252 Survivor's Guilt 未亡の民と永遠の呪い
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[夢を見ていた。懐かしい夢だ。 ちいさい頃の夢だ。
レオが居て、ドンが居て、兄さんがいる。
男の子三人は足がはやくって、 おいてかないで、って一生懸命追いかけるんだけど、
なかなか追いつけなくって。
まって、って。叫んだら。 ──── ああ、だれかが、 ふりむいて … …]
(11) 2018/03/16(Fri) 14時半頃
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― 自宅 ―
[朝、寝台の上で目を覚ます。 妙に鮮烈なのに曖昧な夢の印象、振り返ったのは誰だったろう。思い出せなくて、それなのに気になって、目元を押さえる。 おさえて、……]
っ!!
[跳ね起きた。掌の痣に目なんてないけれど、まるでそいつと目が合ったような心地だ。]
あ、…
[乾いた血のようにどす黒い不吉が、そこに浮かんでいた。両手を祈りの形に握りしめる。目を伏せた。]
────、… うれしい。
[心の底からの、声がもれる。]
(12) 2018/03/16(Fri) 14時半頃
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嬉しい。 うれしい、…うれし い 、 … 私のばんだぁ… 私の番だよ、にいさん…
よかった、私間違ってなかった… 肩の荷がおりたきぶん うれしい、これで終われる これでおわり、あの薬を飲むことが出来る
…私、嬉しいわ、うれしい、嬉しくて…安心した
[ここ数日の流行期。 色々な最期に直面して揺らいでいた。あの薬を飲みたいとずっと思っていた。はやく終わりにしてほしいとずっと願っていた。でも、本当にこの日が来たら、私はあの薬を飲みたがるんだろうか。逃げたくなりやしないだろうか、ずっと不安だった。でも、]
嬉しい。早く飲みたい。 今日が私の、最後の日よ。
[何をしよう、と呟く声は、まるではじめてのデートを楽しみにするみたいな。ああでも、間違ってない。死神との初デートだ。でも一日きりしかないから、出来る事沢山やらなくっちゃ。]
(13) 2018/03/16(Fri) 14時半頃
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― 自宅 ―
[鼻歌を歌いながら朝食の準備だ。 今日も祈りからはじまる。最期まで、祈りからはじめた。
今日も、無事でありますように。
命をいただき、私たちは生きています。 命を奪い、私たちは生きています。
けれど、生きるためではない殺戮が、 けれど、生きるために向かう死が、
どうか、どうか。 "みんな"にふりかかりませんように。
それは、自分を除く村の人達へ向けた言葉。 これで流行期が終わると良い。今日か明日には、終わる頃合いのはずだったから。]
(14) 2018/03/16(Fri) 15時頃
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ええと、形見分けは後でするとして、 先に薬を貰いに行った方が良いかしら。 最初にブローリンの家ね。報せなくっちゃ。 レオとの約束もあるし、ちょうどいいわ。
[死神とのデート。…死神。魔女やブローリンの家をそう思った事はないけれど、最後に一日くらい。そんな気持ちで居てもいいだろうか。一日くらい、許されるだろうか。 だったら、セレスが言ってた湖畔にでも誘ってみようか。お弁当でも作って。なんだかわくわくしてきた。いや、今日は最初からしてる。
フィルに貰った干し肉や香草、芋なんかで簡単な物を作ろう。魚がないのが残念だ。残った食糧を全部使っても問題はなかった。 あ。水袋の出番だ。丁度良いし、一度くらいは使っておこう。
準備を整えて、荷物を籠に詰めて持ち、家を出る。 ─── かの家に起こった悲劇は知らないまま。]
(15) 2018/03/16(Fri) 15時頃
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─ →ブローリンの家 ─
[スキップをしたい気持ちを押さえて歩いていく。 途中、遠目に全力疾走する後ろ姿>>10が見える。]
…あれは…セレス?
[だと思う。どうしたんだろう、と思いながらも先に自分の用事を今日は済ませようと思う。
ブローリンの家の扉をたたく。扉をたたく前、一瞬、この扉の向こうに不可思議な空気を感じた気はしたけれど。気を取り直して扉を叩いた、コンコン、]
おはよう、リアだけど。 レオ起きてる?
