244 原罪の伽藍テーブル
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クレパスキュールに2人が投票した。
ヤニクに7人が投票した。
ヤニクは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
ムパムピスが無残な姿で発見された。
現在の生存者は、クレパスキュール、ワレンチナ、トレイル、チアキ、メルヤ、マユミ、ロビンの7名。
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[その部屋で、三人はひとつの存在になった。 食べ過ぎて眠くなったこどものように、 智秋はふわふわと甘ったるい香りの中で身体を丸くした。
廊下に染みだしていく血も二人分。 濃い血の香りも二人分。
穏やかな顔で寝息をたてて、 じっと、その身体は春を待つ**]
(0) 2017/04/08(Sat) 01時頃
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うん、俺、むつかわさんのことちょっと見直しました おなじこと言ってる人、いなかったから
[一度途切れた視線は、再度かち合った。 ゆるゆると紫の三日月を浮かべる瑠東は、呉羽の理解した違いを、理解していない。
挟まる空白は、人の少なくなった施設の息遣いを意識させる。人からしぶいた、赤い血潮の、その残り香を。それを吸い込む、保護施設を。 瑠東は、それへ耳を傾けていたが、呉羽が話し始めるにしたがって注意を、彼の、低い、けれど耳通りの良い声へ傾けた。
眉が寄せられる。 それは、不愉快でなく、不理解の、仕草として。訝しさを表して。]
それって なにか悪い?
(1) 2017/04/08(Sat) 01時半頃
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怒りたきゃ 怒ればいいじゃん 殺してやりたきゃ殺せばいいし かわいがりたければ かわいがるもんじゃ、ないの
フォークは俺たちを食いたいから食うし、 俺たちはフォークにくわれるけど でも いたいのは痛いし 俺もすげえ痛くてぶん殴ったし 怒鳴った
[過去を交えて話し、それから、呉羽の片手を指さす]
それ、食われた時も痛かったんじゃないの 怒りもしなかった、とか、はは まさか?*
(2) 2017/04/08(Sat) 01時半頃
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……、 …………
[瑠東の返した一連の言葉に。男は少しだけ目を見開いて、それから俯き、膝の辺りで両指を組んだ。その己の手を見下ろしながら]
……そうだね。 そうなのかも、しれない。 結局、自分の感情の…… それ以外には、ないのかもしれない。
憎いなら……
……殺したいなら、
それしか、 ないのかもしれない。
(3) 2017/04/08(Sat) 01時半頃
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……
[左手を示されれば、 また、眉を下げる、困ったような微笑で]
……痛かったよ。 噛み付かれて、 切り取られて、 腕に齧り付くフォークの顔が、
襲われる夢を、いつまでも、 ……今も、まだ、見て。……
今考えたら、わかるよ。 ずっと抱えてきた、この気持ちは…… 恐怖で、絶望で、
でも何より怒りの、 ……許せない、……殺してしまえたら、 ……そんな、気持ちなんだって。
(4) 2017/04/08(Sat) 01時半頃
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[昨日の傷がまた開いたのだろうか 溢れた血に片目だけしか開かない]
……まぁ、もう。 悩むことも無い、か。
[頭の包帯を解いて捨てる ききたいこと、を尋ねられた時のように>>3:114 一瞬、目を彷徨わせて苦笑する]
……やりすぎた、かな。 ……まぁ、いいでしょ。
[また一つ、約束が叶えられなくなったのを 今の自分は知らないまま あてもなく彷徨うのです**]
(5) 2017/04/08(Sat) 01時半頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2017/04/08(Sat) 01時半頃
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[わたしはもう、狂っているのが誰かなんて、考えるのを止している。 けれど、わたしの事を利害が一致していると評していたイワコノフさんは――きっと“まだ”そうではないのだろう]
[離れたところで、床を叩く飛沫の音>>3:134。 濃密ないちごの中に、違う香りが混ざり込む]
[藤也くんの身体が冷えていっても、鋏が切れなくなってきても、わたしは手を止めるつもりがないけれど――別の刃物を厨房へ探しに行くときには、廊下へ顔を向けるイワコノフさんに、赤黒く染まりゆく顔を向けて。イワコノフさんから声を掛けてこない限りは、無言のままで厨房へと抜ける]
(6) 2017/04/08(Sat) 02時頃
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[答えは無かった。 けれど、藤也くんの内心を表すように、彼の顔は穏やかなままで固まっていった>>3:143。 ――それならばわたしは、きちんと彼を、余すところ無く食べないと。かつてのわたしが“したかったこと”は、藤也くんの望みと同じかたちをしているのだから]
[幸いなことに、大きな冷蔵庫にも、冷凍庫にも空きはあった>>3:3。 リンゴを切ったナイフ>>2:161は無かったけれど、予備の包丁より先に砥石を見つけたから、また鋏を使えるようになった。少しばかり、そう少しばかり頑張れば、わたしの思い通りにすることができる]
[見つけた道具片手に廊下へと戻った。イワコノフさんは、普段の調子を取り戻しつつあっただろうか]
藤也くんも、ケーキです。 ……フォーク、見つかりませんね。
[短く状況を告げて、床に座る。いったんは同行するのを止めるという意思の表示。――次に誰を確かめるべきかは、彼女に決めてほしかった]
[間違えてケーキを殺してしまうから、ではなくて。 まだしばらく、ここで手を動かしていたかったから]**
(7) 2017/04/08(Sat) 02時頃
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[視線を追って、紫目もその指へ向かった。 両掌の隙間に、あるいは、指の格子に。瑠東の目ではなにも見つかるものはない。その腕噛みついたと聞く、フォークの残滓も、錯覚も、見るものはない。
首をわずか傾げ、ぽつりぽつりと小雨のような言葉を追うことにし]
そうだよ
自分の気持ち以上に大事にしなきゃいけないものってなくない? どうせいつか死ぬのに やりたいことしないで何が楽しいのか わっかんないな
(8) 2017/04/08(Sat) 02時頃
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今も夢見て、それで、 でもようやく 今気づいたんだ かわいそ どんだけ自分のこと無視してたの
くれはさんってさ、生きるのめちゃくちゃ下手糞だね
[三日月ゆらして わらい、けれど、視線を一度左下に流した。次いで上へ。ゆらりと動くに合わせて、色を変えて。そうしてまた、呉羽へとむける]
仕方ないな そういう要領わるいの、はは 嫌いじゃないからさ
(9) 2017/04/08(Sat) 02時頃
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特別だよ ほんと
俺が許してあげるよ くれはさんが 誰殺したって、憎んだって、 泣いたって笑ったって、怒ったっていいよって
“元”役者が どんな顔しても 俺が認めてあげるよ どんな汚い顔でも さ*
(10) 2017/04/08(Sat) 02時頃
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………… そうだね。
僕は、生きるのが下手。 きっと、そうなんだと思う。 そうじゃなかったら……まだ、…… それこそ、此処にいない今だって。
あったかもしれない。 少なくとも、……そのフォークを。 殺せた未来は。 あったかもしれない、……
まだ、捕まってないんだ。 僕を襲ったフォークは。 今……何処にいるのかも、生きてるのかも、 わからなくて。……
(11) 2017/04/08(Sat) 02時頃
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……、……
[何もかもを受容する、 受容すると語る、瑠東の言葉。 それに、少し沈黙する。甘い言葉。ケーキがフォークに感じさせるにも似た、甘さを持つ言葉。甘い毒。男は瑠東の監禁生活の実情を知らない。知っていたなら、ある種得心もあっただろうが]
