244 原罪の伽藍テーブル
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なんだ、食われない理由わかってるなら 人に聞くまでもないじゃん
[>>3 刃物は空を切り、その手指の先でも切ったか。 戻した刃の切っ先は六嶋の衣服で拭ってもなお紅い。
続いた問いかけ。 わらう彼女もきっと、答えを欲している訳ではないのだろう。 言葉を交わすには、遅すぎた ―――あるいは、早すぎたのか。
今しがた喉を掻き切った肉に囁いたように。 話すにはまだ生きている、生きすぎている。]
(21) birdman 2017/04/12(Wed) 00時頃
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[>>4 骨切狭。 振りかぶられるそれを、振り下ろされる、それを。 視界に入れて、なお、初動が遅れたのは。
「殺したって面白くなさそう」 そんな自らの言葉のせいか。]
―― ――、 は、
[振り下ろされたそれは左の、鎖骨上の肉を削り その部分の衣服を切って、あるいは、破り 肉の華を 瞬間咲かせた]
(22) birdman 2017/04/12(Wed) 00時頃
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[悲鳴はなかった。
零す音もなく、ゆら、と身体傾いだかと見えた刹那]
誰に むかって
(23) birdman 2017/04/12(Wed) 00時半頃
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蹈鞴を踏んだ足が血だまりを跳ねさせる。 誰の血でもない、 誰の血でもあるそれが壁面に新たに花咲き また血だまりに花をもたらす。 そのただなか、血を、肉を踏みしめ、 瑠東は刃物握る右手を眼前の女めがけて振りぬいた。
拳が当たればもちろん、当たらずとも。 赤く濡れた刃がひかる。]
手ェあげてんだ 糞野郎
[さんざめく焦茶のうち、漣立つ薄ら紫は 浮かぶ月のように見下ろすことに慣れている*]
(24) birdman 2017/04/12(Wed) 00時半頃
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本当に、楽しかったです。
全部変わっちゃってからは、ね。
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覚悟 ?>>29 、っ は
[わらい、捨てた。 女の吐き出す言葉は対岸にある。 不理解が間に存在した厨房のように、 対岸の価値観をもとにして作られていれば その一つ一つを笑い、あるいは、審らかにするのは やはり遅きに失し、早きに失した。
犀川の血が溢れたときから 八重と話す時間もなく、交わした言葉も数語ほど。 不理解を埋めるものを掬い上げることは難しく
振りぬいた刃物が、鋏が閃いたときから 言葉のほとんどが些末な振動になり果てる]
(60) birdman 2017/04/13(Thu) 00時頃
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[力任せに振るった拳は 空を打った。 切り落とした髪の切れ端 それが血に浮くか――沈むか。
>>-30「今の貴方を大事にしてくれる人」 それが鼓膜をうち、わずかに弦を張る月がある。 わらいに下弦の掛かる紫月。 不理解をわらう色を抱いて 浮かんだ むらさきの。]
いいよ あんたの死ぬ、その前ならね
[>>31 走る彼女に聞こえるか、それすらも明らかでない]
(61) birdman 2017/04/13(Thu) 00時頃
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[向かう彼女の、手にある刃物。 それを遮らんとした左手が、 刃先か、女の手か 触れ、矛先をずらすように押し出した。 左の指――義指を削り 義指は関節の隙間に 鋏の刃を噛んで それをなお砕いて、]
、
[脇腹の皮膚を食い破り、突き抜けていく切っ先がある。 薄い肉、薄い皮膚、 それらを食い、とどまらず、また空気に触れる鋏の切っ先が。]
(62) birdman 2017/04/13(Thu) 00時頃
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[新たに芽吹いた肉花を 女が知覚できるかはまた別の話だ。
女の鋏を受け止める左手とおなじく 右手は、女との間に、 自身の肉を守るかのように置いた右手が
近く迫った 柔らかな肉を裂き、 首筋を深くえぐるために そこにあり
いままさに、動脈を――気道を、貫かんとし*]
(63) birdman 2017/04/13(Thu) 00時頃