(16) 2018/03/16(Fri) 15時頃
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…? ドン、目が赤いけど、
[静かな声が返る。───ここで初めて、心中に警鐘が鳴った。部屋まで、と言う話に、呼んできて。と言ってみたが、見せたいものがあると言われると口を噤む。 警鐘の正体を、まだ理解していない。ただ、嫌な予感ばかりが逸って籠の取っ手を握り締めた。 部屋に行く途中、おばさんたちの様子が目に入った。だって、いつもなら、よくきたねって。おはようって。でも、今日はかけられる声がない。
扉が開かれる。小さい頃は頻繁に、皆で遊んだその部屋。大きくなるにつれ入る事はなくなった。来たのはいつぶりだろう。
そんな、…そんな懐かしむような心境に、なれないものが、寝台に横たわっていた。動く気配がない。]
(22) 2018/03/16(Fri) 18時頃
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、 え?
[もれた声は間抜けな響きだった。ドンを振り返る。また、レオの方を見る。 近くに行って、覗きこんだ。きょとんとした表情を浮かべたまま。]
レオ?
[声が返らない。胸が動いていない。呼吸音が聞こえない。顔色がやけに白い。自分の手から、いつ籠が落ちたのか解らなかった。 ぽっかりとした声色で呟く。まだ、彼が発症して、薬を飲んだのだ、という事実は頭の中でつながらない。]
なんで?
(23) 2018/03/16(Fri) 18時頃
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[聞けたろうか。発症だと。 ふふ、と少し笑い声すらもれた。]
うそだぁ、だって…ブローリンなのに。 うそ、…… それに。 レオ、昨日、だって、約束、したのよ。今日。 話したいことがあるって、言ったのよ?
こんな、…… そんな。 思わないわよ、こんな事。
[ゆるりと首を振って、長く細く息を吐く、息を吸って、自分の目元を押さえる。涙は、流れない。掌を握り締める。]
…ドン 私を思い切り一発殴って
[至極真顔で、静かな声で、そう伝えた。]
(24) 2018/03/16(Fri) 18時半頃
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[籠の中にはお弁当。お茶の入った水袋。 笑みのような響き>>25が聞こえてくる。]
痛いからいいのよ。 感情じゃ、…感情じゃ泣けない。 こんなに泣きたいのに。泣き方が解らない。
痛かったら、多分、泣けるもの。
どうして。 ……どうして?
[手の甲で、目元を押さえる。涙は流れなかった。開いた掌、黒く染まる痣は目立つ。]
私がかわりに、 なれればよかったのに。
(27) 2018/03/16(Fri) 20時半頃
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[泣けないなら泣かなくていい。 なかなくていい? なかなくて、… 思考が、ゆるゆると巡る。だけどどこにも辿り着けない。]
っふふ、 ドン殴ったら、私の手も痛くなりそうだから、 それはアリね。
[なんて、少し笑って。吐き捨てられる言葉に、頷いた。 その気持ちは凄く解るから。私だってそう言う。
痣は隠してない、気付かれると、掌を見おろす。]
そうなの。 そう、漸く私の番が、きたから、… だから、……
(30) 2018/03/16(Fri) 21時頃
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ブローリンの家にね、 薬を飲むの、楽しみにしてた。って。 飲む事になってうれしいって、伝えに来たの。
嬉しい人間もいるんだよって、 だから薬を、作り続けて、ほしい、って…それを…なのに、… 伝えたい相手が、いないなんて、うそよ
ねえ。ドンは大丈夫よね?おじさんもおばさんも、おじいちゃんも、 ねえ?
(31) 2018/03/16(Fri) 21時頃
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オーレリアは、ドナルドに詰め寄った。 声色は必死だ。
2018/03/16(Fri) 21時頃
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私の拳だって痛いかもしれないわよ?
[掌を握り締める。 いっそ本当に殴ってしまおうかと手に力を入れて。 向かって胸元、拳を突き出してみたけど、辿り着く頃には力は全部抜けていた。やっぱり、無理だ。だけど、…]
……、… ふ…
[俯いて、泣いたような気持ちになった。]
…父さんも母さんも、兄さんだって発症したわ。 ブローリンが長命の家系なら、うちは逆。 私にもいつか絶対この日が来るって思ってた。
[俺だけで、と言葉を止める。じゃあもしかして、彼は。 薬を飲みたかったんだろうか。 つまりは、死にたかったんだろうか。]
── そっちのほうが、なんでじゃない…。
(36) 2018/03/16(Fri) 22時頃
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オーレリアは、そう吐き捨てた。二人は無事で居てほしかった。無事だと信じていた。
2018/03/16(Fri) 22時頃
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[真剣な顔を、泣きそうな顔で見上げる。
へったくそな笑い方。何か隠してるのはバレバレだ。何年幼馴染みをやってきたと思っているのか。 それでも、言ってしまわずに隠そうとするという事は、本当に言いたくない事なのだろうとも、察せてしまったから。
…眉の端を下げて、笑った。]
嘘、むいてないわよ。
[そう返したけれど、それ以上の追及はせず、一言付け加えるだけだ。]
でも、信じる。
(37) 2018/03/16(Fri) 22時頃
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[─── そうして、俯いて。]
……レオと、二人にしてもらっても、いい?
