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[夜風にあたりたいならば甲板へ往くべきだったろう。
だが、足は無意識に医務室へ向き、
扉のメモを夜に知るが、放置し内に籠って。
手にしたのは、医療鞄に入れた小箱。
中に入っている紅色のサンプルは、果たして人か、
それとも獣のものか──そんな思考に耽って暫し。
肉片はおそらく兎だろう。
兎特有の赤み、その匂い、何よりこの微細な手触りが、
何も己に昂揚を齎さないただの獣肉。
貨物船の船医が何を思って意味のない肉を、
こうしてサンプルとして採取した理由は推測できる。
だからこそ手袋をして解体しようとメスを手に取り、
肉に刃先を向けたその刹那、
己に向けてかけられた声音に眉根を寄せた。
こんな距離に近づかれるまで気づかない、だなんて]
![]() | 【人】 蝋燭職人 フェルゼ ―朝・宝物庫― (81) 2019/03/14(Thu) 22時半頃 |
![]() | 【人】 蝋燭職人 フェルゼ[朝の第三甲板はざわざわしている。 (118) 2019/03/14(Thu) 23時頃 |
―いつかの邂逅・その後―
[占い師ができるのでは、とハワードは言った
実際、それに近い事が狂気の上で出来るようになるなんて
思ってもみなかったわけだが。
地上でハワードと言葉を交わす事幾度か。
ハワードの事を人狼だと知ってしまったのは何の因果か。
奇跡に近い一瞬で、ハワードが捕食するその瞬間を目撃した。
それに対してフェルゼは、目が美しすぎてやばいと別方面の大興奮を見せただけで
ハワードが食った人間の後始末と証拠隠滅を手伝った。
その瞳が煌めくのが見られるなら、むしろ喜んで手を貸そうというものだ]
[船の上ではほとんどキルマークを上げることはなかったが
地上にて、キルマークは多かった。
自分の詐欺に気付いたライバル商人を適当に処分し、ついでにハワードに食事として食べてもらい証拠隠滅をはかる。
相手がゴミのような奴を食わせるのは多少申し訳なさがあったが。
人狼は、人間の肉に反応する。
捕食する時に、その瞳はまばゆく美しく煌めく。
だからもっと食べて欲しい。
もっとその綺麗なおぞましい瞳を見せて欲しい。
その偏った人狼知識と
“占い師”にも匹敵するであろう瞳を見る能力と
それをジャーディンに見出したのも、偶然ではないのだった*]
[ハワードの飢えには気付かなかった。
まさかあのハワードが船長を殺すのは色々な意味で予想外ではあったが]
うそでしょ
ハワードさんが船長食べるなんて そんな そんな……
そんな凄いシーンを見落としたなんて!!!!!!
[俺とってもショックです。
教えてよハワードさん!!!**]
![]() | 【人】 蝋燭職人 フェルゼ[叫びは下っ端達に伝わり、船内を駆け巡る。 (137) 2019/03/14(Thu) 23時半頃 |
[腕を引かれて、意識は混乱から現実へ。
患者が真夜中でも医務室にいることが多い己を頼りに、
こうして訪れることは稀にある出来事だった、
故に、誘い出しにも不自然さを感じることや、
警戒心が刺激されることもなくその後に続いて。
行く先が捕虜牢だと知っても警鐘は鳴らず、
蒼白な肌をしたサイモンを見下ろしても変わらない。
強いて言えば説明を求め、
フェルゼを瞳に映したくらいだろうか。
乾いた喉が鳴る匂いに脳漿を揺らされ、
紅を揺らしたことも変化のひとつとも言える]
なにを
[するつもりだ、の問いかけは途絶えて。
振り下ろされる斧よりも、濃密な血潮の香よりも、
瞳に映すフェルゼの嬉しそうな様子に気圧されて。
眼前で解体されゆく人体に憐れみも何もなく、
ただ、拷問めいた幕あけに薄い唇を噛み締め耐える。
ふつりと沸き起こる衝動は”拙い”ものだと思えて、
辛うじて淵へと留まる思考は、
拒絶するかのようにゆるりと金糸を横へと揺らす]
きみは、人間を、食えとでも
[息が苦しく、言葉の節を区切って息継ぎし、
鼻腔を満たす熱い香りにまた意識が薄れて遠く。
心臓が呈され背筋を震わせた。
不思議と逃げねばという発想には至らず、
気づけば鼻先に弱々しく動く 肉 がある。
瞼を落とし、視界を塞いだ。
けれど鼻から入り込む匂いが、間近な体温が、