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[僕が、
君を好きだったのは、
愛おしく思っていたのは、
本当だよ。
――食べちゃいたいくらいに、ね]
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[黒い衣服に血が滲む。 内臓までも損傷しているのかどうか ――それは瑠東の認識の外だった。
右に手にした刃物。 それに、肉を裂き、抉る感覚があればこそ。 胴体に綻んだ肉花の 内部までを 検めることは 検める思考は、働かず
ただ目の前にひとつ 浮かび始めた赤い一等星>>71に]
[廊下に浮かんだ二つ、薄ら紫は微かな弓なりを描いた]
(74) birdman 2017/04/13(Thu) 06時半頃
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[おもむろに押され ]
ぁ、 っ ぐ ――……、
[肉を抉った瑠東の鈍銀が、脇腹を貫いた骨切狭が 水音をたて、肉を荒し、外れていく。
よろめき、廊下の血だまりに漣立て 壁にぶつかってようやく、瑠東は声を上げた。 指の欠けた左手が、しとどなく流れ始めた 脇腹を押え、触れ、そうして、ようやく 新たに開けられた穴のことを、知ったかのような、調子で。 眼前の 喉に花咲き 声を失した女と 対をなすように あれた呼吸のなかに、ようやく、悲鳴の――喘ぎのような音が混じり始めた]
(75) birdman 2017/04/13(Thu) 06時半頃
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糞が、 糞 誰に [刃物を離すことはしない けれど、女がわらい、てをふるよりも 己の身から零れ落ちていく それが、 ため込んだ洋酒の抜けていくように しとどに抑えた手指を濡らし、足元の誰かと混じっていくのが ] 誰に傷つけ ふざ、 ぃ、 けんな しね おまえが、勝手に、 くそ こんなもったいない ひろえ、ない さい、てい
[死ね、と 殺す と、そのような言葉を 似たような言葉を、同じ言葉を繰り返しても、 女めいた仕草で走り去るその背にも届くまい
ましてや 不快にありありと彩られた薄ら紫が 月めくゆがみを捨て去っていたことなぞ、 ふりかえらなければ、しれることは**]
(76) birdman 2017/04/13(Thu) 06時半頃
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―― 廊下 ―― [廊下には血があふれていた。 溢れ、混ざり合い、誰のものでもなくなったその池に 新たに滴る血液があった。
堰き止めようとする壊れた手指の隙間から 幾滴も幾滴も零れ落ち、溢れ、 落ちきる前に掴もうとでもしたのか右手が伸びては 掌に収まったままの刃物に阻まれて戻る]
…… ……、糞、 くそ 糞、 くそやろう 最、 低 おちて 俺が おち
(94) birdman 2017/04/13(Thu) 23時頃
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いいわけあるかよ これで、いいわけ おれが、 これで、いいわけ 糞、
[壁に凭れ、俯き、瑠東は、髪も乱れ顔覆い、表情も窺えずにあり。 落ちていく血を厭う言葉をもまた、溢れ零していくように繰り返し、繰り返し、吐いて]
[全ての言葉を落としきったか、 壁に体を預けたまま崩れ 体温の高い、水分を多く含んだ呼吸を重ねて、重ねた]
(95) birdman 2017/04/13(Thu) 23時頃
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―― ――
[一瞬の間があった。 癇癪を起した子供が、壁を蹴るような、踏みにじるような、癇癪じみた発露の前に、一瞬の。凪いだ血だまりがわきたつような。あの、壁を積み上げ与えられるものすべてを食らい、もっと、とうっそりとわらった、あの八畳間の子供が。確かに、そこにいて。]
―― やだ
(96) birdman 2017/04/13(Thu) 23時頃
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[ ぐしゃりと掴み潰した髪はマロンブラウン 廊下に漂う血の色を、死の気配をふんだんに吸い込んでたっぷりと重い。月の欠片も、見えないくらいに]
やだ――…… やだ、 いやだ 糞 糞ほんと こんな 零したら、 俺の、おれが こんな ずっと、 あんたにって 俺、好きだって あぁ、だって 嘘
(97) birdman 2017/04/13(Thu) 23時頃