[ぽつり、と。]
(38) 2018/03/16(Fri) 22時頃
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[それでも、待ってたのよ。 と呟くのは小さな声だ。周囲に誰かが居ても、きっとドンにしか伝わらない程度の小さな声。]
兄さんもそういうだろうなぁ、 私も、そう思う。
[理屈ですらない言葉に、返すのは一言だ。
お前はなんでもない、普通に生きていける。 先ほどいったドンの言葉を思い返すときっと色々見えてくるのだろうと思う。だけど、深く考える余裕もなかった。だから、]
…… ばか。
[とだけ。 何か思い悩んでいたことがあったなら、言ってくれたらよかったのに。そうは思うけれど、これは恐らくお互い様だ。 たぶん私とドンは、似ているんだと思う。]
(42) 2018/03/16(Fri) 22時半頃
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[正直な笑みに、ふふ。と今度はちゃんと笑い返して。]
嘘でもいいから、 信じたい事もあるわ。
[だから、ドンの掌も見ない。どうせ、私は今日が最期の日だから。都合のいい事を信じたまま、薬を飲めばいい。さすがに言葉にはしなかったけれど。
小さな返事が聞こえる。 ありがと、と呟いて見送った。
そうして、レオに向き直る。]
──〜〜〜… っ、…
[両手で顔を覆って、暫くの間。そこに佇んでいた。]
(44) 2018/03/16(Fri) 22時半頃
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[涙が出ない。 涙がでない、泣かなくても良いと、言って貰えたのに。 でも、こんなにも泣きたいの、こんなに、…こんなに!
ぅ、と嗚咽だけはもれた。
泣きたくない、泣きたくない、とずっと思っていた。 笑っていようとずっと思っていた。 でもこんなにも泣けなくなっているなんて思わなかった。
涙が出そうだった時の事を思い出す。
兄さんが死んだ時。 レオに抱きしめてもらった時だ。
フィルの宴にレオを誘った時。 あの時、同じように抱きしめられていたら、 私は恐らく大声で泣いていたのだと思う。
結局、私を泣かすのはレオなんだ。それなのに、居ないから。だから泣けない。とんでもない八つ当たりだと解っていながら、思わずにはいられない。]
(45) 2018/03/16(Fri) 22時半頃
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オーレリアは、セレストの事を思い出す。幸せそうなデートの話。
2018/03/16(Fri) 22時半頃
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本当は。 今日は、一日、楽しくすごす予定だったのよ。
だって最後の日だもの。 なのに、レオったら起きないんだから。
台無しよ。
今日、デートに誘ったら。 ……レオは、一緒にきてくれた? お弁当だって作ったのに。
[返らない言葉を待つような間。]
(47) 2018/03/16(Fri) 22時半頃
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…薬、飲むのたのしみだって言ったら、 レオも、おこった? さっきのドンみたいに。
でも、あれは希望の薬だもの。 もらえる事には、感謝しなくちゃいけないわ。
そうでないと、私たちは、 もっと酷い事になるのだもの。
[また、返らない言葉を、待つような間。]
(48) 2018/03/16(Fri) 22時半頃
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…、…… レオ、…
[待てども、待てども、返事はない。 大きく、長く、息を吐く。]
(50) 2018/03/16(Fri) 23時頃
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[もう一度、顔を覗きこもうと近くに行く。 寝台の傍のサイドテーブルに、たくさんのメモがあるのが見えた。
かさ、と広げてみる。 文字は読めないけれど、薬草の絵がかいてあったり、風景がかかれていたりしたから、これは弟にあてた知識のメモなのだろうと思う。
かさ、かさ。 彼が最後にかいていたもの。最期に残したもの。
その中に一枚だけ、文章だけのものがあった。>>4:90 それを見て、瞬く。]
(51) 2018/03/16(Fri) 23時頃
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オーレリアは、そのメモを、眺めている。
2018/03/16(Fri) 23時頃
オーレリアは、じっと、ずっと。暫くの間。
2018/03/16(Fri) 23時頃
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[メモを持つ手が、小さく震えていた。
文字をちゃんと読む事は出来ないから、このメモの真意は解らない。 だけど、解る文字はある。 ちいさい頃、文字の勉強をしているレオの近くで教えてもらった事があった。全部は無理だったけど、少しだけ。
