266 十二人の( )こどもたち村【R15】
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[静かな空間に響いたウツギの言葉>>11>>12を 真一は下を向いたままに噛みしめる。
昨日と今日で、真一の置かれた状況が 変わったかと言われれば、否。 向けられるカメラや視線を遮ることは出来ないし 明日からは事務所からの監視も厳しくなるだろう。
けれど、夢の終わりくらいは、自らの手で。 それまではきっと、上向真一が死ぬことは無い。
なんなら、関西弁の王子様とかもえぇんちゃうかな。 なんて考えて、一人で口元に笑みを浮かべた。 それはまた、別の話だ。]
(64) ふゆのひと 2019/02/24(Sun) 17時頃
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[何気なく電源を入れたスマホには 恐ろしい数の着歴が届いていたので 慌てて携帯を機内モードに戻す。
俺は何も見なかった。自分にそう言い聞かせながら、 飛んできたお節介>>23に、困ったように頬を掻いた。 案外、思っているより自分は 知られていないんじゃないかなとすら思いそうになる。]
えぇ、まぁ、それなりに。
[煙草のことは、どうか忘れていただければ、と 真一は複雑な笑みを浮かべた。
写真を撮る>>25と笑いながら、 自らは写ろうとしないはのんの 上げられなかった手を見ていた。
つまり、そういうことなのだろう。]
(65) ふゆのひと 2019/02/24(Sun) 17時頃
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[当然のように指定された立ち位置>>34は 1番>>39の隣くらいだったと思うので、 金髪の後ろにピースサインを生やしておく。 鬼に見えるか、ウサギに見えるかは見る人に任せておこう。
マイナーな掛け声>>26をガン無視して、 王子様のような微笑を浮かべた真一は、 向けられるカメラが無くなってもなお、 暫し、その場に立ち尽くしていたと思う。]
(66) ふゆのひと 2019/02/24(Sun) 17時頃
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[何事か考えるように口元を押さえていた手を ポケットへと突っ込んで。 そうして、多目的室を後にする。
階段を登りながら、眺めた窓の向こうは 少しずつ、夜を迎えようとしていた。]
(67) ふゆのひと 2019/02/24(Sun) 17時頃
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―屋上にて―
はのんさん。
[殺風景だな、というのが真一の第一印象だった。 フェンスの途切れた部分に、危ないなと思い。 その部分に腰かける少女>>47に声をかける。]
お邪魔してすみません。
煙草を吸いに来たんです。 しばらく、吸えないと思うので。
[つい先ほど止められたばかりの白い箱を 真一は軽く振って見せる。
生憎、長生きとかそういうのには興味がないし もし、彼女が“そう”するつもりなら、 スキャンダルになるはずもない。そう思った。]
(68) ふゆのひと 2019/02/24(Sun) 17時頃
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[バニラの香りがしない煙を吐き出す。 苦いな、と真一は思った。でも、嫌いな味じゃあない。]
……死ぬつもり、ですか?
[暫し黙り込んだ後、意を決した真一は 座ったままの背に向って言葉を発した。
止めに来たという訳じゃない。 それほどの確固たる決意もなく、 けれど、見なかったフリをするのも釈然としない。
生きている彼女に、話を聞きたかった。 ただ、それだけの理由。**]
(69) ふゆのひと 2019/02/24(Sun) 17時頃
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[>>72断る理由はない。 片方の手で白い箱を差し出して、 もう片方で王子様らしい仕草で 恭しくライターを差し出した。
さて、初めての煙草の感想はどうだったろう。 真一は細く煙を吐き出しながら、 へらりと緩く笑ってみせる。
これなら、受動喫煙もへったくれもありゃしない。 あからさまに危なそうなフェンスからは、 少し距離を取って、 真一は彼女の隣に腰掛ける。]
(76) ふゆのひと 2019/02/24(Sun) 23時頃
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きっと、次に吸う時に、 はのんさんのこと思い出しちゃいますね。
君は知らないみたいですけど、 僕、案外有名人なんですからね。
[光栄に思ってください、と 冗談めかした調子で彼女に笑いかけた真一は (やっぱり薄いな>>0:159)なんて感想を抱きつつ 再び煙草を咥えた。
次に吸うのは、 世間様に認められる年齢になってから。
それまでに夢を終わらせることが出来るのか 或いは、その後も続いていくのか。 そればかりは真一にも分からない。]
(77) ふゆのひと 2019/02/24(Sun) 23時頃
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[煙を深く深く吐き出して 少しずつ暗くなりつつある空を見上げた。
煙草を吸い終わったあと、 彼女がどうするつもりなのか。 返答代わりの要求が何よりの答えで、 それを察せない程に真一も馬鹿じゃない。]
……僕に出来ることは、 何も、ありませんか?