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いやだ やだよやめて これなくなったら俺、 だってずっと、なんで 大事にしてよ おれのこと
[妄言じみた呟きは一言ごとに移り変わる。 八畳の寝台にわらい、 自らの血肉を晒しては 満たされるを欲し 満たされるために欠けていく子供が 血だまりを蹴飛ばし、散らし、それでも手に入れるを知らないままの、手に入れるを、知らないままで、死ぬ子供が]
なんでいねぇんだよ―― くそ!!役に立たねえな畜生! お前、は! 俺ので、 おまえは、 お前、 なんで、ぁ゛ ふ、 糞、
もう いい、から むかえにこいよぉ……
(98) birdman 2017/04/13(Thu) 23時半頃
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[床に流れる血がすべて吸い込んだかのように 廊下は静かだった。
すべてが死んだように静かで 蹴散らした血水でさえも穏やかに眠りについた。
ルイはしばらく死んだように壁によりかかって、 それでもようやく、やっと、緩やかに左の手を握り締めて立ち上がり、よろめき、蹈鞴を踏んで歩き始めた。
小さな部屋で際限なく育った子供は全て満ち足りたその部屋を愛して、それでも、箱庭は小さすぎた。 >>3:118囲まれた庭よりも、その上の、屋上を、好んでいて]
(99) birdman 2017/04/13(Thu) 23時半頃
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―― 屋上 ―― [そこは誰が干したか、シーツがあった。 真白のシーツが並び その間を、ルイが通った後に赤い模様がつく。
真白の隙間、人影が見えた。 ピンク色のカーディガン、――死んだと聞いたはずのそれが見えてすぐにまた白に阻まれて消えた。] は、 はは 知ってる 白昼夢っていうの知ってる
[「ずっと、さがしてたからかなあ」 いっそ穏やかなまでに間延びした声とともに よろめく足取りの合間に赤い道しるべを落として、
中庭の反対側、正門を望むその屋上の手すりにつかまった。つかまる――というよりは、それを支えにして、が正しいほどの、おぼつかなさで。 『いつか』の話をした時とは反対に誰かの植えた花々を、中庭を背にして、外を前にして、ようやくそこに立った*]
(101) birdman 2017/04/13(Thu) 23時半頃
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[シーツのあわいに夢を見るのは、なかったことではない。 ここに来た当初にフォークと暮らす夢を見て おそらく、ここを去る直前に、“フォーク”と耳にした人の夢を見る。 それになんら不思議はなくて、ルイはのんびりとわらった。
風が揺らすシーツの中に、なびく音>>102があって、]
なんか、言ってる? 聞こえないなぁ もっとこっちきてよ
[ふいに、転落防止のネットが視界を妨げた。 何故地面を見下ろしているのか、ルイにはわからず、首を傾げ、 ああ、眠いからかと得心した。 もっと遠くをみたかったはずの視線が かくりと下向くのは眠いからか、と。]
(105) birdman 2017/04/14(Fri) 00時頃
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[ずる、と崩れそうになる体を手すりに乗せて 寝台に寝転ぶような心地にゆるやかに眦を下げる]
はは、 言ってる訳、ないか ないな
だってさ 話さないつもりだったでしょ あんなふうに『いつか』って、言って 濁して
ずるいよなあ 俺どんな話でもちゃんと聞くのに [随分とゆるやかな喋りは寝入る前の子供ののような奔放さで「フォークの話なら、なおさら」などと付け加え*]
(106) birdman 2017/04/14(Fri) 00時頃
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[……
So may the outward shows be least
themselves … The world is
still beceived with ornanent .
…………]
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[赤い染みのついたシーツが揺れて、きっと掃除婦の彼女がまたお冠だろう、瑠東は思った。 どうせまた腹を切るのが趣味の彼がやったのだろうと、自分が汚したシーツを見て、そう、思い、また緩やかに笑った。そういえば死んだのだと思い出したから。
ルイはまた、布の海の間でさざめく音にしばらく耳を澄ませた。 何か聞こえるのか、何も聞こえないのか、 それとも単に眠いのか、なんでもいいような空白をひとつ抱えて。]
ういのさんて、本当にフォークだったの?
