244 原罪の伽藍テーブル
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ムパムピス! 今日がお前の命日だ!
2017/04/08(Sat) 01時頃
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[その事実は、あまりに唐突で、 甚だしくショックな、
筈だった。
けれど、実際には、そんな事は、そう、どうでもよくて。なんだ、そうだったのか、とか。難儀だなあ、とか。そんな、軽い感想しか、その時には浮かぶ事はなくて。 ただ、ただ、何より、 美味しそうだなあ、と。 食べたいな、と。 思ったから。
自然、男はその処理に向かった。そのまま血を啜り、噛り付き、満腹になるまで夢中で味わって、 残りは、捨てるのは勿体なさ過ぎるし、面倒で危険だと考えて。今思えば酷くぎこちない仕事ながらもなんとか切り分けて、冷蔵庫に入れて、少しずつそのままや料理してやで食べた。腐るに間に合わない分は冷凍した。そうして初めて食べた「ケーキ」の味はよく覚えている。彼女は濃厚なベイクドチーズケーキのような甘さをしていた]
(*0) 2017/04/08(Sat) 01時頃
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[考えてみれば、 葡萄が嫌いになったのはそれからだ。 かつて好きだった葡萄、その食感が、無味となってみるとどうにも気持ち悪く感じられて。逆に、林檎、それなどは、かつてはどうでもよかったのに、食感が好ましく、比較的頻繁にたべるようになった。
そんな事を考えて、
いい匂いだな、 近付いてきた瑠東に、思った。それは彼が纏う他の「ケーキ」の匂いと、彼自身の、その匂いと]
(*1) 2017/04/08(Sat) 01時半頃
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[僕がフォークだと知ったら、 君は、やはりそのように、笑うのでしようか]
(*2) 2017/04/08(Sat) 03時頃
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[ただ、察してはいた事だ。 香る甘い匂いから。 その詳細は未だ、わからなかったが。
それに関する実際は、本当には、男には特別気にかける必要がないようなもので、ただ気になりはした、特に食べたいと思う誰かが終わったなら、それは、寂しくもあって。
……
ケーキ役、目の前の彼が言った言葉は実際正しい。男はケーキという役を演じているのに過ぎないのだから。 骨まで、 語られる望みの倒錯に裡でわらう]
(*3) 2017/04/08(Sat) 21時頃
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― 部屋の中、三人が一つになる時間 ―
[ギリアンも、六川もそう。 柔らかい場所を、あるいは近い場所を狙うようにして とくとくと脈打つ太い動脈に噛みついた。 甘いものを食べるのに、苦い表情はいらない。 痛烈な悲鳴もいらない。 咽び泣く涙も――それはとても甘いけれど――いらない。
今も、手首と、そしてギリアンと同じように腕に噛みついて出来た傷から、とくとくとくと血を流し、部屋の中はさらなる甘い香りに満たされた。 自ら瞼を下ろした六川の姿は、穏やかに見えた]
(*4) 2017/04/09(Sun) 01時頃
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[全部は食べられないから。 半分だけ食べようと思った。
柔らかな胸に驚いたけど、その食感は他のどこよりも本物のクリームみたいで、食べながら思わず声をあげて笑った。 美味しかった。 腹が膨れて気持ち悪くなったけれど、吐き出しそうなのを堪えてひたすら手を口を動かした。
好きなものは皿の上にのるくらいがちょうどいい。 食べ残したら長いことおいてはいけない。 すぐに悪くなってしまうし、不思議と悲しいような気持ちになるから。 ――まだわからないけどそんな気分になるような気がするから。
全部食べられたらいいのに。 全部、 全部。 三人で、ひとつに*]
(*5) 2017/04/09(Sun) 01時頃
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