[口に出した問いかけは 彼女の為でなく、自分の為のもの。
死にたいと思う気持ちも理解出来るし、 かといって、見なかったフリを出来るほど 冷淡な人間でも無いらしい。]
(78) ふゆのひと 2019/02/24(Sun) 23時頃
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[あの時、何も出来なかったのか。 どうしようも無かったのだろうか。
死人に問いかけたところで 答えが得られるはずもない。 だから、彼女が生きているうちに問うことにした。 自分が後悔しないために。
ここに来た理由は そんな自分勝手なものが全てなので、 自分はやっぱり、王子様とは程遠い。**]
(79) ふゆのひと 2019/02/24(Sun) 23時半頃
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そりゃあ、煙ですからね。 チョコみたいな味はしませんよ。
[どうやら、初めての煙草>>84は お気に召さなかったらしい。 文句は受け付けません、とばかりに 真一はすまし顔で耳を塞いで。
そうして、はのんと顔を見合わせて、 くく、と笑い声を漏らした。]
これ、さっきのとは別の煙草なんです。 僕は嫌いじゃないですけどね。
[付け足して、短くなってきた煙草の灰を落とす。 床に落ちたそれは、風を受けて何処かへと消えていく。]
(111) ふゆのひと 2019/02/25(Mon) 15時半頃
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[さっきとは違い、はっきりと返ってきた拒絶>>87に 真一はそうですか、とあっさりと頷いた。
所詮は今日会ったばかりの他人だ。 死を引き留めるような熱意も 相手の生を引き受ける覚悟も持ち合わせていない。
そうして、煙草の火を消して、 出番のない王子様は潔く舞台から去るのが きっと正解だった。物語の中であれば。]
(112) ふゆのひと 2019/02/25(Mon) 15時半頃
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[けれど、真一は王子様ではないので 隈をなぞる指>>90を振り払うことはしなかった。
いいんですか?と問いつつも、 素直に好意に甘えることにした。]
では、失礼して。
[宙ぶらりんになっていた脚>>91が 此方を向いたことに何となくほっとして、 おずおずと彼女の脚に頭を預ける。
案外、悪くないと思った。 強いて言うなら、もう少し肉をつければいいのに、と 見上げた彼女の顔も良く見えたので、 真一はなんだかおかしくなって、 くくと笑い声を漏らした。]
(113) ふゆのひと 2019/02/25(Mon) 15時半頃
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[自分の部屋のベッドに比べれば、 地面は固いし、頬に当たる風は冷たい。
それでも、窓の外から聞こえる黄色い声とか、 カメラのフラッシュとか、おっさんの怒声とか、 そういったものはどこにもなかったので 真一は安堵したように瞼を閉じる。
子守歌を聴くのなんて何年ぶりだろう。 ましてや、膝枕なんて。
きっと、世の男子に自慢したら羨ましがられるだろうが、 生憎、真一に友人らしい友人はいない。 ので、このことは彼女と自分だけの秘密になるのだろう。]
(114) ふゆのひと 2019/02/25(Mon) 15時半頃
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[眠りたい。そう考えて真一はここに来た。 だというのに、重くなってきた瞼が疎ましいと思う。]
……僕が眠ったら、 気にせず、かえっていい、ので。
[もごもごとそれだけ告げて、押し黙る。 これ以上起きていたら、 余計なことまで言ってしまいそうだったので、 真一は、襲い来る睡魔に身を任せることにした。
その最中、縋るように彼女の服の裾を摘まんだのは、 きっと、屋上の肌寒さのせい。**]
(115) ふゆのひと 2019/02/25(Mon) 15時半頃
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[きっと、起きた時には、 彼女はいなくなってしまっているだろう。 そう思いながら、目を閉じた。
彼女の決断を止めるつもりはない。 今日会ったばかりの他人に、その資格はない。
そのはずなのに。
どうか、かえらないでほしい。 引き留めるように、微睡みの中、 真一は彼女に手を伸ばした。]
(150) ふゆのひと 2019/02/26(Tue) 10時頃
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[――心地いい眠りから真一を引き上げたのは、 耳元で聞こえた叫び声>>141だった。
がばりと身を起こして、殺風景な屋上を見回してから、 声の主に目を向ける。
いるはずのない人が、そこにいた。
ぼんやりとしていた意識が、一気に覚醒する。]
(151) ふゆのひと 2019/02/26(Tue) 10時頃
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はああああああああああ!?!?!?!?!?
