244 原罪の伽藍テーブル
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[廊下を進む、その途中で。 男はふと一たび立ち止まった。 何かの、騒擾の、気配を感じたように――中庭の方を見て、――だが、男がいるその場所からは、何も見えはしなかった。
その、一つの結末など、 見えは、しなかった。
故に男は、また、歩を*進めて*]
(4) 2017/04/06(Thu) 01時半頃
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[何も見えなかった。 感じたのは、匂い、甘い匂い、それだけで。 それが、疑いの発露によるものとも、赤を希うケーキたる彼によるものとも、フォークなろう彼のものとも、何も、知れはせず。 ただ、誰も見るわけはないこの刹那に、 愉しげに、少し、笑った]
(*0) 2017/04/06(Thu) 01時半頃
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…… 八重さん。
[歩き出した足は、すぐに再び止められる事になった。見えた、八重の姿。近く寄ってきた彼女に、その顔を見下ろし返して]
うん。……大丈夫だよ、……
[ごく微かな笑みを口元に作る、も、一瞬だけで消え失せさせて。何処に行くのか。その問いに、考え込むように、少しの間沈黙し]
…… 何処に、行くんだろうね。 何処に行けば、いいんだろう。
わからないのに。 ただ、じっとはしていられなくて……
[それから、また一瞬の笑み。それは今度は、自嘲めいたものに見えたか。八重から僅か目を逸らし、]
(23) 2017/04/06(Thu) 21時頃
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自分の事なのに、わからないなんてね。 情けないけど……
どうすればいいか、何をすればいいかも。 わからないんだ。
……犀川君を殺した犯人が。 犀川君を……食べた、フォークが。 この中に紛れているって、犀川君が言っていた……
そいつが、許せなくて。 どうにかしなくちゃ、と思って。
…… 殺して、しまいたくて、
[淡々と、思考を整理しようとするかのような言葉。其処に、一つ、男らしからぬ烈しいそれが、低く繋げられ]
(25) 2017/04/06(Thu) 21時頃
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でも……紛れているなら、誰かも。 わからないし。
…… 本当にそれでいいのか、それしかないのか、 そう、何処かでは思って、……
[一層に目を逸らして、 ぐ、と、胸元を掴む仕草をした]
(26) 2017/04/06(Thu) 21時頃
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……、うん。 有難う。
[重ねられる八重の言葉に、その全てを聞いてから返したのは、穏やかさを幾分は取り戻したような声色と、柔らかい笑みを以ての、礼]
……フォークと、……
[その言葉にはまた、 憂いめく思案らしい色を浮かべたが]
(53) 2017/04/06(Thu) 23時半頃
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[君が、辿り着いたなら、 気が付いたなら、 きっと叶うよ。それはね。
過ぎらせる、思考。
楽しかったよ。君達との日々は。 好きだよ。僕は。君達の事が。 でも、何より、
美味しそうだから。 ]
(*4) 2017/04/06(Thu) 23時半頃
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……またね。
八重さんも、気を付けて。 また。
[終わりには、そうひらりと手を振って。 彼女とは別の方向に歩き出し、 廊下の途中、置かれた長椅子に腰掛けた]
(54) 2017/04/07(Fri) 00時頃
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クレパスキュールは、俯く、 髪が揺れて**
2017/04/07(Fri) 03時頃
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[静かな、狭間に。 ふと、思い出していた。昔の事を。 たわいもなく。
男の「始まり」は、21の時だった]
(*13) 2017/04/08(Sat) 00時頃
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[漫ろに思考していた、狭間で。にわかに聞こえ、近付いてきた足音に、顔を上げた。見れば、一つの姿]
…… 瑠東君。
[ぽつりと、呼び止める。 二の句は考えてもいなかったが]
(126) 2017/04/08(Sat) 00時頃
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[21の時。確か、冬の近付きつつある秋のある日の事だった。秋の日の夜。その頃男は差し迫る悩みを抱えていた。それは己の活動に関する事、活動から引き起こされた、問題だった。 熱烈なファン。熱烈過ぎる、 ストーカーと化した女性。度が過ぎるファン、それこそストーカーの域に入るような人間は、何もそれが初めてではなかった、慣れる程には、よくあるものであって、 ただ彼女は、その中でもそうはいない、特段に常軌を逸した手合いだった。彼女は男と自分が付き合っていると思い込んでいた。思い込み、幾度となく、妄想で彩られた手紙や、異様な「プレゼント」を送り付けてきていた。 そして、しまいに、その日。 彼女は男の家に押しかけてきた。 何処からか突き止めた自宅に。 ナイフを、持って。
当時男は少々の恋愛沙汰が話題になっていた。 それを見た彼女は思ったのだ。 裏切られた と、 妄想に。]
(*14) 2017/04/08(Sat) 00時半頃
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はは、
[死んでるみたいだった、 そんな瑠東の言葉を聞けば、眉を下げ、弱く笑った。端に腰掛けたその姿を向いて]
生きてるよ。うん。…… さっきからね。 どうしようかなって、考えていたんだ。
……瑠東君は?
[どうしようと思うのか、 何を思っているのか、 今までどうしてきたのか、
どの問いともつかない、実際、どの問いでもあって、どの問いでもないような、曖昧な短い疑問符を向けた]
(136) 2017/04/08(Sat) 00時半頃
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[結論から言えば、男は死ななかった。男を殺そうと飛びかかってきた彼女を、男は、殺した。他ならない、そのナイフを以て。咄嗟に、殺してしまった。殺せてしまった。 玄関から数メートル、廊下の半ば。 赤く染まった中に佇み、赤く染まって、男は、慄いていた。殺されかけた恐怖。 殺してしまった恐怖。 男は呆然とする他なく、
他、なく、
甘い匂いがした。 その時、不意に、何処からともなく。 噎せ返る程の甘い匂いが。 あまりに魅惑的な、 食欲をそそる匂いが]
(*16) 2017/04/08(Sat) 00時半頃
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[すぐに気が付いた。 その匂いは辺り一面の赤からしているのだと。この血から、彼女から、しているのだと。
すぐに思い至った。 人間の血などを甘い匂いと感じる、人間から食欲を煽られなどする、これは、あの、「ケーキ」、「フォーク」、あの異常な存在達の話のそれで、そしてその話で言うなら、彼女は「ケーキ」で、 自分は、「フォーク」なのだ、と。 わかってしまった。
その時、男は、 「フォーク」に、なってしまった]
(*17) 2017/04/08(Sat) 00時半頃
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[そうだよね、と、 具体の浮かばないらしきいらえに返しかけた、言葉は、呑み込まれた。一たび目を逸らす仕草、それからまた胸元を掴むようにしつつ、男は瑠東を見据え直して]
……、六川さんみたいな事を言うんだね。
[其処に浮かぶ色は違う、 通じるものがあるにしても、 違いはするのだろう言葉、それをわかりながらも、あえてそう言って。やや、沈黙した後]
…… 僕はね。気付いてしまった。 自分が、慈悲や寛容なんかとは、程遠い、 人間だって。
僕は、フォークの事を、そんな風に思えない。
……間違いなくよく知る誰かだとして。 誰か、知ったとしても、…… きっと。僕達を騙していた、 そんな怒りしか……感じられないんだ。
(145) 2017/04/08(Sat) 01時頃
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クレパスキュールは、呟くトーンは、暗く。
2017/04/08(Sat) 01時頃
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