……君は。 とても優しくて。 ……とても、残酷だね。
……
メシアへの銀貨の裏切り、それを誘った、 天使か悪魔がもしいたとしたら。 君のようだったかもしれない。 そんな風に、思うよ。
(12) 2017/04/08(Sat) 02時半頃
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クレパスキュールは、左手を握る、ごく微かな、金属音。
2017/04/08(Sat) 02時半頃
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[肘をつき、ふぅん、と相槌をうち]
ああ、じゃあ
いまが、これが、
最後のチャンスかも知れないんだ
もう昔の怒りは、晴らせないけど いまは、さいかわさんの怒りは、それだけは
……それだけが、晴らせるかもしれないんだ
[>>11 左手を奪った相手は知れない、それを語る言葉に、瑠東は得心するように、事実を並べるように
あるいは 煽るように 口にする その口端は何時しか微かに吊られている]
(13) 2017/04/08(Sat) 02時半頃
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[>>12 褒めるならちゃんと褒めてよ。 そう言いたげに瑠東は眉根を寄せ、力を抜く]
メシア 知ってる、神様でしょ
自分の気持ちも やりたいことも我慢して そうやってまでして 守りたいものって、 守りたい神様って、 俺にはわかんないから
そのせいで苦しいなら 神様に苦しめられてるならさ 俺にあげられるものなら 全部 あげるよ 肉も 血も 骨もさ
フォークじゃないなら、要らないものしか、もってないけど
(14) 2017/04/08(Sat) 02時半頃
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はは、だから 残念だね フォークだったら もっと 甘やかしてあげたのに
いま俺がくれはさんに言えるのって、 「だいじょうぶだよ」しかないから
―― 神様に喧嘩うる勇気が出たら教えてよ 気が変わらなかったら また、怒って笑って、殺していいよって言ったげる
[そこまで話すと長椅子の端から立ち上がった。 当初の目的の、自室へ向かおうと、そう思って]
でも なんでも期限があるしさ ここにいるフォークも、いつ死んでるかわかんないしね*
(15) 2017/04/08(Sat) 03時頃
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そう、 犀川君の怒りは……仇は。 果たせるかもしれない、……
……復讐を、軸にする殺人犯も。 復讐を否定する、探偵役も、 演った事はあったけど、
事実そんな事があるなんて、思わなかった。 そもそも、自分が……ケーキだなんて。 思わなかった。……
(16) 2017/04/08(Sat) 03時頃
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……君は。
フォークを目の前にしたとしても…… そういう風に。許すのかな。 そういう風、
それ以上に。 君は、フォークに、許しを、 自分を、捧げてしまうのかな。
[零すは、並べられる言葉への反応]
(17) 2017/04/08(Sat) 03時頃
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[>>16 紡がれる役に 微か三日月が膨らんで眦を下げる]
それ、二つとも俺知ってるよ TVでずっと見てたもん なんだっけ、 復讐を遂げて、初めて人を殺した犯人が言う台詞 俺好きだったんだけどな……忘れちゃうもんだね ……くれは るきの 最初の「ケーキ」役 腕を失い、友を失い、 「フォーク」を探す殺し合いが始まる 一人、ひとり、死んでいく くれはは、こころの揺れ動くを否定するくれはは、 否応なく巻き込まれていく なんてさ
随分いい役もらってるじゃないの
あ、そしたら俺共演者じゃん はは、やった
(18) 2017/04/08(Sat) 03時半頃
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……――、…… フォークに食われるの やっぱり痛いよ きついし、吐くし、そのあと熱出るし 切った薬指は料理してやったんだけど、あれも最低だった 嫌な臭いしてずっと鼻いたくて最低
でもさ、そういう風に俺が俺を分けてやれば フォークはさ、あいつは、俺を一番大事にしてくれるから 大事に、かわいがってくれるから
[ぐしゃりと髪をかき混ぜ、 煩わしがるように「だからさ、」と続け]
(19) 2017/04/08(Sat) 04時頃
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それって、いいことじゃない? 目一杯愛されて、大事にされて、 俺がいなきゃ死んじゃうくらいにさせて 俺もフォークかわいがってやって
それって幸せなことじゃん フォークのための俺で、フォークは俺を大事にしてくれる それで暮らせるなら、なにもいらなくない?
(20) 2017/04/08(Sat) 04時頃
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あ、ああ だから さっき中庭みたら血だらけで、ああやって、 たくさん零す無駄な食い方するような奴は 可愛がってやる気も起きないな 本当 最低
だから フォークって言っても悩んでるんだけどさ 絶対 大事にしてくれなそうじゃん 一つ残らず 骨も残さずって食べ方したことないぜ、きっと
…… うまく言えないけど、そんな感じ ねえ、これで伝わってる? こうやって話すの苦手なんだよね 面白くもないし こんなに幸せでしたって 自慢話になるし、さ*
(21) 2017/04/08(Sat) 04時頃
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トレイルは、クレパスキュールへ、質問の真意を探るように視線を向け*
2017/04/08(Sat) 04時頃
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おれが「フォーク」ならあんたがさぞ甘ったるくみえるんだろうけど。 生憎、いけ好かない面が突っ立ってる以外ないんでね。
[見目で判別つくなら、そもこんな煩わしい事態にはなっていないのだ。ケーキ以外の何にみえるか>>59。何を、と、失笑混じりに吐き棄てて、捲り上げられた腹に誘われたように視線が落ちる>>60。]
………
[幾度も繰り返し、繰り返し、捲り、抉り、傷の上に傷を重ねたような色の変わった歪な瘢痕。語られる彼の塀外の生歴は、異国の言葉の様に正しく意味を理解しかね―、いや、したくなかったのかもしれないが、大部分が耳から溢れていった。けれど、]
…………それって、ただの家畜と何が違う訳。
[まるで選民意識にも似た、彼の愚弄が、嘲りが>>61、深ければ深い程、昏ければ昏い程、いっそ嘲笑いにも似た何かが込み上げてきた。
ああ。こいつも。
もはや同じ人間とも、「ケーキ」を見る目でもないそれは、奇しくも「フォーク」みたい>>62と、肉叢を生き餌にと言った六嶋を指して瑠東が言ったものに近かったかもしれない。]*
(22) 2017/04/08(Sat) 15時半頃
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ロビンは、トレイル立ち去る瑠東を見送り。
2017/04/08(Sat) 15時半頃
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[本能的な逃走願望は、今はその奥の、「フォーク」への恐怖を、恐怖を覚えさせるその存在への憎悪を剥き出しにさせていた。
瑠東が手にしていた刃物を見、駄目元でもと器具棚を漁れば、幾本かの包丁のほか、骨切鋏も残されていた。こういうものは(主に肉叢を警戒して)普段は施錠をされている筈だが、鍵をし損ねる程に慌ただしく職員は立ち去ったのか。
―逃げ道は、丁寧に閉鎖を行ったくせ。
まだ正面玄関は確認できていないが、おおよそ閉ざされているだろうのは想像に易い。 何故なら。犀川の死が発覚してからそれなりの時間が経ってはいるが、外より助けのある気配はない。
骨切鋏の刃先側をズボンのポケットに押し込むと、廊下に出る。
職員の姿は見えないが、住人の往来は何人かあったのか、赤い足跡が示している。]*
(23) 2017/04/08(Sat) 16時頃
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―中庭―
[臭いがとても強い部屋を通ったとしても>>0 廊下で誰かにすれ違ったとしても 誰かに止められない限り いや、止めても最終的な目的地は此処でした]
……そういえば、今更だけど。 フォークって複数いるのかしら?
