244 原罪の伽藍テーブル
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[何も見えなかった。
感じたのは、匂い、甘い匂い、それだけで。
それが、疑いの発露によるものとも、赤を希うケーキたる彼によるものとも、フォークなろう彼のものとも、何も、知れはせず。
ただ、誰も見るわけはないこの刹那に、
愉しげに、少し、笑った]
[好きな相手だから美味しいなんて嘘だ。
嫌いな相手だって美味しい。きっとなんだって甘い。
けど―――、本当はわかっていた。
食べたくなるってことは、やっぱり「好き」なんだってこと。
その気持ちに大小あれ、
(それがただの勘違いであったとしても)
にこにこと笑顔を向けてくれた彼を、
きっと世間では醜いといわれるだろう姿を
美味しそうだ、と思ったのは、確かだった]
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―― 厨房:六嶋と ―― [>>2:202空を裂いた怒号に瑠東は動きを止めた。 肩を強張らせるのは数瞬、 その数瞬の間だけ紫色は広がり、刃物の鈍い反射光を吸い込んだ。
幼げな色の残る手指が掠るより早く、鈍銀の刃物は宙を掻き、なお瑠東の手元にある。]
――、っ は、は びっくりした
そんな怒鳴るんだ やだよ、なんでそんな怒るわけ 冗談だって、言ったじゃん やだ やめて
[微かな笑いと重ねた言葉は、 音にするごとに常の声色へと、常より硬い――不愉快さを帯びたようなものへ移ろう。 それでも口元には変わらない、>>2:211侮蔑を包んだ笑みの切れ端]
(9) 2017/04/06(Thu) 02時頃
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[>>2:211吐き捨てられた『長期入所』。 それへゆるく、首を振った。口端をあげた。 五体の損なわないものも疑え、と。わかりやすさから言えば、同じようなことだと、言いもして。
言葉短い促しに、瑠東は一度口を閉じた。 先の怒号があってなお言うか、考えるかのように。 それでも、先の怒号があって、いまの声色があるように。 不愉快さを帯びたそれが、自ずと口からこぼれだす]
ばかだよな
[口火を切った]
(10) 2017/04/06(Thu) 02時頃
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“人間”じゃない、 “ケーキ”のくせに そうやってずっと みんな 我儘ばっか 自分勝手に 人間 になろうとして
結果 いままでだって食い残されて こんなつまんないとこに閉じ込められて ろくな餌もない飼い殺しの羽目になる――へったくそな生き方してきてさ どうせまた同じこと繰り返すんだろ
[「俺が外に出れてからあれも食われりゃよかったのにさあ」 「巻き添えで死ぬの最低にいやなんだけど」
そんな風に言葉続けていく瑠東は、苛ついたように髪をかき混ぜた。]
(11) 2017/04/06(Thu) 02時頃
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[羨ましかった。
本当の笑顔を浮かべられるのが。
皆本物で、自分だけ偽物。
皆本物のケーキで、偽物のケーキは不味いだけだから]
お願いが、あるんだ
[他に誰もいない場所で、ギリアンに話しかけた最初の言葉はそれ。
とても困っている、そんな表情を浮かべて、
嘘は言わずに、正直に告げる]
とってもお腹が空いて、疲れたのに寝られないんだ
一緒に、寝てくれる?
[他の人には頼めない、そう言って――]
かわりにひとつ、なんでもお願い聞いてあげるから
[幼子に対するような口調で、張り付けた笑顔の下は、欠けているものだらけだった]
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[不機嫌さを侮蔑を隠しもせず、掃き捨て、嗤いの形に唇を吊り]
っは、 それで?
あるんだっけか フォークを見つける方法>>0
なんなのそれ、教えてよ 巻き添えくう前にフォーク見つかるんだったら 手ぇ貸すけど?
