258 夏合宿はじめました
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……そうか、うん。 じゃ、行こう。
[ そう言って、屋上への道を行く。 普段なら、そこの扉は、施錠されている。 勿論、大地も知っていたけれど。
屋上への扉は、『開いている』。 直感が、そう囁いた。
がちゃ、とドアノブに手をかけ、一気に押す。 案の定……多少の抵抗はあったが。 その扉は、開いていた。 ]
(19) moumoureena 2018/07/25(Wed) 21時頃
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― 屋上 ―
……やっぱり、まだ暗いな。
[ 雲一つ無い夜空。少しの風を感じる。 ぐるりと見渡す。 夕季や英たちも来ただろうか。 これで、終わるといいけれど。
それにしても……。 当然の如く、屋上に来たことなどない、大地。 そこから見た景色は、大地が想像する以上に、 圧倒されるものだった。
……この下には、町や自然が広がっている。 まだ見えないけれど、それでもその事実を感じて、 なんとも言えない気分になっていた。
……空が段々濃紺から青に変わっていく。 夜明けは近い。 ]
(20) moumoureena 2018/07/25(Wed) 21時頃
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― 曙、それは ―
[ ……――怪奇の終わりを意味する。 肌に刺さる、朝の光を感じた、その瞬間。 大地は、東の空を見ようと、振り向いた。
夜明けの刻が、きた。
そう思い、東を見ると……。 ]
(21) moumoureena 2018/07/25(Wed) 21時頃
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[ 太陽を背に、逆光を受けて。 例の少年、『オスカーくん』が、そこに居た。 その顔は、曇り無き笑顔。 けれど、どこか寂しげに見えたのは、気のせいだろうか。
大地は、目を丸ませた。 ]
……おす、かあ。
[ そう呟いた声。 オスカーくんは、何も言わず。 太陽と重なるように、それでも光を受けて。 神々しい姿を、感じた。
風を受けて、オスカーくんの髪が、少し揺れる。 きっと、それは『別れ』を意味するのだろう。* ]
(23) moumoureena 2018/07/25(Wed) 21時頃
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[ オスカーくんが一瞬笑って、 そして、日の光を受けた、次の瞬間。 此処まで導いてくれた、七不思議の一つは、 空気に溶けるように、その姿を消していた。
大地は呆然と、オスカーくんが消えた、 東の方向へと歩を進め、そこからの景色を見た。
屋上からの景色。朝の光が射し込む町は、 何処にでもある、『普通の町』の景色で。 きっと、そんな光景は、世界中どこにでもある。 それは、理解っていたことだけれど。 ]
(62) moumoureena 2018/07/27(Fri) 01時半頃
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[ ――それでも、世界は、綺麗だった。 ]
(63) moumoureena 2018/07/27(Fri) 01時半頃
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……はは、は。 本当に、バカだな、俺。
[ 学校の成績、親からの期待。 優等生であろうとして、必死にすがりついていた自分。 だけれども、こんなに近くにあった、 意識もしなかったものが。 とても、愛おしくて、そして。
世界は、自分が思っていたより、 ずっと広くて、綺麗で。 こんな単純なことも、見落として。
すう、と、息を吸って。 ]
(64) moumoureena 2018/07/27(Fri) 01時半頃
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……オスカーくん!! ありがとう!!
[ 『普段』なら、絶対しない、 そんな屋上からの『叫び』。 人がいるのも、知ってるし、 恥ずかしいことやってる、ってのも、知ってるし。
けれど、こうやって叫んだ、大地の顔は、 曇りなど、なかった。
振り返れば、消えたたちも、『戻って』いて。 ]
……おかえり、みんな。 戻ろうか、あの日常(センター)に。
[ そう、呼びかけて。* ]
(65) moumoureena 2018/07/27(Fri) 01時半頃
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― そして、お昼 ―
[ 『信じてくれて、ありがとな。』 >>31 そう言ってくれた、英に、照れくさそうに笑い返したっけ。
そんな余韻に浸りながら、食べる、素麺。 なんか、若気の至りって奴かもしれないが、 今思うと大分恥ずかしい行動してたような……。
そんな思いを抱きながら頂く素麺。 薬味が効いてて、おいしい。 ……軽く現実逃避をしながら頂いていると。
爆弾投下され、俺は思わず英の方を見る。>>51]
(66) moumoureena 2018/07/27(Fri) 02時半頃
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……え、何。 来年の部長、英やるの?