それとも、疑心暗鬼でみんな殺しあうのかしら。 叫び声は聞こえないけれど…。 静かなようで、増えていく血は増えるばかり。
[ごそごそと物置を整理した後 物置の中に潜り込んで扉を閉める]
(24) 2017/04/08(Sat) 16時半頃
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……落ち着くなぁ。
[暗めの中でまどろむ]
……僕は喰われたくないんだよなぁ。 ……まぁ、誰が好き好んで。 地面に落ちたようなものを食べるのかって話だけどさ。 こんな僕のことなんて、さ。
――……。
[がりり、包帯越しに首を掻いた**]
(25) 2017/04/08(Sat) 16時半頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2017/04/08(Sat) 16時半頃
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見てくれてたんだ。 嬉しいな。
[知ってる、という反応には、一たび常らしい落ち着いた微笑を浮かべて]
……『これで悪魔は皆死んだ。 これで、悪魔は、 俺だけになった』
[続けて過ぎらせる、対照的な冷えた眼光と声色。それから、今度は苦笑した]
……そうだね。 役だったら、本当にいい役だ。 やり甲斐がありそうで。
作品だって、人気が出ただろうね。 サスペンス……いや、スリラーかな。……
(26) 2017/04/08(Sat) 18時半頃
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……、
[あいつ、そう切り出される瑠東の話を聞く。窺える彼の断片。生涯の。内面の。ある一つの在りようの]
……幸せ、
[ある一つの、幸福の形。 そういえるものなのだろうか。そうなのかもしれない。考えて、 肯定も、否定も、口から出はしなかった]
(27) 2017/04/08(Sat) 19時半頃
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[大量に流れた血と漏れ出た内臓からのきつい匂い。未だそれを解体し食べ続けられる檀に相容れることのできない種の違いを感じた 勝手なものである、指示したのは私なのにその指示によってますます彼女も殺さなければいけないと再認識してしまうのだから]
そう・・・違ったのね・・・ 少し・・・席を外すわ・・・トイレで口をゆすいでくる・・・ 変なことは考えないでね。 裏切ったら殺すから・・・。
[とにかく気分が悪い。 檀の服や顔についた返り血にはもう見るだけでも生理的に催す嗚咽感、解体はまだ続くと見て気分を休ませるためにその場を離れようと車椅子に何とか乗り込む。 釘押しのように一言添えて車椅子を動かし始めると、キイキイとタイアは鳴き始めていた。 体当たりのせいで取り付け部分が歪んで緩んでいるのだろう。 カッターを再びポケットにしまいながら彼女の前から離れていった]
(28) 2017/04/08(Sat) 20時半頃
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[押し込んだ刃を、どうするのか、どうしたいのか、考えては居なかった。当初の予定通り、厨房を経由して正面玄関へ向かおうとし。
足を止めた。
目に留まったのは、スローモーションの再生のように、ゆっくりとした速度で階段から垂れ落ちる血。 一段、一段と上階から面積を広げるそれを、始めは犀川の部屋から漏れ出したものかと思った。]
(29) 2017/04/08(Sat) 20時半頃
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[喉が鳴った気がした。
込み上げてくる酸味を飲み込んで、恐る恐る、階段へ足を向ける。 細い血筋は変わらない速度のまま段を下り、それを踏まないように気をつけながら、上階へと、源を辿る。
細く、長い赤い川は、ひとつの扉の前の血溜まりに至った。それは犀川の部屋ではなく、その前に、足を汚さずに入るにはもう難しいほどの赤い水溜りは、ひとりの身体から流れたとするにしては、量が多過ぎた>>0。]
(30) 2017/04/08(Sat) 20時半頃
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[錆の様な臭気は上階を覆い、ぱちゃり、と足元で水音が鳴る。水とは違う粘度の高さは、靴に覆われた爪先にも伝わる。
既に吐くものもない胃は痛みだけを訴え、口の中に苦味と酸味ばかり広がる。この部屋の住人は誰だったか。鍵すら掛かっていない扉を開けると、初めから、この部屋には赤い絨毯が敷かれていたかのような錯覚。
ギリアンと、六川の面影を感じさせる「もの」は何処かしらにまだ残っていたか。鉄と、脂をないまぜにした臭気が満ちる中で、いっそ無邪気にも見える顔で、初野は眠っていた。]
(31) 2017/04/08(Sat) 21時頃
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――トイレ――
[厨房室の前からトイレへと移動すると、鏡の中の自分に深い溜息。 顔色は青白く疲労が浮かび、目元のクマのようなものがはっきりと見える。 シシムラの行動とケーキの言葉、伊島の変わり果てた姿に檀との関係。 精神的なストレスが肩にのしかかり、少し過呼吸気味になりながら、水で顔を洗う。]
はあ・・・っはあ・・・
[しつこいほどに顔を洗って気持ちを落ち着かせるものの、身体に震えを覚えている。] ・・・私は間違っていない・・・・・・仕方ないんだ・・・・・・ くそ・・・ [平常が異常にかわった数々の出来事に、気を緩めてしまえばプツンと恐怖にも流されそうで、顔を強く振り意思を強く保つためにダンっと洗面台を叩いた*]
(32) 2017/04/08(Sat) 21時頃
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……中庭で?