[紫色の三日月はなおもある。カフェモカ色の髪に埋もれるようにして、怒気を含みながらも、上弦をすぎたかのように膨れて。
一枚張り付けた笑みも、纏った穏やかさもなく、 それでも 不愉快さとともにいつまでも侮蔑は張り付いている** ]
(12) 2017/04/06(Thu) 02時頃
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[お腹が空いていた。
理性は既に忘れ去られていて、それでも、談話室でワレンチナが言ったように。智秋はそれでも人間だった。
だから、ただ食べたいといってもそんな簡単に食べられるはずなんてない、ってわかっていて。甘えるようにして、あわよくば彼がうとうとでもいい、眠りそうになった時に。
首の皮を噛みちぎってやろうと思ったのだ。
部屋中が赤く染まるだろう。
もしかしたら、一息には出来ずに酷い抵抗を受けるかもしれない。
それでも、もし一口でも血を啜れたら。
一口でも肉を飲み込んだら。
その甘さを知ってしまったら。
きっと止まることなんて出来ない**]
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―― : 中庭 ―― [厨房を出て、瑠東は中庭に立ち寄った。 廊下を汚した赤が、そこからだったから、と。
中庭は、壁に囲まれた箱庭はやはりおびただしい赤が飾っており、けれど発生源たりえる肉塊はなかった。
瑠東はまた、不愉快そうにそれを見やって]
食われたのかな ――……ああ、やっぱな、困ったな 困った
すっげえ 嫌な食われ方 こんな、零してばっかで さ 真っ赤じゃん 舐めてけよ 最低 こういうの、ほんとやる気なくすなー…… [靴先で地面に吸い込まれた赤を、 土を染めてなお紅いそれをにじり]
(28) 2017/04/06(Thu) 21時半頃
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――…… まあ、いっか こういう食い方するんだったら、別に、いいか
[>>28 若葉をも染め上げた鮮血 その血を流した人物が生きていることさえ知らず。 置きざりにされた、見覚えのあるゴミ袋を 血をにじったのと同じ足で蹴り揺らした。 かちん、と金属音。 興味の失せたように、改めて死体を探し始めた。]
[収穫のなかった捜索の最後に。草の隙間。 花などなにも生えずにあった、地面の上に、白い欠片。 それをつまみ上げると、人の骨よりも随分軽く、白かった。 >>1:13あの日、伊島の投げたトレイの欠片。溶かされずに終わった、その異常なまでの白さがひとつ、中庭に残されて*]
(30) 2017/04/06(Thu) 22時頃
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[君が、辿り着いたなら、
気が付いたなら、
きっと叶うよ。それはね。
過ぎらせる、思考。
楽しかったよ。君達との日々は。
好きだよ。僕は。君達の事が。
でも、何より、
美味しそうだから。 ]
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―― 厨房:六嶋と ―― [>>48怒気を膨らませていくように >>51六嶋の声は膨れ上がった。 厨房内にうわんと響いて、揺れる。
瑠東は眉をしかめ、肩を揺らし、けれど口をつぐむことはしない。煩わし気に、被りをふった。 薄く開いた口端を彩る嘲りが、不快とともに色増していく。勝手に食われろと声量を上げる様は、たしかに頑是なくて、瑠東は喉奥でわらい、受け流し]
“ケーキ”以外の、なににみえるわけ それ、俺にとって さいっていの 言葉なんだけど
[突きつけるような問いに。 ゆるやかに持ち上がりはじめる唇、そこには確かに、愉悦が乗った]
(59) 2017/04/07(Fri) 00時頃
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[証明するように、肌の色の違う腹を――歯によって、あるいは、素手で。皮膚がはがされ、肉を晒した傷の残る腹を、衣服をめくりあげて外気に晒した。 優越のような、自負のような、に凝った自信のような。 肌の引き連れた跡を、二本の義指がなぞる]
いつだって 食いやすいようにきれいでいて 食いでのあるように筋肉つけて 果物ばっか食べて もっと もっと美味くなるように、ずっとさ、頑張ってきて
なあ、 最高に いい子のケーキだろ?
(60) 2017/04/07(Fri) 00時頃
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全部全部 『かわいそう』なフォークのためにさあ 俺頑張ってきたから 返してもらえるもの、たくさんあったよ かわいがられて 大事にされて 小さな部屋だったけど こんな糞つまんないところと大違い
だから、タダで食わせてやるつもりなんて 全然ないんだよね あいされもしないで 大事にも食ってもらえないなら 食わせてやる義理ないじゃんねえ?
[三日月描いた紫目は、確かに人間のそれで。 そこに渦巻く暗んだ熱が。歪に笑む、無差別の蔑視が。瑠東の過ごした十数年、積み上げた価値観を凝縮してそこにある。
いい子だったと、大事にされたと、語る言葉がどれだけ真実を表しているのか。 積み上げた価値観、それこそが、他人と同じ言葉を用いても、意味する本質を決定的に違わせ]
(61) 2017/04/07(Fri) 00時頃
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[>>52 捨て鉢に、吐き棄てるかのように 厨房に放たれた言葉に 瑠東は声を上げて笑った]
いいね 自分がたすかるのが一番 そういうの好き “フォーク”みたい 自分のために ケーキを食う フォークみたいでさ、 はは
一番に逃げ出そうとしていたのに 立派に、ほかのケーキを食い物にしだして そういうの、好きだよ
[げら、と声を上げて再度笑い]
じゃあ俺 探してみようかな ケーキにも食い物にされちゃう、 ――ああ、本人には『しあわせ』なんだろうな――『かわいそう』なケーキをさ**
(62) 2017/04/07(Fri) 00時頃
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でも、そっかぁ
美味しいものを好きになるのは、当たり前か
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[「かわいそうなんだよ」 最初の部屋で教えてもらったのは、それだった。
“ふぉーく”はかわいそう。 だって、“けーき”がいなくちゃ生きていけないんだよ。だから、“けーき”がいれば、“フォーク”は、フォークだって、幸せになれるんだ。
自分のケーキがいれば、フォークだって、人間に石を投げられるようなことはしないですむんだよ。普通に、“人間”みたいに、生きていけるんだよ。 だからフォークはケーキを探してる。ケーキはフォークを助けてあげられる。人間のなかで生きていくフォークを癒してあげられる。犬や猫みたいだけど、もっと大事で、もっと必要なものだから。]
(71) 2017/04/07(Fri) 01時頃
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[ だから、]
(72) 2017/04/07(Fri) 01時頃
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[ 俺はお前にくわれるんだから、
俺は、お前を、人間にしてやれるんだから お前は、 ]
(73) 2017/04/07(Fri) 01時頃
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[ お前に殺される俺に、 尽くす必要があるよな?]
