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― ??? ―
ここ、どこ……?
[ふと、足を止める。
状況が理解出来なくて、首を回して周囲を伺った。
見慣れているはずの施設の廊下だろうに、知らない場所のように思える。
無理矢理早起きした時みたいに、
夢と現実の区別がはっきりしない。
自分の身に起こったことさえ、思い出せなかった。]
[静か、だ。
礼拝が終わった後の教会のような重苦しい静けさが、廊下を満たしている。
このまま此処に居たら、ちっぽけな自分は沈黙に飲み込まれてしまう気がした。
怖くて、怖くて、堪らない。
耐えきれなくなって、顔が向いていた方向に走り出す。
足音は、聞こえない。*]
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― 廊下 ―
[消えていくだろう命を、一つ、見つめて、耐えられそうもない強い気持ちに突き動かされて、しばらく。流れる波に逆らってただよっていた。ギリアンを見かけたのはその後だったか
生きていた頃の南だったら、彼が本気で走っていたならとても追いつけないけれど、それでも追いかけて、彼を呼んだ]
ギリアンさん!
[迷子の子供を呼ぶように、はぐれた母親を探すときのように
なにもつかめなかったこの手でも、触れられるものがあるのだろうかと、手を伸ばした。
彼が足を止めてくれたなら、誰かそばに来るまで、つかの間言葉を交わそうと**]
[目を閉じた矢先に、ぶつり、と肉が断ち切れる音がした。
指の先なんかよりもっと大きな箇所を喪失する感覚に、眠りに落ちかけた意識は急速に浮上した。]
……っ!!ぐう、あああっ!!
[真っ赤なシーツの海の真ん中で溺れるみたいにびくびくと身体を痙攣させて、藁にすがるように目の前の身体にしがみついた。]
[それでもなお、あの時みたいに「やめましょう」なんて言わない。
だって、見上げた血塗れの顔は、いつもの彼よりよほど自然で、とっても幸せそうに見えた。
私が大嫌いだった、男らしくないなよなよした手は、生クリームの味らしい。生クリームのたっぷり載ったケーキは私だって大好きだったけれど、焼き切れそうな思考回路は私の舌にその味を思い出させることは無い。
ずるい大人は、血と脂汗とで修道服をべったり湿らせながら薄ら笑った。
……いると思っていたはずの人が隣にいなくなる、声も聞こえなくなる……その苦しみを知っているくせに、素知らぬ顔で彼を懐に招き入れるのだもの。]
[けれど彼に語って聞かせた言葉に何一つ偽りは無いから、聞こえた言葉に何一つ返すことなく、ただくすくすと笑った。
手の先から血が徐々に失われていく度に、痛みも失せてきたか、どんどんと瞼が重くなっていく。
起きたら、もっと食べてもらえるかも。
……それともお腹いっぱいなら、食べるのはもう少し先だろうか。
ああ、食べる前に野菜をうえに行ってくれるかな。
……ああ、ポケットに入ったままの溶けきった汚いあめはすててくればよかった。
へやにはかりっぱなしの本があるそれからきのうはなにみずをやってないしそ れ か ら そ れ か ら ……]
[それっきり、眠りに落ちるように緩やかに、生命の坂を下っていった。]*
[流れる血が身体を濡らすことはなく、代わりのように頬を涙で濡らしながら、南は事の成り行きを見ていることしかできなかった。
去っていった八重。『いつものように』元気に
いつからだったのか、彼女の頭に流れる血に意識を向け、目をみはる。
その場ですぐ追いかけたなら、フードをかぶって一人ごちる、彼女のつぶやきも耳に入っただろうに
ついて行きたい気持ちと、離れられない気持ちがぐらぐら揺れながら、頭に響くのは彼女への違和感だった]
[壇が握る鋏を(
カッターを持ちながら、再びそれを肉叢の首に向けることなく、嘔吐しだしたワレンチナ
かすかに残った最後の彼女への記憶。犀川の死体を見て、『フォーク』の存在を、現実を認めるきっかけになった彼女。
あの時の彼女はいつものように、冷静で鋭利な刃物のように見えたものだが。
それでも、あの状況で気分が悪くなる方が、きっと普通だ。
壇の動きに呼応するように、見つめる南の目が暗くよどんでいく。
刃物のように鋭く、きしむ心を押さえつけて、
口元に浮かべるは深い笑み**]
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ゔわっ!