……中庭で、…… また、誰かが……死んでいた、のかい。
[呟く言葉は、彼の確認へのそれではなく。 「突然もたらされた新たな事実」に関するものだった。初めて知る、その、死への]
(33) 2017/04/08(Sat) 21時頃
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―― 厨房にいたときに ――
[>>22 あの時、瑠東は唇を歪め笑い、しかし、否定もなにも口をすることはなかった。“ケーキ”。瑠東がよばう時、その存在は、フォークのためにある肉を意味している。“それ”が、人間になろうと――などと嘲りを吐き出したのは先程のこと。 家畜との些細な違いを、あるいは、瑠東の持ちえる矜持を、肉を刻み、焼き、飾り立てる厨房で並べる気はないようだ。
不理解が、ただ、六嶋との間にあった。 交わるを遮る峻然たる深いクレバスがそこにあり、言葉を交わすだけが、厨房で起こり得るすべてであるように。対岸たるその場所から向けられる六嶋の視線に、同種以外を喰いものにする生き物の持つ視線に、紫の三日月が煌いた*]
(34) 2017/04/08(Sat) 21時半頃
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―― 廊下 長椅子のある場所で ―― [>>26 種類の異なる微笑みに挟まれて、画面越しにあった犯人が 隣に、長椅子に、腰かけて、その刹那の時間だけ そこにいた。
瑠東は、少しの空白を開け、「悪魔は俺だけになった」その言葉だけをなぞった。空けるべき余韻もなく、ただ繰り返す。それから他愛ない、空想的な話の続きを]
はは、人気、でるかな そういうの 人って好きなもんなの? 自分のことじゃないから? [けら、と笑う色の滲む声音]
だったら他の配役、なんだろうね 誰がフォークの役もらってんだろ 俺はどんな役? フォークにすり寄って、逆に殺されるとか?
[それは、本当に他愛のない話だった。 瑠東もまた、続かなくてもかまわないような様子で口にし、そして]
(35) 2017/04/08(Sat) 22時頃
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[>>27 言葉短な、あるいは、単にこぼれたような単語に、瑠東は首を傾げ、続きがあるか待つような間をあけた。 >>33 「中庭で」 拾い上げられたそれに、頷きをもって首肯とし]
死体はなかったし、 ケーキかフォークかも、わからないけどね
どんどんいなくなるよ くれはさんの『悪魔』もいなくなるのか、
ああ、それとも、みんな『悪魔』に、なるのかな だれかを殺したことのある『悪魔』にさ
[「そうすれば『悪魔』を殺しやすくなるね」 弓なりの薄ら紫は、中庭の方面一度それてから再び呉羽の元へ戻った。じゃあ、俺行くから。そう、いつもの調子で*口にして*]
(36) 2017/04/08(Sat) 22時頃
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[ギリアンの後にもう一人、大人を丸ごと食べるのは、いくら甘いものは別腹とはいえ無理があった。 指を食べて手首を食べて、小さな骨はケーキの中に眠るチョコチップみたいだった。
三人が一つになる前の食事は、部屋の中に秘されたもの。 六嶋が扉を開けた時、ベッドの奥には、半分ほどの大きさになった修道服がひっそりと横たわっていた。 骨が剥き出しになっていたりはしない。肉も、隠れている。 ただ不自然に盛り上がったその服が、中に欠片を包んでいるのは明らかだった。
その、まだ温もりを失っていない存在に寄り添うように。 智秋は穏やかな眠りについていた]
(37) 2017/04/08(Sat) 22時頃
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うん。……そうだね、……
他人の不幸は蜜の味、とは、よく言ったもので。 人は、多少あれ皆、人の幸福を妬むんだよ。 人の不幸を悦ぶんだ。
芸能界なんてものに、子供の内から入って、 なんとなく、わかっていた事、 ……「ケーキ」に、なって、改めてわかった。 思い知った。
……瑠東君は、どんな役だったらいいと思う? 生き延びたい? 殺されたい? フォークに、 その「無駄に散らす」フォークに不覚殺されて?
違う、骨まで、味わわれて?
(38) 2017/04/08(Sat) 22時頃
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[この部屋に3人だけ。ひとりぼっちの世界だけ。 それが終われば、全てが終わる。 目を覚ませば、きっと春を迎えることは出来ない]
……ん、
[せめてもの抵抗とでもいうように、目覚めかけた智秋は、目をいっそう固く閉じて欠伸をした。ふぁ、と間抜けな音を立てるが、もしそれを六嶋が見たならば、当然磨いてなんかいない歯が赤というよりも黒く染まっていることに気付くだろう。 斑のそれは、恐ろしく醜い。 衣服が真っ赤でなかったとしても、咥内を見ただけで、人ではないものであるとわかるほどに]
(39) 2017/04/08(Sat) 22時頃
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……なんだ、六嶋くんか
[目を擦りながら身体を起こす。 すん、とひとつ鼻を鳴らして、 ベッドに座りなおすと、もう六嶋から目を逸らさなかった]
見つかっちゃったねぇ
……大丈夫?吐いてもいいよ?
[はりつけた笑みはいつもと変わらない*]
(40) 2017/04/08(Sat) 22時半頃
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[眠る初野の姿は、幾ばくか衣服も赤に塗れ、彼までも犠牲者かと、部屋に入った六嶋は一瞬考えたものだ。
しかし、呼吸に浅く上下する肩、まるで溢れる程の苺ジャムを乗せたトーストにかぶりついた様な口元、そして初野の身体の向こう―、見覚えのある修道服、小さく、今や六嶋よりも小さくなったかに見える、六川の身体は、寄り添う初野が、ただの同衾でないことを嫌というほど知らしめた。]
せん、せい…
[乾いた唇から、掠れきった声が漏れた、]
先生。
[一歩、部屋奥へ踏み込むと、足裏が柔らかいものを踏んだ。びくりと身を震わせて足元を見る。それはもうどこの部位とも判別つかない人の肉の残骸。
目を離したその先から、小さく身動ぐ気配がした>>39。
慌てて視線を引き戻せば、寝起きに空気を求めて大きく開かれた口腔。深淵の様な、地獄の様な、空虚のような…赤を過ぎて、ただそこに、まるでぽっかりと開いた暗闇のようにみえた。]
うわ、わ…わあああああああああ!!!!!!!!
[かってない程の叫び声が出た。それはまさしく恐怖だった。]
(41) 2017/04/08(Sat) 22時半頃
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[ふ、と、口元を覆う。僅かに俯く。 彼から、視線を逸らす形になり]
…… 僕は、そう、悪魔になるのかもしれない。 君は、悪魔に、 君は悪魔には、なり得ないのかな。
それとも、 ……気に入らないフォークなら、 殺して、悪魔になるのかな?
