268 Werewolves of PIRATE SHIP-V-
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
|
─ 八号室 ─
[――――滴る、 ……]
(48) 2019/03/18(Mon) 17時半頃
|
|
[赤い、紅い、朱い、潤いの甘露。 唇から滲むそれを啜ろうと獣が擡げて喚き、>>3:289 握る掌から滴る雫の芳香に、意識は眩む。>>3:292
暴れる獣を押し留める船医の輪郭は朧に過ぎず、 心臓を穿つはずの刃が落ち銃口を向けられて、 組み敷いた身体へ崩れ落ちる刹那、>>3:353 戦慄く唇が音のない言葉を綴ったのが、彼へ届いたかは]
(50) 2019/03/18(Mon) 17時半頃
|
|
お そ 、い ……
[苦し紛れの言葉は熱の燈った吐息に掠れ、 寝台の上で震える獣は人の意思で制御できる域にない。 視線を向けずとも空気の流れが、 グスタフの動きを伝えてくれていた。
銃口は変わらず己に向けられたまま指を震わせ、 彼らしい慈悲の言葉を囁く一挙一動そのすべてが、 人の枷から離れた獣の双眸に映さずとも理解できる。
理解、できてしまった――彼の意志を、全て]
(51) 2019/03/18(Mon) 17時半頃
|
|
[人間で留まっていられる内に刃が心臓を貫いたなら、 理性は”慈悲の短剣”だと理解したはずだった。
手遅れとなった者への、安らかな死への一撃。 苦しむままに生き長らえ摩耗していくだけの人生を、 終らせてもらえる──そんな一撃だと理解したのに。
獣は嗤う。遅い、と。 刃の一撃でなければ駄目だったと、嘲るように。
人肉の味を憶え滾る獣は、 人として在りたかった理性の枷から解き放たれて 故に、眼前の男の行為を、 己を脅かすただの殺戮の挙動にしか取れずに]
(52) 2019/03/18(Mon) 17時半頃
|
|
ぁ、あ ァ、ぁああ……ッ… !
[響く発砲の音―― 初弾は、身を捩り額を掠めるだけで留めて迫り 続く銃声に肩を貫かれ血飛沫が飛び 互いの顔を濡らす、紅に染まる凄惨な光景と化した。
そうして最後の弾の音響は、 人に非ざる俊敏さで銃を構える手首を捉え、 壁を打たせて、手首を捻り銃を落とさせながら。
問答前へと巻き戻したかのように、 とらえた手首を束ね、片手で寝へ台縫い付け、 呼吸を三度往復する間、血玉の如き獣の瞳で見下して]
(53) 2019/03/18(Mon) 17時半頃
|
|
[唇を歪ませたのは笑いの心算だったのか、 意識を奪うことなどしない残酷さで、 彼と約束を交わした船医の面影を残す双眸を細め。 獣は、捕えた獲物を食すべく服を掴んで引き裂いた。 血肉しか興味がないと言いたげなぞんざいさで、 露出した肌に未だ人の指先で、トンと突く。
美味なる肉はここにある。 皮膚を破れば、噴出す血潮と、柔軟な肉がここに。
そう教えるように、 ゆるりとした仕草で血が滲む唇を舌で舐め取って]
(54) 2019/03/18(Mon) 18時頃
|
|
……ぐす、たふ
[人と関わるのを避けていた。 人と関わってしまえばきっと病に負けた時、 人を食う業に堪えられないと理解していたから。
常に不愛想で居続け、会話も避けた。 人嫌いで通し、己の目的に叶う相手しか関わらず、 それを貫き通していた人生を、船で崩したのは何故か。
自分の城である医務室でのサボリを許し、 その代わりにピスティオを使い倒すこともして。 人ならざる人形を愛すエルゴットに付き合い、 メアリーを“手術”し、彼に心を砕いたことも。 何を食べても砂の味しかしない食事に、 唯一、卵という光明を見出してくれたニールへ、 珍しく笑いながら食卓を他人と囲むことだって。
何より───なに、より……?]