[背後から大声
走る勢いの止まらぬ内に振り返ったものだから、振り回された指先が僅かに壁にめり込んだ。]
あ、あ゛、あ゛あ゛、ええ゛と。
しょぐいんざん、い゛で、よがっだ。
ひどり、さみじがっだ、から、ありがとう、ね。
[伸ばされた手を、躊躇いながら握る。
伊島の指は生きていた頃通りにしっかりと掴めたが、体温も触感も何も伝えはしない。
両手で掴んでいる筈なのに、此処には無いような気がした。
どれだけの間走っていたのか。
やっと見つけた人影に違和感を覚えつつも、安堵する。**]
ー ?? ー
[気が付くと、私は非常に狭苦しいところにみっしりとつまっていた。先程まで寝台の上で智秋と寝ていたはずなのに、なぜ一人で板と板との隙間で潰れかかっているのか全く不明だ。]
ええええ……困りますよ、なんですかなんなんですかちょっとねえ。
[体の許す限り辺りを見渡せば、何となくそこがベッドの下……恐らくギリアンの部屋の中にまだいることは分かった。
ベッドの下にそっと隠すように置かれた絵本や、床に散らばったままの肉片に、なんとなく見覚えがあるから。]
[最近殊更張るようになった胸やら腹やらに気を付けながらそっとベッド下からもぞもぞ這い出て……何気なく寝台の上に目を向けて私はぎょっとする。
其処には眠ったままの智秋と、それを包むように眠った「私」がいたから。
何となく、私はあの夢心地のまま事切れたのだと分かった……どうしてベッド下にめり込んでしまったかは知らないが。
寝息を立てる智秋の頭をそっと撫でようとした手は虚しく空を切る。もうあのふわふわした綿菓子みたいな髪に触れることは出来ないのだと思うと、寂しいけれど……でも私は『彼の中にいる』のだ。
暫くはじっと枕元に立ったまま年寄り幼く見える寝顔に見入っていた。けれど、漸くここにギリアンがいないと気付けば、やれやれとため息を吐いた。]
困りましたね、これじゃ約束を反故にすることになってしまいます……彼1人農業に目覚めても何も意味が無いじゃないですか!
[ギリアンは神の御許に行かれたかもしれない。もしかしたら施設の中でまた一人で泣いているのかもしれない。探しに行くべきか、行かざるべきか。
ふと思い立って、私はもう一度ベッドの下をのぞきこんだ。ギリアンを探すためじゃあない、先程見つけた絵本に、思いつくところがあったから。
この本は前に読んだことがあったかもしれない。
ママを探す男の子が世界中を旅するお話。
何処を探しても見つからない、何をしてもダメ。
ついに世界をくるりと一周回ってもママを見つけられなかったから、男の子は悲しくなってしまう話。
この本は嫌いだった。
悲しいからじゃない。]
[本の最後に男の子は、男の子とは逆方向に進んでママを探していたパパに出会う。パパもママを見つけられなかったから、二人抱き合って、一緒に大きな声でわんわん声を上げて泣くのだ。
大きな理不尽を受けて、それは自分ではどうしようもないことで……なんてことはたくさんある。
それでも1人じゃなくて、気持ちを分かつ人がいる。
だけれどその役目はやっぱり「名前のある人」だったから、私はより一層惨めな気持ちにさせるこの本が本当に大嫌いだった。
でも今はもう悩む必要は無い。
大事な約束を果たさねばならない。
私は寝台で眠る智秋を一瞥すると、するりと部屋を出て、静かすぎる廊下をゆっくりと歩いていった。]**
わっ、ご、ごめんなさい
[背後から大声を出してしまったことに頭を下げようとして、めり込む指先に目をやる
じんわりと、心に青い影がさして、泣きそうに笑って]
ふふ、そっか、私、いつもお掃除ばっかりしてるからかな
実は職員さんじゃないんですよ、伊島南って言って、ギリアンさんと同じケーキだったんです
今は、誰が本当にケーキなのかも、よくわからなくなってしまったけど……
[握られた手に感触はないようで、でも触れられる。
彼の目の高さほどまで体は浮いているから足はつかない]