[そうして、負けず劣らずの絶叫を 夕暮れ空に響かせた。 遠くの烏がばさばさと飛び立つ音が聞こえた。]
(152) ふゆのひと 2019/02/26(Tue) 10時頃
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[突然の自己紹介>>143に目を白黒させながらも 数時間前と同じように、真一は小さく頭を下げる。]
えぇと、シンイチです。僕の名前。 上向、真一。
[一体何が起こっているのだろう。 いや、そんなのはどうでもいい。]
(153) ふゆのひと 2019/02/26(Tue) 10時頃
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[真一は「失礼します」と断りを入れてから 目の前のはのんの頬へ手を伸ばす。
温かい。生きている。
彼女の身体が透けてもいないことを確認して、 そうして、ようやく真一は 安堵したように、深く深く息を吐きだした。
腕を伸ばして、はのんの華奢な身体を抱きしめる。 多分、今にも泣きだしそうな顔をしていた。]
(154) ふゆのひと 2019/02/26(Tue) 10時頃
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……よかった、です。 君が、生きててくれて。
[何を言っているんだろう、と そう思うだろうか。 真一からすれば、お互い様なので 勘弁してほしい。
自分に、こんなことを言う資格はない。 終わらせたいという切実な想いを、 他人の身勝手さで遮るのは横暴だ。分かっている。
それでも。 ――もっと、話していたい。 ――もっと、彼女のことを知りたい。 優しい子守歌>>144を聴きながら、そう思ったのは 紛れもない事実だった。]
(155) ふゆのひと 2019/02/26(Tue) 10時頃
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僕に出来ることなんて、ないかもしれません。 けれど、君の力になりたいんです。
[彼女がどんな顔をしているかは分からない。 けれど、どうか逃げないでほしい。
奇しくも、初めて会った時>>0:123と 同じことを思いながら、 真一は、彼女を抱きしめる腕に力を込める。**]
(156) ふゆのひと 2019/02/26(Tue) 10時頃
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[服越しでもはっきりと感じ取れる 体温と鼓動>>180に浸るように、目を閉じて 抱きついてきた彼女の背>>184に腕を回す。
華奢なその身体が、何処かに行かないでほしい。 空に還らないでほしい。心からそう願った。]
(202) ふゆのひと 2019/02/26(Tue) 19時半頃
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[真一が出来ることなんてそう多くはない。 それでも、今、彼女が握りしめている>>179 スマートフォンの代わりくらいにはなりたい。 そう思う。
記録のためじゃなく、望む景色を写真に残そう。 絶望を突き付ける代わりに、希望を与えよう。
きっと、それくらいなら苦にもならない。 だって、自分は――]
(203) ふゆのひと 2019/02/26(Tue) 19時半頃
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僕、ドームを満員にするくらいの アイドルなんですからね。 忘れたくても忘れられないくらい、 楽しい夢を見せてあげますよ。
だから、もう、死にたいなんて 思わないでください。
[自分、相当恥ずかしいこと言っとるなと 内心で思いつつ、 真一は何食わぬ顔で微笑んでみせた。
少なくとも、今日、この場で 彼女が飛び降りるような真似だけはさせない。 きっと、いや、絶対に。]
(204) ふゆのひと 2019/02/26(Tue) 19時半頃
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[多分、その帰路でのこと。 電話越しのマネージャーにどやされながら 禁煙しよう、と改めて真一は思う。
眠ってしまう前の、優しい子守歌を、 あの屋上でのやり取りを思い出すのは、 彼女が、彼女らしく生きられるようになってから。 きっと、それからでも遅くない。**]
(205) ふゆのひと 2019/02/26(Tue) 19時半頃
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―春・某番組にて―
[そうなんです、と、カラフルなセットの中で 上向真一は大仰に頷いた。]
見ている人たちを幸せに出来なくて、 何が王子様だって思うんです。
だから、今回のライブは、 君を笑顔にするために頑張ります。
絶対、忘れられない景色を見せますので――
[見に来てくださいね、と 王子様は画面に向って手を振った。 その向こうの誰かへ届くように。]
(258) ふゆのひと 2019/02/27(Wed) 00時半頃
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―自宅にて―
[ 『AM10:00〜AM11:00@9ch【アサナンダヨ】 PM7:30〜PM8:00@15ch【プリンスの家】 見てくださいね!』
日課のメッセージを送信したのち、 真一はそそくさと身支度を整える。
数週間前に引っ越したばかりの新居は 何せ15階なのもあって、静かだった。 今のところ、カメラのフラッシュや視線とも 無縁の日々が過ぎていて、 少しずつ、眠れる夜も増えて来た。
出来れば、末永くこの日々が続きますように。 真一は切にそう願う。引っ越しは案外大変なのだ。]
(259) ふゆのひと 2019/02/27(Wed) 00時半頃
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[とはいえ、今日はオフであったので、 真一が向かうのはきらびやかなスタジオでなく 別の場所だ。
エレベーターの鏡の中、マスクとキャップ帽で 顔を隠した男が写って、真一はマスクの下で ふふと笑みを零した。
不審な人影も見当たらないので、 騒ぎにならない限りは、 今日は平穏に過ごせるだろう。多分。]
(260) ふゆのひと 2019/02/27(Wed) 00時半頃
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[出来れば、今日は不審者と叫ばないでほしい。 或いは、それも“昨日までと同じ”と 安心するべきなのだろうか。
まぁ、そんなことはどちらでもいい。 真一は思う。
君が今日もこの世界に留まってくれている。 そう考えるだけで、胸の辺りが温かくなる。]
(261) ふゆのひと 2019/02/27(Wed) 00時半頃
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