[男は、去り行こうとする瑠東を止めはせず。 止めはせず、 ただ去り行く半ば振り向いたなら、見えただろう、
戯れには少し過ぎる、薄い悪戯な笑みが]
(42) 2017/04/08(Sat) 22時半頃
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[「吐いてもいいよ?」>>40と、まるで平常の様で此方に向ける笑みは、より六嶋の混乱を深めさせた。]
な、なん…
[なんで、と。
仲良しごっこをするような仲ではない。 けれど、談話室に行かなかった六嶋は、呉葉の言った可能性>>2:132にまでまだ考えを巡らす事ができていなかった。 仲良しごっこをする中ではないが、1年、食事の席を同じくする事もあり、日常の風景のひとつとして居た人物が、思い出すその表情と口ぶりのままに、「フォーク」として存在するのは、足元が歪むような錯覚を覚えさせた。]
あ…あ…!わああああああ!!!!
[傍から見れば、ベッドに身を起こし笑む姿と、どちらが狂気に満ちて居たものか。下衣のポケットに入れていた骨切鋏を探り、柄を手にすれば、混乱のまま、盲滅法に振りかざした。]*
(43) 2017/04/08(Sat) 22時半頃
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そういえば、みんなはどうしてるのだろう・・・・・・
[ようやく鎮まった吐き気と身体の異常、数度深く呼吸を整えると談話室で会ったきりの呉羽、瑠東、初野、ギリアン、六川、六嶋に思いが向く。]
無事だといいけれど・・・
[このまま戻る前に誰かと会えないかしら。 ワレンチナはフォークを探すのもあるが、檀のことやシシムラと伊島のこと、一度誰かに相談したいと考えた。呉羽が真っ先に思い浮かぶ、これまでの付き合いの中で唯一信用していると言えば彼くらいだろうか。根拠はないものの談話室で見たときの彼を思えば心配も少しある。 トイレを出て彼の部屋に向かって軋ませた車椅子の音を出しながら進み向かえばそれは>>36瑠東の出てくるタイミングだっただろうか?*]
(44) 2017/04/08(Sat) 23時頃
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んー、 うるさい
[わざとらしく耳を押さえ首を振る。 落ち着いてよ、と「普通」の言葉がよぎったけれど、さすがに意味はないだろうと飲み込んだ。 広くない部屋とはいえ、部屋の入口で鋏を振り回しても、新鮮な血を流させることは出来ない]
なーんだ、 吐かないんだね
……知ってる?ケーキの唾液も、胃液すら フォークにとってはこの上なく甘いってこと
[立ち上がり一歩踏み出せば、智秋の足裏でもどちらかの破片が水音をたてた。もう二歩歩み寄れば、あの鋏も届くだろう。 勿論ただ傷つきたいわけじゃない。フォークの血はいくら流しても良い匂いはしないから*]
(45) 2017/04/08(Sat) 23時頃
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ふぅん みんな、ひどいね だから“ケーキ”が食われたらTVに出るのか…… はは 俺らの不幸はきっと、喜ばれるね 食われて、食われたくなくて、殺して血みどろ それで本当に助かるのかも 知れなくて
[>>38 お誂え向きの不幸な話だと、口にして 続く問い返しにはわかりやすく眉を寄せた 右手が髪にのび、ウェーブがかったそれを巻き付ける]
俺の、『役』でしょ……
俺だったら、死んでやる気もさらさらないし、 勿論生き延びるよ 生きて、外歩きたい 遊園地とか行ってみたくて、
でも
[面白がるように眦が下がり]
(46) 2017/04/08(Sat) 23時頃
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……ひどいわ、イワコノフさん。>>28 裏切ったら殺す、なんて。
[けれどその声色は、姉妹であったならと、空想を語ったのと同じもの。嘘をついたことはないわたしは、裏切る想像を持ち合わせてはいない――食べて確かめることは、最初から話していたことだったから>>3:6。 優先順位はあれど、みんなを試すものだと思っていて]
[面持ちに浮かびだした、焦燥>>32の訳も理解できず。 イワコノフさんの思考が、わたしと食い違っていることだけ、思考の隅に置いておきながら。彼女と、きいきい鳴く車椅子が、遠ざかっていくのを見送った]*
(47) 2017/04/08(Sat) 23時頃
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でも 知ってるよ 俺みたいなやつさ、大抵映画で死んでるじゃん 「死にたくない」「こんなはずじゃ」とか そういうこと、言いながら
だからどうせ 死ぬんじゃないの やりたかったことできないで死んで、 それ見て、観客が、ああよかったって、ざまあみろって思う そういうやつなんじゃない はは、考えるだけで最低
(48) 2017/04/08(Sat) 23時頃
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[>>42 立てば、俯く呉羽の表情は窺い知ることもできなくなった。 問いに、そうだなあ、と答えを探すための言葉を発し、もう一度指先で髪を遊ばせた。]
気に入らなければ、殺してもいいし
どうかなあ…… 条件合えば 気に入らなくても、 手伝いくらいしてやってもいい 例えば、ここから一緒に逃げるとか
でも きっと俺、殺したって悪魔にはならないよ たとえフォーク殺すんだって 自分のために、好きなことやっただけ それでなるっていうなら、とっくに悪魔だよ
[自分の善なることしか してこなかったかのように 髪から手を放し、揺らし、微かに声あげて笑う様は邪気のない子供にも似ていた。
じゃあね。別れの挨拶は、気軽で、短く、なにも後ろ髪ひくものはないかのように振り返ることはなかった。]
(49) 2017/04/08(Sat) 23時頃
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トレイルは、振り返っても、それを、意味を、理解することができるかは*
2017/04/08(Sat) 23時頃
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[――そしてわたしは、“食べやすく、運びやすくした”藤也くんを、失わないよう大切に、冷凍庫と冷蔵庫に仕舞い。伊島さんを廊下に置いておくのも気になって、食堂の椅子を並べたところに寝かせて]
[イワコノフさんの戻りを待つ事なしに、その場を後にする]
[食堂との間に掠れた足跡を残している間は、湿った服が気になることもあった。けど、乾いてしまえばごわつきも意外と気にならなくて、厨房の水道で顔をすこし洗っただけで、わたしは歩く。 汚れたその理由を、隠してしまうつもりもない]
(50) 2017/04/08(Sat) 23時頃
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[少しばかり、尋ねてみたいことがあった。 だからわたしは歩きながら、あちらこちらに目線を遣って――呉羽さんの姿を探す]
“美味しい香りしかしない状況でも” “演技しようと思っているだけで” “容易く吐いて、顔色を変えられるものなのですか?”