それは、自分の名前だ。 レオの、ドンの、兄の名前だ。 ブローリンの名前だ。
だから、このメモに、私の名前>>4:91が沢山書いてあるのだけは解って、私に言いたいことが、ここに書かれているんだろう事は、想像できた。]
(52) 2018/03/16(Fri) 23時頃
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こえにだして、くれなきゃ、 伝わらないわよ ばか…。
(53) 2018/03/16(Fri) 23時頃
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オーレリアは、「嫌い、だいきらい、レオなんて、…」 ぽつり、呟いて
2018/03/16(Fri) 23時頃
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だいっきらい!なんだから!! そうよ、大嫌いよ、レオなんて。パティと結婚して幸せになっちゃえばよかったんだわ!そうしたら今頃跡取りなんて盛りだくさんで、きっと私宛にこんな、何が言いたいかもわからないメモ残して死ぬなんて事なかったのに!ばかよ、ばかばか!ばかばかばか! ブローリンなんでしょ!?
せめて私より… 私より長生き、…っ してよ………!
[最低な八つ当たりに嗚咽が混じる。手の甲で目元を拭う。拭っても拭っても、涙が止まらない。 メモを握り締めて、叫んでいるうちに、涙があふれてきて、あふれてきて、あふれて、きて、止まらなくて。 声が外に届いたかとかは、どうでもよかった。]
ううぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜…っ
[震える声が、口からもれる。 息を大きく吸った。吐いた。口を閉じる。ぐすっと鼻を鳴らした。]
(54) 2018/03/16(Fri) 23時頃
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私に黙っていったんだから、 やくそく、やぶったんだから。
私がそっちにいっても、ぜ〜〜ったいに、 くちきーてあげないんだから…っ。
[小さい頃みたいな子どもっぽい悪態をついて、ドンが置いて行ってくれた籠を拾う。お弁当は全部一人で食べるんだ。薬を飲んだ後に。
それでも片手は、涙を拭うのに忙しいし、まだ暫くは、ここに居たい。]
(57) 2018/03/16(Fri) 23時半頃
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― 魔女の家 ―
[暫くの後。コンコン、と扉を叩いて。 夢にまで見たその薬は、苦い苦い、*毒の味がした…*]
(58) 2018/03/16(Fri) 23時半頃
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オーレリアは、家の掃除をすました後は、池の畔で一人デートだ。
2018/03/17(Sat) 00時頃
オーレリアは、お弁当二人分を一人で全部食べた。すっきりした。
2018/03/17(Sat) 00時頃
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― → 自宅 ―
[クロックフォード家を出た後はお世話になっていた人に挨拶回りをする。 特に雑貨屋のティモシーさん。 カトリが毛糸を買いに来ることもなくなった、と嘆いていたばかりなのに、私までこんなことになって少し申し訳がなかった。やっぱり泣かれてしまった。
若い人から、いなくなってく、と。
その言葉には静かに笑って、 ティモシーさんは、長生きしてくださいね。 そう答えて、うちの在庫は好きにしてくださいと伝える。 パティには家の菜園やハーブを任せたし、ブローリンの家にも時々おすそ分けしてね、と付け加えて呆れた顔をされた。子供たちが面倒を見てくれるらしくてほっとした。 ブローリンの家…おじさんやおばさんには、この家を好きにしていいと伝えた。あげられるものが、それくらいしか私にはなかったから。 それで財産分与はだいたいおわりだ。]
(66) 2018/03/17(Sat) 01時頃
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[おでかけして、挨拶してまわって、 自宅に帰ってくる。
お茶を淹れて、食卓に着いた。 一人きりのお茶会だ。
最後の最後の、お茶会だ。 お弁当二人分はお腹に多くって、もうあれが、最後のご飯にするときめていた。]
(67) 2018/03/17(Sat) 01時頃
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ごめんなさい。
[誰にか呟く。]
ありがとう。
[もう一度、]
…── ごめんなさい。
[さらに、もう一度。]
(68) 2018/03/17(Sat) 01時頃
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