266 十二人の( )こどもたち村【R15】
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[>>25集合!と明るい声が部屋に響く。 あたしはすぐに向かおうとして、それからはたと気がついて焦った声を出した]
ちょっと待って、30秒だけ!
[だってあたし、メイクぐしゃぐしゃじゃん! ダメダメ、せっかくの記念なら綺麗な姿で映りたい。 荷物の中から、手鏡を取り出して]
……あれ?
[あたしの顔に、新色のリップはあんまり似合ってない気がした。 白すぎるファンデも、ラメの多いシャドウも。
なんていうか、すごく。 「子供が背伸びしてがんばってます」って感じ]
(57) kaisanbutu 2019/02/23(Sat) 21時頃
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[クレンジングシートを取り出す。 唇を拭けば、薄桃の唇があらわになった。 頬を拭けば、雪のように白い肌があらわになった。
鎧みたいなメイクを、ぜんぶぜんぶ、拭き取って]
……いつもあたしはかわいいけど、 今は、とっくべつ美少女かも!
[そう言って、ぴょんっと椅子から飛び降りたんだ]
おまたせ!*
(58) kaisanbutu 2019/02/23(Sat) 21時頃
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[あたしたち、たとえば。 不老不死で永遠の健康が約束されててお金がなんてあってもなくてもどうでもよくていい友人と家族に囲まれて自由で明日に意味もなく期待できて、幸せなら。 ……誰も死のうなんて思わなかったのにね。
(もしかしたら、天国ってそんな感じなのかな)(……なんてね)]
あははっ!なぁにそれぇ。 はのんちゃん、おっかしいのぉ。
[バター、というかけ声にころころ笑いながら。 あたしは誰が手を上げて誰が手を下ろしたままだったかを、頭の中で噛み締めていた。
あたしは最初から死にたくなかった。 けど、死にたくなる前に、死にたかった。 世界にまるっきり絶望して、苦しんで苦しんで苦しんで「死にたい」と心から思えるようになるのが、怖かった。
けど、同じフレームに収まった子達の中には、その絶望を噛み締めた人が必ずいるんだ。
そう、たとえばあたしの隣にも]
(92) kaisanbutu 2019/02/25(Mon) 01時頃
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……ヒナコ。
[死ぬの、邪魔してごめんね。 喉元まで出かかった言葉を呑み込んで、人をからかうときの悪い顔でにっと笑う]
ステキな彼氏だね! 手なんか繋いじゃって、やるなぁ!
[言ってやれば、毒舌なでぃくんのキョトンとした顔くらい拝めるかな?]
(93) kaisanbutu 2019/02/25(Mon) 01時頃
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ねぇ!あたしにも写真ちょうだい!
[絶望から逃げる機会を、今日あたしは邪魔をした。 ヒナコだけじゃない。兄にも、今日死にたかった人全員にも。 思えば、背中に重いものがおぶさって「お前はひどい女だ」と責めてくるような気持ちにすっぽりと覆われる。
けどそんな気持ちは、きっと日々の中で薄まってしまう。人は忘れる生き物だから。 それを少しでも遅らせたくて、遅らせなきゃいけない気がして。
>>41あたしはわざとらしいくらいに明るく声を上げて、ウツギくんたちに駆け寄った]**
(94) kaisanbutu 2019/02/25(Mon) 01時頃
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ノッカは、ヒナコにむぎゅうをお返しした。
kaisanbutu 2019/02/25(Mon) 01時頃
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[赤くなったヒナコをクスクス笑えば、意地悪だと思われただろうか。 赤いほっぺがリンゴみたいで、カワイイ。 こんな気持ちで笑うのなんて、いつぶりだろう]
ウツギくん、連絡先教えてよ。 病院行くときホームページにメールするわけにもいかないでしょー?