[おそらく。一番的確に評価をくれるのが、俳優であった、呉羽さんだと思ったから]
[わたしは、そもそも誰の事も、フォークだと思っていなかった。 閉じたこの箱庭が、ずっとあるものだと思っていた。 だから――誰の演技を見抜ける気も、していない]
[となれば、優先順位すら付けず、手当たり次第“確かめて”いっても構わないのだけど――フォークを殺すしかないと、口火を切ったイワコノフさん。彼女については、フォークだと不思議なことがいくつもある。 イワコノフさんは後回しでもいいのかしら、なんて、ぼんやりと考えている]
(51) 2017/04/08(Sat) 23時頃
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―― 廊下 ―― [>>44 彼女の姿が見えたのは、 呉羽と話していた、廊下に誂えてある長椅子から さほど歩数を数えないうちに、だろう]
あ、 わ――…… どうも [多少の驚きを載せて、けれど先日の忠告を覚えていたかのように名は呼ばず。]
生きてたんですね、 ああでも、ひどい顔 幽霊でも見たみたいな――――ああ、見るのは死体か
幽霊みたいな 呉羽さん、ほらそこにいますよ 椅子に座って、 でも、ちょっとは元気戻ってると思います
(52) 2017/04/08(Sat) 23時頃
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[――瑠東さんが立ち去った>>49あと、ひとり残っていた>>42呉羽さんを見つけたら]
こんにちは、呉羽さん。 ……ねえ、少しいいですか?
[なんて、まるで昼の挨拶かのように、むつがわせんせに講義を望んだように――何でもない調子で、声を掛ける]*
(53) 2017/04/08(Sat) 23時頃
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トレイルは、そのまま過ぎるなら呼び止めはしないかのような調子で*
2017/04/08(Sat) 23時頃
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[何故、とか。聞いてみたい事はあったのかもしれない。
望むものでなくとも、共に生活をしている隣人をどんな気持ちで見ていたのか。何故、「此処」に居るのか、とか。
けれど、この状況を理解する処理が追いつかなかった。
何事もないように此方を見て笑むのも、立ち上がるのも、此方へ一歩踏み出すのも>>45。…胃液ですら、甘いというのも。
逆流する吐気を、零すまいと口を引き結ぶ顔は蒼白で、縮まる距離を待ってはいられないというように、たった2歩の距離を踏み越えて、殆ど目をつむるように振り回す切っ先が掠るならば肩先だろうか。]*
(54) 2017/04/08(Sat) 23時頃
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い、 ……ったぁ
[それでも詰められる距離を広げなかったのは、「気が向いたから」だった。 薄桃色のカーディガンを割いて、新たな血の匂いが広がる。 けれどそれは、智秋にはわからない。 ただ肩口が濡れた、そう知覚はするものの、味につながるような匂いも、何もなかった。いっそ金属に似た匂いがすれば、フォークらしいと笑えただろうに]
ねぇ、六嶋くんて二人のこと好きだったんだっけ だから、刺すの?
[恐れを知らなければ、もう一歩距離を詰めることも出来る]
それとも怖いから? ……ああ、大丈夫 俺は君を食べたりしないよ
[鋏を振り回す手は無理でも、腕くらいなら掴めるだろうか。 それとも、ちゃんと目を開けば簡単に避けられてしまうだろう。それでもいい。避けられて距離が開くなら、それもいい*]
(55) 2017/04/08(Sat) 23時半頃
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[笑みは、一瞬]
……、
[振り返らない、 去る瑠東の姿を見送った。その向かった先、訪ったワレンチナとは直ちに出会う事はなく]
……檀さん。
何かな。
[少女の問いかけに、 緩やかに口を開いた]
(56) 2017/04/08(Sat) 23時半頃
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[数度、喉を掻いて 首にある大きな傷口から血が出る前にぼんやりと気づく]
あの部屋、たしかぎりあんさんの部屋だったよねぇ…。 ぎりあんさんか…六川さんあたり食べられてそう。
部屋で殺されてるのなら、言わずもなが。 自分の部屋で食べたって言うなら…一番やりやすそうなのはあの人だよねぇ。
……まぁ……どうだか知らないけど。 あんなに赤いと、誰のだかわかんないや。
[歩いた時のことを思い出して ぼんやりと物置の中]
……中庭の血は…伊島さんと肉叢くんかな。 よくもあれだけやったものね。
[賑やかなような静かなような そんな空間で独り少し考え込んで]
(57) 2017/04/08(Sat) 23時半頃
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……うーん…あの部屋に入るのも良かった気がするなぁ。 もし、誰かいたら少しはフォークさんのこと聞けたかも?
[少し残念に呟いてもう少し思案する*]
(58) 2017/04/08(Sat) 23時半頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2017/04/08(Sat) 23時半頃
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[瑠東と認識すれば少しの警戒をしながら近寄っていく]
あなたも無事で何よりね・・・ 顔色? ・・・そうね。見るのは死体ばかり・・・ [>>52 檀のことを話すには少し、躊躇いはある。しかし今呉羽と一緒にいて彼が無事だと言うことは彼もケーキと言うことなのだろうか。 呉羽がそこにいると聞けばそこに向かいたい気持ちはあるけれど、彼がもう離れる気なら先に聞いておいた方がいいだろう]
呉羽も無事なのね。それならよかった。 ところであなたはどこかいくの? 行くならその前に何か情報とかあれば聞きたいけれど。 ・・・ちなみに私からは伊島とシシムラが死んでるわ。
[伝えた後で、彼の反応を見る。彼はそのことを知ってるのだろうか *]
(59) 2017/04/08(Sat) 23時半頃
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いしまさんとししむらさん へぇ それってフォークだったから だれかが 殺したんですか?
[あまりそう見えなかったな などとごちる様子は 新しく知った事実に驚いた素振りもなく]
うーん、何か伝えられれば良かったんですけど 死体も見つけてないくらいだから、言えることなくて
あ、でも ろくじまさんはフォークじゃないみたいでした さいかわさん殺しただろってカマかけたら、怒鳴りだして、煩かったな――子供みたいにぎゃんぎゃん
(60) 2017/04/09(Sun) 00時頃
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トレイルは、行き先について、部屋に戻るところでした、と付け加えながら*
2017/04/09(Sun) 00時頃
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[空を切っていた刃先に衝撃が返る。漸く目を開けば、鋭い切っ先は向かい合う初野の左肩先を軽く抉っていた。硬直する腕を、抑えるように、まるで宥めるように掴まれる>>55
口中に溜まった唾液と胃液を飲み込めば、刺すような苦味が味蕾を刺激する。]
………はあ?
[逆に問われたのは想像もしていなかった事。
自分よりも倍以上の時間を此処で過ごすギリアンは、この施設の中で共に過ごした時間は長いが、殆ど口を聞いたことが無い。 六川は…、皆何処かしら崩れたこの施設で、それでも"いい大人"たろうと努めていたように感じられる人物だった。少なくとも六嶋にとってはそうだった。授業を請うても嫌な顔せず引き受け、自分の悪口に困ったような顔をする。それは甘えのようなものだった、けして嫌いな訳ではなかった。
初野の向こうに、今は動かず、随分と、小さくなってしまった「躯」が見える。]
(61) 2017/04/09(Sun) 00時頃
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どの口で…
[胃液ですら甘いと、さっきその口で言っておいて。]
どの口で、そんな事言うんだよ…!先生、殺しておいて、犀川さんも、あんたが殺したのか!?