(74) 2017/04/07(Fri) 01時頃
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[窓の開かない8畳間はいつだって物があふれていた。 あれが食べたい。あれがほしい。 なんで買ってこないんだよ 俺の言うこと聞けないわけ? おれが ほしいって いってるのに?
8畳に詰め込まれた子供は際限なく育った。手の届く範囲を埋め、手の届かないものをほしがり、寝台から手を伸ばし、引き寄せ、きゃらきゃらとわらう。 躰が欠けていく代償に目いっぱい詰め込んで、それでもなお足りないと、もっと、もっとと、注がれるすべてを、金を心を、食い散らかす。どれだけ満ちてもまだ足りない。 整えた見た目と裏腹、はちきれる寸前まで飲み込んだそれは、ひとさし刺し込めば洋酒があふれ絡むサヴァラン。刺し込まれたフォークを舐って、うっそり菓子が嗤う]
(75) 2017/04/07(Fri) 01時頃
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[小さな部屋には、三日月を描いた紫色が いつだって浮かんでいた] なんだよ、また外でなにかあったの?
かぁわいそうに でも だいじょうぶだよ あんたはなにも悪くない
俺、あんたのことすきだよ 誰に何言われたって、肉を食いちぎられたって 俺 だ け は あんたのこと愛せるよ
[愛してくれてる限りはね。]
ねえ、だから おいで
[紫目を細めて笑う様は長毛のチェシャ染みていた。 その実、与えられるものは何でも、否、与えられなくとも食いつくす悪食じみた舌をして。 寝台で寝ころぶ猫は、ルイと呼ばれる男は、食いちぎられた腹を晒し猫なで声で*食事に誘う*]
(76) 2017/04/07(Fri) 01時頃
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[そんなの、決まってる。
答えなんて、一つしかない。
赤衣にとって、「ケーキ」という生き物は
「フォーク」の食べ物でしかないのだから。]
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―― :中庭 ―― [瑠東が その白い欠片を拾い上げて、目前にかざした頃、>>78 なにをしているのか と問いかける声が湧いた。 声の方向を見、上げていた手を下ろす]
ああ、どうも やえさん
ほら、こんな血だらけだから、 死体をね 探してるんです けどここにはないみたい
[返答のあと、八重自身の歩く理由を聞き「お揃いですね」と、相槌を打った。日頃かぶせた一枚の礼儀の抜けた、軽侮だけが残る笑みを形作って]
で、やえさんは誰の死体を探してるんですか それとも フォーク か ―― はは、食べやすいケーキだったり?
(94) 2017/04/07(Fri) 20時半頃
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―― :中庭 ―― [>>103 笑み返されるそれに、 瑠東は鼻白んだような顔をして 物置を開ける姿を距離開けて眺めた。]
いいですよ別に そんなに興味ないし やえさんこそ、見つかるといいですね そんなに聞きたいことの、答えがもらえると
[>>104場違いに笑う顔に 笑みは返さなかった。 同じように返してやるのが面倒に思ったし、 そうするだけの興味を、わらう彼女にも、彼女の返答にも持たず。
拾い上げた白い欠片に何が付着していたのか つまんだ人差し指が、表面がぬるりと溶けていて 傍にあった若葉で拭う方が有意義に思えた]
(113) 2017/04/07(Fri) 23時半頃
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[彼女の いつも通り に付き合う義理は感じなかった。
けれど、『ききたいこと』とやらを尋ねたその時、 どんな表情をしているのかは、多少、気にはなるなと
そんなことを思って もしそうなら、もしも、彼女が無事に聞けたとするなら、そして無事でなくなるとするなら。 そんな、常の瑠東ならば思わないだろうことを、続けて思って、口端で嗤い捨てた*]
(114) 2017/04/07(Fri) 23時半頃
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「フォーク」さん
たべて、くれなさそー だもん
でも
おいしそーな 顔、してくれるの
うれしい から、 いーや 今は
[朦朧とする意識と、
最早、どこが痛いのかすらわからないほどの痛みと、熱と。]
おもいだした、 あ、 あは、ひ、
[“死”を知らなくてもわかる
それへと近づいていく感覚。
確か、それが一番、 気持ちよかった。]
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―― :中庭 ―― [白いなにかの欠片は血の中に落とした。 土に吸い込まれずにあった血だまりや 茂る草々のなかに紛れて、その白さはどこかへ行ってしまった。赤になじむこともなく、赤が漂白されることもないのだろう――落とした時点で歩き始めた瑠東には、欠片がどうなるかの未来に興味はなかったけれど。
かわり、瑠東は空を仰いだ。 施設の上部を、入所者の自室が並ぶ個所を、その上を。屋上を、眺めて。]
―― 囲まれた庭より あっちのが好きだな
[目を細めて、ひとりごちる*]
(118) 2017/04/07(Fri) 23時半頃
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