266 十二人の( )こどもたち村【R15】
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/* は、ハノンちゃん!!(すでに絡んだので助けに行きにくいけど早く助けられて欲しい)
(-3) 2019/02/21(Thu) 01時頃
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─ 屋外 ─
[ 少年は背骨をひとつひとつ伸ばすように ぐ、と背伸びをした。
もうそろそろ、やめようか。 面倒な性格を引いて言い合いになるのも 避けたいことなんだし。
もう二度と浴びないと思っていた外気を 感慨も無く肌に纏わせて欠伸をする。
退屈な訳では無いが、人が死ぬ理由を 詳しく聞けることもなく 全く察せない訳でも無い状況は 絶妙に心を持て余すなあと考えた。 ]
(105) 2019/02/21(Thu) 21時頃
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[ なにやら大きな物音>>17が遠くから、 更に誰かの声が>>67聞こえたので 少年はそちらへと向かう。
早足で向かえばユミと壊れたフェンスが見えた。 ]
ははあ 屋上で壊れて落ちてきたんだ 危なかったね
[ 見上げれば、屋上の一部のフェンスが無い。 あの場所が老朽化か何かで落ちてきたのだろう。
誰かがわざと留め具を緩めた、 という可能性も少年は考えたが声にしなかった。 ]
(106) 2019/02/21(Thu) 21時頃
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手、大丈夫? 洗いに行く?
[ 僅かに見えた白い掌には 赤い線が痛々し気に走っている。
電気が通っているのならば、 水道が止められていない可能性は十分。 止められていても、自動販売機には 手を洗う程度の水のストックはあるだろう。
実に素朴な表情で、少年は首を傾げた。 ]*
(107) 2019/02/21(Thu) 21時頃
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/* まーーーた地震だ…地震でした。停電しなければ速度保てると思います…!
(-22) 2019/02/21(Thu) 21時半頃
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─ 屋外 ─
構わないよ
[ まだ少し大きい学生服の袖を伸ばすようにして 掌を守りながら手を伸ばす。
敷地内に居るということを 誰かに見られるのも不味い話であるので、 早く終わらせるのが得策だろう。
持ち上げてみれば思っていたよりも重く 女一人で運ぶには難しいだろうなと考えた。 ]
(130) 2019/02/21(Thu) 22時半頃
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[ 周囲を見渡しながら目立たない場所を探せば ユミの方から声が掛かる。
直接的に問い質さないユミへ 不思議そうな表情を浮かべるが、 自らの行っていた模索のことだと思い当たった。 ]
ああ、性格を決めてたんです サイコロを振って、表を見て、ね
えーっと、ほら
(131) 2019/02/21(Thu) 22時半頃
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[ フェンスを持つ手を片方だけ外しポケットに入れ おぼつかない手つきで操作すると、 その画面をユミへと見せるように傾ける。 ]
ネットって、すごく便利だよね
サイコロだってかんたんに振れるし 性格一覧表なんてのもあるんだもん
[ ネットダイス、であるとか 人の性格が100連ねられているページだとか 少年の見せる画面には、 そういったものが映っていた。 ]*
(132) 2019/02/21(Thu) 22時半頃
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─ 少年Wは逸失する ─
[ 少年は、自由となった。
もはや、勉強したり料理を作ったりして 母親に尽くすことはしなくていい。 何でも自由に行うことが出来る。
しかし、ならば、何をすればいい?