閉じていた唇を弱々しく開かせ瞳と同じ紅い舌が覗く。
これは夢だと否定する人間性が、
紅い舌先が心臓を艶めかせる甘露へと触れた刹那、
まるで極上のソースのようにとろり蕩けて]
ン、……
[ぴちゃりと舐めとった雫の味は、ただ甘く。
抑え続けた獣性の衝動は、
後頭部に添えられたフェルゼの腕を振り解きながら。
人間としての傲慢な思考を捨て、
喉を潤すかの如く心臓の血潮を啜り、
肉を咀嚼し、そのみ瑞々しい硬さを味わい尽くす。
きっと、見るに堪えない醜悪さで。
癒えることのなかった衝動を発露した獣の性は、
この場における人間を食い尽くすべく、
双眸を生き残りへ向いて迫るもその言葉に
……人狼
[押しては返す潮騒のように。
衝動が引いて、人としての嫌悪が膨れて繰り返す。
人狼。病。呪い──あぁ、これが。
独白めいた囁きは音の意味はなく《聲》にて。
そうして漸く、人の匂いに交じる獣がもう1匹──
そう気付いて苦笑を滲ませ、口元の血を拭う。
このままでは戻れまい。人間にも、船にも。
だが、後者であれば、用意周到な協力者がいれば別だ]
あぁ、そうだな。
済まないが着替えを用意しているだろうか。
[言葉は少なく、無愛想は常の温度で。
後悔と充足の天秤がどちらに傾いているのかは隠し、
血塗れのシャツを脱ぎフェルゼへ手渡す。
紅というよりは血色の瞳を。
宝石で例えるならば極上の鳩血の双眸は、
今宵、この狂気を孕んだ協力者へ注がれ続けた*]
―新たなる人狼の目覚め―
[きらめく瞳は美しい。ああなんて美しい。
口元を濡らす血の色も、それを更に引き立てる]
着替え?
えー、自分の無いの? まあ俺の貸すけど
[協力的だか何なんだか分からないがもちろん証拠隠滅をするつもりである。
フェルゼ自身も血まみれだったため、血を拭き取りながら服はその場で脱ぐ。
海賊というには色白で貧弱な体をフルオープンしつつ
パンイチの姿で宝物庫に戻って、自分の着替えとジャーディンに貸す服を持ってきた]
元の服は捨てていい?だめ?面倒なんだけど
[衣服はもったいないので洗うのがベストなのだが
船で誰にも気付かれずに洗うのは難しいので、暫く保管となるだろう。]
あ、ハワードさんも人狼なんだよ
先輩だね!
色々教えてもらうと良いよ!
[人狼の吠え声も、ハワードと共犯している間に理解できるようになった。
解き放ったジャーディンの瞳に満足気に頷いた]
![]() | 【人】 蝋燭職人 フェルゼ[人が溢れてくるので、ついでに流されつつ (163) 2019/03/15(Fri) 00時頃 |
捨てていい、むしろ捨ててくれ。
[海に沈めれば進む船の上ではもはや見つかるまい。
血塗れのシャツを脱ぎ捨てた今は白い肌を晒し、
闇の中で白と血色を浮かばせシャツを待つこと暫し。
着替えを済ませ、楽しげにかけてくる言葉に頷いた。
誰がこの匂いのもとかをなぜ知っているのか、
そんな疑問が浮かんだが今更協力者を疑う余地もない。
着替え終われば元通り──
白いシャツはややサイズが違って違和感があるも、
寝乱れれば同室者にも気づかれまい]
[秘事の如く、彼と別れて部屋に戻って寝台へ。
瞼は先刻と違って重く、充足を得た眠りへと落ちる*]
![]() | 【人】 蝋燭職人 フェルゼ 船長といい、サイモンといい…… (212) 2019/03/15(Fri) 01時半頃 |
![]() | 【人】 蝋燭職人 フェルゼ あんたは、人狼のアテとかあんの? (213) 2019/03/15(Fri) 01時半頃 |
![]() | 【人】 蝋燭職人 フェルゼ[それに (215) 2019/03/15(Fri) 01時半頃 |
![]() | 【人】 蝋燭職人 フェルゼ ―第一甲板― (235) 2019/03/15(Fri) 18時頃 |
![]() | 【人】 蝋燭職人 フェルゼ 人間ではない、と言うのなら (236) 2019/03/15(Fri) 18時頃 |
![]() | 【人】 蝋燭職人 フェルゼ 美しい獣と並び立てられるのは光栄だけど (260) 2019/03/15(Fri) 21時半頃 |
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