252 Survivor's Guilt 未亡の民と永遠の呪い
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――洗濯屋の前で――
いや? 俺が言ったんだしな。 助かった。
具合が悪かったりは――しても、しょうがねえか。
[二日酔いだののことを言ったつもりだが、体調を崩す他の要因も多すぎる。 現に洗濯屋は休みだ。身体が大丈夫でも、心がつらいこともある。
反対に己の覇気のなさを指摘されれば、弱ったように息を吐きつつ、首を横に振った。]
――何でもねぇよ。
[セレストは出来る事なら何でもすると言った。そう言ってくれた。 そんな彼女にだからこそ、言えないことがある。 どうして死ねないのかだなんて、相談されても困るだろう。]
(1) 2018/03/15(Thu) 01時半頃
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そうだな……俺もだよ。
[流石に堪える、と言われれば同意する。 よしんば流行期だとして、その相手がサイモンである理由が、フィリップで、ネルスである理由がどこにある。 否、他の誰ならいいというわけではない。ただ、駄々をこねるように嫌だ嫌だを並べたいだけだ。]
……ああ。言えねぇわ。 逆に、お前にだから言えることも、あるっちゃあるが。
[わざと焦らすように、聞かれなければ内容は言わない。 聞かれれば、サイモンの家を見た時のこと>>2:62をぽつぽつと話す。]
(5) 2018/03/15(Thu) 02時頃
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うん?
[聞いてほしいこととは何だろう。 聞ける頼みなら聞くつもりだ。セレスト自身が己にそうしてくれているように、助けになれることは協力しよう。 そういう姿勢で耳を傾けたのだが、次いだ言葉は予想を越えていた。
数秒の間ぽかんとして、沈黙が流れる。 今、何と言われたろう。男として、特別に好きだと。 それはつまり、そういう、意味か。 己の行いを思い返す。ここ数日だけでも、どうしようもない捨鉢野郎の言動が簡単に思い起こせるし、その傍には気づけば、セレストがいた。]
(6) 2018/03/15(Thu) 02時半頃
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あー……ええと、な。 悪い。お前の言葉に甘えるようになっちまうが、すぐどうとは言えねぇ。
けど、よ。
[エプロンを握る、普段よりずっと小さく見えるセレストの身体を抱き寄せる。 温かい。生きている鼓動を感じる。ゆっくりと背を撫でていく。 震えていても、涙が落ちても、その様子を見ることはなく、ただ落ち着くまでずっとそうしているつもりで。]
……今まで、悪かったな。 もっと早く知ってたら、もっとお前のこと、見てやれてたのに。
[もう成人すらしたというのに、ほんの少女のように扱っていたから、不満を抱くこともあったろう。はらはらと心臓を潰させるようなことも、あったろう。 今はそれを詫びることだけが、胸を占めている**]
(7) 2018/03/15(Thu) 02時半頃
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――昨日のこと――
[>>11涙を堪えるような声にそっと背を叩きながら、泣け、とほんの小声で促した。 ようやく支えてやれるのに、まだ堪えられては申し訳が立たない。 まさかこんなかたちで女を泣かせる男になるとは思ってもみなかった。 涙が落ち着いたら、赤い目を見て笑ってやった。もう辛気くさい態度は似合わない。 井戸か川かに顔を洗うのを付き合って、それから送ってやった。 荷運びには大遅刻だが、依頼はされてないねなんて躱してやろう。
言えなかった言葉は、なおさら言えなくなった。 ただ、明日も、明後日も、セレストの手に黒い染みが出来なければいいと、いつもと変わらないことを少しだけ偏って、思うだけ*]
(24) 2018/03/15(Thu) 09時頃
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――翌――
[朝が来る。何も変わらない、朝が来る。 どれだけ村が疲弊しても、朝は定刻通りにやってくる。
ベッドの中でもぞりと身じろいで、今朝は誰だろうなと考えたくもないことを思う。 流行期は二日三日の話ではないことが多い。五日ほどは続いて、村を壊していく。 道理なら今日も誰かいるはずなのだ。いてほしくはないと思っても、希望は抱くだけ失われる。 重い溜息と共に、"ブローリン"の手を確かめる。]
(25) 2018/03/15(Thu) 09時半頃
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[掌の痣は、黒かった。 炭を握ったのとは訳が違う。 触ったこともほとんどないが、例えるならそう、インクをぶちまけたような、誰の目にも黒い、黒。]
――は。はは、は