[そんな気軽な声で、おねだりした後。 ひとり、ふたりと、人が地下から出ていくのをなんとなしに見ていた。
みんながこの先どうなるのか、あたしは神様でも天使でもないからみんなを付きっきりで見守ることはできない。 もっというなら、まだあたしは病院に言ってないからこの先自分の病気が治るのかも知らないし。 そもそも、小さい頃ならともかく、今のあたしにはもう神様なんていないのだ。
それでも]
(124) kaisanbutu 2019/02/25(Mon) 20時半頃
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どうしたの?ヒナコ。
[>>101あたしは、一人の女の子の幸せを願えた。 男の子と病院に行く約束をした。兄に死ぬなと言えた。
さようなら、ひとりぼっち。 こんにちは、世界のみんな]
(125) kaisanbutu 2019/02/25(Mon) 20時半頃
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……こちらこそ。 ついてきてくれて、ありがとう。
[あたし働くよ。バカだけど、がんばるから。 ちゃんと病院にも行くし、もう保険証ないからって言い訳して逃げない。 絶対に、この手を離さないから]
一緒に、幸せになろうね。
[細くて折れそうなヒナコの手を、ぎゅっと握り返した。
さあ、どこに行きたいか一緒に考えよう? いくつでもいいよ、どれだけ遠くても構わない。
あたしたちに、時間はたくさんあるんだ]**
(126) kaisanbutu 2019/02/25(Mon) 20時半頃
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−世界と再接続した夜のこと−
[自宅のタンスの中から、お気に入りのワンピースを取り出して。 シワになるのも構わず、リュックに突っ込んだ。他の服もおんなじに。 いつも使ってる化粧鞄は中身も見ずに入れてしまう。 溜め込んだ貯金箱、スマホの充電器、ヘアムース、それからそうそう、つぎはぎだらけのテディベアも。 リュックに入らないものは、どこかで買えばいいや]
……。
[お母さんは起きて、あたしに背中を向けてずっとテレビを見ていた。 けども、あたしの様子を窺ってるのがひりつくほどに分かった。
じいい、とリュックのジッパーを閉めて。 あたしは、お母さんの背中へ正座して向き直る]
お母さん。
[びく、と肩が跳ねたのが見えた]
(227) kaisanbutu 2019/02/26(Tue) 21時頃
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……今まで、この家に置いてくれて、ありがとうございました。
[あたしの顔を見るのが辛い日もあっただろうに、お母さんは一度もあたしを攻撃しなかった。 あたしは帰りたくないと泣かずに済んだ。 それだけは、感謝しなければいけないといまなら思えたから。
両手をついて、深々と頭を下げる。 お母さんは相変わらず、テレビを見ていた]
(228) kaisanbutu 2019/02/26(Tue) 21時頃
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[あたしはマフラーを二本持って、玄関に向かう。 その背中に、久しぶりのお母さんの声が聞こえて。
あたしは思わず振り返り、それから。 ……完璧な笑顔で、笑ってみせた]
やだな、謝らないでよ。 ……謝られたら、許せないあたしが悪いことになるじゃん。
[ノッカちゃんは、たまに酷く怖い笑い方をするね、と。 いつだったか、お客さんに言われたことを思い出した]
絶対に、許さない。
けど、忘れてあげる。 ……だからお母さんも、忘れていいよ。
(229) kaisanbutu 2019/02/26(Tue) 21時頃
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ヒナコ、おまたせ!
[持ってきたマフラーを一本、彼女の首にかけて。 あたしは、少しだけ泣きそうな笑顔で笑った。
さあ、こんな寒いところじゃなくて。 もっともっとあったかいところで、夜を過ごそう**]
(230) kaisanbutu 2019/02/26(Tue) 21時頃
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−日向を望む花のこと−
[夜ご飯はヒナコと食べたかったから、昼に働こうと思った。 中華料理屋のアルバイトを見つけたのは、そんなときだ]
はーい!餃子と生一丁!
[男連れで病院に行ってから、保険証なくても診察が受けられると知ってビックリして。 看護婦さんやお医者さんが親身に保険証の発行の仕方を教えてくれたことにビックリして。 あたしの病気がなんでもない普通の人でもかかる病気だと知ってビックリした]
えっ、違う?えー、おじさんいつもこれじゃん! なになに、ダイエットー?
[そんな驚きも、日々に埋もれていくほどに忙しくて。 大変で、楽しい]
あっ、てんちょーおかえりなさい! じゃああたしも休憩してきまーす!
(235) kaisanbutu 2019/02/26(Tue) 22時頃
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[商店街のならび、ずっと行くと 角に小さなお花屋さんが、ある>>208
植物に囲まれたヒナコは、日向でキラキラ光ってるように見えた]
ひーなこっ。
[ひらひら、と手を振って。 ヒナコが今日忘れていったお弁当を見せれば、慌てた顔が見られるかな。
あたしは人をからかうときの悪い顔で笑って、それから]
ね、店員さん。 同じ家に住んでるカワイイ女の子に贈るに相応しい花を教えてくださいな?
[ふんにゃり甘えた声を出すの]
(236) kaisanbutu 2019/02/26(Tue) 22時頃
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[ああ、あたし。 いつの間にこんなあったかいところに出られたんだろう。
こわい。 こわいな。
慣れてないものは、こわい。 うっかりすると、逃げそうになるくらい。 だから、何度も自分に言い聞かせよう]
(237) kaisanbutu 2019/02/26(Tue) 22時頃
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*あたし可愛いけど、幸せになってもいいじゃん! 可愛いのは、もうどうしようもないことなんだからさ!*
(238) kaisanbutu 2019/02/26(Tue) 22時頃
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