244 原罪の伽藍テーブル
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何を……そうだね、それは、
……
[問いかけには薄く口を開いて、幾度か、開閉しかけるような仕草をし。だがそのままに言葉を紡ぐ事はなく、代わりに笑みを深め、目を細めた]
……そうだな、あるいは。 皆役者なのかもね。
時に望む自分を、 時に望まれる自分を、 皆、何かを演じているんだ。
そう思えば、……世界は。 危うい、あやふやな、ものなのかもしれないよ。 僕が思っているよりも。
君が、思っているよりもね。
(15) mimu175r 2017/04/11(Tue) 22時半頃
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[ぽつりぽつりと、語る調子は、寝物語でも思わせるような、淡々としながらも穏やかなものだっただろう。常の、男と同じように]
ね。 まだ、クランクアップにはならないんだ。 舞台の幕は下りないんだよ。
まだ、……
(16) mimu175r 2017/04/11(Tue) 23時頃
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[伸ばされる手、その手を掴み]
……うん。
きっとね。 最後には、
[最期には、]
僕は、君に、本当の僕を見せるよ。 本当の、呉羽 流樹、を。
[僕が、 君を食べてしまう、 その時には]
(19) mimu175r 2017/04/12(Wed) 00時頃
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…… 行こうか。
[呟く。そして、そっと、 そっと、彼女の体を抱き上げた]
(20) mimu175r 2017/04/12(Wed) 00時頃
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……ううん。
何も出来ない、だなんて。 そんな事、ないよ。 君はずっと戦って、……戦ってきて、
諦めない、戦う意志を持ち続ける、 持ち続けられる、君が。 僕は眩しかった。
諦めないで、戦わなきゃならない。 そう君が言ってくれたから。 一緒に外へ行こうって、 そう、言ってくれたから。
僕は、戦えたんだよ。
[一歩、一歩、緩やかな足取りで廊下を進む。血の匂いがする、死の匂いがする、生命の残滓が、満ちている、それは最早混沌と混じり合いわからなくなる程に、溢れている]
(26) mimu175r 2017/04/12(Wed) 00時半頃
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[彼女が涙を零す、 その目元に、一たび口付けて。
向かうのは、 向かう先にあるのは、 いずこだろうか*]
(27) mimu175r 2017/04/12(Wed) 01時頃
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[通り過ぎる、一際濃い死の匂いの一つ。 通り過ぎる、 檀の死体のすぐ近く]
……、 そうだよ。檀さんは……僕が殺したんだ。 彼女が、フォークだったから。 フォークで……僕を食べようとしてきたから、
[それを視界に入れたらしい、ワレンチナが零すのに。檀の死体、其方を見る事はないまま、沈痛な面持ちを作って返す]
フォークは、……彼女だけじゃなかったんだ。 そんな気は、何処か、していたけれど。 フォークは……そんなにも、 飢えて狂っている、のかな。……
そんな、同じフォークを、
(38) mimu175r 2017/04/12(Wed) 20時半頃
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同じフォークの死体に、 噛み付いて…… 腹を切り開いて、
そんな事を、するくらいに。
[零す。 死体に目を向けないままに。 零す。 知りえない筈の、事実を]
(39) mimu175r 2017/04/12(Wed) 20時半頃
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……そうだよ。
檀さんは、鋏を持って、向かってきたんだ。 僕は肩を刺されて、…… 彼女は笑っていたんだ。 僕は、どんな味なのか、って。言って。
[独りごちるように答える。其処でようやく「初めて」、檀の死体を見やり]
……わからない。 フォークは、ケーキを食べるものだから。 本当に、正気じゃない、としか。 思えない。……
他の誰が、フォークか、…… それも、わからない。 瑠東君は……フォークというよりは、 その協力者か何かに、思えるし、
(42) mimu175r 2017/04/12(Wed) 22時頃
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……
君は。 誰が、他のフォークだと思う? 檀さんがフォークで、でも食べようとしなかった…… なら。
僕は、どうして……
[赤い匂いの中、足を止める。俯く。 男にごく近く在る彼女なら、 軍人であった彼女なら、 疑念を抱き始めた彼女なら、 あるいはそれにも、気が付き得たかもしれない。 男の右肩の傷が、 鋏ではない刃物によるものだと]
(43) mimu175r 2017/04/12(Wed) 22時頃
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……、
…………
………………
[沈黙。長い長い、沈黙。 長い髪により、彼女から面が窺い難くなる角度に、男は俯いて。静かに肩を震わせ]
……、僕を……疑っている、のかな。 僕を……僕が、……
僕が、どうして……犀川君を…… …………
[震えは、声にも伝播し、]
(47) mimu175r 2017/04/12(Wed) 23時頃
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……、ふ、
[ふと、音のある吐息が漏れる。 それは嗚咽のような、]
……く、
[それは、]
……ふふ。……ふ、くく。 ははは。 あは、 はははっ。
[笑い声。 場には不釣り合いな爽やかささえある、 ごく愉しげな、笑い声。 顔を上げる、其処にはやはり笑みがあって]
(48) mimu175r 2017/04/12(Wed) 23時頃
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ああ、
……――カット!
カットだよ、もう。笑っちゃったもん。 ははっ。 嗚呼、駄目だね、「秘密の暴露」しちゃって。 特殊メイクもセルフじゃ。駄目だね。流石に。
いや、語るに落ちる? 話し過ぎたかなあ。調子に乗って。 もう皆死んじゃったみたいだしさあ。 油断して。あー。脚本もいないからねえ。
はは。起承転結、その後に転、 ドラマなら、最終回前…… ってところかな?