[直面した時に漏れてくるのが笑いだとは、予想していなかった。 何の温度もない、からからに乾いた、吐息と変わらないような笑いだった。 半分だけ起こした身体を、抱えるように折る。 ああ、文字なんて覚えなくてよかった。薬の草と毒の草を見分ける知識なんて持たなくてよかった。"ブローリン"から久方ぶりに出た発症者は俺だ。俺でよかった。兄貴は生きる。村は保たれる。使えない自警団くずれ一人がいないくらい、村に差し障りは――]
(26) 2018/03/15(Thu) 09時半頃
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…… くそったれ
[布団に押し付けるように、悪態を吐く。 この痣を見て、また泣かせるのか。
どうして死ねないのかだの、どうして俺じゃないのかだの、願ったツケが回ったのだ。]
(30) 2018/03/15(Thu) 09時半頃
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[知らせるのは、自分から行こうと思った。 ここしばらく不思議と毎日何がしかで会っていて、今日も会ってほしいと言われたのだ。 今日の用件は明日の約束を守れないこと、になる。
覚悟が決まれば、自然とまた口元は笑む。 まだ兄の掌のそれを、知らないから**]
(31) 2018/03/15(Thu) 10時頃
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[部屋を出ても、兄はもう家にいなかった。 堅パンをミルクにつけて齧る。最後の晩餐ならぬ朝餉だ。 食事中掌なぞそうそう見えるものでもないのか、親はどちらも気づかないようだった。 家族の中から発症者が出ると思ってもいないせいかもしれない。 軽く胃を満たして、出てくる、と告げた。 外に出る理由は山ほどある。荷運びの仕事も、発症者探しも急務だ。 そのどちらも、するつもりではないのだが。]
(36) 2018/03/15(Thu) 14時半頃
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――広場――
[向かう先は決まっていた。ただ、その手前で目的の相手に出会う>>32。 子供たちと話しているらしいのに目を細めて、黒い色をした掌をポケットに隠した。]
よぉ。 約束、守ったぜ。
[そう笑って見せれば、義務感で会いに来たようにも聞こえるだろうか。 叶うならそうして、わざとらしい雰囲気に持っていきたかった。 子供たちが「約束」の単語に反応して興味を示したら、小さく笑って]
デートだよ、デート。
[そう告げて、セレストを子供たちから離すつもりだ。 こんな話は、子供たちにわざわざ聞かせなくてもいい*]
(37) 2018/03/15(Thu) 14時半頃
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[掌を上げて、セレストが無事を示す>>46。 黒くない。彼女は生き永らえる。最低でも今日を。 叶うなら明日も明後日もずっと、そうあってほしい。 それが、親も女も不幸にするクソ野郎の唯一の願いだ。]
よう。
[自分の手はポケットから出さずに、声だけで返事をした。]
っ、ははは、お前、なんて声出してんだ。。
[動転するセレストの反応を笑う。 子供たちの声はそれぞれ想定通りだ。 あの時付き合えと言ったのは完全に鬼ごっこのことだったが、まあ、今更どう取られようと大差ない。]
(52) 2018/03/15(Thu) 19時半頃
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はいはい。 んじゃ、行き先はお任せな。
[そう言いながら輪を離れる。 ひとつ、ふたつ、人影が少なくなっていく。 好都合だ。人が少ないほうがいい。 池が見える頃にはもう、己とセレスト以外はいなかった。]
……さっきの? ああ、デートか。 ここまで来りゃ、間違っちゃねぇだろ。
――仕事は、まあ、どうにかなる。
[肩を竦める。どうにかなってくれないと困る。]
(53) 2018/03/15(Thu) 20時頃
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んなことより、お前に言うことがあってよ。
[流行期の只中に告げる言葉だ、内容を察されるだろうか。 まあ、ここまで来ればそれも今更。数秒数分の差でしかない。 セレストの顔を直視できずに、池を見る。魚が跳ねて、鳥が飛び込んで、水面が揺れた。]
(54) 2018/03/15(Thu) 20時頃
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俺、ついにあの家出ることにしたわ。
[言葉だけなら、昨夜の続きのように。 涙のひとつもなく、あっさりと、ポケットから手を出した。 掌を上に、セレストに見えるように差し出す*]
悪ぃな。 明日の約束、守れそうにねぇ。
(55) 2018/03/15(Thu) 20時頃
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……まあ、絶対じゃねぇからな。