自分が行いたいことをすればいいのだ。 だが、少年のしたいこととは何だろう。 一体何なのだろう。
考えた時、少年の頭は真っ白になった。 自分のやりたいことが分からない。 ]
(140) 2019/02/21(Thu) 23時頃
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[ 半ば自覚し行っていたことであったが、 少年の性格は勉学に励めるようなものだった。
負けず嫌いで他人を見下し プライドが高い、努力家。 勉強のノイズとなる友達も そういった性格では発生せず丁度いい。
しかし、生命保険について知ってから数日後。 少年は図書館で同級生に声をかけられる。
それは少し前までなら無視を押し通していた 「勉強を教えて欲しい」といった声だった。 ]
(141) 2019/02/21(Thu) 23時頃
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[ 一度無視しようとして、考えた。 時間の無駄だと思っていたが 最早大学受験も何も関係が無い。 時間なんて気にすることは無い。
少年はソイツに勉強を教えることにした。 同級生は野球部に所属しており、 次赤点を取ると大会に出られないらしい。
坊主頭を摩りながら話す同級生の話を 以前なら記憶などするつもりは微塵も無かったのに 言葉として認識する程度には聞いていた。 ]
(142) 2019/02/21(Thu) 23時頃
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[ 同級生は同じ生き物かと思えないくらい 要領が悪く覚えも遅かったが 少年は時間にそれなりの猶予がある為 納得がいく程度には教え続けた。
夕陽が図書館に落ち切った頃 少年は同級生へ数学を一章叩きこみ終わった。
結構疲れたな、と息を吐いた少年へ同級生は 焼けた肌に生えさせるように歯を見せて笑う。 「一堂って結構いいやつだよな! 今度遊びに行こうぜ、奢ってやるから」
ウケるだの、楽しいだの、言う同級生に 少年もまた、悪く無い時間だったと自然に考えた。 ]
(143) 2019/02/21(Thu) 23時頃
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[ 自分は友達を作ることなど嫌いだと思っていた。 しかしそれは、以前の“母の為の自分”で 最適なものを演じていたのではないだろうか。
本当の自分は、今までの自分とは何もかも 違うのではないだろうか。
というのが、少年の気付きだった。 ]
(144) 2019/02/21(Thu) 23時頃
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[ 今までの自分が無意識に演じてたものなら 本当の自分は一体何者だろう。
好きなものは?嫌いなものは?苦手なものは? 晴れが好き?雨が好き?曇りが好き?
何一つだって分からない。 確定していない。 無理に慌てて決めつけようとすると 何も掴めない暗闇の中を掻き分ける感覚に陥る。
ならば、試して行けば良い。 以前と今を比べたことで一つ分かったのだ。 今のように、ひとつづつ、反対を振舞って。 対照実験のように。 ]
(145) 2019/02/21(Thu) 23時頃
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[ どんな性格があるか調べ、少年は 一日ごと、あるいは数時間ごとに性格を変えた。
消極的か、積極的か。 神経質か、無神経か。 感情的か、冷静沈着か。 勇敢か、臆病か。
暗闇から自分の形を手探りで創り出す。 自分のものだと思える部分を決め、 無限にも思える暗闇の、他の可能性を切り捨てた。
少しずつ削っていく。 なんにでもなれるかもしれない少年を 少年は自ら少しずつ殺していく。
そして、最後に残った本当の自分。 自分で生み出した自分の姿で、少年は死ぬ。 ]
(146) 2019/02/21(Thu) 23時頃
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[ それは、素晴らしいことに思えた。 なんだか丁度いい感覚がした。 少なくとも、その時の少年には。
母のサインを見た時から自殺を決めていたが それすら“本当の自分”の意志か不確かだったので 再び母の言いなりになる実験すら少年はした。
とても腹が立ったので途中でやめた。
母親に貢いだ後の中年で過ごす余生と 今若いうちに体験できる一年は同価値だ、と 少年はやや強引に自分を納得させ、 自由な一年を楽しむことにした。 ]
(147) 2019/02/21(Thu) 23時頃
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[ この廃病院へ足を踏み入れる頃には 暗闇はうすらぼんやりとしている位で、 自分の輪郭も分かる程度にはなっていた。
性格も対照的なものを順次行うのではなく、 面白半分にサイコロを振っては振る舞いを決めた。 いわば確認作業のようなものだった。
最終調整でもあるのだから、間隔は短く それなりに慌ただしいが仕方ない。
変わる性格に反応してくれる人も居るかな と、すこし悪戯心があったことを 本当の少年は、ワタルは、否定しないだろう。 ]*
(148) 2019/02/21(Thu) 23時頃
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