244 原罪の伽藍テーブル
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[わたしはもう、狂っているのが誰かなんて、考えるのを止している。 けれど、わたしの事を利害が一致していると評していたイワコノフさんは――きっと“まだ”そうではないのだろう]
[離れたところで、床を叩く飛沫の音>>3:134。 濃密ないちごの中に、違う香りが混ざり込む]
[藤也くんの身体が冷えていっても、鋏が切れなくなってきても、わたしは手を止めるつもりがないけれど――別の刃物を厨房へ探しに行くときには、廊下へ顔を向けるイワコノフさんに、赤黒く染まりゆく顔を向けて。イワコノフさんから声を掛けてこない限りは、無言のままで厨房へと抜ける]
(6) 2017/04/08(Sat) 02時頃
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[答えは無かった。 けれど、藤也くんの内心を表すように、彼の顔は穏やかなままで固まっていった>>3:143。 ――それならばわたしは、きちんと彼を、余すところ無く食べないと。かつてのわたしが“したかったこと”は、藤也くんの望みと同じかたちをしているのだから]
[幸いなことに、大きな冷蔵庫にも、冷凍庫にも空きはあった>>3:3。 リンゴを切ったナイフ>>2:161は無かったけれど、予備の包丁より先に砥石を見つけたから、また鋏を使えるようになった。少しばかり、そう少しばかり頑張れば、わたしの思い通りにすることができる]
[見つけた道具片手に廊下へと戻った。イワコノフさんは、普段の調子を取り戻しつつあっただろうか]
藤也くんも、ケーキです。 ……フォーク、見つかりませんね。
[短く状況を告げて、床に座る。いったんは同行するのを止めるという意思の表示。――次に誰を確かめるべきかは、彼女に決めてほしかった]
[間違えてケーキを殺してしまうから、ではなくて。 まだしばらく、ここで手を動かしていたかったから]**
(7) 2017/04/08(Sat) 02時頃
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……ひどいわ、イワコノフさん。>>28 裏切ったら殺す、なんて。
[けれどその声色は、姉妹であったならと、空想を語ったのと同じもの。嘘をついたことはないわたしは、裏切る想像を持ち合わせてはいない――食べて確かめることは、最初から話していたことだったから>>3:6。 優先順位はあれど、みんなを試すものだと思っていて]
[面持ちに浮かびだした、焦燥>>32の訳も理解できず。 イワコノフさんの思考が、わたしと食い違っていることだけ、思考の隅に置いておきながら。彼女と、きいきい鳴く車椅子が、遠ざかっていくのを見送った]*
(47) 2017/04/08(Sat) 23時頃
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[――そしてわたしは、“食べやすく、運びやすくした”藤也くんを、失わないよう大切に、冷凍庫と冷蔵庫に仕舞い。伊島さんを廊下に置いておくのも気になって、食堂の椅子を並べたところに寝かせて]
[イワコノフさんの戻りを待つ事なしに、その場を後にする]
[食堂との間に掠れた足跡を残している間は、湿った服が気になることもあった。けど、乾いてしまえばごわつきも意外と気にならなくて、厨房の水道で顔をすこし洗っただけで、わたしは歩く。 汚れたその理由を、隠してしまうつもりもない]
(50) 2017/04/08(Sat) 23時頃
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[少しばかり、尋ねてみたいことがあった。 だからわたしは歩きながら、あちらこちらに目線を遣って――呉羽さんの姿を探す]
“美味しい香りしかしない状況でも” “演技しようと思っているだけで” “容易く吐いて、顔色を変えられるものなのですか?”
[おそらく。一番的確に評価をくれるのが、俳優であった、呉羽さんだと思ったから]
[わたしは、そもそも誰の事も、フォークだと思っていなかった。 閉じたこの箱庭が、ずっとあるものだと思っていた。 だから――誰の演技を見抜ける気も、していない]
[となれば、優先順位すら付けず、手当たり次第“確かめて”いっても構わないのだけど――フォークを殺すしかないと、口火を切ったイワコノフさん。彼女については、フォークだと不思議なことがいくつもある。 イワコノフさんは後回しでもいいのかしら、なんて、ぼんやりと考えている]
(51) 2017/04/08(Sat) 23時頃
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[――瑠東さんが立ち去った>>49あと、ひとり残っていた>>42呉羽さんを見つけたら]
こんにちは、呉羽さん。 ……ねえ、少しいいですか?
[なんて、まるで昼の挨拶かのように、むつがわせんせに講義を望んだように――何でもない調子で、声を掛ける]*
(53) 2017/04/08(Sat) 23時頃
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[日常とは質の異なる笑み>>42を見ることなしに、わたしは、いつもと同じ挨拶を。 ……見られたとしても、その意味は捉えあぐねただろうから、きっとそれで良かったのだろうけど]
[わたしの内心、そこにある疑問>>51をそのまま映した声は、呉羽さんに自然と受け入れられて>>56。 わたしは、きっと参考になるであろう、呉羽さんの答えを聞いている]
[わたしが今、どんな姿>>50をしているか――その理由も、ケーキでないひとを探していることも、呉羽さんが話し終えるまでは話し始めることもなく。呉羽さんがわたしを警戒する可能性にも思い至らず、片手に持った鋏の刃を、くるりと回すこともない]
[――端から見れば奇妙なほどに、穏やかな時間]*
(66) 2017/04/09(Sun) 00時半頃
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[呉羽さんは――“是”を語る>>72。 わたしは、わたし自身とかけ離れた回答に、すうと思わず息を漏らした]
……そう。そうなんですね。 わたし、演技したことはなかったから――判らなかったです。
演技しようと思って、演技するのだから すぐに出てくるものではないと、思ってました。
お出かけに、着替える時間が要るように。 お芝居に、舞台裏があるように。
[生業にしていた呉羽さんが、こうしてはっきりと語る>>73なら。 イワコノフさんのことも、ちゃんと確かめないといけないわって、考え直し]
(78) 2017/04/09(Sun) 01時頃
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[代わりにと告げられた言葉に、ええ、構いませんと答えた。 質問の中身はとても単純で、思わずくすりと笑んでしまう――でも考えれば当然のこと。わたしは、イワコノフさんと話したようなことを、呉羽さんに何も説明していない。 笑ってしまってごめんなさいって、そんな前置きの後に、求められた答えを返していく]
さっきまで使っていたんです。 食べれば、判るから。
[一歩、二歩、呉羽さんが寄ってくるのを。でも、すこし近すぎると感じたら、一歩づつ引いた。 ――彼の狙い通りに。 尋ねられたのがこのことだから、呉羽さんはこの鋏を手にしたいのかもしれないと、刃を持っていた鋏をくるりと持ち替え、藤也くんのために研ぎ直した刃を開いて]
(79) 2017/04/09(Sun) 01時頃
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――ケーキなら、甘いから。
[藤也くんが、伊島さんが……わたしが、甘いように。 刃の鈍色に視線を落として、ぽつりと呟く]
[一呼吸の後、見上げた先の呉羽さんは、廊下の明かりを背負って――どんな瞳の色を、していたか]*
(81) 2017/04/09(Sun) 01時頃
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