[ブローリン家は発症しにくいだけだ。今までもないわけではなかった。 呪いに嫌われる血筋が絶対なら、村中親戚だらけになって、もう呪いなんて消えている。 どうして、とは思わない。思うとすれば、今日じゃなくてもよかっただろと、それくらい。 家族は知っているのかと聞かれたら>>57、静かに首を横に振る。]
……まだだ。言いはするけどよ。 とにかく、お前に一番に言わねぇとと思ってな。
[己の明日を一番望んでいるのは、村中でセレストが一番だろうと考えていた。 親に先立つのは不孝だが、正しく育った兄を残して、不運を背負う事自体は唯一の孝行とさえ思うから。]
(58) 2018/03/15(Thu) 20時半頃
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ドナルドは、ブローリンの血は繋がると、今なお信じたまま薄く笑う。
2018/03/15(Thu) 20時半頃
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やりたい事、ねぇ。
――じゃあよ。 傷つけるかもしれねぇけど、つまんねぇ話でも聞いてくれ。
[セレストの視線がこちらへ向いても、意図的に外して。 ゆっくりと、池の水面を見たまま、口を開く。]
俺はよ、朝起きてこの手を見て、笑っちまったんだ。 ブローリンに産まれときながら、魔女の手伝いはしねぇ、文字も読めねぇ、喧嘩しか取り柄がねぇ。 それでも兄貴が良く出来た奴だったし、兄貴の仕事場を守れるのは一応、嫌いじゃなかったんだ。 ただ、それも駄目んなっちまった。手探りでもしねぇと森で動けねぇ。
……この後の話は、したな。死に損ないでいたくねぇっての。
[そう言えばセレストには、この捨鉢野郎の愚痴を山ほど聞いてもらったように思う。 その分こいつの愚痴も聞いてやりたいと思ったが、もう遅い。]
(60) 2018/03/15(Thu) 21時頃
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そんで、今朝起きたら、これだ。 俺は、このために生きてたんじゃねぇかと思ったんだ。 流石にブローリンから、二人も出るとは考えられねぇ。兄貴は生きる。この村は生きる。
――けどよ。
[水面から、ゆるりと空を振り仰ぐ。 池と空との青の継ぎ目に、緑の木々が萌えていた。]
お前が泣くと思ったら、悔しかった。 何が兄貴は生きるだクソッタレ、俺が生きなきゃ意味がねえ奴がいんだろ、ってよ。
だから、一番にお前に会いに来た。 ……クソ野郎で、悪ぃな。
[手を伸ばす。傍にいるはずのセレストの青い髪を、くしゃりと撫でた*]
(61) 2018/03/15(Thu) 21時頃
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ドナルドは、あとは兄貴と大喧嘩でもするかね、と笑う。
2018/03/15(Thu) 21時頃
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[案の定、隣のセレストは涙を流していた。 最後にやりたいことが女を泣かせることかと思えば、反吐が出そうだ。 そのくせ、変に気は晴れてやがる。
泣き止むまでをその場で待ち、腫れた目を洗えと池の畔に手を引いた。 綺麗な池の水は、村の井戸とも同じ地下水が湧いたものだ。 よく冷えた水がセレストの目元を落ち着ける間、手で掬って二口飲んだ。]
……よし、帰るか。
[頃合いを見て、戻ろうと提案する。 この後、魔女の家まで森を行かなければならない。 あまり遅くなると面倒だ*]
(65) 2018/03/15(Thu) 22時頃
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――帰路、あるいは片道の航路――
[飲んでから帰るか、帰ってから飲むか。 どちらでも最終的な結果は変わらないのだが、先に自宅の前で足を止めたのは、そこに人影を見たからだ。 カーテンの開いた窓から、机に向かう背中が見える。 開いてんだろ、と当たりをつけて窓を引けば、案の定。]
おう。 何してんだ兄貴。
[開いた窓から顔を出して、声をかける>>62。]
(68) 2018/03/15(Thu) 22時頃
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――兄弟喧嘩勃発の少し前に――
うん?
[セレストの頼みは、何であっても叶えられるなら聞く気でいた。 愚痴も聞かせた、ついでに腫れるほど泣かせた罪がそんな小さなことで晴れるとは思わないが。 耳打ちの姿勢に、少しかがむ。 小さな囁きと、触れる唇の温度を耳で捉えた。]
……は、このやろ。
[デート、と恋愛関係を匂わせたのは、確かに俺だ。 触れるばかりのキスに、悪戯盛りの子供のような笑みを返す。 その勢いでセレストの細い腰をかき抱いて、唇を奪った*]
(70) 2018/03/15(Thu) 22時半頃
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――自宅の窓から――
メモ?
[>>69何をそんなに必死になるんだ、と思う。 書いたところで読める奴は少ない。理由がわからないまま、兄の方から近づいてくる。 辺りを伺う様子に疑問は持つも、理由はそれを見るまで勘付くことも出来ず。]
……は?
