ。彼はじたばたともがき続けていたが、戒めを跳ね除けるには到底足りず、 助けなどはそれこそ来る筈もなかった。深い夜、閉め切られた彼の部屋で、二人きり、彼は叫びさえ失ったのだから]
君が悪いんだよ。
折角我慢してたのにさあ。
君が気が付いたりするから。気が付きそうになったりするから。
……ううん。
美味しそう過ぎるから、かな?
ふふ。君が悪いのは。ね。
そうだよ。ついに我慢出来なくなったから。
ね…… また、食べたくなったんだよ。 それだけ。
[悪戯げに笑い、それから柔らかく笑んだ。いつものように。いつものように、震える彼の手を取って、やわらかいその腕にかじりついた]
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