[饒舌に語る、その顔は、声は、彼女がよく知った「呉羽 流樹」であり。だが、その表情は、声色は、語る言葉は、まるで似つかわしくないものであっただろう]
(49) mimu175r 2017/04/12(Wed) 23時半頃
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……可哀想だね。
可哀想な、ワレンチナさん。 僕なんかを信じてしまって。 信じてはいけない、僕を信じてしまって。
憎い、 仇敵の、 殺すべき、
フォークなんかを、信じてしまって。
[涙を流す、絶望に染まっていく、ワレンチナの顔を見下ろす。笑みは柔らかく変わり、瞳には慈しむような色が浮かんで]
(64) mimu175r 2017/04/13(Thu) 00時頃
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ごめんね。 残念だけど。 僕は君達とは違う、僕は、 フォークだったんだよ。
騙してたわけじゃないよ。 ただ、演じてただけ。
なんて。……でも、本当に。 そうだよ。演じてたんだ。 「ケーキ」という役を。「ケーキである、 呉羽 流樹」を ね。
役者なんだから。 演技するのは、当然でしょう?
そう、僕は、役者なんだから、 ……ね。
(65) mimu175r 2017/04/13(Thu) 00時頃
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でもね。僕が、
……いや。 これは、蛇足だね。きっとそうだろう。 …… ねえ。
ふふ。
[発しかけて呑み込んだ、 言葉の代わりに、笑いを零した]
(66) mimu175r 2017/04/13(Thu) 00時頃
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…… ワレンチナさん。
[胸に爪を立てられる、微かな、ごく微かな、違和感に似た程度の痛み。先刻のように、その髪を撫でた。 そして、その体を、傍らの壁に寄りかからせるようにして、そっと、そっと、座らせて]
そんな事じゃ、僕は痛くも痒くもないよ。 フォークは、退治されやしないよ。 「悪魔」は、死なないよ。
ねえ。ほら。 君は、フォークに仇を討つ、んでしょう?
[その目前にしゃがみ込み、笑む、煽るような言葉。スラックスのポケットを探り、銀を取り出す、 銀、 銀色のナイフのその刃を緩く持ち、柄を差し出すようにしては、 笑む]
(72) mimu175r 2017/04/13(Thu) 01時半頃
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[激情が迸る。 激情が、振り上げられる。 振り下ろされる、銀の、きらめき、]
――っが、
[押し潰されたような、断片の声が、口から漏れた。不随意の音。――彼女が振り下ろしたナイフ、その切っ先は、真っ直ぐに、男の首に、右側面と前面の半ばに、突き刺さった]
(90) mimu175r 2017/04/13(Thu) 22時半頃
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[ぴしゃりと、切っ先が抜かれる以前で噴き出しはせずも散った赤は、彼女のその激情に染まった顔を赤く化粧しただろう]
[首を打って断たれたような一瞬の烈しい衝撃。それから感じる、劇しい、局地的な鼓動。男は左手で首に触れ、ナイフの突き立った際を握るように押さえ、そのまま、ゆらりと立ち上がった]
……あぁ、 ……は……
[首に鼓動と共に熱が集まるのを感じる。ただその熱は左手に感じられはしない。作り物の手は温度を感じはしない。 その手を、腕を伝い、シャツの白を一層侵しながら、ぱたり、ぱたり、揺らぎ立つ男の足元に、赤が滴り落ちていく。 男は、一とき、 笑いもなければ乱心もない、何もない、なにでもないような、無表情でいた]
(91) mimu175r 2017/04/13(Thu) 22時半頃
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……『ムルソーじゃないが、
[首を押さえたまま、にわかに、口を開く。そして発した声は、首を刺されているとは思われない程に、震えなく、明瞭に。ただ、すぐに咳き込み、ごぽりと血を吐き出して、]
……『俺が望むのは、最早、罵倒と嘲笑だ。 そして俺を待つのは、 ああ、見ろ、待ち侘びてくれている、 あのうるわしき、 地獄』
[それでも尚、続ける。 片腕を広げて、掌を天へ掲げて、 血と喘鳴と共に台詞を吐き出す、それは、瑠東に演じてみせたと同じ、昔に「なった」、ある復讐鬼のものだ]
(104) mimu175r 2017/04/14(Fri) 00時頃
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…… ああ やっぱり 不味い なあ。
[それに続けてふと零したのは、今度は男自身の呟き。口内を満たす己の血へのたわいない感想と、]
残念、だなあ、 君を 食べられなくて ……
[とっておいた苺を食べられたかのような、そんな軽い調子で紡ぐ、ひとひらと]
(107) mimu175r 2017/04/14(Fri) 00時頃
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あぁ、……
……カーテンコール。 行かなきゃ、
[虚ろの、断片。
ナイフの柄を握り締める。ぐ、と、 一息に、それを引き抜いた。引き抜くまま、からり、ナイフを床に落とす。男の首から、噴水のように一気に血が噴き上がり、光景をより赤く、赤く染めて、]
(110) mimu175r 2017/04/14(Fri) 00時半頃
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[男は背後の壁に倒れ、そのままずるずると、崩れ落ちるように体勢を失って。俯いた視線は間もなく宙を見つめ、何をも映さないようになった。 役者はもう台詞を語りはしない、 演技の潰えた、 …… *終幕*]
(115) mimu175r 2017/04/14(Fri) 01時頃
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