[ 誰にも言ってないらしい。 と言うことは夕季はカマかけたか、知ってたか。 まあともあれ、この反応は、ビンゴということか。 ]
……ふぅん。 それは……いいと思う。 というか、確かにそうだな。 適任な気がする。
[ そう、肯定の言葉を投げかける。 勿論、誰がやってもよかったけれど、 英がトップに立つ、という事も、想像が容易い。 ]
(67) moumoureena 2018/07/27(Fri) 02時半頃
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……俺もいいと思うぜ、天宮部長。
たーだー、気がかりな点は無くはないよな。 突っ走っていく好奇心の強さ。 これが怪異相手だったら真っ先に取り込まれてるよな。
[ 実際、そうだったわけだけど、 まあズバリ指摘するのはやめておこう。 ]
……例えるならば、ブレーキのない車のようなもの。 優秀な『アクセル』を持っていても、 『ブレーキ』がなきゃ、どうしようもない。
[ そこまで言って、俺はみんなを見渡す。 ]
(68) moumoureena 2018/07/27(Fri) 02時半頃
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……オカルト研究会。部長と言う『アクセル』に、 副部長と言う『ブレーキ』。 きっと、部活としても素晴らしい効果になると思う。
……そして、ここに。 自分で言うのもなんだが、優秀な『ブレーキ』がいる。
オカ研の副部長。 英が部長をやるなら、立候補しようじゃないか。
……ま、そうは言っても実際は雑務とか書類仕事だろうけど。 英、そういうのあまり得意じゃなさそうだし、っていう理由もある。
どうだ?
[ そう、何気なく、英に問いかけた。* ]
(69) moumoureena 2018/07/27(Fri) 02時半頃
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……ふふ、ありがとう。 色々言ったけど、頼りにしてる。 オカ研を楽しくしてくれるの、英だと思ってたし。
[ そう言って、高く拳をかかげれば、 照れくさそうに、それに応じて、笑った。>>76 天地コンビ、だと言われるのは、後の話。 ]
……ああ、そうだ。 今のうちに、言っておこうかな。 俺、もう一つ目標が出来たんだ。 目標っつーか、野望かな。
[ そう言って、まっすぐな目で、見つめる。 ]
(105) moumoureena 2018/07/27(Fri) 22時頃
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……俺さ、作ってみたいんだ。 都市伝説や、伝承を調査して、まとめた、 いわば、『百物語レポート』。
いずれは一人で作って、本を出したいなって、 思っているけれどさ。 まだ、分からない事も多いから。
だから、副部長やりながら、色々やってみたいんだ。 もちろん、部としての活動だから、 英や、みんなも協力してほしいんだ。
(106) moumoureena 2018/07/27(Fri) 22時頃
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それとさ、こういうオカ研の『活動の証明』。 多分、部を存続させる為に必要になると思う。
[ なにせ、オカ研とは活動形態すらあやふやなもの。 教頭や教師や生徒会が、もしかしたら、 オカ研自体を潰しに来るかもしれない。 ]
もし、活動してますか、って訊かれたら、 こういうの渡せばいいと思うし。
……もちろん、よければ、の話だけど。 俺が言い出したことだし、俺も勿論、参加するよ。 構想とか、考えるの、楽しいし。
[ どうかな、と問いかける。 『百物語レポート』……。それは、部活として、 そして、未来の自分の夢として、 完成させてみたいものになったのだった。* ]
(107) moumoureena 2018/07/27(Fri) 22時頃
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― 春 ―
[ それは出会いと別れの季節。 落ちに落ちまくっていた成績も。 現代文や英語・歴史はちらちらと回復して。 それでも、今までの悩みを、一つ越えた大地は、 1年経って、少しだけ眉の皺も表さなくなった。 ]
一時はどうなることかと思ったけれど。 良かったな、呼び込みの効果があって。
[ 呼び込みに関しては、上手い売り文句は苦手なので、 大分英に任せてしまったが、英は上手くやったらしい。 すごいなあ、英、と思った。 >>79 どっかから持ってきたのだろうか。 ]
(108) moumoureena 2018/07/27(Fri) 22時半頃
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[ そして、近いうち聞かされる、『もう一人の副部長』の話。 一瞬驚いたが、成る程、と思った。
そういえばあの時、『オスカーくん』の案を 出したのは、夕季だっけか。 ]
そうだな。俺も副部長2人は助かるよ。 女子部員、増えたしな。
[ そう言って、くすりと笑う。 きっと、彼女はどんな顔をするだろうか。 ]
(109) moumoureena 2018/07/27(Fri) 22時半頃
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……ふふっ。
[ 一連の流れを聞いて、大地はくすり、と笑う。 夕季の返事に、一瞬ドキっとしたが。 いや、そういえば言ってなかったな。 意図的に意地悪したわけじゃない……が。 ]
そうだな、就任おめでとう。 なんか、こうして正式に就任した、って言われると、テンション、ちょっとあがるよな。
[ そんな台詞を返した。 で、『名前』で言われた時、大地は目を見開く。 ]
……え、これ、俺も言う流れ……。 いや、う、うん。
心、英。 今後とも、よろしくな。 ……くぅ、『心』、だって。すげえ恥ずかしい……。
[ そう言って、顔を真っ赤にする、副部長だった。* ]
(110) moumoureena 2018/07/27(Fri) 22時半頃
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― そして ―
[ 数年後、とある、雑誌にて。]
「そうですね、『百物語レポート』の始まり。 それを語る為には、まず私の高校生の時の話をしましょうか。
百物語レポート、第一巻、第一話。 本当に最初の話は、これにしよう、と、 決めていたんですよね。
私が出会った、少しだけ、不思議な、夜の話を……」
[ そこから始まる、インタビュー雑誌。 それを書いた人物の、名前は――…… **]
(120) moumoureena 2018/07/27(Fri) 22時半頃
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