244 原罪の伽藍テーブル
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[気付けば瑠東の手の中の銀の光に目を引き寄せられるのを、何度も意思を持って目をそらす。
犀川は、にんげんでは無かったからああのなれの果てになったのか。 それとも、ああなったからこそ、にんげんではない、ただの喰い滓になったのか。
ぐるぐると纏まらない考えが頭を回ると、その渦の中心に似た、ひとつの考えが口をつく。]
…あるじゃないか。フォークを見つける方法。
[赤いコートと、初野が持っていた文庫本を思い出す。]**
(0) 2017/04/06(Thu) 01時頃
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[成長を歪に押し縮めた腕は当然届くことはなく>>9、そも本気で奪う気があったのか。奪えたとしたら―?その先を考えるのを止めた。
そして冗談と嗤い漏らすを聴くに、低い位置から怒りに頬を紅潮させたまま、嘲るように口角上げて見下ろす相貌を睨めあげた。
ああ、本当に奪えばよかった。冗談でなどで、済むものか。怒りで視界が赤く霞む。
思えばいつもいつも、今に限ったことでなく、何もかもを曖昧なままこの牢獄で目を逸らし続けてきた。
犀川の残骸が目の当たりにつきつけてきたのは、紛うことなく、「フォーク」が存在するが故に台無しにされた自分の人生。
よりにもよって、その「フォーク」となどと。]
(48) 2017/04/06(Thu) 23時頃
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[「五体の損なわないものを」その言葉に怪訝げに眉を上げる事で応えとした。六嶋の片手袋に隠れた欠損が一見見えないように、六嶋も瑠東の傷を知ることはない。同じ「フォーク」によって齎されたものでも、互いの傷はけして重ならない。]
…おれは、違う。おれは黙って喰われるだけの餌じゃない! 喰われたきゃ、あんたは勝手に喰われればいい…!
[声圧を徐々に上げていくように、「ケーキ」の癖にと言い募る瑠東を遮り声を張り上げる。それはまるで見目歳相応の駄々のようだ。
違う。行き場のない牢獄に押し込められたのは。ただ生きているだけで咎ですら無い原始的な昂ぶりを煥発させるのは、「ケーキ」であるから、「ケーキ」が故の咎と認めてなどやるものか>>0:121。]
だったらお前は、何なんだよ。
[唾棄するように、最低>>11と吐き捨てる瑠東を問い据えた。]
(51) 2017/04/06(Thu) 23時頃
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[それでも。その口元の弧が例え侮蔑に満ちたものであっても、常の、うすら笑うような人当たりの様よりは、どれだけ此処でましだったか>>12。]
…別に。大した事じゃないさ。 あいつらがどうやってもおれ等の血肉に寄ってくるって言うなら、餌を用意してやればいいって思っただけ。
居るじゃないか。「フォーク」の大好物を好んで垂れ流してる奴が。喰われたくてしょうがないって奴が。 呼び餌を撒くのは、害獣狩りの基本だろう?
[その頃赤い上衣を、己と、己のものではないもので、なお鮮赤に染め上げている事は知らず>>21。
どうせ喰われたいなら、「役に立って」貰おうじゃないかと。 既に同じ"ひと"と思う事を止めたかのような口ぶりで、如何にも投げ遣りに言い棄てた。]*
(52) 2017/04/06(Thu) 23時半頃
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