誰も、みんな、私の声は聞こえないみたいなんです
それなのに、こうやって触って、お話できる
空だって飛べちゃうんですよ
不思議ですね
死んでしまったら天にのぼるって聞いたことがあるんですが、私たちは違うのかな
苦しくって、もうだめだなって、そう思ったのが最後なんです
[ギリアンさんは? と首をかしげて、もうない絞め跡を無意識にさすろうと、片手を外す**]
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[『美味しい』かと、尋ねる肉叢と(
その光景はどう見ても食事のようで、だけど、壇がフォークだったとしても、止めたいとも思わないし、狂気に飲み込まれそうな怒りを覚えることもなかった。
『懐かしい』という彼女の言葉も、穏やかに最後を迎えようとしている肉叢も、どちらも満たされている気がしたから。
欠けた何かを取り戻せたら、また、失う前に戻れるのだろうか。
壇をフォークだと思っているのに協力をさせたワレンチナは、なにを求めているのだろう]
懐かしいって、言ってたの
本当なんだろうか
[だとしたら、犀川を食ったのは壇ではないのか。
考えてもやはりわからなかったけれど、穏やかな顔の彼を見たら、それでもいいのかなと、また思ったしまった**]
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― Page xx ―
何でも出来た。出来ないことはなかった。
勉強も、運動も、ものづくりも、何だって。
出来て当たり前だった。
笑いながら何でもこなして
男女問わず、友好的に接していれば
いつの間にやら、ついたあだなが“王子様”
人間関係も苦労しなかった。
努力というものを、知らなかった。
裕福な家。優しい父母。望めば何でも手に入る環境は、自由すぎて、窮屈で。
氷の上が、少し不自由だって知ってから
その世界にのめりこんで
一度も、転んだことはなかったけども
たくさんの技を覚えていくのが楽しくて。初めての、出来ないことが、面白くて。
楽しい時間は、あっという間だった。
表彰台からの景色は
色あせていて、つまらなくて。
ああ、これもダメかって
何かが冷めていく感覚を覚えている。
―廊下―
いひっ あー、ふわって、ん、
わすれらんないかも あははっ
[欠けていく、赤衣の身体を眺めながら
ごろり、床の上で寝返りを打つ。
腹にも、首にも、頬にも
傷は、無かった。]
また、おわっちゃった
[整えた爪が、頬を引っ掻いて、ため息。
つまらなさそうに、
*目を閉ざした*]
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― 廊下 ―
[ギリアンを追いかけた後、また廊下をさまよって、見慣れた赤衣を見つけた
音もなくただよって、彼が目を閉じているのを確認したなら、そっと床にひざをついて顔をのぞき込む。
傷がない頬、きれいな顔。月を割いたような色の髪も、きれいだなって、手を伸ばし、なでるふりだけ**]
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[杖も使わず歩けるように歩けるようになる日が来るとは思わなかった。私の気持ちは、肉体を失ってなお穏やかなものだった。
「フォーク」の少女に陰部を噛みちぎられた時のことは鮮明には覚えていないし何も聞かされていない。
ただあるべきものがない、血が其処に集まってじくじくと熱を持つ感覚にはいつまでも慣れなかった。
トイレに行くタイミングを間違えては失禁してしまうことすらあった。
……私はあの身体を恥じていたし、憎んでいた。
けれど肉体を失った今移動は自由になったけれど、ふっくらと丸みのある体の線も、緩く修道服を持ち上げようとする乳房も、そのまま残っている。
きっと、死ぬ間際にこの身体を、自分自身を肯定することが出来たからではないだろうか、とそこだけすっぱり無くなった左手を見て思う。