[そして、見て、血の気の引く音がした。 ざあざあと耳の奥がうるさくて、痣を見てから先の兄の言葉が聞こえない。 嘘だ。メモなんか書いてるから、手にインクがついたんだろう。そうでなくてはおかしい。そうでなくては俺は、俺は何のために、俺は]
(71) 2018/03/15(Thu) 22時半頃
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ふ、ざけんな
[絞り出した声は震えていた。 怒りがふつふつと込みあげる。何に怒っているのか、わからない。 己の愚かさか、兄の身勝手さか、神とかいうクソ野郎にか。]
ふざけんな、この野郎……!!
[掌を向けられた兄の手に、己の黒ずんだ手を重ねて見せる。 もう片手で、両目を覆う。涙は出ないが、ただひたすらに空虚だった。]
(72) 2018/03/15(Thu) 22時半頃
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ドナルドは、セレストに話したすべてが崩折れる音を、胸のうちで聞いた。
2018/03/15(Thu) 22時半頃
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俺が、俺がてめぇの分まで死んでやってよ、 てめぇが生きて村の薬を守るんじゃねぇのかよ!
俺はそのために生きてんじゃねぇのかよ! 兄貴が生きれりゃそれでいい、って――――
[>>73袖で擦ったくらいで取れるなら、もう水を飲む頃には取れてるだろう。 目元を覆っていた手で今度は窓枠を掴んで、身を乗り出す。 兄の、辺りを見渡した気遣いのこともすっかり忘れて、吠えるように叫んだ。]
(77) 2018/03/15(Thu) 23時頃
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なあ、薬、飲んだんだろ。 ブローリンは、呪いに強えんだろ。 兄貴は俺と違って出来のいい"ブローリン"だろ。 明日、起きるんだろ? 薬に買って、痣も消えて、何でもなかったみてぇに朝メシ食うんだろ?
なあ!
[勢いで詰め寄る。己の拠り所が、一言一言発するたびに壊れていく気さえする。 なんで、と言いたいのは、こっちの方だ。]
(78) 2018/03/15(Thu) 23時頃
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[己の手を支える力が抜けて、そのまま矢継ぎ早の言葉も勢いを失くす。 数秒、吐息の音だけがした。]
……セレスト、だけ。 後は親父にも言ってねぇ。
飲みに行こうとしたとこで、兄貴の背中が見えたからよ。
[短い言葉を繋いで並べる。]
(79) 2018/03/15(Thu) 23時頃
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そうだよ馬鹿だよ悪いか!? 馬鹿だからこれくらいしか兄貴のためになることなんて思いつかねぇよ! 兄貴はこの村に必要なんだよ喧嘩が強え奴なんて他にもいるんだよ!
[>>80窓を挟んで言い合っても、互いの主張は平行線だ。 首を掴まれて息苦しさを感じながら、それでも叫ぶ。]
もう俺の命なんざ一回吹き飛びかけてんだ運がいいやつが生き残んなら俺の運全部やるから生きろ明日起きろ起きてくれブローリンも絶対じゃねぇ俺達が今それを証明してんだよ魔女の薬が生かす奴間違えねぇように俺の方から手ぇ放してやるんだよ!
[ついさっき、兄貴と喧嘩したいと言いはした。 言いはしたが、こんな形で喧嘩するなど、考えちゃなかった。 荒い息を繰り返す。喉がひりひりと痛んだ。]
(85) 2018/03/15(Thu) 23時半頃
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……そうだな。 生きるんなら、連絡はいらねぇ。
そんなメモも、いらねぇ。
[書いていたそれを、全否定する。 俺の声も、枯れた以上に弱かった。]
ああ、おかげさんでな。
[セレストのこと、話すつもりはない。 交わした口づけは、それこそ墓場まで持っていこう 。]
……ワンダんとこ、行ってくる。
[兄の言葉が途切れたなら、そうして別れる*]
(86) 2018/03/15(Thu) 23時半頃
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――魔女の家――
よう。
[連日この扉を叩く日が来るとは。 珍しい物を見る顔で迎えてくれた魔女は、俺の掌を見るとさらに目を見開く。 前代未聞だろう、ブローリンの同時発症。それでも薬は恙無く用意された。 兄の集めた、材料によって。]
(98) 2018/03/16(Fri) 00時半頃
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クソ不味。
[飲み干した器を放る。 長居は無用と、ゆっくりと森を下った。 月が出る頃には、眠気に運命を委ねる他ない**]
(99) 2018/03/16(Fri) 00時半頃
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