[人を喰いたいなどと思ったことがない。「フォーク」の荒野のような味覚を知ることもない。「ケーキ」の甘さも。 故に、切実な飢えの充足と快楽を満たす行為も、六嶋にとってはただの虐殺に他ならず、目の前にあるいつのまにか「ひとでなくなった異物」に、思い出したように身を捩る。
いつもと同じ顔をしていることが倍増させる恐怖。]*
(62) 2017/04/09(Sun) 00時頃
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あれ、違うんだ?
[六川は「好きだったから」この場に留まって、 危害を加えずに、ひとつになってくれた。 怖いなら逃げればいい。 どう見ても、目前の六嶋は吐気・涙・怯え、色んなものを我慢しているようで、可哀想に見えた]
………、だって
[困ったように視線を逸らして少し俯く。 明らかに食べ過ぎた腹が重かった。 撫でるでなく、ただそこに手を置いた。 犀川はどんな味がしたのだろう。 後で聞いてみよう。機会が、あれば]
だって、 お腹いっぱいだから ……だから、 いらない
(63) 2017/04/09(Sun) 00時頃
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いらない、 今は食べたくない ……けど
[六嶋の腕を掴んだままの右手に手を込める。 そういえばさっきの叫び声は少し、笑えた。 思い出せば、既に笑顔ははりついていた。
聞こえただろうか、誰かに。 六嶋の向こう、廊下に流れていく血が見えた]
でも、殺そうとしなくても、 簡単に人は死ぬんだよ
[怖いなら逃げればいい。 そうでないのなら、もう一度鋏を振り上げるか。 前者なら追う気はないけれど、後者なら――― 彼はどんな味がするだろう。 味見くらいはしてもいいかもしれない*]
(64) 2017/04/09(Sun) 00時半頃
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・・・六嶋は確かにフォークではなさそうね。 犀川のことも知らないように見えたし。 伊島はたぶん、シシムラが殺したのだと思うわ・・・。 理由はわからない、 けれどシシムラはフォークでは無いと思う・・・
[詳しく聞かれれば首についた手形と厨房に運んでいた事の顛末を話すだろう。シシムラに関しては私と檀で殺したと真実を濁して。 そして檀についてはその状態では伝えるのは躊躇われた。 彼に伝えるには腰を据えて話をする必要がある。]
なあ瑠東、調べた限りやはりフォークは身内の中にいるが、 お前は誰がフォークだと思う?
[彼はどう考えているのだろう。伝えるならばまず思考を知りたくて*]
(65) 2017/04/09(Sun) 00時半頃
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[日常とは質の異なる笑み>>42を見ることなしに、わたしは、いつもと同じ挨拶を。 ……見られたとしても、その意味は捉えあぐねただろうから、きっとそれで良かったのだろうけど]
[わたしの内心、そこにある疑問>>51をそのまま映した声は、呉羽さんに自然と受け入れられて>>56。 わたしは、きっと参考になるであろう、呉羽さんの答えを聞いている]
[わたしが今、どんな姿>>50をしているか――その理由も、ケーキでないひとを探していることも、呉羽さんが話し終えるまでは話し始めることもなく。呉羽さんがわたしを警戒する可能性にも思い至らず、片手に持った鋏の刃を、くるりと回すこともない]
[――端から見れば奇妙なほどに、穏やかな時間]*
(66) 2017/04/09(Sun) 00時半頃
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[まるで此方が困らせている風情で、初野が視線を逸らす>>63。]
じゃああんたは、先生が…、ギリアンが、好きだから喰ったとでも言うのかよ!?
[理解できない恐怖を、どうにか咀嚼しようとして、噛み砕こうとして、空を掻くような問ばかりを繰り返す。
落とされた視線の先、腹に置かれた手、それが何を意味するのか。その腹の中に、ギリアンが、六川が"居る"。うぐ、とえづくような声が喉から漏れる。
「今は」と言った。じゃあ、今でなければ?鋏を持つ手を抑える指に力が込められる。]
(67) 2017/04/09(Sun) 00時半頃
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[確かに恐れている。できることならば今すぐ此処から逃げ出したい。この部屋から。この塀の中から。けれど]
おれは、おれはお前達の餌なんかじゃ、ない
[喰われたい奴は喰われればいい。喰おうとしてくる奴に、抗って何が悪い?それが、人の顔をしていたとして。
「フォーク」の視界では、「ケーキ」はどんな風に見えているのか。ひととして?それとも、ただ動いて声を出す生クリームの塊?
纏まらない考えのなか、今度は明確な殺意を持って、抑えられた手をもう一度高く振り上げようとし。今度は肩口より、首へと鋭角に角度を変える。]
おれのせいじゃ、ない――!!*
(68) 2017/04/09(Sun) 00時半頃
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[「あくまでケーキとして」>>3:117]
檀ちゃんはああ言ってたよねぇ…。 ……うーん……ああ、もう少しいたらよかったかも…。 話を聞けたらもう少しは…。
いや、多分無理かなぁ……。
[理解できないことも多い しかたないと思ったことを喉の奥に引っ込めて]
……聞きたいことの答え。 僕はなになら…納得するんだろ。
[瑠東さんに言われたこと>>3:113を思い出す 笑みのない人に返せるのは彷徨う視線と苦笑]
(69) 2017/04/09(Sun) 00時半頃
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……でも、さ。 ……嘘、でも…楽しかったなら。
……つまらなかった、よりはいいかなぁ。
好きの反対は…無関心…だもんね。
[ぼうっとするぼうっとする
物置から出てゆっくりと歩いていく あてなんてないのに歩いていく、つもりで
がりりと引っ掻いて 首の包帯に血が滲んだ**]
(70) 2017/04/09(Sun) 00時半頃
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[ 2人の死の流れに、シシムラ殺害の犯人に、頷いた]
ししむらさん、頭おかしかったから むしろ1人殺したところで止められて、よかったですね [滑らかに話す声色は、天気雨が止んだことを喜ぶような穏やかさを。 けれど問いに、流れる言葉は止まった]
誰が、か 俺、あなたは俺を疑うかなって、勝手に思ってたけど そんなこと聞くなんて 多少信じてもらえてるんですか*
(71) 2017/04/09(Sun) 00時半頃
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トレイルは、ふと、耳を澄ますようなしぐさをして*
2017/04/09(Sun) 00時半頃
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[檀が。 その疑問を、 フォークが演技出来るものなのか、 問いかけたならば、]
……出来る、と、思うよ。 フォークが……本当に装う気なら。 犯人と同じだ。 フィクションでも、本物でも、
装う。彼らは皆、演技している。
演技とはそういうものだ。 そういうものであるべきだ。
空腹でも満腹を演じる。 悲しくても喜びを演じる。 反戦主義者が独裁者をやる、
そういうものなんだ。
(72) 2017/04/09(Sun) 00時半頃
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|
[声色は淡々と、 ただ何処か強かに。 男は、その、 彼女の手にした鋏を見て、]
……、檀さん。
代わりに、一つ、質問してもいい?
