ちっ……
[届いたかに見えた刃は距離を残して喉を掠める。
背の高い彼の喉を突き刺すには崩しが足りない。左上腕を掴んだ手はバランスを崩した彼を離し、座り込んだ彼に冷たい視線を向けた。]
···伊島はお前が殺したのだろう?
ケーキだと言うなら何をしようとした。
[運ぶ理由に何かしらの目的を見出している。私は彼のイチゴジャムの言葉、食べられた話、虚言ではないかと疑っている。しかし、変わらない彼に再び迷いが生じると横目に後ろの檀に話しかけた。]
檀、私も貴女はフォークだと思うわ。貴女の真意はわからない
でも食わせる上であなたに協力してもらう····。
こいつを食べてみて。
[フォークだと言われている以上八重がいる手前態度は明確にした。
少なくとも、敵対とは言えない今、殺すよりは利用すべきだと感じて*]
(85) 2017/04/07(Fri) 13時半頃