(55) 2019/03/18(Mon) 18時頃
|
|
……グスタフ。
[心臓の上を突く指は震えて、そこに雫が落ちて。 それが瞳から零れる熱い何かだと知りながら、 その瞳の中心は未だ友人だった男へ注がれたまま。
震える指が獣に抗い、皮膚を貫く指は1つ。 獣に変わることなく指先の爪だけを鋭くし、 まるで短剣のような鋭利なそれで心臓を穿って。
切り裂けば噴出しただろう血を浴びることなく、 こと切れるまで、瞳は友人の最期を映し続ける。
獣性の発露を抑えきれない脆弱な己では、 返り血に濡れてしまえば暴走してしまっただろう。 生存本能を刺激されて暴れる獣に出来る唯一の抵抗は、 彼を人として終らせその肉を獣に食わせないこと── それが慈悲になるかは、己ではもう理解ができない]
(56) 2019/03/18(Mon) 18時頃
|
|
[脈動が尽き、終わる。 友人を殺した、その罪悪感は恐らく永遠に残るだろう。
もはや、この罪を背負って自死など楽な道を選べない。 彼へ願ったのと同じように愛すべき仲間へ、 殺してくれと願う残酷な業を再び犯すこともできない。
彼は肉じゃない食事なんかじゃない。 仲間だった>>3:292 己にとっては唯一だった友人を、己の意思で殺した。
獣に負けたなど言い訳にすぎず、 ただ、獣に彼を食事として呈することだけは避け、 胸に埋めた一突きの刃を抜き、細く息を吐く]
(57) 2019/03/18(Mon) 18時頃
|
|
……どうしてだろうな。
君になら人として殺されたいなどと、 思ってしまわなければ……
[これが自分の運命だ、――というのなら。 この醜悪な生き物たる獣として生まれた定めなら。
治せると夢想し医学に没頭した時間は、 全て無駄だったのだろうか、と過るも苦笑した。 その没頭がなければ今より早く獣に落ちて、 それこそ陸で賢しく食い荒らしていたことだろう]
(58) 2019/03/18(Mon) 18時半頃
|
|
[ここに居るのは、彼を苦しめ、彼を殺し、 誰にも慈悲を懇願せず秘め続け、 罪業を背負い生きようとする醜い生き物。
頬は涙で濡れたまま乾く気配はなく、 だが、このまま呆然としても生きられはしないだろう。
人は集団において牙を研ぐ。 船長室でヌヴィルに疑惑の視線を向けた者がいたように。 故に、己がすることは一つきりだ。 落ちたままのグスタフの銃を握り、 部屋のあちこちに無造作に弾を放って銃声を響かせる。
武器など扱うことのないひ弱な医者が、 何かを守るように──抵抗するかのように──幾度も。
額に傷、そこから溢れた血で汚れた身体、 ついでに廊下に気配がないのを確かめ扉を蹴り開けて、 最後の銃声をもう一つ響かせ床へと座る]
(59) 2019/03/18(Mon) 18時半頃
|
|
[誰が気付くか、など、どうでも良かった。 蒼白な顔をし、血を流し、それでも武器を構えた医者は、 扉の横へと座り込んで荒く息を継ぐ**]
(60) 2019/03/18(Mon) 18時半頃
|
|
[叫んで枯れた声はより罅割れて、 撃ち尽くした銃身を投げ捨て医療鞄を乱暴に開けた。 人外の力で拉げた扉はそのままで、 消毒、ガーゼ、包帯――掴んだ薬液を胸に零し、 瓶は投げ捨て血が溢れる胸板にガーゼを押し付ける。
息を引き取っているのは知っている。 己の手で幕を引いた男から溢れる血潮を、 留めるような血止めの仕草は正しく滑稽だろう。 だが、医療の心得がないものが見れば――
頬は涙で濡れてそのままで、 叫んだ喉は枯れて未だ荒い息を繰り返し、 圧迫して血を止めようとしている姿はどう映るか]
(98) 2019/03/18(Mon) 22時半頃
|
|
グスタフ、嫌、だ…… まだ、まだだめだ、……グスタフ……
[譫言のように繰り返す言葉もまた、 この滑稽な舞台劇を彩る小道具の一つになるか。
尤も、頬を濡らす涙は紛れもなく本物で、 友の名を呼ぶ慟哭もまた、嘘の欠片すらなく、 治そうとする行為に迷いなどない]
(99) 2019/03/18(Mon) 22時半頃
|
|
[血肉の匂いが己を狂わせるのを知りながら、 眼前の男のものだけには、もう食指は動かない。
手遅れの処置を自我が壊れた人形のように繰り返す。
この演劇に観客が現れるまで、ずっと*]
(109) 2019/03/18(Mon) 22時半頃
|
|
[獣の膂力で蹴り飛ばした扉は拉げ、 その気になれば覗き込むこともできただろう。
だが、律儀に響くノックに、>>117 永遠と苛むだろう焦燥と孤独、後悔、獣の愉悦―― 複雑に入り混じる坩堝が現実へと傾き、顔を上げて]