[問いながら。 一歩、二歩、彼女に近付く。 距離を詰める。追いやるように。 廊下の先へ、奥の帰路へ、物陰へと、]
君は、 ……どうして、そんな物を持っているんだい。
(73) 2017/04/09(Sun) 01時頃
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フォークでも、ないくせに。
(74) 2017/04/09(Sun) 01時頃
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は? なんでそうなるの?
[智秋はからからと笑う。 意識して、ほんの少し馬鹿にするように。 好きだから食べるなんて嘘だ。 そんなの良い訳にすぎない]
……馬鹿だな、 美味しそうだから食べただけだよ
[やっぱり吐きそうな顔をしている彼は、それでもこちらに鋏を向ける。 人のことなんて考えていないのだろう。 それが、羨ましかった。 だってそれは「本当」だ。 なりふり構わず叫ぶ姿は、剥き出しになった本当だ]
(75) 2017/04/09(Sun) 01時頃
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[思えば六嶋はいつだって正直だった。 取り繕うのが苦手そうで、だから笑顔を向けている智秋にも同じ態度で、頑なで、あんまり興味がなかった]
餌なんて、思ってないよ
君、 美味しそうじゃないもん
[殺されようというつもりはない。 ほとんど諦めているけれど「約束」だってある。
大仰に振りかぶった鋏を避けようと、一歩下がろうとして、中途半端に固まりかけた血と油に、足をとられた。 それでももう一歩踏みとどまれればいい。 美味しそうじゃない、というのは本当じゃない。 ただ今食べたら、もしかしたら命を奪い損ねるかもしれない程度の欠片しか食べられなさそうで、それはやっぱり可哀想だったから、だから―――]
(76) 2017/04/09(Sun) 01時頃
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[それとも、食べ残したら食べてくれるだろうか。 その時、犀川の味を聞いたっていい。 もしかしたらフォークによって感じる味は違うかもしれないし。
向けられた鋏を見つめながら、考えたのは、もう一つ。
次は、チョコがいいな。
そんな、独り言*]
(77) 2017/04/09(Sun) 01時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2017/04/09(Sun) 01時頃
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[呉羽さんは――“是”を語る>>72。 わたしは、わたし自身とかけ離れた回答に、すうと思わず息を漏らした]
……そう。そうなんですね。 わたし、演技したことはなかったから――判らなかったです。
演技しようと思って、演技するのだから すぐに出てくるものではないと、思ってました。
お出かけに、着替える時間が要るように。 お芝居に、舞台裏があるように。
[生業にしていた呉羽さんが、こうしてはっきりと語る>>73なら。 イワコノフさんのことも、ちゃんと確かめないといけないわって、考え直し]
(78) 2017/04/09(Sun) 01時頃
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[代わりにと告げられた言葉に、ええ、構いませんと答えた。 質問の中身はとても単純で、思わずくすりと笑んでしまう――でも考えれば当然のこと。わたしは、イワコノフさんと話したようなことを、呉羽さんに何も説明していない。 笑ってしまってごめんなさいって、そんな前置きの後に、求められた答えを返していく]
さっきまで使っていたんです。 食べれば、判るから。
[一歩、二歩、呉羽さんが寄ってくるのを。でも、すこし近すぎると感じたら、一歩づつ引いた。 ――彼の狙い通りに。 尋ねられたのがこのことだから、呉羽さんはこの鋏を手にしたいのかもしれないと、刃を持っていた鋏をくるりと持ち替え、藤也くんのために研ぎ直した刃を開いて]
(79) 2017/04/09(Sun) 01時頃
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全面的に信用しているわけではないわ。 でもフォークで無いことを証明しろなんて無理な話でしょう? 問答無用で殺すよりは、判断して相手を殺したいと思ってる。 それだけよ。
[フォークだと思う檀を知っているから彼への容疑は反して薄れるのもあるだろう。檀を利用して調べている結果、ケーキばかりの施設の中で、フォークは檀だけなんじゃないかと言う思いもある。 そんなときだろうか。遠くに聞こえる>>41 空耳か真実かその叫び声は彼の耳にも届いたのだろうか。]
今、叫び声が聴こえた気がする。あなたにも聴こえた?
[聴こえなかったならば、そのまま動くことはない。 でも聴こえたならば、ワレンチナはすぐに向かおうとするだろう。 急げばもう車椅子は空しく壊れてしまうことに気づかずに*]
(80) 2017/04/09(Sun) 01時頃
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――ケーキなら、甘いから。
[藤也くんが、伊島さんが……わたしが、甘いように。 刃の鈍色に視線を落として、ぽつりと呟く]
[一呼吸の後、見上げた先の呉羽さんは、廊下の明かりを背負って――どんな瞳の色を、していたか]*
(81) 2017/04/09(Sun) 01時頃
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[>>80 返される言葉に、ふぅん、と相槌を打つ。]
どうやって判断してるのか、わからないけど もしフォークみつけたら教えてくださいよ
ちょっとしかここに住んでないけど、 でも、知った顔にフォークがいるなら、会いたいから
[そう返した時 空気を震わせる声が、 恐怖を知らせる、切羽詰まったような、声が届く。 イワコノフの確認に短く頷いて
彼女の即時の行動は、素早いものだった 自ずと声を背に向けるようになるか]
死体みつけたわけじゃ、なさそうですね だったら 俺、
(82) 2017/04/09(Sun) 01時半頃
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[そう、口にしながら 今にも動き出そうとする、その車椅子の 側面か、背後か ――あるいは気づいた、彼女の腕になるか。
足をもちあげ、伸ばし、 遠慮なく蹴りつけんと振るう]
できればゆっくり、会ってからはなしたいんですよね 今後の人生、決まるかもしれないからさ*
[右手は後ろに回し、 背側に隠し持った――施設内歩く途中で見つけた、シーツを巻いた刃物を取り出して、瑠東は、口端をあげ*]
(83) 2017/04/09(Sun) 01時半頃
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食べれば、わかる?
[呟くように復唱する。檀からの返答。ケーキなら、甘い。そう語る様は、まるで、]
……まるで、フォークみたいだね。
ケーキが甘いなんて。食べるなんて。 君は、フォークなの?
[紡ぐは先刻と相反する言葉に]
君は、ケーキなの? ……そうなんだろうね。 君は、 不思議だな、
ケーキで……フォークなのかな。 君は。 ……初めて見たよ。そんなのは。
(84) 2017/04/09(Sun) 01時半頃
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