この左手は彼の中にいるから、それを私が受け入れたから、きっともう私のところには帰ってこない。]
これが成仏というやつなんでしょうかね。
[仏道は畑が違うが、私の左手は役目を終えたのだと思う。きっとこのまま緩やかに私は消滅に向かうのだろう。そして先の約束のとおり、私は彼の中に溶けていって、共に生きることができる、はず。]
……なら、あまり時間はないのでしょう。
[会いたい人がいて、もし彼もまた消え去ってしまうかもしれないなら……あまり悠長な事はしていられない。
見慣れた施設の中をふわりと浮いてみたり、目の端で追っては羨望のため息をついたワレンチナさんより早く、廊下を飛んでみたり。]
[暫くこの幽体の不思議を楽しんでいたいけれど、急がねばならない。
何となく、中庭に足を進めていく。
この施設中から見える中庭なら、きっと手掛かりがあるんじゃないか……いや、本当は、花々を見てかつてここで過ごした日々を思い返せば寂しくないと思ったから。
もし彼が先に神の御許へと向かってしまったなら二度と会えはしないのではないか……そう思ったらまた寂しくなってしまいそうだったから。
微かに芽吹いた緑に、赤が転々と散るのを知らず、ふよふよと空を漂っていく。]*
― 廊下 ―
[眠るよう、目を閉ざしたまま
ズタズタに引き裂いたはずの、それなのに、解れ一つないパーカーを、右手が緩く握って。]
おはよ、ございます。いしまさん。
[瞼を開きもせずに、
髪の近くを往復する手へ、左手を伸ばす。
指先で、触れようとするだけの手。*]
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[かけられた声に目を見開いて(
おはよう、ございます
私だって、どうしてわかっちゃったんですか?
ふふ、すごいなあ
[驚きは喜びに、顔をほころばせて
彼が起き上がるようならまた手を貸すけれど、そうでないならそのまま、パーカーを握る手に、いつものものがないことを認め]
朝の日課、ここではもう、できないのかもしれませんね
なにも、なにも……できることなんて
[ふう、とため息をついて、はりつけたような笑みをひとつ。彼がこのまま目を閉じているなら、一緒に横になってみようかな、などと思いながら*]
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あ やっぱ、いしまさんだぁ
ひひっ だいせいかーい
[触れた右手
ゆるり、瞼を持ち上げて。]
終わっちゃいましたねぇ。俺、
最後の方は、すっごく、楽しかったです。だからね、終わっちゃって、残念。
でも、最後、本当に、幸せだったなぁ。
[惜しんでいるのやら、余韻に浸っているのやら。
間延びした声は、常よりも柔らかく。
生前と変わらない、かみ合わない会話。
もう一度、目を閉じれば
する、と 左手を下ろした。*]
幸せかあ
[ひとりごちて、噛みしめて、持ち上がったまぶたの裏の目をのぞきこむ。
柔らかな声に乗せるように、柔らかな手つきで、離された手(
壇さんとワレンチナさんと、一緒にいるの見てましたから……
うん、幸せなら、よかった
[きれいな髪、体温は感じなかった手でも、感触は同じなのだろうかと指を動かす。
かみ合わなくてもそれでいい。声をかけなくてもわかってくれたから、こうしてまた話ができるだけで、余りある]
私は、ちょっと気になることがあるから、もう少ししたら行きますね
光ちゃん……八重さんがけがしていたみたいだから、心配で
[彼女については他にもいくつか確かめたいことがあったから、少しの間じっと肉叢を見つめたら、腰を上げる*]
あれれ゛?ぞう、だっだんだ?
ええ゛と、みなみざん、ってい゛う゛んだね。
がんぢがい、じでで、ごめんなざい。
でも、おな゛まえ゛、しれで、よがった。
[やっぱりこれは夢なのかな?