入って、くれ……手伝いを、誰か……
[疲れきった声音で縋る言葉を吐き出した。 濡れた視界に映る姿を見て反射で出たのは警戒で、 そこから滲み出る安堵──次いで哀切の喘鳴を鳴らす]
(127) 2019/03/18(Mon) 23時頃
|
|
[乱れた寝台の上で仰臥する仲間は、 傍目に力を失いきって死体にしか見えないはずだ。
だが、それでも胸から零れる血を止めようと圧迫し、 押し当てたガーゼが血色に染まり切っても、 治療をやめようとしない己の姿は彼にはどう映るか]
グスタフが、……死 ん で、しま…ぅ…
[額の血が片側の視界を曇らせて目を閉じても、 手遅れの治療は止まらず、ただそれだけを訴えた*]
(128) 2019/03/18(Mon) 23時半頃
|
|
……死んで
[宣告が静かな楔となって貫くまで、 覗き込まれた顔は泣きじゃくる子供のようで、>>134 常の不愛想でいえば他人と思えるほど感情も露に。
血と涙に濡れた顔はそれほど酷い。 圧迫を繰り返すたび籠る力が額の傷も広げ、 どくどくと生々しい赤が白い肌を血染めとしている。 呟きは空虚に近く響かせた。 演技ではなく、死の幕を引いたのが己であっても、 その現実を他人に突きつけられ、ぐっと瞼を落して]
(145) 2019/03/19(Tue) 00時頃
|
|
ちが、う……
[金髪をゆるりと揺らして俯いて、 搾るように零した否定はこれだけだった。 それ以上の言葉を語る余力など今はない。
疑うならば疑えとでも言いたげな無気力さで、 だが、それでも、グスタフの掌を掬い、 胸の前で組ませてやり、瞼を閉じさせてやってから]
(146) 2019/03/19(Tue) 00時半頃
|
|
[──人は、狼に牙を向くものだから。
目撃者はこの男ひとりきり。 目敏く、抜け目のない会計士――そんな印象だった。 苦手ともしていないが距離が近くもない、 きっと言葉を交わすことも仕事絡みだけだっただろう。
尤も、報告の義務を常日頃から怠るだけに、 略奪のたびに忠告をされ続けていた記憶があるが]
(147) 2019/03/19(Tue) 00時半頃
|
|
……ダイミだったように、思う。
[のろのろと上げた名は、 下っ端の中でも特に孤独を好む男の名だった。 患者の名だけは覚えている頭は適切な候補を選び、 ぐす、と鼻を鳴らしながら訥々と綴る。
体調を崩し、グスタフに看病されていた真実を。 そのころに起きた騒動の混乱もまた真実で、>>19 そこに一滴の嘘を混ぜ込み、 混乱に乗じた人狼に押し入られ、襲われたことにして]
(148) 2019/03/19(Tue) 00時半頃
|
|
[あとはそれらしい流れを被害者らしく、 ところどころ混濁した記憶を描くように語ればいい。 あの混乱の結実が海の藻屑など知る良しもないが、 単独行動が多かったダイミに全てを被せるは容易い筈。 だが、疲れ切った被害者は 第三者に促されるまで多くは語らないものだ。
単純な心理のそれを知るだけにそこで言葉を鎖して、 額から流れた血を腕で拭い、その多量を知り溜息を吐き]
このままでは、私も死ぬな。 ……もう薬はない、医務室に…… いや、その前に、皆に警告、を……
[グスタフの身体に毛布をかけてやり、弔いとして。 立ち上がる脚はやはり震えて、力なく*]
(149) 2019/03/19(Tue) 00時半頃
|
|
[きりきりと痛む何かが、 意識の沼へと沈んでいくのを自覚した。。
執心していた希望を失い、友人も失い、 獣に一度奪われた理性は制御できる域にはなく、 もがいて浮上できるのは僅かな間のみ。
取って変わった人間を嘲笑う獣に抗い、 時折、人の感傷も露に、泣いて弔いをしたり。 生き抜こうと足掻く獣にそれが精一杯。
他人に罪を被せる獣の本性を留められず、 できることといえば沈む意識の沼の波を揺らし、 他人へ、違和感という“隙”を作り出すだけ]
(180) 2019/03/19(Tue) 01時半頃
|
|
死なせたくなかった―― 死んで欲しくはなかったんだ、だから
[支えられようとする手を伸ばす姿に、>>159 逃れようとするような挙動を制して好きにさせた。
同時に獣が呟こうとした懐柔の言葉は、 下手な銃撃がグスタフを守ろうとして撃ったのか、 或いは、彼を殺したのだと、自白したに近いと取るか。
取り方で意味が多様になる表現へすり替えて]
(181) 2019/03/19(Tue) 01時半頃
|
|
きみも驚くことがあるのか……?