[今更にすぎる質問をシーツに投げた時にも、眠たげな様子は変わらず]
(112) birdman 2017/04/14(Fri) 00時半頃
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ならさあ、俺さあ あんた殺したあいつ、六嶋さん、殺したよ 幽霊みたいな悪魔の、あいつ
なあ、うれしい? うれしいよな 褒めてよ ほめて、それで、大事にして
食べていいから 俺のこと好きになってよ 好きになって、全部食べつくして、幸せにして
[満点をとったテストを見せて褒美をほしがる そんな他愛のなさは シーツの揺れるあわいに消え、あるいは、]
(113) birdman 2017/04/14(Fri) 00時半頃
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[今しがた眠いあまりに取り落とした刃物のように 手すりの向こうへ落ちていく]
あんな全部零すような もったいない食べ方じゃなくて ちょっとずつ 大事に 減らしてって なくなっても生きていけるところから食べて 汚くない食べ方教えるよ
そんで、その間に俺にも教えてよ あんたのこと たくさん 遊園地連れてって、好きな乗り物教えて 俺行ったことないんだよね あれ、 ほら あの耳 つけたい ういのさん似合わなそう は、はは
(114) birdman 2017/04/14(Fri) 00時半頃
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[刃物は屋上周囲に貼られたネットに当たり、跳ね、 幾筋か切り付けて落ちていった。
ルイはすこしだけ、落ちた刃物に視線を落とし、なにもかもを面白がる調子で、またわらった。]
―― なんてね あんた俺のこと好きじゃないでしょ
だからいいよ べつに 俺 俺のこと好きじゃない人、きらいだから
[ふあ、と欠伸のなりそこないをして ルイは口を閉じた。 このまま寝てしまいそうなくらいに、穏やかな眠気があって、落ちかける瞼を持ち上げるのがひどく億劫で*]
(116) birdman 2017/04/14(Fri) 01時頃
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[すでに眠りの半ばに差し掛かるような声の調子は緩やかなデクレッシェンド。揺籃歌にする 夢うつつの欠片は、きっと、すぐになくなってしまう。 シーツのあいだを抜け、柔らかな風が過ぎていった。 それが瞼を、頬を撫でていくのを、 血の匂いが少しもしないのを、のどかだとわらう。
穏やかに過った頬の感触に、あの小さな部屋を、小さな部屋の寝台を思い出して それへ少しの充足を覚えるのだから、不思議なことだなあとルイは思った。
食用になるべき肉。いわばルイのもつただ一つの価値あるものは、食われずに無為に帰そうとしているのに、ふしぎなことだなとそう思って それでもやはり、食われないでいることは、なんて無意味な生き方をしたのだろうと、その無様さを*笑った*]
(124) birdman 2017/04/14(Fri) 01時半頃
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―― 屋上 ――
[一瞬、春の嵐めいて風が強く吹いた。布が大きく波打ち、それ以外の音をかき消すように音を立てる。
白いシーツはすべて飲み込むようにして――それでもやはり、赤が。混ざりきらない、白い海に吞み込まれてもなおそこに、ぽつねんと。滲みもせず、浮いた赤があった。あまたの白の中、ぽつねんと異質な色がひとりいた。 ルイは、ほとんど手すりごし、さかしまに見ていた。
赤色が日差しのなかで薄まり、ゆめうつつの中見えた色を模倣するのを。]
―― ―― 、 あぁ そっか
[つまりはそういうことかもしれない、 シーツのあわいに浮かんだ夢は白昼夢。
それにいくら手を伸ばしたところで掴めるはずがない。けれど、それなら。少しくらいの都合のいい夢を見せてくれてもいいだろうに。声が聞こえて、食べてもいいと言ってくれて、それで、それで。そんな、都合のいい夢を、見せてくれたって、]
(141) birdman 2017/04/15(Sat) 00時頃
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