頭上に浮かぶ伊島
引っ張った頬は痛みを訴えずに、伸びた。
その様子に、此処が夢の中なのだと錯覚した。]
けーき?
しんだ……?
[ケーキってあの甘くて、美味しい?
食べると、幸せな気分になれるお菓子で良いのかな?
思い出の中のケーキを引っ張り出そうとして、
現れたのは誰かの口の中へ消えてゆく真っ赤な指先。
嬉しそうな顔をした茶髪の男。
思い出してはいけない気がして、咄嗟に頭を叩いた。
真っ赤なビジョンは掻き消えて、また背景が廊下に戻る。]
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えと、ね。
さいごとが、よぐわがんな゛い、や。
ぎりあんは、ごれがらどうなるのかも、よぐ、わがら゛ない゛。
おぞら?は、まだいきだぐない、きがする。
だがら、ね。
とりあえ゛ず、おにわ、いごう゛がなって。
う゛わ゛っでる、おはな゛、みにい゛ぎだいんだ。
[夢だからなのか。
伊島の話すことは、めちゃくちゃで、意味が分からないように思えた。
それに曖昧に相槌を打って、これからどうするつもりか答える。
伊島の話の意味を理解してしまったら、いけない。
早く逃げなければと、全身の毛が逆立っていた。
中庭に行きたいとだけ伝えて、返事を待たずにまた走り出す。*]
幸せ、 しあわせ あははっ
[細い薄金は、触れられればさらりと揺れて。
閉ざした瞼を、さらに覆うように、左手の甲を押し当てる。
それきり、また、口を閉ざして。
離れていくならば、引きとめはせずに
暫く、その場に*寝転がったまま*]
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[頬をつねるギリアン
よくわからないと言っていた
南だって、自分の死体を見るまで、受け入れるまで時間がかかった。
去っていくギリアンを引き留めはしない。
走って行く姿を見送って、『ごめんなさい』と、一言だけ付け足して、会いたい人を探しに廊下を飛んで行った*]
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[押しあてられた手の甲が彼の視界をさえぎれば(
ごめんね、肉叢さん
[たくさん素敵なものをくれる人だったのに。刃のように彼に向けた怒りは、まだ心の中で消化できず、閉ざされた口元にはなにも聞かず、背を向けた*]
ー 中庭 ー
[中庭は、前にギリアンと水をやった時と様相を変えていた。
芽吹いた緑は血に汚れ……ああそうだ、犀川さんが亡くなったあの日水をやるのを忘れてしまっていた。
そして庭の片隅に、割れたパンジーの鉢を見つけた。]
あーあ、まったくもう……。
[盛を終えて枯れゆく運命だったそれは、今こうして本当に役目を終えたように見えた。生きている時にこれを見たら嘆き悲しんだかもしれないが、今はこの花とともに逝けることがほんの少し嬉しくもある。]
……「ひとりにしないで」。
[己を恥じ、語らぬ神を憎み、怯え続ける日が……ようやく終わる時が来た。]
もう、ひとりじゃありません。
ひとりにはさせません。
だから……あなたもおやすみなさい。
[花に言葉は通じずとも、きっと向かう場所はひとつだから。
今一度そっと横に身を横たえて、枯れるのを待つだけとなった花の最後の香りを記憶に刻もうか。]
光ちゃん、大丈夫かな
[少し速度を上げて、あてもなく廊下をさまよう。
まさか彼女が物置で考え事をしているなんて思いもしなかったから、人が大勢いる場所にいるんだろうと、なんとなく思っていた。
血が彼女の黒い髪を濡らしていた。場所が場所だけによけい心配になって、そんな状況でも走り回っていやしないかとはらはらしながら、飛んで行った先で見かけたワレンチナの姿
具合、もう大丈夫かな
[瑠東が幽霊のような顔と評する顔色をうかがい(
肉叢と自分の、知り得る事実。自分に関しては他人事のようで、あまり関心はわかなかったけれど、二人が誰を信じ、誰を疑ってるのかは興味があったから、しばらくその場でじっと聞いていた*]
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