怒っているか、誰かに文句を言っているか、 そのくらいしか……私は、見たことがなかった。
[つまりはお互いさまなのだろうと、 決して広すぎはしない船内での関係性に苦笑する。
人に関わらないようにして生きた結果がこうだ。
きっとグスタフは己にとって特別だったのだろう。 同じようにエルゴットも、一方的であろうがニールも。
深く結んだ縁や執着がなくば己はもう二度と、 血肉を前にして暴走しようとする獣を止められまい。 人でありたかった己が獣に消し去られようとしている今、 実際にそうなって止められるかは不明だが──…]
(182) 2019/03/19(Tue) 01時半頃
|
|
[―――なら、船内の人狼たちへはどうだろう]
(184) 2019/03/19(Tue) 01時半頃
|
|
[不穏な思考が過り、ふるりと背筋を震わせた。 醜悪なる獣の執着は人間でありたかった己にはなく、 ならば、仲間殺し――
──獣同士で渡り合える牙も爪も膂力も、 獣に目覚めかけた己には自在な武器とし備わっている]
……きみは、どうして欲しい?
[前者を首を振り否定し、後者には震えた声音で、>>16 まるで意味の分からないだろう問いで返して。
伏せていた双眸を揺らめかせザーゴを映す。 その色彩がただの紅か、血色に染まって見えるか、 関わりの薄かった他人だからこそ託し、真っ直ぐに**]
(186) 2019/03/19(Tue) 01時半頃
|
|
[額の傷は痛覚を刺激されるより発熱を認識し、 今も流血し続けていると感覚だけで理解する。
ふらりと視界を揺らしたのは幾度目だろうか。 腕を掴まれようとする刹那に湧いた獣の反発を、>>193 その眩暈が留めたのは、己にとって僥倖でしかない。
“良く動く、柔らかそうな唇だ――” ――綴られる言葉を静かに聞く。>>195 “腕を捉える指は折るに容易い細さだ、だから” ――摩耗した自我が人の感情を理解できる内に。
異なる認識に鬩ぎ合う感覚が息苦しくて、 喉を震わせ喘ぐも空気を上手く肺へ送り込めず、 細い呼気を辛うじて繋いで――、そして]
(217) 2019/03/19(Tue) 22時頃
|
|
……人狼、だ
[人狼――己の中に眠り、目覚めさせられた獣。 今はまだ人の残滓が獣に抗っているとしても、 このままでは何れ人は消え、獣が勝つだろう。
獣は身の危険から目覚め、暴食の業に逸り、 人はそんな獣に抗い、彼をただの肉としなかった。
殺意の有無で言えば食事に殺意は在るのか否か。 強烈な生存本能に抗いきれず、 彼を殺すのを阻止できなかった己に──…]
(220) 2019/03/19(Tue) 22時半頃
|
|
[死なせたくはなかった。 殺意を抱くなど、あろうはずもない。
けれど己に潜む獣を自覚し、 孤独であるべきだと信じ陰鬱な医者だった己と、 友になろうとした奇特な男に執着して絆されて、 遂には人のまま殺して欲しいと泣き縋りもして。
結果、彼を苦しめ、殺してしまった己には、 償いきれない罪はある──あることを、 眼前の会計士は、躊躇いなく突きつけてきて。 ふ、と―― 鶏を絞めて食事を作る料理長の姿が浮かぶ。 彼に殺意があるかと問えば、何と答えるのだろう。
そんな思考が過るほどには人を取り戻し、 同時に自覚がもう一つ、今更ながら滲む]
(226) 2019/03/19(Tue) 22時半頃
|
1
2
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る