244 原罪の伽藍テーブル
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[――おやつの頃。せんせの部屋に顔を出して、質問をした。少しばかりの雑談も。 参考として教えて貰った本を、図書室の奥から引っ張り出す頃には、とっぷりと日が暮れていた]
[だから皆、部屋に戻る頃だと思っていた。 すれ違った犀川さん>>1:#3が、何を呟いていたとしても]
……?
[藤也くんの時とは違い、言葉の意味すら判らなくて、首を傾げて、それでお終い。 わたしは。 追われていると、一度も感じたことがなかったから]*
(0) 2017/04/04(Tue) 01時頃
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―― 廊下 ――
[少しばかり早く、目が覚めた。 まだ他の声>>7>>9もしなくて、わたしを阻むものはなにもない。朝の早いひと>>1は別の所にいるのがお決まりだから、ひとりでのびのびと、朝食に臨むことができる。 そのはず、だった]
[けれど……、香りがした。 藤也くんがよく残すものよりずっと濃い、過日の香り。その先で、取り返しの付かないところまで、損壊したのだと思わせるもの。伺い見れば扉がひとつ開いている。わたしの部屋にほど近い、あそこの主は犀川さん。蘇る記憶、昨日すれ違った彼。逃げろと>>1:#3呟きながら彷徨う姿]
[自問自答。 ――彼は“逃げられた”のだろうか?]
(66) 2017/04/04(Tue) 22時半頃
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[浮かんだものを振り払うように、わたしは踵を返し、食堂へ。 何も考えたくないときは走るのだと、そうわたしに語ったのは誰だっただろう。元々多くはない食事を、機械的に口へ運ぶ。食事を済ませれば、挨拶に笑んでみせることもなく、そのまま図書室へ向かう]
[思考を紛らわすだけの動作たち。 きっと初めての、過去へ向けた逃走]
(67) 2017/04/04(Tue) 22時半頃
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―― 図書室 ――
[そして扉を開いたそこに、まだ祭くん>>1が――気分が悪そう>>1:32にはしていない、未だ状況を知らない彼がいたならば。 いつものように挨拶をすることはない。無言で本を手に取って、真っ直ぐに窓際の閲覧席を借りる。話しかけられたとしても応えることなく、古い紙のにおいに囲まれながら、かつてわたしがいた場所の気配を探している]
[暫くして、遠い叫び声>>7が届いたならば――そのときに初めて、つぐんでいた口を動かすでしょう]
祭くんは行かない方がいいわ。
[一切の前置き無く投げる言葉は、見てきたかのように断定的。 直視を避け、理解が滞ることはなく。たとえ昨日>>1:31のような目線がこちらを向こうとも、俯いて紙面に視線を落とす]
(69) 2017/04/04(Tue) 22時半頃
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[――ああ、部屋に戻った方がよかったかもしれない。 あの子が遠くなる。 ずっと押し留めていた月日を、新たな記憶が犯してくる]*
(70) 2017/04/04(Tue) 22時半頃
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[――重い口を開くより先に、扉が軋む。 少し離れたところで、イワコノフさんの声>>59がした]
“大変なこと”
[ケーキが切り分けられて]
(あの子の喉が細く鳴る) (廊下に漂う香り)
[そこにはフォークが刺さっている]
(一欠片も残らなかった) (多くは撒き散らされて)
[ここへ届いた一言だけで、過去と現在が、想像と現実が入り交じって渦を巻く。そっと目線を伏せ、息を吐いた。 ――ああ、わたしは……このあと、どうしようか。 そう自問してみても、犀川さんを思った先刻とは異なり、答えはすぐに出てくれない]
(93) 2017/04/04(Tue) 23時半頃
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[落ち着いて見える位>>78に身体を動かせているのに、思考は真逆を追い求めているのだから、ひとつの結論にたどり着ける筈がない。 身体の落ち着きに、頭が付いてきてくれれば良いのに……ささやかな、けれど切実な願い]
いいえ。
……でも、朝の一番に…… 開いた扉と、廊下に漂った、ひどく濃い…………は。
[ほら、彼女の問いに答えるだけで、わたしの意識は引き戻される。……戻りたくない現実へと。 否定を言い切る強さに比べ、詳細を語る声は輪郭を曖昧に失った]
[せめて、イワコノフさんへの回答になっているだろうか。 少なくとも、押し黙り引き延ばし続けた祭くんの問い、その回答にはなっていない>>85。苛立ちの滲んだ声が放たれて、わたしはそれをはっきりと知る]
(94) 2017/04/04(Tue) 23時半頃
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[でも、視線を上げられない。 推測の結果を、きちんと口にすることができない]
……犀川さんの部屋、から…… ひどく、大量の、血の香りがしたのよ。
[いくら祭くんの苛立ちに煽られたとしても、決定的な単語は示せないまま。内臓の臭いについてすら言及できはしない]*
(95) 2017/04/05(Wed) 00時頃
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[“怪我”というレベルではなかったと、祭くん>>99には言えなかった。 あれはケーキの切り分けられる香り。 あれだけのものを撒き散らして、生きていられるはずがないと――あの子を喪ったわたしには答えられる、香り]
[それに加えて、認識の相違。わたしがこの施設のことを、無人の礼拝堂より“進んだ”表現で表すならば、“墓場”。そう呼んでいたことだろう。 護られていると感じていなかったわたしは――硬直する祭くん>>108と、話を合わせることが出来ない]
……わたしも、行きます。
[けれど、留まっていても何にもならない。何もできない。ようやくそんな結論に辿り着いて、わたしはイワコノフさんの目的地>>100に同行する意思を告げる]
[……そう。いまの会話で、現実を“直視してしまった”。 わたしは最早、あの子を偲んでいられない]
(115) 2017/04/05(Wed) 00時半頃
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[それに、そう。 イワコノフさんの告げた“最悪への備え”は、きっと“犯人探し”。わたしが推測をしたように、直接見た彼女が言うように、フォークが犀川さんを切り分けてしまったのなら。次のケーキが食べられる前に、何か手を打たないといけない]
[……ほんとうは、犯人探しになんて興味はない。あの子の香りがもう思い出せないと、ただベッドで嘆いていたい。 けれど“逃避したい”という思いのままに、レールを得た思考が次々進んでいく]
[祭くんは無言だけれど>>110、視線が雄弁にものを語る。 どこか咎めるように、知っていたのかと問うてくるようで、思わず目を伏せた。“直視したくなかったの”と唇が動く]
……わたし、やっぱり。 “直接”は見ない方がいいと思うわ。
[祭くんを気遣うようでいて、その実、半分以上がわたしの願望。 閲覧席の椅子を戻しながら、そんな言葉を呟いた]*
(116) 2017/04/05(Wed) 01時頃
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[本を返していたわたしは、ひとりで談話室までの道程を歩む。 普段ならばちらほらと見かける筈のスタッフさんとは、イワコノフさんの言葉>>102通りに、一度も会わない。その不思議さに、思考がまた頭の表面を滑り出す]
[彼らは、わたしたちをどうしたいのだろう。 行き場のないところへ、大切に囲って、面倒を見て。 そうして、守れなくなったら――?]
[……箱庭は狭く、散歩は短い。 八重さん>>107の後を追って談話室へ入ったとき、わたしは挨拶を一言告げただけ。イワコノフさんの言葉>>123を聞きながら、ずうっと思索に耽っている。 告げるべき言葉を選び出すには、みんなが揃うまで待ったとしたって到底足りない]**
(124) 2017/04/05(Wed) 01時半頃
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マユミは、朝、最後に見たスタッフの名前を思い出そうとしている**
2017/04/05(Wed) 01時半頃
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―― 談話室→ ――
[せんせはああ言ってくれた>>136けれど――少なくともわたしは、昨日と今とで変わってしまった。 お昼にそれまで通りであったことは、夜も平穏が続くことを、担保してくれない]
[昨日のわたしならきっと、談話室で口をつぐんだとしても、内心に迷いなんてなかっただろう。こうして、イワコノフさんと歩きながら、ひとり別の“探しもの”を始めることもなかった筈]
(176) 2017/04/05(Wed) 23時頃
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[……そう。誘われる>>154ままに歩みを進めた結果、わたしたちは新たな現実と向き合うことになった。 外への扉が、ひとつも開かない>>#3。 鍵を持っているはずのスタッフさんも、どこにもいない]
[犀川さんは、逃げろと呟いていたけれど。 わたしたちは、今や、外に出ることを選べない]
(177) 2017/04/05(Wed) 23時半頃
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スタッフさんは、わたしたちをどうしたいのでしょう。
……ああ、でも。きっと。 そんなこと、気にしたところで……今更、ですね。
[守れなくなったら>>124、閉じこめて。 わたしたちが死ぬのを願っているのか、それともフォークを外へ出したくないのだろうか。蓋をして見ない振り?みんな、無かったことになんて出来ないのに]
[――でも最早、わたしたちが考えても、詮のないこと。 首を振って、流れる思考を引きはがす]
(178) 2017/04/05(Wed) 23時半頃
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[そうして流した視線の先に、作り付けの戸棚がひとつ。 ……目に付いたのは無意識だったけれど、数秒の後に思い出した]
[中に小さな道具箱が仕舞われていたのを、わたしは知っている。 藤也くんが探し回るから、開梱に使う道具は(時にはわたしが分からなくなる程に)しょっちゅう場所を変えるのだけれども、昨日はたまたまその場を通りがかったのだ]
[他は空振りばかり。でも、元々あまり使う人のいなかったあそこなら――そう思いながら手を伸ばした先には、昨日のままに、物の入った道具箱が存在してくれた]
(179) 2017/04/05(Wed) 23時半頃
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[……ようやく、見つけた。 人心地ついたわたしは、この時やっと、イワコノフさんの両眼をきちんと捉えた。殺すしかないと言い放った彼女の、意思映す瞳を]
……イワコノフさん。 ケーキでないひとを、探すのでしょう。
……なら、方法なんて単純だわ。
[中身のカッターは大振りで、替刃もちゃんと揃っている。 これが破棄>>46されずに残っていたのは、“ここに隠したスタッフさんが、今日は休暇を取っていた”という幸運に依るものだったけれども、わたしがそれを知ることはなく]
[封筒を開けますかと、問いかけるような気軽さで イワコノフさんに、その柄を向ける]
(180) 2017/04/05(Wed) 23時半頃
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切り分けて、口を付けて――甘くなければ。 その人は、ケーキじゃないんだもの。
(181) 2017/04/05(Wed) 23時半頃
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[肌の香りも、汗の香りも駄目。 わたしは疾うに慣れてしまっていて、溢れる血でしか、判らない]
[そして、追憶したい香りを、わたしは遂に見失ってしまった。 嗅覚も味覚も、あの子のことを喪ってしまって――空いている。使うことが出来る。押し留めるものが何もない。“あのとき死なず”“あの子を留めておけなかった”わたしにとって、死への忌避感と生への渇望も淡いもの。 ひとつしか残らなかった、味覚のように]
[誰から切り分けましょうか、と。 昨日までなら絶対にしなかった提案を――口にする]*
(182) 2017/04/05(Wed) 23時半頃
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